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【合宿終了】ライ滝第三十三話【新章開幕】
[643]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/04(水) 22:28:06 ID:??? 滝「しっかし、そうなるとギリアムさんって本当の歳はもっと上だったりするんですね」 ギリアム「そうだな。俺自身自分の正確な年齢は分からんが、世界によっては二十代後半だった事もある」 光太郎「成程なぁ。道理でゼウスSCでも凄まじく強かったわけだ」 色々と説明を受けた事でギリアムに対する不信感がすっかり消え去った滝は、 非常に親しげな様子でギリアムと会話の華を咲かせ始めた。 そして、思いがけぬイベントというのはこういう何気ない時に舞い込む物である。 アムロ「ああ。あの小学生離れしていたオリュンポスショットも、ギリアムの事情を知れば納得できる」 滝「オリュンポスショット？ なんですそれ」 アムロ「ゼウスSCに所属していた頃主にサイドハーフを務めていたギリアムの使っていた必殺シュートさ。 まるでギリシャのオリンポス山を彷彿とさせる山なりの軌道と凄まじい速度を持ったカーブシュートだ。 サイドアタック後やコーナーキックで多用され、ゼウスSC最大の得点源だった」 ギリアム「フッ、今では中央でプレイすることが多くなったからあまり使わなくなったが、 威力ならメガ・バスターキャノンにも引けを取らないと自負している」 ゼロ「へぇ。そんなもんまで使ってたんだな。多芸な奴だぜ」 滝「……」 旧友であるアムロ達が懐かしげにオリュンポスショットについて語る中、滝はしばし何事か考え込み、やがて口を開いた。
[644]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/04(水) 22:29:07 ID:??? 滝「……あの、ギリアムさん。一つ頼みがあります。俺にそのオリュンポスショットを伝授してくれませんか？」 何よりもサイドからの得点手段を欲していた滝にとって、カーブシュートの使い手が近くにいるというのは千載一遇の好機であった。 神のアドバイスでまずは地を這うシュートから身に着けようと決めた矢先ではあるが、これを逃す手はいないと滝は判断したのである。 ギリアム「何？……そうか、お前は今ミドルシュートが使えなくなっているんだったな」 サイドワインダーの件についても知っていたのか、ギリアムは滝の懇願の理由をすぐに察知した。 そして、ギリアムはすぐに回答を出す。 ギリアム「分かっているとは思うが、習得できるかどうかはお前の次第だ」 滝「勿論覚悟の上です」 ギリアム「ならば俺の方から何も言う事はない。お前がオリュンポスショットを習得できるよう最大限の手助けをするまでだ」 滝「！ ありがとうございます！」 滝は深々と頭を下げ、ギリアムに感謝の意を示す。 こうして、滝は思わぬ所から新必殺技を会得するチャンスを手にするのだった。 ▼新チーム編突入後、滝が必殺シュート「オリュンポスショット」の特訓を行えるようになりました
[645]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/04(水) 22:32:47 ID:??? 滝（よし！ ようやくサイドワインダーを失ってからどうしようもなくなっていた俺の得点力を取り戻す可能性を得た！ ……っと、落ち着け。それはまだ先の話だ。今はまだギリアムさんに質問をしなくては） 新シュート習得に逸る気持ちを抑え、滝はギリアムへの質問を再開する。 行動を選択してください A：滝「他の選抜メンバーも特異点なんですか？」 B：滝「選抜メンバーは俺が決めちゃって良いんですか？」 C：その他 先に二票入った選択肢で続行します ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません といった所で今日もこれだけとなります 俺の体はボロボロだ！ 等と橘さんのように叫びたい心情であります ではでは〜 うっかり忘れていましたが、オリュンポスショットの補正値はこんな感じです オリュンポスショット（シュート力＋9） ガッツ消費250 ▼コーナーキックで直接使用可能。ミドルレンジでの距離補正無効
[646]森崎名無しさん：2015/03/04(水) 22:33:58 ID:bSxQQl7+ Ｂ
[647]森崎名無しさん：2015/03/04(水) 22:35:05 ID:bxteGeb2 B 乙〜
[648]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/05(木) 21:47:03 ID:??? >>647 乙感謝です〜 仕事でお疲れモードだったりセカダン発売したりでちょっと時間がなさそうなので今日の更新は休ませて頂きます 世界樹やってる方にしか分からないとは思いますが、私1からブシ子グン子スナ子をずっと愛用しておりまして 当然今回はフーライをメインにしてガンガン進める所存であります
[649]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/07(土) 23:11:43 ID:??? 明日から更新再開します もうしばらくお待ちいただけると幸いです
[650]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/08(日) 21:47:04 ID:??? B：滝「選抜メンバーは俺が決めちゃって良いんですか？」 滝「そういえば気になっていたんですけど、ギリアムさんさっき俺に選抜メンバーのリストを見せてくれましたよね。 最終的なメンバーを決める際にはもっと詳細なデータもくれるとか。 ひょっとして選抜メンバーは俺が決めちゃって良いんですか？」 ギリアム「ああ。絞り込むまではこちらで行ったが最終的なメンバー決定は最初からお前に任せるつもりだった」 滝「……マジですか。でもどうして俺に一任する事にしたんです？」 非常にありがたい話ではあったが、あまりにも都合のいい話でもある。 既にギリアムへの疑念は完全に消えてはいたが、それでも滝は理由を聞かずにはいられなかった。 ギリアム「理由はいくつかあるがその前にお前の特異点としての力についてもう少し詳しく話ておこう。 先程も言ったが、本来抗えないはずの世界の運命にも真っ向から逆らう事が出来るのが特異点という存在だ。 そして、どうやらお前のその特異点としての力は近くにいる者にも伝染するようだ」 滝「伝染ですか。なんか嫌な響きですね。背後からブドウに襲われそうで」 片桐「お前は何を言っているんだ」 ギリアム「……響きはともかく、お前の特異点としての力を一言で表すとこうなるのだ。 お前にも憶えがあるだろう。周囲の人間が思わぬ成長を遂げたり性格に変化を起こした事があるはずだ」 滝「ああ、汚いのとか正にそんな感じでしたね」
[651]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/08(日) 21:48:05 ID:??? ギリアム「そうだな。デューク・フリードは特に顕著な例だ。 彼とは他の世界でも会った事があるが、普通は心根の優しい善人だった。 今の彼は特異点の力で本来そうなるはずだった運命に逆らった結果だと言えるだろう」 滝「それなんかあいつが汚くなったの俺のせいって感じで凄く嫌なんですけど……」 本当は良い奴になるはずだったけど君の影響でクズになったよと言われれば微妙な気分になるのも当然だろう。 ギリアム「お前の力はあくまでも運命という名の枷を外す所までだ。 そこから結局運命の通りに動くか、逆らって別の道を歩むかは当人次第。気に病む必要はない」 滝「はあ……それじゃあ汚いのの事はひとまず置いておきます。 とりあえず、俺とそれなりに関わった周りの奴も運命に逆らう事が出来るようになるって考えれば良いんですか？」 ギリアム「その解釈で問題ない。だからお前には必ずこの計画に協力してもらう必要があった。 ここまでこちらの思惑を押し付けているのだ、共に戦う仲間位はお前に選ぶ権利がある。 そう思ったからこそ、最終決定権を全て委ねる事にしたのだ。 無論、相手の了承を得る事が必須条件だがな」 滝「……成程。他のメンバーが絶対優勝するはずの全日本に対抗できる理由も含めて大体わかりました」 図らずも自分や士達以外の選抜候補メンバーが全日本と戦える理由も分かった。 これでもう質問は大体出尽くしただろうかと、滝は顎に手を添えて思考を始める。
[652]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/03/08(日) 21:49:07 ID:??? 行動を選択してください A：なにか質問がありましたらご自由にどうぞ ▼一票でも質問にお答えします B：もう質問はないな 先に二票入った選択肢で続行します ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません 【補足・補正】 ▼Bに二票はいるまでこの質問は続行します ▼上では仲間の了承が加入の必須条件と書かれていますが、選ばれたメンバーは必ず加入します
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0ch BBS 2007-01-24