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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
[396]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:05:28 ID:??? ★翼 ブーストサイクロン 89( スペード4 ) +( 3 + 3 )=95★ ★門門 ブロック 74( ハートK ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1→2)+(餅はさみブロック+6)=89★*吹飛無効! ★フハハジーチャ ブロック 85( ハートK ) +( 4 + 2 )+(人数補正+1→2)=93★*吹き飛び&減衰! ★伯疲レイ ブロック 79( ハート8 ) +( 6 + 2 )+(人数補正+1→2)=89★*吹き飛び! =2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。 ★翼 ブーストサイクロン 89( スペード4 ) +( 3 + 3 )+(減衰−1)=94★ ★早苗 イリュージョンフェイス 78( クラブ2 ) +( 4 + 4 )=86★*吹き飛び! ≧2→翼、同点に持ち込む!そして…… -------------------------------------------------------------------------------------------------------- これからの早苗との勝負で自らの意志を示すにあたり、挫折を乗り越え 再びサッカーと生き抜く決意を蘇らせたサイクロン以外にありえないと、翼は考えていた。 翼「(だが、それで早苗ちゃんに届くだろうか?)」 ただ、翼は奏して手に入れたサイクロンの威力を楽観視はしていなかった。 過去の結果から見ても彼のためらいは分かるであろう。 ドイツ戦とブラジル戦では完膚なきまでにキーパーに止められ、イタリア戦ではそのキーパーにさえ届かなかった。
[397]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:08:03 ID:??? 翼「(もっと強く、もっとはっきり、このシュートに俺の全てを撃ちこむんだ!どうすれば…)」 岩見を抜き去り、ゴールへ走りながら考える中、ピカリと翼の頭に閃きがうかんだ。 翼「山森、ピンポイントパスですぐ俺に戻すんだ!」 そうだ、何も迷う事は無い。ただ全力でシュートを撃てばいいんだ。 山森「え?は、はいっ!」 意図のわからぬ指示に戸惑いながらも、後方の味方は翼へ回転のかかったパスを出す。 翼「(サイクロンの撃ちだしは強烈なスピンがかかったボールが必要だ、逆を言えば スピンがかかってさえいれば、誰がスピンをかけようと関係ない!)」 ちらりとボールを一瞥した後は振り向くことなく、シュートを撃つ構えを取りはじめる。 ギュウウウウン! 翼の足元に吸い付かれるように、回転のかかったボールがくる。 翼「(行くぞ早苗ちゃん、これが……)」 シュートを放つ先に映る乙女に向け、叩きつけるように視線を放った。 翼「(これが……俺だあああーっ!)」 ブギュギュギュグワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
[398]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:10:00 ID:??? 門門「(やはりこれは、ただのサイクロンじゃない!速い!)」 門門をはじめとしたきれぼしJAPAN守備陣はまず、撃ちだされてすぐにこのサイクロンの異常なまでのスピードに目を剝いた。 サイクロンはその名の通り、螺旋軌道を描くシュートである。その特徴上、 物体としてのボールの運動ベクトルはゴールへと向かう縦軸方向のみならず、横軸や高度軸にも分散される事になり、 直進速度そのものは遅くなってしまうといった欠点があった。 だが、翼が撃ちだしたブーストサイクロンは違っていた。ヒールで回転をかける手間を無くし シュートに専念できるようになった事に加え、味方からのパスの勢いを加えているのだ。 グズガガガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! 衝撃波を伴った竜巻は周囲のフィールドの芝生はおろか、その下の土までえぐり取り、ゴールへと荒れ狂いかかってきた。 グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! バッ! ガアッ! グゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! 門門「(ま、まるで歯が立たない!)」 それでもこの暴風を鎮めるべく門門は飛び出したが、竜巻に巻かれる木の葉のように、 全く相手にもならないであろう事を瞬時に悟った。 門門「(せめて、少しでも取りやすくしなければ!ふんっ!)」 丹田に全身の力を籠めながら体をねじり、少しでも後続のDF達が受け止めやすい軌道へと修正する事に全力を尽くす事にした。 その甲斐あって、ほんのわずかではあるが、高度面方向の移動を受け取りやすいものにさせる事に成功した。
[399]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:11:24 ID:??? フハハジーチャ「(うーん門門はいいぞ!後はパワーだ!どんなシュートだろうと、力で勝れば止められるわい!)」 後に続くフハハジーチャも、門門に続きこの狂暴なるサイクロンを収めんと飛びかかった。 ブロック能力だけでいえば、世界一のブロッカーと称するに足る彼は 素早く飛び込んで、荒れ狂うボールへ胸を届かせる事ができた。 ググアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! フハハジーチャ「(もっと力をこめろ!パワーだ!パワーだ!パワーだ!)」 バギイイイイイイン!! バグマシーンによるブロック特化改造と集中的な特訓の甲斐あって、ボールに触れた瞬間は、 ボールに触れた瞬間だけは、ボールを胸に収める事ができた。 日向「(な、なにぃっ!あれでも駄目だってのか?!)」 葵「そ、そんなっ!」 山森「(あ、あんなシュートを止められるなんて、もう打つ手なんてないんじゃあ……)」 伯疲レイ「(あいつ、なかなかやる。奴に止められぬシュートなど、ありえぬな)」 ホホッモモ「(一瞬ヒヤッとしたけど、何とかなりそうね)」 バチスタ「はっ、お前がこのチームから点が取れるものかよ!」 周囲にいたフィールダーも、フハハジーチャが新しいサイクロンを見事封じたものと見ていた。
[400]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:12:47 ID:??? フハハジーチャ「ふぬっ、ぐうっ!(な、なんてパワーじゃ!このままじゃいかん!)」 そうでないと気付いていたのは実際にサイクロンに向かっていたフハハジーチャと、 翼「(俺の全てをかけたサイクロンが、お前ごときに止められるものか)」 フィールドに嵐を巻き起こした翼の2人だけであった。 加速度が通常のサイクロンよりも高いこのブーストサイクロンに、人間風情が適う訳がない。 まるでボールもそう主張するが如く、あふれんばかりの推力でフハハジーチャを引き剥がし始めた。 フハハジーチャ「(パワーだ!パワーだ!ぱわ……)パすすすすすすをアアアアア!」 フハハジーチャの奮闘空しく、天高く吹き飛ばされてしまった。 ただ、全力の突入でわずかに勢いを減したのは、彼にとってわずかな救いとなった。 だが残る伯疲レイにとっては、その程度では全く救いにならなかった。 伯疲レイ「(止めるのじゃ、止めるのじゃ、止めるのじゃ!)」 一心不乱という言葉が生ぬるいほど、鬼神のごとき荒れ狂った顔となって、全身をボールへと叩きつけたが、 グゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! 伯疲レイ「止める……のぢゃーーーーーッ!」 抵抗などなかったかのようにボールは突き抜け、伯疲レイも前任者と同じく宙を舞う事になった。
[401]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:15:09 ID:??? 屈強なDF達を薙ぎ散らす大嵐に対し、早苗はただ棒立ちのまま向かい合っていた。 顔も先の1対1の時と異なり、いささかの怪異的な変化は見られない。 まるで顔が大切な相手に対し小細工を弄するのを拒んでいるかのように、早苗の顔は可愛く、優しい顔のままでいた。 早苗「(……そうか!)」 だが心中は目の前の嵐に負けぬ程激しく動いていた。 ただ一心にシュートを撃ち出す翼を見て、「分かった!」と叫んでいた。 早苗「(翼くんがサッカーをしているのは!)」 翼が撃ち出したブーストサイクロンに対し、あらん限りの力を出して、飛び込んでいく。 早苗「(限界を超えた先の世界が知りたいからだ!自分の感情なんか 遥か彼方にかけ離れた、新しい世界が知りたいからだ!)」 バンと衝撃が体中を瞬時に駆けめぐる。 衝撃が胸を叩き、雑念を消し、固まった執念を吹き払って、 早苗に決心を抱かさせた。 グバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! バアアアアン! 大嵐に負け、ボールと共にゴールへ向けて空を舞っている間も、早苗の感動は一層輝きを増していた。 早苗「(翼くん!あなたはやはり私の愛する人でした!)」 髄にまで決意そのものになりながら、ボールと共にネットを突き破り、壁へと叩き付けられた。 全日本 1−1 きれぼしJAPAN
[402]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:16:52 ID:??? ピイイイイイイイイイイイイイイイイ! カビラ「ゴオーーーーーオーーーーーーーーーオーーーーーーールッ!ゴール! こ、これは新しいサイクロンなのでしょうかあっ!? 全日本、岬くんのパスをカットして以降、流れるように攻め入り、 最後は翼くんの新しいサイクロンでゴールを決めました!前半あれ程苦労していたのが嘘のように……」 実況者が興奮を伝え、観客が熱気に共鳴していたが、翼には全く耳に入っていなかった。 あれ程の衝撃を受けて吹き飛び壁に叩きつけられた、早苗の身を案じずにはいられなかった。 翼「(身動きもしてない!早苗ちゃん、無事でいてくれ!)」 破れたネットの穴を通り抜け、壁際に倒れている早苗の下に駆け寄り、腰を下ろし肩を抱えて呼びかけた。 翼「早苗ちゃん!大丈夫か、早苗ちゃん!!」 早苗「……………つ…………………………」 翼の声に反応したかのように早苗の瞼がプルプルと震えだしたかと思うと、突如パチリと目が見開いた。 早苗「翼くん!」 両眼にこぼれんばかりの涙をたたえながら。 早苗の顔は翼に出会えた事の嬉しさと、迷惑をかけてしまった事への罪深さで彩られ、 一言で言い表せぬ表情をしていたが、今までに見せていた険しさはかけらもなくなっていた。
[403]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:18:41 ID:??? 早苗「ごめんなさい翼くん!自分のわがままで翼くんに迷惑をかけて! 翼くんがどれだけサッカーにかけているか知らないで勝手な事をして!」 私心のない、かつて翼の近くで寄り添い支え続けてくれた、 かつての早苗が戻ってきたのを見て、翼の胸が一杯になる。 だが、言うべき事があると自分に言い聞かせ、気を振り起こして早苗に語った。 翼「いや、早苗ちゃんは何も悪くない。迷惑をかけたのも、相手の事を考えもしなかったのも、全部俺なんだ。 怒られるどころか、顔を合わせる事さえ許されない程の過ちをしたのは、俺なんだ。ただ」 翼は自分に言葉を刻みつけようとするように、覚悟を決めて言葉を続けた。 翼「その結果を経て俺は今まで知ったことの無い世界を知る事が出来た。俺はそれが何よりも、 もしかしたらサッカーよりも素晴らしく、美しく、尊いものだと思っている。 そうした世界にまたたどり着けるよう、これからの人生ずっと走り続けていくつもりだ」 早苗「翼くん!」 顔を上げ、翼の瞳をまたたきもせずに見つめながら、早苗は宣言した。 早苗「お願い!私もその世界が知りたい!翼くんと一緒にそこまで一緒に走りたい!私が駄目でも翼くんがそこまで行ける手助けがしたい!」 既に瞼の堤は決壊し、顔は日の光を浴びて輝いていた。早苗の宣言をこめた告白に対し、 翼「こっちこそお願いするよ、そこに向かって、一緒に生きていこう」 ひしと早苗を抱き締めた後、早苗の告白を受け入れた。
[404]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:20:15 ID:??? こうした予想外の結果と展開に対し、きれぼしJAPANのみせた反応はと言うと…… 先着で ★きれぼしサイドの反応 !card★ と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 ダイヤ・ハート・スペード・クラブ:パチパチパチ……門門らきれぼしメンバーが拍手を贈る クラブ4〜6:ダイヤ・ハート+ホホッモモ「(俺は情けないホモ野郎だ!)」 ホホッモモがスキル・本気モードを取得 クラブA〜3:クラブ4〜6+バチスタ「ちくしょおおおおおおおーっ!」 怒りバチスタの体力が全回復! JOKER:クラブA〜3+岬「(仕方ない、人格や記憶がどれぐらい崩れるか分からないが……)」 バグマシーンを使い早苗の人格を変異させる(さらに分岐)
[405]森崎名無しさん:2015/04/29(水) 17:21:48 ID:??? ★きれぼしサイドの反応 クラブQ ★
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