※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[267]森末(仮):2015/02/15(日) 00:30:58 ID:??? ゴールが決まった瞬間、地鳴りのような歓声が沸きあがった。 ドッ! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! 実況「きっ……決まったァァァァ〜ッ!! ゴール! ゴール!! ゴール!!! 全日本、3点目〜ッ! 決めたのはやはりこの人、全日本のエースストライカー、板野くん!! 後半11分、得意のマグナムボレーが火を吹いたァァァッ!! なんと天才、ファン=ディアスくんを吹き飛ばしてのゴールッ!! これは試合も決まってしまったか〜!?」 真「す、すごいなぁ。 ついこの間話したばかりだけど、あの時は本当に普通の中学生って感じだったのに。 あんなシュートを打てるんだもんなぁ」 響「やったぞ! もう1点でハットトリックだ〜!!」 ヘルナンデス「! ……ハンブルグ戦の時より、威力が上がっている?」 ジェンティーレ「………………」 ストラット「(あれは……俺のマグノスゾーンシュートよりも、純粋な威力でも上か……? ……馬鹿な)」 シュナイダー「………………」 カルツ「(たまらんぜよ。 ありゃ、シュナイダーちゃんのファイヤーショットよりも威力があるんじゃないかね。 うちのGKじゃ止められんぜ……)」 シェスター「天才といえど、やはり1人じゃ駄目か。 多勢に無勢過ぎるな」 マーガス「……恐らく、これで決まりだろう」 パスカル「あ、あああ……ディ、ディアス……」 ガルバン「なんという、事だ……あ、ああっ!?」 バティン「うっ……!」 板野の放ったマグナムボレーは、何よりもインパクトがあった。 その威力は既に世界でも屈指のレベルと言え、豪快にディアスを弾き飛ばして決めた事により、 客席からは板野への称賛の声が降り注ぐ。 だが、それとは別の声もまた――ディアスへと浴びせられた。
[268]森末(仮):2015/02/15(日) 00:32:06 ID:??? ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!! 観客「何が天才だ、この野郎!」「試合開始直後と前半終了間際だけじゃねーか!」「情けなく吹っ飛ばされやがって!」 「弱小国なんかに負けてるんじゃねーぞ!」「だからニホンは強いんだって……」 ディアス「………………」 天才と呼ぶにふさわしいセンスを持ち、実際にそれをプレイで見せたディアス。 しかし、この窮地に至り、彼はつい三十数分程前には歓喜に満ちていた観客たちから、罵声を浴びていた。 天才でありながら、再三に渡りプレイで目立った活躍を魅せられていない。 天才でありながら、弱小国(の筈)である日本に負けそうになっている。 自他ともに認め、実際に試合開始直後にその才能を見せつけたからこそ、観客たちの期待は高まり――。 そして、それがひっくり返された時、彼らの怒りがディアスに向かうというのは当然の話だった。 当然過ぎて、地に伏すディアスはこの罵声に怒りもしなかった。 バルバス「(ああ、ディアス……! どうして、こんな事に……!)」 そんなディアスの姿を見て、監督のバルバスはベンチで頭を抱えていた。 彼には、この事態がディアス1人の責任ではない事がわかっていた。 否――彼だけではない。アルゼンチンの誰もが、ディアスのせいではない事を理解していた。 バルバス「(点を取れていないのはディアスが引かざるを得ない状況ばかりだからだ。 攻め込まれ続けたのはディアスが引いた事で前で止める選手が誰もいないからだ。 点を3点も取られたのは純粋にニホンの実力が高いからだ。 全てをやりきろうとしたディアスを、どうして、誰が、責められるんだ……)」 バティンがいれば、ディアスは守備に集中しバティンが得点を挙げる事も可能だったろう。 パスカルがいれば、パスカルが前で止めキープする事も可能だったろう。 ガルバンがいれば、彼に守備を任せてディアスが一気攻勢に出る事も可能だったろう。 だが、いない。彼らはいない。全てにおいて、アルゼンチンはディアスに頼り切らなければならない。
[269]森末(仮):2015/02/15(日) 00:33:30 ID:??? バルバス「(神よ、サッカーの神よ。 貴方はあまりにも惨い……。 何故、ディアスなのだ。 このような目に合わなければならないのが、何故、貴方に1番愛されたディアスなのだ)」 答えなど返ってこない筈の問いかけを胸の内でするバルバス。 彼は悲しみに打ち震えながら、フィールドで倒れるディアスをただただ見つめていた。 決して震えていたのは、半裸な為に寒いからという訳ではなかった。 こうして、アルゼンチンの関係者たちが絶望に打ちひしがれる中。 ゴールを決めた板野は――。 A.「やったぞおおおおおおおお!!」 勝利の雄叫びとガッツポーズだ! B.「決めたぞ。 俺は世界一のストライカーになる!」 自分の夢を宣言だ! C.「天才ディアスを打ち負かした俺こそ、超天才だ!」 俺は……超天才だ! D.「ナイスパス、三杉!」 突破から上手くアシストした三杉に感謝する E.「みんな、戻ろう! ディアスはすぐに来るぞ!」 ディアスを警戒する F.「立てるか、ディアス?」 倒れるディアスに手を貸す G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[270]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:34:10 ID:ploJRAHc A
[271]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:35:04 ID:fftaRLz2 E
[272]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:35:14 ID:PvZVkwlQ A 超天才w
[273]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:54:55 ID:??? 本編でJY敗退したときヘルナンデスは拷問と表現したけど ディアスもそう思うことになるのだろうか
[274]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:55:43 ID:??? ディアスに拷問をかけるのはやめてやってくれ! スケープゴートとして来生を差し出すからw
[275]森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:59:59 ID:??? イタリアと真逆っぽいから...おそらくそうなる。 拷問に近い感情をもつようになるだろうね。 ただ、違う点はGKじゃないから敗北の理由が ヘルナンデス→自分の直結するプレイで失点→キャプテンとしてもGKとしても批判 ディアス→結果的に勝利できなかったことへのキャプテンへの批判(MFとしては不満なし) とダメージを受ける部分が比較的ディアスの方が軽いとも言える
[276]森末(仮):2015/02/15(日) 01:02:17 ID:??? >A.「やったぞおおおおおおおお!!」 勝利の雄叫びとガッツポーズだ! ================================================================================== ゴールを決め、ディアスが倒れてるのを見、電光掲示板を確認して――。 板野はようやく、絶叫をした。 板野「(勝ったんだ!! 俺が、ディアスに勝ったんだ!!)」 この時板野の心中に渦巻いていたのは、ただただ、歓喜。 原作、本編、共に主人公たちを苦しめた天才を――弱体化しているチーム状況があるとはいえ、 その上から文字通り吹き飛ばして勝利を収めたのである。 サッカー選手として、そしてキャプテン森崎ファンとしてこれを喜べない筈がなく、思わず慣れないガッツポーズをしていると、 周囲の者達も明るい調子で板野の元へと集まり手荒く祝福をする。 松山「ナイスシュート、板野! この時間帯にこの追加点は大きいぞ!! それに、ディアスを吹き飛ばした上でのゴールとなれば……」 岬「うん、相手の士気の低下は免れないだろうね。 そういう意味でも貴重な追加点だ。 (やはり君とは仲良くしておいた方がよさそうだな)」 新田「(やっぱり板野さんは凄い……俺が目指すって言っても、今じゃハナで笑われるのがオチだな。 でも、いつかは……!)」 井沢「へへへ、ディアスが倒れてる。 いい気分だぜ」 三杉「ディアスが飛び込んできた瞬間はヒヤリとしたが、よく決めてくれた。 それでこそストライカーだ」 板野「え、えへへ……」 井沢「なんだ? 照れてるのかよお前……おかしな奴だな」 新田「(ちょっと気が抜けそうだけど……傲慢で他の選手を馬鹿にする奴よりは、こうやって照れたり笑ったりしてくれる人の方がいいや)」 板野「(ディアスを倒して、ゴールを決めて……全日本のメンバーに褒められて。 にやけるなって方が難しいよ)」 元々松山と新田をはじめとし、板野は比較的友好的な関係を築けているメンバーが多い。 三杉や岬といった板野と深くかかわり合っていない者達も、改めて板野の功績を褒めた。 これには板野も頬をかいて照れ笑いをし、一同はそんな板野の様子に苦笑をしながらいい雰囲気のまま戻っていく。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24