※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】
[858]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:17:35 ID:??? ★ルナサ→ライブポルターガイスト 53 ( クラブK )( 3 + 1 )=57 メルラン→ライブポルターガイスト 47 ( クラブ10 )( 5 + 3 )=55 リリカ→ライブポルターガイスト 49 ( スペード9 )( 1 + 4 )=54★ ★鈴仙→パスカット 48 ( ハート9 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=60★*フラグ回収! ≦−2→ルナティックスボールに。 バシッ……バシッ、バシッ!! バシッ……バシッ、バシッ!! バシッ……バシッ、バシッ!! てゐや永琳に先んじて、小気味よく繰り返される騒霊たちのパスワークへと鈴仙は飛び込んで行く。 この時の鈴仙は、あくまで自分は永琳達のバックアップ程度としか考えていなかったが――。 鈴仙「(――ん!? 待てよ、この局面……。 いつかのロボット騒ぎで使ったあの技が使えるんじゃ……!)」 バッ! この時、鈴仙の脳裏にとあるアイデアが閃く。 そしてそれは、この状況を一気にひっくり返すに相応しいアイデアであるように思えた。 円は直線を包む。 パチェノートの一節を思い出しつつ、 鈴仙はプリズムリバー三姉妹の奏でるライブの中心へと飛び出した。 しかしそれだけでは、ルナサを中心とするパスワークは全く崩れる様子は無い。 ルナサ「来たみたいだが……君の狂気の瞳への対策はバッチリだ!」 メルラン「瞳を見ると狂気に当てられる。 だから、瞳を見ずに平然と突破してれば良いのよね〜?」 リリカ「どうよ! 恐れ入ったんじゃないかしら!?」 彼女達もまた、この局面での鈴仙のパスカットをある程度読んでいたようだった。 意識的に鈴仙から瞳をそらし、鈴仙の当初の目的であった、永琳達のサポートはままならない。 しかし、今の鈴仙には別の策があったため、こうした動きをしてくれた方が好都合だった。 鈴仙は瞳を赤く光らせ、自身の波長を歪める。 ――ルナサ達では無く、自身の周囲の空間を覆う『光』を対象として。
[859]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:32:14 ID:??? 鈴仙「可視光の波長よ。 ……歪み、分かれ、消え果て、朽ちて、収束なさい! 幻虹彩画、『アキュラー……スペクトル』ッ!」 ブウウッ……ン! シュン! シュンシュンシュンッシュンッシュンッ! ルナサ「……!?」 鈴仙が今まさに完璧なパスを出そうとするルナサに肉薄した時、当のルナサは自身の眼を疑わざるを得なかった。 何故なら鈴仙が何かを宣言した次の瞬間。 ルナサ「(なんだ、これは……!?)」 鈴仙『『『『『『『『…………!!』』』』』』』』 ――ルナサの周囲には、薄い藤色の髪を伸ばし、長い兎耳を身に付けた、腺病質な少女が八人も並んでいたからだ。 彼女達の外見、動き、仕草には全くの差異が無く、まるで分光器にて分けられた精巧な映像のよう。 しかしこれらの映像は、気持ち悪いくらいまでのリアリティがあった。 鈴仙「さあ……どれが本当の私か、アンタには分かるかな?」 八つもある映像の鈴仙のうち、どれか一つがそう好戦的に喋った。ルナサにはどれが喋ったのか分からなかった。 鈴仙は自身の周囲の光の波長を歪める事で、自身と差異無き虚像を七つ作り、 自分と三姉妹という1対3の状況から……八人の自分と三姉妹という8対3の状況へと、場を作り変えていた。
[860]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:33:36 ID:??? リリカ「そ、そんな事したって……! どうせ、残りの七つは偽物なんでしょ!? ルナサ姉さん、構わず私に送ってよ〜!?」 ルナサ「し、しかし……!(――何という事! 幾ら八分の七で偽物と分かっていても、 これでは咄嗟に最良のコースを見切る事が出来ない!)」 ルナサはそれでも、何とか鈴仙と鈴仙との間を縫って、リリカへとつながるパスを出す事には成功してみせるが。 ――それは、普段の彼女からすると明らかに精彩を欠いたパスだった。 鈴仙「残念……こっちは、ハズレよ!」 タタタッ……パシッ! パスは最終的に、本物の鈴仙が充分カットに行ける位置に出されてしまっていた。 鈴仙は足の速さを利用としてパスを難なくカットして、最後に大きく三人の中心で両脚で踏み切る。そして――。 バ ッ !! メルラン「きゃ、きゃっ! まぶし〜い!?」 リリカ「嘘でしょ……。 あの鈴仙だって、ついこの前じゃあ、ウチの妖夢と対して変わんなかった筈なのにぃ……!」 妖夢「……(――鈴仙。 やっぱり……変わったね)」 ……スタッ。 鈴仙「―――任務完了。 ……なんちゃって」 メルランとリリカの周囲にも生まれた虚像を光と共に消し去りながら、 たった一人となった鈴仙は、大きくプリズムリバー三姉妹を超えて空に輝き、そしてフィールドへと降り立つのだった。 *鈴仙がパスカットフラグを回収! 新パスカット技『アキュラースペクトル』(1/4でパスカット+2)を習得しました。 *プリズムリバー三姉妹のパスワーク相手に、冴えわたる守備を見せたので、人気が上昇します。76→77
[861]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:34:45 ID:gkqcZEQw 藍「くっ……! まさかプリズムリバー三姉妹の連続ワンツーがこうも容易く破られるとは。 だがこれは却って好機! すぐにボールを返させて貰うぞッ!!」 ダッ! 実況「鈴仙選手の名プレーを前に、早速出鼻を挫かれてしまった格好の西行寺亡霊連合! リリカ選手は少しでも後ろに下がりつつ、同時に藍選手も大急ぎで戻り、鈴仙選手へとプレスを掛ける! いや……鈴仙選手に向かうのは、藍選手一人だけでは無い! あれは……!」 妖夢「――待ってください藍さん! ここは私にも……私にも、どうか手伝わせて下さい! (鈴仙は変わっても……! 私だって、悩みながら、迷いながらも努力して、道を選んできたんだ! だったら今の私だって……鈴仙みたいに、ボールを止められたって……!?)」 ダダダダダッ! 実況「あれは……藍選手に混じって、FWの位置に居た妖夢選手までもが、 鈴仙選手の好プレーに感化されてか、積極的に守備へと向かっていきます! 鈴仙選手、このままではパスにしろドリブルにしろ、この二人との対決は避けられないようだ〜!?」 鈴仙「……!(――私の勘が言っている。 試合の勝ち負けは置いておくにせよ、 この局面は、少なくともこの場における、私と妖夢との戦いの決着になると……! だけど。 正直な話、ここで藍さんと妖夢相手にドリブルやパスで勝ち切るのは、確実とは言い難いのよね。 一応私も、師匠との必殺ワンツーがあるにはあるけど、そうなるとこの二人に加えて、 毛玉妖怪や橙の二人が追加でカットに来てもおかしくはない。 だから、多少は腹を括るしかないとは思うけど……!?)」
[862]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:36:11 ID:gkqcZEQw そして、鈴仙がボールを奪ったや否や、今度はこの試合への闘志を燃やしていた藍と、そして。 ……かつての親友・鈴仙との関係において一旦の清算を付けるべく、特攻を行った妖夢とが駆けだした。 鈴仙は妖夢の赤く染まりゆく瞳を見つめながら、彼女の胸に秘める複雑な想いを察しつつ――。 A:鈴仙は、決着をつけるべくドリブルに向かった。(鈴仙のドリブル:51) B:鈴仙は、左サイドのてゐへとパスを出した。(鈴仙のパス:50) C:鈴仙は、永琳との必殺ワンツーで突破を行う事にした。(鈴仙側のパス:52)60消費 D:佳歩にドリブル突破を任せる事にした。 E:パスカルにドリブル突破を任せる事にした。 F:ここからロングシュートをする事にした。(更に撃つシュートを選択) G:鈴仙「(……あれ? ここで妖夢を挑発したら、本編アルゼンチン戦の翼くんみたいな事が出来るんじゃ…?)」 よからぬ事を考えていた。(内容については24スレ目の>>696-735あたりを参照) H:その他 自由選択枠 鈴仙のガッツ:460/910 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[863]森崎名無しさん:2015/02/02(月) 22:37:21 ID:VrkJya12 G 個人の勝利を優先した報いを受けるがいい
[864]森崎名無しさん:2015/02/02(月) 22:38:07 ID:x5AaLrcs A おい、おいG
[865]森崎名無しさん:2015/02/02(月) 22:38:13 ID:GQ9RmiQ6 A
[866]森崎名無しさん:2015/02/02(月) 22:43:45 ID:??? Gを選んだら結果はともかく人気が酷い事になりそう
[867]森崎名無しさん:2015/02/02(月) 23:10:46 ID:??? リリカ「嘘でしょ……。 あの鈴仙だって、ついこの前じゃあ、ウチの妖夢と対して変わんなかった筈なのにぃ……!」 妖夢「チームメイトから信頼されてない。鬱だ」(チャキ) ルナサ「気が合うな」(チャキ)
[868]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 23:17:59 ID:gkqcZEQw A:鈴仙は、決着をつけるべくドリブルに向かった。(鈴仙のドリブル:51) 鈴仙「(……効率のみを考えれば、ここはパスカル君や佳歩に任せた方が良い。 私は点取り屋だもの、ボール運びはセカンドストライカーやMFにやって貰ってもおかしくは無い。 だけど――)妖夢ッ! 私は……私だってね。 アンタと同じように、アンタとは違う道を選ぼうとしてるのよ! だったら――こっちだって、一発位はぶつからせて貰うんだから!」 ダッ! 妖夢「鈴仙……! ううん、私は口下手だから、言葉にはしないし……悩まない! ただ強くなりたいだけの私の気持ちを、分かって貰おうだなんても思わない! 悩まず、ただあなたを斬って……分かってみせる!!」 ダッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「鈴仙選手の気迫に対して、妖夢選手は抜刀の構えで応じる!」 ダッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!! 鈴仙「(二人で来た! でも……抜いて見せる!!) ――鈴仙はこの局面、敢えて妖夢との対峙を選択した。 ドリブルで真正面から妖夢と藍の二名を相手取る鈴仙の表情は、 未だ未熟さを残しているものの、確固たる自信の欠片があった。 妖夢「(――斬る、悩まず斬る。 ……私は――全てを斬ってみせる!)」 タックルで鈴仙を相手取る妖夢は、その未熟さを何とか取り繕わんと、 敢えて鉄面皮で傲慢な形相を以て鈴仙に臨む。 しかし、肝心なその表情はあまりに不安定。確固たる土台が無かった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24