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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[346]森末(仮):2015/02/16(月) 01:03:47 ID:??? ここで活躍を見せたのは若林であった。 ディアスにも意地があれば、若林にも意地がある。 チーム内での地位を向上させる為にと、その『必ず止める』という強い意志を拳に乗せて、 若林はギリギリまでシュートコースを読み、その体を横っ飛びにしながら大きくパンチング。 若林「貴様が天才ならば俺もまた天才GK、若林源三だ! こんなシュートが通用するか!」 ディアス「こ、の……野郎……! ゴホッ……」 中西「(なーにが天才や……って言いたい所やけど、実際最初の1点目以外はこいつの活躍は手放しでしか褒められへんよなぁ)」 中里「(やはり彼奴もまた実力者でござる。 侮りがたし……)」 シュートを阻んだ若林は既に膝に手をつき、 息を荒げて声を出すのも苦しそうなディアスへと挑発するように宣言をした。 ハンブルグ戦の失態があるとはいえ、彼もまた小学生時代には天才GKと称された男。 腹立たしげに若林を睨みつけるディアスは、やがてそれもやめると守備に戻り始めたのだが……その足はふらつき、覚束ないもの。 既に体力を限界まで使い、まともに走る事すら出来なくなった今……それでも彼は、走った。 若林「(よし、1失点こそはしたがまずまず……といった出来か)」 板野「(若林……ちょっと不安だったけど、ここも守ったのか。 やっぱり基礎的な能力はサブキーパーレベルじゃないもんな)」 こうしてアルゼンチン、最後の攻撃は終わった。 誇りにかけて戦い続けた男、ファン=ディアスの体力が切れ時間も残り少なくなった今、 アルゼンチンがここから得点を取れる可能性は皆無。 アルゼンチンが引いて守りせめてこれ以上失点はしないようにとする中で全日本も無理して攻める事はなく、 試合はそのまま終了するのだった。 ピッピッピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 全日本 4−1 アルゼンチン ※若林がセービングフラグを回収し「とめる!」を習得しました。 若林支持率 20→22。 中西、中里の若林への好感度が+1されました。
[347]森末(仮):2015/02/16(月) 01:04:48 ID:??? 大会得点王ランキング 3ゴール 板野 1ゴール 反町、ディアス 大会アシスト王ランキング 1アシスト 松山、岬、三杉、沢田
[348]森末(仮):2015/02/16(月) 01:05:56 ID:??? 実況「試合終了〜! 全日本、なんとなんと、強豪国アルゼンチンを4−1と大差で下しましたァァァッ!! 攻めては板野くんを中心とした攻撃陣が幾度となくアルゼンチンゴールを脅かし、 守っては松山くんをはじめ、ディアスくんの突破を何度も阻みました! ディアスくんの実力の高さは、皆さんもご存知の通りだったでしょう。 そのアルゼンチンを相手に、大差で勝利!! やはりハンブルグと戦い引き分けで終わったというのはフロックではありませんでした! これは今大会のダークホースと言える国が、早々にその実力を見せたと言わざるを得ないでしょう!」 ざわざわ…… ざわざわ…… 観客「絶対アルゼンチンが勝つと思ったのにな」「期待外れにも程があるだろ、何が天才だよ」「だからニホンが強いんだって」 「まあ……マグレでアルゼンチンに勝てるとは思えないよな」「でも次のイタリアは無理だろ」「ああ、あそこは強いぜ」 真「へへっ、やったね響! 日本が勝ったよ!」 響「うん! それに板野くんもハットトリックしちゃったぞ」 ヘルナンデス「ニホンが勝ったか。 ハンブルグ戦を見ている限り、サッカー後進国とは思えない程の選手がいた事はわかっていたが、 それでもこの結果は予想外だな」 ジェンティーレ「ふん、それにしてもアルゼンチンは情けない。 ジャッポネーゼにここまで好き勝手やられるとはな」 バンビーノ「だけどディアスの実力自体は侮れるものじゃないぞ」 ランピオン「確かにな。 だが、ヘルナンデスとジェンティーレならやってくれるさ」 ストラット「(ニホンのストライカーはハットトリックか……俺も、それに負けないくらいの結果を残さないとな)」 カルツ「いや〜、しっかしワカバヤシの奴、キレキレだったな」 シュナイダー「俺がハンブルグにいた頃にあれくらいやっていてくれればな」 パスカル「ああ……そんな……」 ガルバン「イタリアに勝つ、しかない。 だが……か、勝てるのか……」
[349]森末(仮):2015/02/16(月) 01:07:21 ID:??? 森崎「ケッ、面白くねぇ。5点くらい取られてりゃいいものを」 ニネー「(うーん、パスカルくんやガルバンくんを外しても3点くらいは入ると思ったんだけど……。 やっぱり実際に賽を振ってみなければ、試合がどうなるかはわからないわね)」 翼「流石は若林くんだな。 それに、あの板野っていうのもやっぱり凄い選手だ。 早く戦いたいなぁ」 試合が終わり、観客たちからはアルゼンチンへの失望と日本の予想外の活躍への称賛の声が聞こえ始める。 事前の予想では、当然ながら南米の強豪国であるアルゼンチンが弱小国の日本を大差で打ち破るものだと思われていた。 だが、蓋を開けてみれば結果は真逆。 日本がアルゼンチンを相手に3点差をつけて勝利をしたのだから、彼らが驚くのも無理は無い。 一部からは天才という名ばかりで結局大敗を喫してしまったディアスに対する非難が浴びせられ、 観客たちの身勝手な手のひら返しを聞きながら、この試合を観戦していたアルシオンは腕を組んだままフィールドのディアスを見つめる。 アルシオン「(天才か……確かに、とてつもない才能だ。 攻撃能力は俺ともほぼ変わらんだろう。 アルゼンチンの"英雄"という言葉も、間違ったものではない。 だが、"王"ではなかった。 王は配下がいてこそ初めて王となる。 1人だけの王とは、ただの裸の王様だ。 ファン=ディアス……お前にとってのただ一つの不幸は、仲間に恵まれなかった事だな)」 ジョアン「よく見ておけ、アルシオン。 お前はこうではない。 お前はイタリアの未来を担う男じゃ。 ディアスをも超える才能に、わしの知識を合わせ。 そしてタレントが豊富なイタリアJrユースの者達を手足の如く使い、お前は王の座を駆け昇るのじゃ」 アルシオン「はい」 誇りでもなく、意地でもなく。 ただ頂点を目指したい、誰よりも輝く星になるという思いを抱くアルシオン。 彼は己と同等と言える才能を持つディアスを見て、そう評価を下した。 ディアスは天才かもしれない。英雄かもしれない。だが、王にはなれないと。
[350]森末(仮):2015/02/16(月) 01:08:25 ID:??? サビチェビッチ「……ジョアンさん」 ジョアン「む? どうかしたか、サビチェビッチ」 サビチェビッチ「……話では、私もイタリア国籍を取得する手筈になっていましたが」 ジョアン「ああ、そうじゃ。 ヘルナンデスもヨーロッパNo.1キーパーと言われてこそおるが、 世界レベルで見れば上の中という程度じゃろう。 じゃが、お前は上の上……ヘルナンデスには無い巨躯と、それを生かしたセーブがある。 真のカティナチオを形成する為には、お前の力が必要じゃからな」 サビチェビッチ「その話、無かった事には出来ませんか」 ジョアン「な、なにっ!?」 アルシオン「!!」 そして、そのアルシオンとはジョアンを挟んで反対側にいる男。 ジャン=サビチェビッチは……無表情のままにその口を開き、ジョアンとアルシオンを驚かせた。 彼はアルシオンと同じくジョアンの愛弟子であり、 ジョアンの手引きによってイタリア国籍を取得し今後イタリアサッカー界を背負って立つ人間の筈であった。 攻撃においては万能性を持つアルシオンに、ヘルナンデスをも超えるセービング技術を持つサビチェビッチ。 彼らをこのまま育てていけば、必ずや栄光を掴めるはずであるとジョアンは考えていたのだ。 にも関わらず、ここに来てサビチェビッチが突如イタリア国籍を取得する事をなしにしたいと言えば、当然ジョアンとしては驚きしかない。 否、ジョアンだけでなく――共に練習をしてきたアルシオンですら、目を丸くした程であった。
[351]森末(仮):2015/02/16(月) 01:10:52 ID:??? ジョアン「何を言っている、サビチェビッチ! 一体どういうつもりじゃ!?」 アルシオン「………………」 サビチェビッチ「…………試してみたいのです」 どういう心境で心変わりをしたのか、ジョアンがサビチェビッチを問い詰めると、 サビチェビッチは相変わらず無表情なままに、一言だけ呟いた。 サビチェビッチ「私とアルシオン……どちらが優れているのかを」 アルシオン「……何時になく、今日は喋るなサビチェビッチ。 俺と勝負をしたいだと?」 サビチェビッチ「ああ。 私は王になる気はない。 そして、王に仕える気も無い。 下手なチームに入ってお前にボロ雑巾にされるのはゴメンだからイタリアに入るつもりはあったが……。 お前と同等か、それ以上の才気を見せられてはな」 ジョアン「ばっ、馬鹿な……! まさか、アルゼンチン国籍を取得するつもりだというのか!?」 アルシオンとサビチェビッチは、決して仲が悪い訳ではなかった。 無論、いい訳でもない。 他人に対して深く干渉をしないアルシオンに、寡黙なサビチェビッチ。 彼らがここまで話し合ったというのも、もしかしたらこれが初めてだったかもしれない。
[352]森末(仮):2015/02/16(月) 01:12:19 ID:??? そんな中で、サビチェビッチはアルシオンに対して少々の劣等感を抱かされていた。 サビチェビッチはジョアンに才能を見出されており、鍛え上げられていたが、ジョアンが執心していたのはアルシオン。 実際、サビチェビッチもアルシオンとは選手としての格が一歩及ばないと感じていたのだからこれに文句は言えず、 常に劣等感を抱きながらも共に過ごしてきた。アルシオンからは歯牙にかけられていない、一方的なライバル感情と言っていい。 そして、このままアルシオンの元で、イタリアJrユースとして戦うのかとサビチェビッチは思っていたのだが……。 今日の試合を見て、その考えは180度変わった。 ファン=ディアス。マルク=アルシオンと同等か、はたまたそれを超える程の実力者を見つけたからである。 サビチェビッチは世界を知らなかった。狭い、ジョアンの手の平の上の世界しか知らなかった。 だが、気づかされたのだ。天才と呼ばれるものは、どこにでもゴロゴロいるという事に。 どこに行っても天才がいて、どこにいても彼らと戦う事となる。 ならば――このライバル心に逆らう事なく、素直にアルシオンと勝負をしたい。 出来る事ならば、それに気づかせてくれ――そして攻撃能力が高い選手がいるチームに入りたい。 彼がその結論に至ったのは、自然な事と言えるだろう。 サビチェビッチ「ディアスの攻撃力は凄まじい。 私がゴールを守り切れば、相当な強豪国にアルゼンチンはなるでしょう」 ジョアン「ば、馬鹿な……なんという、馬鹿な……」 アルシオン「……素直にイタリアに入っておけばよかった、と言わんようにな。 お前がいなくとも、ヘルナンデスがいる。 俺の王への覇道を邪魔するというのならば、お前も粉々に砕き、散らせるだけだ」 サビチェビッチ「忠告感謝する、アルシオン。 お前のその野望が志半ばで尽きる事を祈る。 それと、私からも一つ言わせてもらう」
[353]森末(仮):2015/02/16(月) 01:13:26 ID:??? サビチェビッチ「"悪王"を殺すのは、常に一人の"英雄"だ」
[354]森末(仮):2015/02/16(月) 01:14:26 ID:??? 判定はありませんが本日は一旦ここで区切らせていただきます。 それでは。
[355]森崎名無しさん:2015/02/16(月) 03:20:41 ID:??? 乙です。 しかし、サビチェビッチがアルゼンチンに加入となると、 アルゼンチンはキャプ森本編のイタリアクラスの強豪になりますね・・・ バティン≒ストラット カジャーレ≒ランピオン ディアス≒アルシオン パスカル≒バンビーノ ガルバン≒ジェンティーレ サビチェビッチ≒ヘルナンデス
[356]森崎名無しさん:2015/02/16(月) 04:59:17 ID:??? しかしカティナチオマステリーの分だけDFは脆い。 その分GKが固いが...イタリアと対比すると、 ジェンティーレの質に対してさらにDFに差ができる。 攻撃と守備の対比かな
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0ch BBS 2007-01-24