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【地味だけど】スターリベリオ.W2【活躍する】
[445]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:33:37 ID:mtflXJis 詳しい事情を聞くと、こうのとりはマリオ達を運んでいる最中、カメックにより攫われている。 そのことは充分長ヨッシーも把握しており、当時は不の感情持ち合わせていなかったが、 次第にこうのとりを嫌悪するようになる。 こうのとり「私は全力を尽くした。後はヨッシーに聞くしかない」 長ヨッシー「よし、そこ動くな。今楽にしてやる」 リベリオ「ストップ族長! 悪いのはそのカメックって奴じゃないですか! 何かムカつくのは分かりますけど!」 こうのとり「そこに気付くとは、やはり天才か」 リベリオ「(……何このトリ。族長も怒りだすし)」 苛立つのは分かるが、ここまで熱り立つ族長も珍しく、そこまで煽っているようにも見えない。 長ヨッシー「何度もあの子に焼き鳥にされているのに、本当に懲りない鳥だよ」 こうのとり「ヤバいと思ったが抑えられなかった」 リベリオ「(何でだろう? 何だか既視感があるような気がする)」 黙らせる為に族長がこうのとりはふん縛ると、いつもの様子に戻りリベリオとの会話に戻る。
[446]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:35:28 ID:mtflXJis 長ヨッシー「あの子と付き合いは長いよー。 家の子達の中にはあの子達に面倒見てもらった子もいるんだよー」 リベリオ「へえ……確かヨッシー達ってタマゴから孵るんですよね?」 長ヨッシー「そうだよー」 リベリオ「(こっちはいいのかよ)」 何かあって誤魔化されているのだろうと解釈しているが、 マリオ達は本当にこうのとりが運んできている。 しばしそのまま談笑を続けていくと、リベリオはゆっくり船を漕ぎ始める。 長ヨッシー「(実際に謎は多いんだけどねー) 色々あって疲れたんじゃない? そろそろ休もうよー」 リベリオ「ん? ん、んー……」 返事も粗雑になり、すでに目を閉じながら会話しているため、微睡んでいる事が分かる。 長ヨッシー「家まで送って行ってあげるよー。 ちょっと散歩しながら帰ろうかー。ほら、背中乗って」 リベリオ「(皆散歩好きだよなあ)」
[447]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:36:53 ID:mtflXJis 族長がリベリオを乗せると、ゆっくりと歩き出す。 慣れているのか眠かったためか、リベリオは寝つき始めていた。 散歩中、バビントンが声を荒らげているのが聞こえる。 リベリオ「(なんか、さいきんよくおこってるなあ)」 族長が仲裁に入り、この場を治めようとする。 長ヨッシー「いったいどうしたのー? そんなに─────」 バビントン「実は─────」 サトルステギ「─────! ──! ──−……」
[448]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:38:05 ID:mtflXJis ──────対抗戦 当日────── リベリオ「にしても、本当に出てこないな。イカ」 以前とは打って変わり、極端なまでに静かである。 水面を覗き込むも影すら見えず、 翼パパ「魚も少なくなってしまったがな。安全な航海には変えられん。 いつかは解決せねばならないがな。安心しろ、時間はかかるが戻る」 リベリオ「(根本的な解決にはならない、か)」 バビントン「何か思い出せない? 朝は何ともなかったんだよね?」 サトルステギ「うーん、変わった奴と会ったけど、特になあ」 リベリオ「(海の事だったら船長の方が気付くだろうしな)」 バビントン「ふーん……一応聞くけどどんな人だった?」 サトルステギ「いやー、オレもよく分かんねえだよなー。 男だったような女だったような、年上だったような年下だったような…… よく分からない奴だったんだよ。怪我もしてたみたいだった」
[449]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:39:25 ID:mtflXJis バビントン「怪我?」 サトルステギ「怪我って言うか、傷跡なんだけど、頭巾? で隠してたみたいでさ、 それでもはっきり左顔に見えたぞ。 赤目で髪は白かったような銀色だったような……まあそんな感じ。 なんか腹も減ってたみたいだった。だから、貝のミスソープあげたんだよ」 船長「ああ、あそこの蛤のみそ汁か。あれはなかなかうまかったぞ」 バビントン「あまり関係なさそうだね。大丈夫そうだった?」 サトルステギ「全部食べてたし、迎えも来てたから、大丈夫なんじゃねえかな。 あー、また食べたいなーあのスープ」 バビントン「そっか……? リベリオ、どうかしたの?」 リベリオ「ちくしょう、アルゼンチン人だけうまいもん飲み食いしやがって」 ヨッシー「(貝だったら別にヨースター島でも獲れるんだけどなあ)}
[450]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:41:27 ID:mtflXJis ──────────────────── ──────くっそー……手間取らせやがって…… ──────くれるのか? 助かる、ありがとう ──────お前、名前は? ──────後で礼はする、困った事があれば助けてやるよ ────────────────────
[451]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:42:45 ID:mtflXJis ──────対抗戦 会場───── サトルステギ「やっべぇ、シューズ置いてきちった」 バビントン「ええ!? 船!? 島!?」 サトルステギ「た、多分船!」 バビントン「多分、多分って……!」 リベリオ「おーおー、落ち着けって。船ならすぐ戻れば充分間に合う。 もし、島に置いてきたなら族長に頼んで届けてもらおう。 船には無線もあるから、とりあえず行ってこい。 俺は先に行ってテキトーに話しておくから。 (最近ナーバスだな。まあ、忘れるってのが問題だが……)」 バビントン「わかった。ほら、早く行くよ! ! リベリオ、悪いけど荷物お願い」 リベリオ「ああ、一応入り口の係員に説明しておいてくれ」 バビントン達が荷物を置いて走り出すと、 荷物を拾おうとしたヨッシーを制止する。 リベリオには頼みたい事があった。 リベリオ「ヨッシー、一緒に行ってきてくれ。 バビントン、最近怒ってばっかりだから、ちょっと様子を見ておいてほしいんだ」 ヨッシー「ん、分かったよ。後はお願いね。ちょっと飛んでくるよ」 リベリオ「飛ぶ? ああ、確かにそれが早いか。目立つけどな」
[452]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:44:44 ID:mtflXJis ヨッシーに面倒を頼み、見送ってから荷物を背負い待ち合わせの場所に向かう。 係員に案内され、ドアを開けると松山とバド、そして旧知であるドトールとアラマウがいた。 リベリオ「おお……!」 ドトール「なにやら活躍中だそうじゃねえか」 一方ドトール達はあまり驚いている様子はなく、どうやらある程度事情を把握しているようであった。 ドトールが立ち上がり近づいてきて、肩を組むと耳打ちをする。 ドトール「(手短に話す。お前のチームには入ってやれない)」 リベリオ「(え?)」 それだけ話すとポンと肩を叩き、荷物を半分受け取りイスに戻る。 リベリオ「(どういうことなんだ?)」 後に続いて席に座ると、再開の挨拶をすませ、チーム加入のついての話を避けて身の上話も続ける。 ドトール達は貴重なDFとして、至るチーム歩き回っていたようである。 いずれ、どこかに腰を落ち着けるつもりだそうだ。 後でチームメイトが来る話をすると、アラマウが身を乗り出して質問する。 アマラウ「サトルステギの野郎がお前のチームにいるのは間違いないんだな?」 リベリオ「(……そういうことか。入ってやれないって) ああ、一緒にいたからな」 ドトール「にしては、こっちに来てからすぐチーム作るってのは、 運がいいっていうのか貪欲っていうのか……」
[453]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:46:32 ID:mtflXJis リベリオ「それについては運だな。派遣選手がいなけりゃ、 今でもあっちこっちいってはスカウトする羽目になってた。 おまけにヨッシー達がいなければ、宿無しの生活だったかも分からん」 バド「それよりもよぉ、さっきの話の続きしてくれよ。 ラインの統率とかどうとか、気になってしかたねえ」 ドトール「おお、そうだったな」 ナイスだ、という表情は隠し、すぐに話題を移らせる。 お互いにDFとして出場するつもりであったためか、守りについての話題が占め、 いずれ連携の話になっていく。 早めにサトルステギの話を避けたかったためであったが、 試合直前でもあり意識はそちらに向けられていた。 ドトール「……と、いう具合でな、どうだ? 参考にはなったか?」 バド「実際にやってみねえとだな」 松山「(理解はできるけど、指示まで出せるだろうか……)」 アマラウ「それだけの体格と走り回れる体力があれば問題ねえよ。 あとはオレたちがやっからさ」 バド「そりゃ心強い」 松山「(サッカー先進国、その一面にでも触れられれば)」 しばらく談笑していると、シューズを取りに戻っていたバビントン達が戻ってくる。 どうやら、気付いた広大が気を利かせて、キノコ王国に住むヨッシーに届かせたのだ。 道中、無事に会う事ができ、早くに戻ってくる事ができた。 サトルステギの姿を見るや、アマラウは立ち上がり詰め寄っていく。
[454]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:48:08 ID:mtflXJis アマラウ「よお、久しぶりだなぁ」 サトルステギ「おお、久しぶりー!! お前らも来てたのかー!!」 アマラウ「ああ、元気そうで嬉しいぜぇ」 アマラウの行動にハラハラしつつも、当人は試合前であることを承知しており、 すぐに引き下がった。 後をついてくるように、ピエールとアモロが現れたこともあったかもしれない。 ドトール「こりゃまたご大層な」 リベリオ「(大物釣ったな、先生)」 ピエール「……君も来ていたんだな、松山」 松山「お互いにね。皆も巻き込まれたようだ」 程なくしてマリオが現れ、新田やキノシチョフ、DKを連れて来ている。 室内を見回し、参加人数を確認している。 マリオ「(一人除いて全員来ているみたいだな) 皆、よく集まってきてくれた。今回の対抗戦に参加してくれてありがたく思う。 いきなり押しかけたにも関わらず、信頼してくれたことを、全力で応えよう」 少しだけ話すと、松山達に近づいて話しかける。 マリオ「君達が松山君とバド君だね。会うのは初めてかな。 この試合に参加してくれてありがとう。 知っているだろうが、私がマリオだ。よろしく。期待しているよ」
[455]スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:50:26 ID:mtflXJis 松山「よろしくお願いします(ヒゲ……)」 バド「ああ、テキトーにやらせてもらうぜ」 同じく人数の確認をしていたヨッシーが違和感に気付き、マリオに話しかける。 ヨッシー「参加者はこれで全員?」 マリオ「いや、あと一人遠方から呼び寄せていてな、 もしかしたら何かしら原因で遅れてくるかもしれない。 実力も人格も問題ないから安心してほしい。 一通りプレイを見たいから、先にアップを始めて───」 勢いよく開けられたドアにその場にいる全員が注目する。 息を乱したビクトリーノが現れ、事情を知らない者でもこの試合に参加するのは分かった。 ビクトリーノ「すまねぇ……ケホ、ちょっとばかし遅れちまったぜ……」 マリオ「気にするな。あそこはよくダイヤルが乱れるからな。 遠路はるばるご苦労だった。ほれ、飲み物だ」 投げられたスポーツドリンクを受け取ると、軽い足取りで空いている席に座る。 マリオ「さっそくだが、一通りプレイを確認する。 準備体操を済ませたら、実力を見せてくれ」
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0ch BBS 2007-01-24