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【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】
[568]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/24(土) 18:40:56 ID:??? 佳歩のシュートは、中西の予想を超えて強力ではあった。しかし、中西を完全に凌駕する程強力であったとまでは言えず――。 結果として、シュートの威力は中西の強烈な突っ張りにより相殺されてしまう。 佳歩「あうう……ご、ごめんなさい!」 鈴仙「――気にしなくても良いわ、佳歩。 コーナーキックだけど、ボールはまだこっちにある。 私達の攻撃は、まだ終わってはいないもの」 泣きそうな顔でシュート失敗を謝罪する佳歩の頭を優しく撫でながら、 前線の鈴仙とパスカルはコーナーキックに向けての作戦を簡単に話していた。 パスカル「……このコーナーキックをどう活用するか。 そこは悩みどころだな。 なんせ、PAを守る女性――ユユコさんの守備力は恐らく、今大会でも最強クラス。 それに、今のシュートへの反応を見るにやはり、GKのナカニシも中々のやり手だ。 速度こそはやや鈍重だが、咄嗟の判断力と瞬発力は大したものだった」 鈴仙「そうねぇ……特に空中戦は厳しいかもね。 それでも、師匠の『爆宙アポロ』だったら、幽々子さんの高空クリアが相手でも……。 ――いや。師匠でもやっぱりきついかしら」 佳歩「だからといって、ドリブル突破もラクじゃない……ですよね」 パスカル「そうだな……。 敵さんにとって、ここでの失点は即敗北確定に繋がりかねん。 ここは兎に角人数を割いてでも、守備に全力を向けて来るだろうから、 仮にエイリンさんのドリブルでも、かなり厳しいんじゃないだろうか。 テイに預けて、そこから『インビジブルデューパー』も……恐らく、敵の警戒が強い。 多少はボールキープをしなければ、シュートにまでは持っていけないだろう」 鈴仙「……となると、残されたのはパスカル君が直接『バナナシュート』を狙うとか、 妹紅に上がって貰って、プレスが来ないかつ、守備にも戻り易い30メートル地点で、 『ネオフジヤマヴォルケイノ』を撃って貰うとか、私や師匠の低いスルーでかく乱をするとか。 ……言ってしまってなんだけど、どれを選んでも確実! ――ってのは無さそうかしらね……」
[569]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/24(土) 18:42:38 ID:f1M3cgzI 永琳「――さて。 方針は決まった?」 そうして話をする鈴仙とパスカル(と佳歩)に、永琳が割り込んで来た。 永琳「敵は既に、コーナーキックの準備を進めているわ。 ――WGの橙を中盤下がり目に、FWの妖夢をセンターサークル付近に置く以外は、 ほぼ全員で守備に向かう! ……っていう感じみたいね。 ここまで守備に寄せられているとなれば、ここは決まれば幸運…… くらいに考えた方が、精神衛生上楽かもしれないわよ?」 そう言って永琳は、改めて敵陣のPAを見渡しながら言う。 敵チームが既に動きを固めている様子の以上、ルナティックスも動かなくてはならないと示しているように見えた。 鈴仙「は、はい……(でも、師匠のおっしゃる通り、そろそろ指示をしっかり出しとかないといけないわね。 今は後半の9分――もうちょっとで10分、点差は1−0でこっちのリード。 遅攻でも良いような気もして来たけれど、そうするとチャンスを手放し、逆にボールを奪われるリスクもある。 さて。 この場合、最も良い選択肢は――)」 A:永琳にショートコーナーで預け、ドリブルで突破して一対一を狙って貰う。 B:永琳に高い球を出して貰い、『爆宙アポロ』でゴールを狙って貰う。 C:パスカルに直接、『バナナシュート』でゴールを狙って貰う。 D:妹紅に上がって貰い、『ネオフジヤマヴォルケイノ』でゴールを狙って貰う。 E:てゐにボールを預け、ボールキープからの『インビジブルデューパー』を狙う。 F:自分(鈴仙)への低い浮き球を要求し、スルーで敵陣をかく乱する。(鈴仙のスルー:57) G:自分へのショートコーナーを要求しボールキープ。シュートを狙う!(鈴仙のドリブル:51) H:後方にボールを戻し、遅攻に切り替える。 I:その他 自由選択枠 鈴仙のガッツ:750/910 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[570]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 18:43:48 ID:0anO6POk D ロングシュー
[571]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 19:01:02 ID:??? I てゐに出して神の手ゴールを狙わせる
[572]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 19:04:30 ID:GWzwV7E6 F
[573]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 19:08:01 ID:vuIeaOmk F
[574]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/24(土) 21:35:28 ID:f1M3cgzI F:自分(鈴仙)への低い浮き球を要求し、スルーで敵陣をかく乱する。(鈴仙のスルー:57) 鈴仙「――そうね。 こんな作戦はどうかしら……!?」 鈴仙は手短に、ルナティックスの前線の選手に向けて、自身の考えた作戦を披露した。 つまり、自分(鈴仙)が低い浮き球をスルーして、大量に集まる敵の注意を逸らしつつ、敵のGK――中西のバランスを崩させる。 そして、敵をかく乱したところで、スルーを受け取った選手がゴールを決める……と、いう内容だ。 永琳「成程。 ウドンゲへの警戒度を考えると、あながち無い話では無いわね。 問題としては、西行寺幽々子が大人数を連れて低いクリアに出た場合、こちらの勝率がかなり低くなる点。 そして、ウドンゲにスルーをさせて、一体誰がそのボールを受け取るかという点の二つかしら。 もっとも、前者については完全に時の運。 この場で議論する事は出来ない。 となると、問題は――。 『誰に、ウドンゲのスルーをフォローさせるか』、という点だけになるわね。 ……何か考えでもあるの?」 永琳は鈴仙の言葉をしっかりと咀嚼しながら、問いを一つ投げかけた。即ち、鈴仙がスルーしたボールは、誰にフォローさせるのか。 鈴仙「えっと……!」 鈴仙は永琳の問いを受けて少し緊張しつつも、勇気を出してひるまずに胸を張る。 果たして、そんな鈴仙が出した答えは――。 A:「師匠です。 警戒は高いでしょうが、その分相手を多く炙り出せます」 B:「パスカル君です。 高いドリブル力で残存選手を一掃し、一対一で決めて貰います」 C:「佳歩です。 警戒の薄さを活かし、ドリブルと一対一で奇襲をかけます」 D:「てゐです。 敵は恐らく、てゐの『ロビングシュート』への注意が欠けていると思います」 E:「し、師匠はどうしたら良いと思いますでしょうか……?」 F:その他 自由選択枠 オーバーラップさせた妹紅に渡したい場合等はこちらで 鈴仙のガッツ:750/910 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[575]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 21:37:28 ID:0anO6POk D
[576]森崎名無しさん:2015/01/24(土) 21:39:50 ID:On30QpdE D
[577]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/24(土) 22:02:14 ID:f1M3cgzI D:「てゐです。 敵は恐らく、てゐの『ロビングシュート』への注意が欠けていると思います」 鈴仙「……ここは敢えて、てゐを使ってみるのも良いかと思っています」 てゐ「う、うえっ!? 私!? キッカーやる気マンマンだったのに!」 鈴仙達の作戦会議にも我関せずと言った態度を取っていたてゐは、 突然名指しで呼ばれた事に対して、大いに驚いているようだった。 永琳「てゐ……? ――まぁ、確かにウドンゲのスルーの受取先という意味だったら、 あの子は佳歩と同じか……ひょっとしたら、それ以上に警戒が薄いから奇襲としては充分と思うけど。 ――勝機はあるのかしら? GKの中西太一は、恐らく一対一の名手よ」 鈴仙「――そこについては、考えてあります。 ……てゐに『ロビングシュート』を使わせるんです」 てゐ「ああ……。 そういや、そんな技もあったねぇ。 ――んでも、それを使っても私ってシュートはよわよわだし。 それだったら、佳歩ちゃんの『プランスラビット』の方が、コスパも威力も良いと思うんだけど」 パスカル「(いや――でも、そうか。 俺には何となく読めて来たぞ、レイセンの狙いが……)」 佳歩「ど、どど、どういう狙いですかっ? まさか、私が勝負弱いからもう二度と使わないとか、そんなんじゃぁ……」 鈴仙「違うわ、佳歩。 ……要するに、敵チームは未だ、因幡てゐという選手にはシュートがある、 ……という事を知らないか、そうで無くても忘れている可能性が高い。 これまでの試合で積極的にシュートに向かい、かつドリブル突破も見せている佳歩は、 相手からしてみればドリブルかシュート、どっちで来るか分からない。 その反面。 ドリブル突破とパスはしてみせたてゐは、この大会始まって以来、一度もシュートをした事が無い。 ――これは、相手に『ドリブルで来る』と錯覚させる為の、良い材料になると思うの」
[578]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/24(土) 22:03:15 ID:??? てゐ「はぁ……成程ね。 鈴仙にしては、良く考えてるじゃん」 永琳「――確かに、論理としては筋が通っているわね。 無論、相手が裏の裏を掻いてシュートに備える可能性があるでしょうけど。 それでも、相手が保守的にドリブルに備えてくれる可能性は高いでしょうし。 そういう感じでやっておきましょうか」 鈴仙の作戦について当初懐疑的だったメンバーも、説明をしっかりと聞くにつれ納得の色を見せる。 そうして、メンバーは前線に鈴仙、パスカル、てゐ、永琳、佳歩の五名を残し、 キッカーにはウサギBを据えて、コーナーキックからの試合再開を待つのみとなった。 ――そして。 ―――ピィイイイッ! 実況「さあ! コーナーキックの笛が鳴りました! キッカーはパスに定評のあるウサギB選手です! ウサギB選手、西行寺チームの殆どと、ルナティックスの前線メンバーでひしめき合うPA内を一瞥し〜!」 ウサギB「(鈴仙さまに、低いパス……だよね。 ええええ〜〜〜いっ!)」 グワァッ、バゴオオオッ! 藍「この軌道は……鈴仙へのセンタリングか! (――空中シュートの『マインドスターマイン』で勝負を決めに来たか? 確かに、あのシュートならば幽々子様の低いクリアでも充分勝負になるが……?)」 幽々子「…………」
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0ch BBS 2007-01-24