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集いし夢の結晶利根ねーさん
[577]名無しの利根ファン:2015/02/16(月) 23:01:44 ID:??? 即オチ2コマ漫画になりそう 日向さんの命が
[578]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:16:13 ID:??? 伝えられない気持ち。 不毛とは思うが、想いはどこかで吐きださなければならない。 バレンタインという日に、その吐きだしの形がチョコとなったのは至極自然な流れであったと思う。 伊勢「日向さぁ。そのチョコレート、どうするの?」 チョコ作りに没頭していた私に声を掛けたのは不肖の姉、伊勢。 彼女の言葉は考えてみればもっともだった。 私は吐きだしとしてこのチョコを作ったのだが、まさか捨てるわけにもいかない。 日向「……考えていなかったな。伊勢、食べるか」 伊勢「食べるわけないでしょ。デカデカと「提督 LOVE」なんて書かれたチョコを」 日向「ならどうしたものか……」 伊勢「提督にあげることができたらねえ」 そうなのだ。 まさかこのチョコを見て、私が伊勢に近親相姦的な懸想を抱いているとか。 扶桑や山城に同性愛的な感情を抱くなどとは誰も思うまい。 私は提督に恋慕し、またその気持ちを受け入れてもらった証として指輪を頂いている。 頂いている、のだが。 伊勢「日向、二人目だもんねぇ」
[579]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:25:17 ID:??? まぁ…そうなるのだ。 私は所謂愛人というものなのだろうか、二人目のケッコン相手と選ばれた。 その事自体に不満はない。 一番ではないが、彼に愛されていることは私に確かな力を与えてくれている。 問題は、私の気持ちが彼に伝えられないことにある。 だからこうして、満たされない気持ちのままにチョコなど作っていたのだった。 伊勢「大井さん、駆逐艦の子たちからもチョコを没収したんだって」 日向「…病的だな」 伊勢「ねえ。まさか、提督にあーんな執着するなんてさあ」 それは提督にとっても意外なことだったろう。 北上北上言っていた大井が、自分にこうまで執着するとは。 日向「そうだな。だが、彼女の気持ちも少しはわかる。少しは」 伊勢「ええっ、意外とドロっとしてんね日向」 日向「さすがに子供から没収するほど無分別ではないがね」 溜息を吐き、チョコを見つめる。 見つかればジュウコンしてようが同じだ。 むしろ大井はやっと本性を出したかとばかりに大暴れするだろう。 日向「(容易に想像できるのが何とも…)」
[580]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:28:28 ID:??? 伊勢「……改めて聞くけどさ、そのチョコどうすんの?」 日向「大井に目のつかない方法で処分するしかないだろう。 それともなんだ。食べる気になったか?」 伊勢「さすがにいらない」 日向「そうか」 …さて。 どうチョコを処分したものかな。 1. 投げ捨てる 2. 暖炉に放り込む 3. 伊勢の口の中に押し込む 4. ……捨てるのは無理だな 5. 大井と戦う 6. ほか
[581]名無しの利根ファン:2015/02/16(月) 23:34:39 ID:??? 4
[582]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:39:42 ID:??? 日向「………」スッ 伊勢「あん?どうしたの日向。どっか行くの?」 日向「ああ。捨てるのは私には出来ない。 …誰か、大井に言わず食べてくれそうな艦娘に食べてもらうことにするよ。 それが想いへのせめてもの供養だろう」 伊勢「……難儀だね…」 日向「なに。指輪を受け取った時から覚悟はしていたさ」 ………。 さて、どこに行こうか。 1. 空母寮 2. 戦艦寮 3. 重巡寮 4. 軽巡寮 5. 駆逐寮 6. その辺をぶらぶらする 7. 他
[583]名無しの利根ファン:2015/02/16(月) 23:43:01 ID:??? 5
[584]名無しの利根ファン:2015/02/16(月) 23:44:29 ID:??? 6
[585]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:54:53 ID:??? 日向「(駆逐艦の子たちなら、気にせず食べてくれるだろう)」 流石にこのデコレーションは誤魔化しようがないが…。 まあ、何とでもなるだろう。 少なくとも、事情を知っている戦艦たちに通夜のような顔をして食べられるよりはまだいいだろう。 日向「…ん?」 潮「………」ダッ 日向「おい、潮。どうした?」 誰に頼むか、と廊下を歩いていると、走ってくる潮に遭遇した。 何かあったのかと呼び止めるが、彼女はそのまま走って行ってしまった。 ……ああ。彼女もやられたのか。 そんなことを思っていると、彼女の姉妹らが追って廊下を走ってきた。 朧「あっ、日向さん」ゼェゼェ 漣「日向さん、潮ちゃん見ませんでしたか?」ハァハァ 日向「向こうに走って行ったのを今しがた。……大井か?」 曙「そうよ!潮は義理のチョコを渡そうとしただけなのに…さすがあのクソ提督とケッコンした奴だけあって根性ひん曲がってるわね!」 朧「曙!」 曙「あっ……。そ、その…。日向さんは違くて…」
[586]航空戦艦は空を飛ばない ◆2pV1gRdG.o :2015/02/16(月) 23:58:04 ID:??? 日向「……いや、構わないさ。私も大井には逆らえない、ダメなやつだからな」 漣「日向さん……」 日向「………」 ここでチョコを渡すのは空気が読めていないだろうか。 ううむ、よくわからない。 この辺りの事は、伊勢ならばわかるものなのかな。 朧「(ど、どうしたんだろう、日向さん…)」 漣「(考え込んでるね…)」 曙「(わ、私の言葉を気にしたとか…ないよね?)」 日向「……君たち」 1. …早く潮を追ってあげて。傷ついているはずだろう 2. …その、よかったら食べてくれ 3. 他の被害者は知らないか? 4. 日向は激怒した 5. ほか
[587]名無しの利根ファン:2015/02/16(月) 23:59:05 ID:??? 3
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0ch BBS 2007-01-24