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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
[407]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/17(火) 23:20:50 ID:??? ★佳歩のボーナス判定→ ハート4 ★ ハート→必殺ドリブル「やや華麗なドリブル」習得! 最近伸び悩んでいたとはいえ、佳歩はその間も努力を怠っていたわけでは無かった。 むしろ最近は、パスカルが鈴仙とのツインシュートを身に付けた事もあり、 当初からの目標だった鈴仙とのツートップを確固たるものにするべく、人並み以上の努力を重ねていた。 タッ、タッ、タッ……! 佳歩「はぁ、はぁ……! ま、まだですっ!」 永琳「……思ったよりも、粘るわね」 練習において、永琳が試しに大き目の負荷を与えても、佳歩は決してくじけずに最後まで耐え抜く。 それも、単純な根性論だけでは説明できないレベルで。 永琳「……良い感じね。 だったら、もうちょっとハイレベルな練習をしてみようかしら?」 佳歩「――はい、おねがいします!」 佳歩の基礎体力は着実に努力の成果を受け、成長していた。 それに加えこの時、佳歩がこれまで実らずとも水をやり続けた努力が、偶然にも花開く。 永琳が特別な教法を行った訳では無い。繰り返すが、これはあくまで全くの偶然だった。
[408]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/17(火) 23:21:53 ID:??? ……一般論として。 ごく一部の天才を除き、ある一定の線を超えるまで、努力しても成果が出ないのは当たり前である。 しかし、多くの凡人はそれに気づかず、壁にぶつかった段階で「自分には才能が無い」と妥協したり諦めたりしてしまう。 ごく一部の往生際の悪い凡人、もしくはうぬぼれの強い凡人は壁にぶつかろうとも、 「もう少し頑張れば、壁を越えられるかも」「自分は天才だから、壁を越えられるに決まっている」 などと思い込み、そしてその結果――やはり多くは夢を引き裂かれ絶望する。 結局、凡才が努力して成功する……などという話は極々一部のレアケースであり、それこそ夢物語に過ぎないのだ。 佳歩「鈴仙さまだって……頑張って、打ちのめされて、時には絶望して。 それでも、泣きそうな顔で諦めずに進み続けたんだもの。そんな鈴仙さまとツートップになる人は……!!」 ダッ! バシュウッ! シュンッ! 永琳「!? 動きが急に早くなった!?」 そして今、永琳の眼の前に居るのは……残念ながら、天才では無く凡人だった。 佳歩は何度も鈴仙とのツートップとして活躍するという夢を掴みかけ、 そしてその都度、自分の未熟さにより夢を掴めず絶望していた。 しかし、佳歩は凡人だが、こと鈴仙とツートップを組むという夢に関しては、往生際の悪さもうぬぼれの強さも天才的だった。 活発なショートヘアを月夜にはためかせ、大きな瞳でボールを睨みながら、 佳歩は少しずつ、しかし着実にその動きの精度を高めていく。 それはこれまで目標として努力していながら、どうしても出来ない動きだった。
[409]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/17(火) 23:23:17 ID:??? 佳歩「鈴仙さまとツートップになる人は。 ――私みたいに、鈴仙さまの事しっかり見てる人じゃないと……務まらないもんっ!」 ビュンッ! 佳歩は空中で低い軌道で一回転ジャンプ。 永琳の胸元からボールを鮮やかに奪い終わると、そのまま技巧に富んだ『やや華麗なドリブル』を見せる。 永琳が試しに技を使わずタックルに向かったが、その水準はパスカルや本気のてゐにも匹敵している。 さしもの永琳ですらボールを完璧に奪い取る事は殆ど出来ず、精々が弾くのみに留まった。 それからタックル、パスカット、ブロック等守備系の練習に、シュート、パスなど他の攻撃系の練習も行ってみると、 佳歩が見せたパフォーマンスは、全体的に前の試合からみて明らかに向上していた。 ――佳歩の才能は、今この場の練習をきっかけに開花し、佳歩に爆発的な成長をもたらしたのだ。 永琳「……前に貴女に特訓をした時、どうして失敗したかが分かったわ」 数分後、永琳は諦めたように肩を竦めて、納得したように佳歩に話しかける。 永琳「私は最初、名有りとして覚醒した貴女の力は、あくまで才能に依拠していると思った。 だから、その才能を伸ばすような練習メニューを組んでいた。 あれであの時は、私なりに色々と考えていたから。 ……だから、失敗した時は正直、貴女やウドンゲには悪いけど、見込み違いかと思ったわ」 佳歩「そ、そんな……やっぱり私、お師匠様に失望されてたよ……」 永琳「御免なさいね。……でも、そんな私の推測は半分が当たり、そして半分が外れた。 つまり、貴女にサッカーの才能が無かったのは残念ながら事実だったようだけれど。 貴女は、それだけで決して唾棄されるべき存在では無かった……と言う事ね」
[410]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/17(火) 23:28:46 ID:??? このとき、永琳は冷静に分析を述べつつも純粋に驚いていた。 佳歩の才能は鈴仙やパスカルにも劣る。 それなのに、今の佳歩のストライカーとしての能力は、それらと比べても遜色は無い。それどころか、一部においては凌駕している。 如何に努力やその他理想論を叫んでいても、結局は、生まれついての才能こそが全てを決定する。 『プロジェクト・カウンターハクレイ』に与するにも関わらず、永琳からはそんな考え方が抜けきれないでいた。 しかし――眼前の佳歩は、きっかけが偶然とはいえ、確かに明らかに、永琳の考え方の例外を体現する存在と進化していた。 永琳「(……これがもしも鈴仙の、引いては中山政男の力というならば、全く恐ろしいと言わざるを得ないわ)」 永琳は、疲労を見せながらも充実した笑顔を見せる佳歩を見て、改めて中山政男という男の影響力に関心し。 永琳「(……そして、この中山政男に影響を与えた、言わば一連の異変の始祖とも言える存在。 『ソレ』が果たして、どんな力を秘めて、どんな影響を周囲に撒き散らかしているかは……考えたくも無いわね)」 そして、自分達が近い将来邂逅する事となるであろう大いなる存在の偉大さを感じ、俄かに恐怖していた。 *佳歩の全能力が+1、最大ガッツが+50、さらにドリブル、パス、シュート、せりあいが+1されました。 *佳歩が新ドリブル技『やや華麗なドリブル(1/4でドリブル+2)』を習得しました。
[411]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:19:36 ID:??? 〜大会10日目・固定イベント〜 【試合結果ハイライト・10日目】 大会10日目、予選リーグ最終日の試合は2試合。 幽香やリグル率いる雑魚妖怪チーム対、さとりや勇儀率いる地霊殿サブタレイニアンローゼスと、 白蓮や星の居る命蓮寺ロータス対、名無しのチームとの組み合わせだ。 まずは前者、鈴仙達ルナティックスが属するCグループの最終試合でもある 雑魚妖怪と地霊殿との戦いを見てみると――。 *** 空「えいっ! ゆ、遊戯王さんっ!」 ポーンッ! 勇儀「おしいっ、私は王じゃなくって女王さね! ま、女王ってのも似合わねえがな! ――さあ食らって死ね、『大江山嵐』ッ!!」 グルンッ! ボオオオオオオオオン!! バギドゴグシャッ! レティ「グッ……、あ、相変わらず凄いパワーね星熊勇儀……!!」 グラッ……ドサッ。 ―――ズバァァァァァッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
[412]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:20:37 ID:??? 実況「決まった〜〜!! ゴ〜〜〜ル!! これで2−4! 後半26分、地霊殿の超豪華大型FWによる連携技が光りました! 空選手のポストプレイによってフリーでボールを得た勇儀選手! ゴール際でのトルネードシュート……『大江山嵐』で、この試合ハットトリックを決めました〜!」 謎の向日葵仮面「(ちいいっ……私も『マーダースパーク』でハットトリックしたいけれど体力が。 前半中にチャンスを焦り、『フラワーパス』を乱発し過ぎたのが悪かったわね……)」 ――雑魚妖怪チームも、後半から幽香に代わり途中出場した謎の向日葵仮面の活躍もあり奮戦したが、 後半終了間際になると、やはり選手層の厚さから、一方的に点を奪われる展開が増えて来た。 謎の向日葵仮面の『マーダースパーク』とレティの堅守により、 後半開始時は2−1だった点差も、お燐のサイド際のドリブルや勇儀のキックオフシュート。 そして空のダイナミックなダイレクトシュートにポストプレイで雑魚妖怪チームは翻弄されていき、 今こうして2−4と、相手に勝ち越しの点を入れられてしまった所である。 リグル「凌辱パワーが足りなくて謎の向日葵仮面さんが苦しんでいる……! きっと私のせいだ。 このままだと、謎の向日葵仮面さんが死んじゃう!?」 さとり「何なんですかあのゆ……謎の向日葵仮面さんは。 あの人、明らかに私の心臓狙ってませんか?」 矢車「心配するな。 貴女は俺が守る」 さとり「気持ち悪いのでやめてください。シュートの魔王の必殺シュート並に心臓に来ました」 矢車「どうせ俺なんか……」松山「おかえりなさい、あにきぃ……」(←松山は心の声) ゆう……謎の向日葵仮面以外のストライカー――リグル、ルーミア、ミスティアと、 地霊殿のGK・古明地さとりとの相性の悪さも大きく響いた。 PA内からのダイレクトシュートを得意とする三人は、PA内のシュートは必ず止めるさとりに対し無力。 必然的に、ゆう……謎の向日葵仮面の負担が大きくなり、彼女が中盤の支配に向かえないのも敗因だった。
[413]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:21:40 ID:??? こいし「で〜い! これが本邦初公開の私の必殺シュート。 低いシュート+4、吹っ飛び係数5の『ブランブリーローズガーデン』だよ〜……って」 レティ「そこそこ良いシュートだけど……それは止める!」 バッ! バチイッ!! こいし「あ〜ん。 威力55ぽっちじゃやっぱりダメか〜」 試合は後半ロスタイム、意味なくオーバーラップをかましてきた地霊殿のSB・古明地こいしが 意味なく必殺シュートを放ち、それを僅かに疲弊したレティが、しかし依然一流の動きでそれをクリアしたところで。 ……ピッ、ピッ、ピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! リグル「お、終わっちゃった……。 私、結局なんにもできなかった……」 ――純粋で、それ故に自信に溢れていた少女は、少しだけ現実の辛さと厳しさを理解するのだった。 雑魚妖怪チーム 2 − 4 地霊殿サブタレイニアンローゼス 試合終了!
[414]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:23:05 ID:??? *** マミゾウ「それっ、決めろよ寅丸ッ!」 バシュッ! ……パシッ。 星「ありがとうございます、マミゾウさん。 ええ、もちろん決めて見せます!! 私の……『アブソリュートジャスティス』で!」 バギュウウウウウウウウウッ、ズバアアアアアアアアアアッ!! ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! Dブロック最終試合、命蓮寺ロータスと名無しチーム――毛玉達の逆襲との試合は予想通り一方的だった。 鈴仙との会話の影響か、何時になくストライカーとしての自負に溢れた星は、 気合を入れ過ぎて失敗しないか冷や汗をたらす従者の予想を良い意味で裏切りハットトリック。 ぬえ「……っと。ウチらのチーム、シューターは寅丸だけじゃあ……ないよっ!」 グワァッ、バギュウウウウウウウウウウウウッ! ズバッ! ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 毛玉チームも早々に3点取られたところで流石に星の危険性に気付き、慌ててマークをしても、 ウインガーのぬえ――今日の試合も1アシストを献上している――が近場のマミゾウからアシストを貰い、 必殺シュート『平安のダーククラウド』で1点。マミゾウはこれで星の分を含め2アシスト。 そして極め付けは――。
[415]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:24:40 ID:??? 毛玉H「わ、わさわさ〜〜!!」 バシュッ。 ヘロヘロ…… 響子「ん。 これは……―――ヤマビコ出来るっ! えーい、『マウンテンエコー』ーーーっ!」 バギュンッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!! ズバァァァァッ! ――ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!! 毛玉達のなけなしのシュートを、DFのヤマビコ妖怪・幽谷響子が珍しく本領発揮し跳ね返す。 そのシュートは撃ち損じのただのシュートという事もあり、ゴールに入るかは怪しい所だったが……。 所詮は毛玉、突然放たれたカウンターシュートに対応できず、ゴールを許してしまう。 ……ピッ、ピッ、ピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 白蓮「(私達はまだまだ修行が足りなかったけれど。 ……それでも今は、この結果を感謝して受け入れるしかありません)」 こうした珍事もあり結果は5−0の快勝。 命蓮寺ロータスは予選リーグで漸く1勝を掴む。……が、彼女達は既に2敗。 決勝トーナメントへの進出は、3勝の博麗連合2015。そして、2勝1敗の守矢みらくるずに譲る事となった。 命蓮寺ロータス 5 − 0 毛玉達の逆襲 試合終了!!
[416]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:25:41 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 9ゴール レミリア 8ゴール 鈴仙 7ゴール 勇儀 6ゴール フランドール、来生、射命丸 5ゴール 魔理沙、屠自古、星 4ゴール 諏訪子、森崎 3ゴール 早苗、霊夢、神子、反町、謎の向日葵仮面 2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空 1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子 影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、岬 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 5アシスト 霊夢 4アシスト てゐ、パチュリー、神子 3アシスト 早苗、ピエール、小町、小悪魔、マミゾウ 2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐 1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、アリス、レミリア 衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ
[417]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/18(水) 00:47:09 ID:??? 予選リーグ 結果 Aブロック 1位 聖徳ホウリューズ 3勝0敗0分 2位 紅魔スカーレットムーンズ 2勝1敗0分 3位 バケバケ同盟 1勝2敗0分 4位 羽目玉チーム 0勝3敗0分 Bブロック 1位 妖怪の山FC 2勝0敗1分 得失点差 +6 2位 妖精大連合 2勝0敗1分 得失点差 +5 3位 人里FC 1勝2敗0分 4位 スカーレットムーンズ二軍 0勝3敗0分 Cブロック 1位 永遠亭ルナティックス 3勝0敗0分 2位 地霊殿サブタレイニアンローゼス 2勝1敗0分 3位 西行寺亡霊連合 1勝2敗0分 4位 雑魚妖怪チーム 0勝3敗0分 Dブロック 1位 博麗連合2015 3勝0敗0分 2位 守矢みらくるず 2勝1敗0分 3位 命蓮寺ロータス 1勝2敗0分 4位 毛玉たちの逆襲 0勝3敗0分
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0ch BBS 2007-01-24