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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
[845]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:26:37 ID:??? 本日も投稿を開始いたします。 先の判定で翼がファンタジスタを発動させていましたが、それといった描写をしていなかったことに気づきました。 申し訳ありませんが、今回はそのまま続けさせてください。ソッカットトノシン相手に美技を見せるまでもなかった ……そういう風に解釈してくれれば幸いです。
[846]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:28:13 ID:??? カビラ「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルッ!決めたっ!決めてくれましたっ! 全日本に再び同点をもたらしてくれたのはやはりこの人、 全日本のゲームメイカーにして天才プレーヤー、大空翼くん! あっという間にボールを奪い、流れるようにディフェンダーを抜き去り、 軽やかなドライブで再び全日本に希望を与えてくれましたあっ!」 葵「やったーっ!凄いですよ翼さん!」 葵が喜びの感情を爆発させて向かったのを皮切りに、他の全日本選手も集まって歓声を上げる。 観客「よーっしゃー!同点だー!」「冷や冷やさせやがって!」「やっぱりすげえぜ翼―っ!」 「やるねえ!」「うわはああああい!同点なのですー!?」 ソッカットトノシン「?……!…!?………!!」 あるべき現実と目の前の光景の差に、最初ソッカットトノシンは戸惑っていた。 だが、はたとある事に気づき、ハッハッハッと高笑いして翼に話しかけた。
[847]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:30:03 ID:??? ソッカットトノシン「君の幸運と奮闘に祝福を贈ろう! 俺のセービングを紙一重で交わすとはよほど奇跡と無理を重ねない限り有り得ぬ事! だが俺達も勝たねばならぬ身、次からは無駄なあがきはやめ素直にボールをわた…ぐふっゾ!」 今の失態は相手の驚異的な運の良さと無茶だと、ソッカットトノシンは理解した。 である以上次回からはこれ以上の攻めは無駄、賢明な行動を取るべきだと 相手を諭そうとしたが、フハハジーチャの拳骨で遮られてしまった。 フハハジーチャ「いつまでも分かんない事言ってるんじゃねえよ!これ以上恥をさらすな!」 不意の攻撃でソッカットトノシンはフィールド上に悶絶する。 この光景はきれぼしJAPANのメンバーにとって見慣れたものである。 ココススモンメン「(パンチやキャッチはまだマシなのに、1対1なんてするから……)」 ホホッモモ「(そもそもはるか手前であっさりとかわされていたじゃない、あの自信と現実補正能力は本当に謎ね)」 伯疲レイ「(こやつはゴール中央で棒立ちにさせ、第3のポストとして活躍させた方がよいのでは?)」 よしと「もしかしてあの人もレタスプレーヤーじゃ…」 王家ノノン「いや、ただの雑草じゃ。元々の能力が大したことない。それだけじゃ」 バチスタ「あっははははは!いやーコメディアンとしては役に立つぜあいつ!」 岩見「あ、ああ、はは…(おかしい筈なのに、頭が痛くなってきた。デジャブのせいだな……)」 とこん「あ、あのもやしキーパー!きれぼしJAPANの恥さらしが!」 尾崎000000000「もうめんどうみきれよう」 門門「申し訳ありません、うちのキーパーがとんだ粗相を……」 翼「大丈夫ですよ、こういった選手は慣れてますから」 あきれ返る者、ソッカットトノシンのあり方に疑問を持つ者、大笑いする者、 憤慨する者、代わりに詫びに行く者に分かれる。日常の光景である以上、 ソッカットトノシンに同情したり弁護したり、まともに叱りつける者はほとんどいなくなっていた。
[848]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:31:44 ID:??? 見上「(ふう、何とか同点になったか。士気も戻ったようだし、これでまだ望みが持てる…ん?)」 ジリリリリリリリリリリリリリ! 試合を五分五分に戻したことで安堵した見上の近くで、突如異音がする。 控室に備え付けてあった電話が鳴り響いていたのであった。一番近くにいる見上は手を伸ばし受話器を取る。 見上「はい、見上です……んむ?」 電話を受けた見上は話し相手と、その内容に戸惑う。しばらくして相手の交代を頼まれた見上は、 受話器を森崎へと渡す。 森崎「これは?」 見上「お前に用があるそうだ。相手は……片桐家の、令嬢さんだよ」 森崎「えっ、陽子さんが!?」 思わぬ相手からの電話に困惑しながら、森崎は電話を受け取る。 その後相手から告げた内容により、森崎は大きなおどろきを相手から受けるきっかけを得たのであった。
[849]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:34:24 ID:??? ひとしきり落ち着いてきた後で、全日本はこれからの試合の進め方について、 作戦会議をはじめていた。口火を切ったのは2点目を挙げた翼である。 翼「向こうのキーパーは、少なくとも1対1は大した事ない。 それこそ誰でも、控えの選手でも余裕で決められるレベルだ」 日向「確かに、奴の動きはFWの俺から見ても全くなってなかったな」 翼「それよりも他の選手の方が気になる。あのフハハジーチャって選手の動きが、 前半に比べて妙に悪かった気がする。前半だったらこぼれ球になってもおかしくなかった」 三杉「そう言えば僕も、門門の当たりについて気になっていたんだ。 彼も前半に比べて、明らかに勢いが弱くなっていた。 何かのミスとかそういった事じゃない。もっと根本的に弱くなっていた」 日向「(あの白衣女が敵にも何かしたらしいな……)」 あずみ「それでこれからどうする?あたしはどうもないけど、 みんなはなぜか調子が良くなってきたみたいだし、このまま攻め続ける?」 早田「いっその事これから守りを固めていくか? 正直な話、あいつらからこれから完璧に守り切れるか、ちょっと自信がない」 日向「そうだな……」 A 「このままでいい、攻め中心で行く」 B 「MFは以前の位置に戻れ、攻守のバランスを整える」 C 「俺達FWも中盤まで下がる。中盤を制し確実に攻めていくぞ」 D 「三杉と俺の位置を変え、翼以外のMFを下げるぞ、積極的に1対1を狙っていく」 E その他、自由回答(要3票) 2票選ばれた選択肢で続行します。ID欄は空白にしてください。
[850]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 08:39:48 ID:??? 今日はいったんここまでにいたします。都合がつけば再び投稿を行いたいですが、現時点では未定です。 >>844 来生よりは本編のアモロさんや外伝のブルノさんのようなネタキーパーを意識して描写してみましたww このまま活躍(?)すれば某スレの「○様応援団」の一員になれるかも……? ○夜「やめろォ!」
[851]森崎名無しさん:2015/07/20(月) 09:02:35 ID:GMycgq2Y C
[852]森崎名無しさん:2015/07/20(月) 09:41:28 ID:rfUvmZuo C
[853]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 16:47:23 ID:??? C 「俺達FWも中盤まで下がる。中盤を制し確実に攻めていくぞ」 --------------------------------------------------------------------------------------------- 葵「えっ、攻撃はいいんですか?」 日向「攻めはどこでもできる。あいつらの守備陣と攻撃陣のほとんどがボールを前に運べない以上、 中盤を抑えてさえしまえばペースを握り続ける事が出来る。それに」 葵の方へ向きなおして、話し続ける。 日向「様子を見るに、お前もさっき何か技が出来るようになったんだろ?」 葵「!は、はい!なんでか知りませんが、なんか急に守備も少しできるような気がして…」 日向「そうだ、これはただの数合わせにはならない。俺の方はブラジル戦でよく知っているだろう」 三杉「(しかしそうなると、すぐ逆転という訳にはいかなくなる。点を取られたら元に戻すか、 そのままで行くかは分からないが……安全策になるのか、どうか)」 フハハジーチャ「やっぱり俺ァ、どこかおかしい」 一しきりソッカットトノシンを黙らせた後で、きれぼしJAPANも作戦会議に入る。 正確には入ろうとしたところで、フハハジーチャが不調を訴えていた。
[854]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/07/20(月) 16:49:17 ID:??? フハハジーチャ「言い訳だと思うんなら思ってくれ、でもこれは本当だ。急に体の動きが鈍ったような気がする。 ブロックだってあいつらの殆どのシュートは止められる自信があったのに、今はさっぱりだ」 門門「心配するな、誰もお前を疑ってはいない」 なだめる様にして門門がチームメイトの発言を遮った後、同様の異常を語りはじめた。 門門「私も、先の競り合いで動きが鈍ってしまっていた。慢心していた訳でも滑った訳でも無いのにだ」 バチスタ「そういや俺も!コーナーキック前に急に力が抜けたんだ! もう10分は動かずに休んでたから力が戻ってくるはず、なのにあれはおかしいぜ!」 岩見「そう言えば、俺も動きにキレがないような……」 王家ノノン「そういえばこっちも少し頭に違和感が……いや、髪ではない! そうではなくて、パワーが、あまり出ないような気がするのだ……」 よしと「こっちも……」 フハハジーチャ・門門の発言を皮切りに、同様の異常を抱えていた選手達は皆告白する。 告げた後は救いを求めるようにキャプテンの岬に目を向ける。 岬は既に犯人のいなくなった全日本ベンチを眺めた後、彼らしくもない厳しい顔つきをして、チームに宣告した。 岬「敵は卑怯にも、何か細工をしてこちらを弱体化させる妨害策をしかけたらしい」 妨害という思わぬ言葉を聞き、きれぼしJAPANメンバーは皆どよめきたつ。 そのどよめきには「もしかしたら負けるのではないか」という不安が、わずかながらに含まれていた。 その不安を増幅するような言葉を、岬は発する。 岬「そうした事が出来る以上、こっちを弱くするだけでなく、自分達をパワーアップさせるような工作も行っているだろう」 きれぼしJAPANの動揺はさらに大きくなる。その動揺も、岬が張り上げる演説により、掻き消えた。
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0ch BBS 2007-01-24