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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[47]森末(仮):2015/02/11(水) 01:49:00 ID:??? >★松山→高いトラップ 60 ( スペード2 )( 5 + 3 )=68★ >★ディアス→オーバーヘッドクリア 63 ( ダイヤ5 )( 1 + 1 =ファンタジスタ発動!)=75★ >≦−2→アルゼンチンボールに。 ======================================================================================= 松山「(ディアスがどうした! 天才がどうした! 例え天才だろうと、汚い手を使う相手に俺は負けない!! 俺が……俺達の血がにじむ程にやってきた努力が、こんな奴に負けるはずがないんだ!!)」 この時、松山はディアスに対する執念を燃やし飛び上がった。 空中戦こそ苦手だが、彼には軟弱な雪国の大地で鍛えた逞しい肉体がある。 生まれ持った才能によるものが大きいジャンプ力を、『努力』によって鍛え上げた体の頑強さでフォローしていた彼は、 小柄なディアスが相手ならば間違いなくトラップが出来る筈だと確信を持っていた。 自分たちの努力が、汚い手段を使う天才と呼ばれる人種に踏みにじられる筈がないとも思っていた。 だが、現実は無常。 努力は確かに重要であるが、どのような勝負の世界でも才能というものは大きなファクターを占める。 天才と凡才との間では、埋めようもない程の差というものがあるのだ。 そして、松山光は自他ともに認める凡才であり。 ファン=ディアスは自他ともに認める天才であった。しかも、とびきりの。 松山「よし、とっ……」 パスッ! 空中で胸でボールに触れ、思わず「取った!」と叫びそうになる松山。 松山だけでなく、もしも他の選手が同じ状況ならば誰もがそう叫んでいただろう。 ディアス「………………」 松山「……え?」
[48]森末(仮):2015/02/11(水) 01:50:20 ID:??? ただ、胸で触れたボールは――当然ながら、そのまま胸に吸い付く筈もない。 あくまでも威力を殺し、そのまま地面に落ちた所を確保するのがボールトラップの目的である。 故に、微かにだが松山の胸から弾かれていた。本当に微かに。 ポンッ だからこそ丁度その弾かれたボールを、後追いする形でオーバーヘッドの体勢で飛び上がったディアスの右足の裏が捉え。 ビィンッ! まるで足裏に吸い付いたかのようにピクリともしないボールを、空中でさかさまの体勢になりながら、 逆方向の左足で軽く蹴りだした瞬間、松山は思わず呆けた声を出した。 否、松山だけではない。 それは見ていた者達、誰もが言葉を失いかねない程、ありえない光景。 松山「………………」 ディアス「俺は天才……ファン・ディアスだ!」 着地をし、眼を丸くして見つめてくる松山に対して、ディアスはただそう一言だけを告げ、 ボールを拾った仲間に手で合図をしてその場を走り去るのだった。
[49]森末(仮):2015/02/11(水) 01:51:58 ID:??? ざわ…… ざわ…… 実況「……ハッ! し、失礼しました! えー、どうやらディアスくんがボールのクリア……?に成功したもよう! とにかくアルゼンチン、ここでなんとかピンチを脱しました! それにしても先ほどのプレイは一体なんだったのでしょうか? 足裏にボールがくっついたように見られましたが……」 観客「もしかしてボールをあの足でかちあげるつもりだったのか?」「まさか、真上に上げてどうするつもりだ」 「じゃあ狙ってやったっていうのか?あのプレイを!」「それこそまさかだ!あんなの偶然だろ!!」 三杉「監督……あれは……もしかして……?」 見上「……そうだ。 偶然でも、ましてやマグレなどでもない」 翼「流石はディアスだ……」 森末「(……これがあるんだよなぁディアスには。多少の弱体化も意味が無いよ……)」 板野「も、もしかしてこれって……」 ヘルナンデス「まさか……イタリアが喉から手が出る程出現を待ち望む存在が……こんな所に!」 ジョアン「ほんのわずかな数だけ、サッカーの神に祝福されたプレイヤ―達がいる。 誰も想像できない、理屈じゃないプレイを瞬時に閃き、ありとあらゆるサッカーの戦術を無に帰す事が出来るプレイヤー達……。 奴ら……お前も含め、奴らに与えられる称号は……」 アルシオン「ファンタジスタ……!」 サビチェビッチ「……………」 シュナイダー「なるほど……天才、ファン=ディアスか」 ピエール「……恐ろしい」
[50]森末(仮):2015/02/11(水) 01:53:11 ID:??? 奇跡か、偶然か、マグレか。 常人が見ればそう思ってしまう程の、常識を考えればありえないプレイ。 前半終了間際、ディアスがその"ファンタジスタ"としての実力を見せた事で、観客たちは逆に沈黙をしてしまう。 それ程までに、ディアスのプレイは彼らにとって理解不能だったのだ。 そして、その沈黙はハーフタイムまで続いた。 残り時間を考えても、また、前線に誰も残っていなかった事を考えてもボールを奪ったアルゼンチンが攻勢に出る事はなく、 ハーフタイムまでの間に大きく試合が動く事が無かったのである。 ようやく沈黙が解かれたのは、審判の長い笛が鳴り響いた時。 長い30分間が終わり、前半終了を知らせる笛が鳴った時であった。 ピッピッピィーッ!! …ワァァアアアアアアアアアアアッ!! 実況「前半終了! アルゼンチンが前半終了間際のピンチを見事に防ぎ切るも、 全日本が1点リードの形のままハーフタイムに入ります! 前半戦、まずはディアスくんの超スーパープレイの連続で1点を取ったアルゼンチンでしたが、その後は続かず! 逆に全日本が予想外の活躍を見せて逆転に成功をしました! しかし、まだまだ最終スコアはわかりません! ディアスくんもこのままでは終わらないでしょう! 今から後半戦が実に楽しみです!」 観客「ふー、前半が終わったか」「なぁ、最後のディアスのプレイは結局なんだったんだ?」「マグレだろ、マグレ。狙って出来るもんか」 「そうかな?狙ってやったとしないと説明つかないと思うけど」「それよりアルゼンチンがビハインドで前半終わりかよ」 「だからニホンって弱小国じゃないんだよ」「それこそマグレだろ」「いやでも……」
[51]森末(仮):2015/02/11(水) 01:54:55 ID:??? ディアス「(1点ビハインド、か……同点にすら、追いつけないか。 くそっ! 守備でどれだけ魅せてもしょうがねぇ。 点を取らないと勝てねぇんだよ!)」 松山「(……あれは、マグレなんかじゃない。 ディアスは狙ってやったんだ! それほどまでに……それほどまでの才能を持っていて、どうして平気で汚い事に手を染められるんだ!?)」 板野「(ディアス……やっぱり、凄いや。 でも、それでも……マリーシアだけは好きになれないなぁ。 凄いのも、技術なのも、わかるんだけどな……)」 若林「(思ったよりは出番が少なかったな。 ……まぁ、あのディアスがもう一度突っ込んでくるというのもゴメンだが)」 ハーフタイムを迎え、観客たちが堰を切ったように口々に前半戦を総括する中、 フィールドでは選手たちがそれぞれの思惑を胸にベンチへと引き下がりしばし体を休め始める。 そして、それは観戦をしているだけで緊迫した空気を纏っていた、実力者たちも同じ事であった。 真「前半終わって、2−1でリードかぁ。 この調子なら、勝つのも夢じゃないよ!」 響「とーぜんさー! 自分が応援してるんだからな! ちゃんと勝ってもらわないと困るぞ!!」 真「あ、今の内に売店でジュース買ってくるよ。 響、プロデューサー、何にする?」 響「シークワーサージュース」 プロデューサー「アイスミルク、ダブルでね」 翼「うーん、ディアスならもっと点を取ってておかしくないと思ったんだけど……。 でも、GKが若林くんなら仕方ないのかな?」 ニネー「(出たわ、ナチュラルなディスり。 若島津くん、言われてるわよ〜)」 森崎「ふん、若林の所まで届いたのなんて2回だけ。 しかも1回はPA外からのシュートじゃねぇか。 関係ねぇよ。 それよか中山が殆ど空気なのが気になるぜ。 早田は最後にいい味出してくれたんだがなぁ」 高橋「(中山……はなんか覚えがあるような無いような)」
[52]森末(仮):2015/02/11(水) 01:56:13 ID:??? ヘルナンデス「……最後のプレイは驚いたが、結局は2−1か」 ジェンティーレ「ふ、ふん! 例えファンタジスタだろうと、そう容易くいくほどカルチョは甘くないという事だ。 現にジャッポネーゼ程度に散々止められていたんだからな」 ストラット「……声が震えてるぞ、ジェンティーレ」 バンビーノ「それにニホンも油断ならない相手だぞ。 特にディアスを止めた10番には注意しないと」 ランピオン「9番のシュートも油断してたら決められかねないからな」 アモロ「ひ、ひぃぃぃ〜! な、なんだかニホンもつよそうだよ。 ここが上がってきたりしたらどうしよう」 ピエール「……どこが上がろうと、予選リーグを突破してきた強敵揃いに違いはない。 楽な相手など、いないぞ。 (特にお前の実力ならばな……はぁ……)」 カルツ「シュナイダーちゃん、この試合どっちが勝つと思うね?」 シュナイダー「……ニホンだろうな。 このまま行けば、当然そうなる」 シェスター「スコア上もそうだけど、恐らく総合力もニホンの方が上だろうしね。 ……前評判を考えると驚きだけど」 ジョアン「如何なスターといえど、ただ1人では何も出来ん。 アルシオン……お前もよく見ておけよ。 ただ1つの星に縋らざるを得ないチームの惨さを」 アルシオン「はい」 サビチェビッチ「…………アルシオン」 アルシオン「なんだ、サビチェビッチ」 サビチェビッチ「お前は……ディアスに勝てる自信があるか?」 アルシオン「……さてな。 俺はまだ、ディアスの全てを見た訳ではない。 無論、負けるつもりもないがな」 サビチェビッチ「……そうか」 ジョアン「(珍しい事もあるもんじゃ。 サビチェビッチが、これほどまでに口を開くのは)」 サビチェビッチ「………………」
[53]森末(仮):2015/02/11(水) 01:57:27 ID:??? −J−H− J反町 670/750 H板野 930/930 −−−−− G−I−F G沢田 750/750 I松山 850/850 F岬 850/850 −−−−− −−E−− E井沢 700/700 D−B−C D早田 800/800 B中山 850/850 C中里 750/750 −−A−− A中西 750/750 −−@−− @若林 900/900 残り交代人数:3人 ※ハーフタイムで全員のガッツが200回復しました。 見上「よし、休みながら聞け」 ハーフタイムを迎え、控室に戻りしばしの休息を取る中。 ある程度みなが落ち着いた所で見上は一同の注目を集め、口を開いた。 見上「前半、2−1というリードのままハーフタイムを迎えた事は良しとしよう。 だがお前たちもわかっているだろうが、この程度の点差は決してセーフティリードとは言えん。 前半戦だけで、ディアスの脅威はわかった筈だ。 いつひっくり返されるかわからないという事を、よく肝に銘じておけ」 全日本メンバー「「「はい」」」 板野「(正直、1点で済んでるのが不思議なくらいだもんな。 殆ど松山のファインプレーのお陰だよ)」
[54]森末(仮):2015/02/11(水) 01:58:29 ID:??? まず見上は前半をリードして終えられた事を褒めつつ、しかしすぐに気を引き締めるように言う。 これまでの付き合いで見上が手放しで褒める事が少ない事を理解している一同は、 相変わらずの見上節に内心苦笑しながらも文句は言わない。 見上の言うように、彼らも既にディアスの実力の高さ――レベルの違いについてわかっているからである。 見上「ではこれより後半戦について話す。 まず板野、松山、反町、体力はどうだ」 板野「シュート以外は殆どしてませんし、疲れてはいないです」 松山「俺も……吹き飛ばされはしましたが、シュートは打っていないので特に問題はありません」 反町「多少疲労は残ってますけど、大したことは無いです」 見上「(ふむ、他の者達にも問題は無し……か)」 次に見上は前線メンバーの中でも特に体力を消耗しやすい必殺シューターたちの体力の有無を聞くも、 これには3人とも問題無しと返答をした。 実際、この前半戦で彼らが打ったシュートは2本。 攻めあぐねたという印象こそないが、あまりいい本数であるとは言えない。 板野「(何か意見するならここかなぁ? 何か言ってみようか?)」 A.戦術について提案する(更に分岐します) B.メンバーチェンジについて提案する(更に分岐します) C.いや、監督の様子を見よう 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[55]森崎名無しさん:2015/02/11(水) 01:59:02 ID:oeo7haA6 B
[56]森崎名無しさん:2015/02/11(水) 02:00:09 ID:ySJNLiZo C
[57]森崎名無しさん:2015/02/11(水) 02:01:47 ID:izfX9hSU C
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0ch BBS 2007-01-24