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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[589]森末(仮):2015/02/21(土) 01:37:17 ID:??? 松山「イタリアはPA内を固める作戦で来たみたいだな」 早田「昨日ウチが考えたのと同じだな。 もっとも、こっちは中盤で松山が止めまくってたが」 岬「2段構えで守るか、最終ラインで止めるか……だけどイタリアは後者を選んだわけだね。 引いて守ってカウンター、というのがイタリアの伝統的な戦術の1つな訳だし、納得だよ」 板野「(そうか、イタリアのアドバンテージの1つとして、先にディアスの実力を知れてるってのがあるんだ。 だからこうやって無闇に突撃してディアスの調子を上げさせないようにしてる……)」 この戦術の意図を、全日本メンバーは即座に理解をした。 恐らくは昨日の試合でディアスの特徴――ドリブルをする毎に調子を上げる事をイタリアも把握しており、 ならば不用意にチェックをかけるのではなく最終ラインで止めようという作戦である。 ディアスもイタリアがこの陣形を敷いた理由を察知しながら、だからといって他に攻撃の手立ては無い。 何よりも自分のドリブルならばどれだけ人数をかけられようと奪われる気は一切していなかった。 ディアス「そうやって人数をかけて止められるもんなら……止めてみなぁぁあっ!!」 スタタタタタターッ!! 実況「イタリア、ここはPA内に引いて堅く守る! これはあまりにも堅牢な壁と言っていいでしょう! しかし、この密集地にも関わらずディアスくんが飛び込む! ミドルシュートは打たない、飛び込みます! 果たしてこれは突破なるか!?」 ディアスの考えは決して外れではなかった。奪われる気がしないというのも、間違いではない。 事実、イタリアの殆どのDF達はディアスの動きについていけすらしないのだ。 本来ならば、ディアスが早々に得点を上げていた場面だろう。 ズドガガガガガッ! バチィィイイッ!! ディアス「なにィ!?」 ジェンティーレ「ちぃっ!! (この俺が零れ球にするのが精いっぱいだと!?)」
[590]森末(仮):2015/02/21(土) 01:38:27 ID:??? だが、違う。本来とは違うのである。 このイタリアには、ヘルナンデスと共にゴールを守る世界最高峰のDF――サルバトーレ=ジェンティーレがいたのだから。 中山「!!」 松山「なっ、なにィ!?」 早田「……なんだあのDFは!? 今、何しやがった!?」 板野「(ジェンティーレ……やっぱり、能力的には強敵だ。 能力的には)」 ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「駄目だ! これは流石に無理があった! ディアスくん、ボールを零した〜っ!! 止めたのはジェンティーレくん、凄まじい勢いのタックルでディアスくんの突破を阻んだ! ディアスくん、ゴールならず〜っ!!」 観客「うおっ、すげえタックル!」「ディアス、また駄目かよ〜」「今のはイタリアが凄いんだって」 ディアス「ぐ、ぐ……(畜生、なんだってんだコイツは?)」 ヘルナンデス「よし、ナイスだジェンティーレ! その調子で頼むぞ」 ジェンティーレ「ふん、言われるまでもないさ。 そして次は確実にしとめる」 ディアスのドリブルは、間違いなく世界でもトップレベル――否、トップだった。 しかし、同じくジェンティーレは世界トップのDFだった。疑いようもない程の。 もしも一対一の勝負ならばわからなかった。或いはディアスが突破をする方が、確率的には高かったかもしれない。 ただし、今のジェンティーレには数的有利があった。密集地という地の利もあった。 その状況で彼を抜き去るというのは、如何にディアスといえども難しい。
[591]森末(仮):2015/02/21(土) 01:39:47 ID:??? バサレロ「さぁ、今度はこっちの番だ! 頼むぞ!」 バコーンッ!! ディアス「し、しまった!」 そして、ボールをフォローしたイタリアはすぐさまロングキック。 お得意のカウンター戦術で、逆にこちらが先制点を奪おうと攻勢に出る。 慌ててディアスは戻るものの、当然ながら蹴りだされたボールの速度には追いつく事が出来ず、飛び上がったボールは中盤まで戻され……。 バッ! ババッ!! ランピオン「そーらよっ!」 ガレヤ「た、高い!?」 マーガス「(……あれが噂のイタリアのポストプレイヤーか)」 政夫「(げげっ、ポストが無くてあれだけ飛べるのか)」 和夫「(俺達もジャンプ力なら負けてないけど、そもそもの上背が足りないもんなぁ……)」 若島津「(あの程度の高さなら弾き返すのに苦労はせんな)」 このハイボールにはローマの鷹――イタリア国内で有数のポストプレイヤーとして名を馳せるランピオンが合わせ、 共に飛び上がったアルゼンチンDFの数段上を行きあっさりと落とす事に成功する。 マリー「キャッ、ランピオンさんが映ったわ!」 因みにこの時、西ドイツのマリーは小さく喜んでいた。
[592]森末(仮):2015/02/21(土) 01:41:05 ID:??? ストラット「ナイス、ランピオン!(ゴールまでは……30m程か? でもこれなら……)」 グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「ボールはランピオンくんが競り勝ち……これをストラットくんが受け取った! そしてなんと!? ストラットくん、ここでシュート体勢に入ったアアアアアアッ!! まさかまさか、この距離からシュートを狙うつもりか!?」 来生「はァ!? なんだあいつ、あの距離からゴール狙うつもりなのか!?」 反町「馬鹿な! どれだけゴールが離れてると思ってるんだ!?」 板野「いや……これは……(ストラットの必殺シュートがどれくらいかわからないけど、あいつの馬鹿げたキック力なら……)」 ランピオンが落としたボールをストラットが拾い、即座にシュート体勢に入った瞬間――観客たちからはざわめきが発生する。 シュナイダー、ビクトリーノ、ナポレオン、そして板野。 今日の試合までで幾多のストライカーが出ていながらも、そのいずれもがこれ程に距離の離れた位置からゴールを狙ったという事は無かった。 或いはシュナイダーや板野ならば、狙えば決まっていたかもしれないが――。 より確実を期すため、ゴール前まで運んでからシュートを打ちに行っていた。 その為、当然ながらこの無謀に見えるシュートが入る筈はないと、誰もが思った。 折角のチャンスを棒に振る、愚かな行いであると。
[593]森末(仮):2015/02/21(土) 01:42:18 ID:??? しかし、その認識は一瞬にして覆される事になった。 ストラット「くらえ! これが俺の……マグノスゾーンシュートだァァァアアアアアアアッ!!!」 ドゴッ……バゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! アルゼンチンDF「ぐぎゃっ!?」「馬鹿なっ!?」「くそおおおおおっ!?」 ストラットの放ったシュート――『マグノスゾーンシュート』は放たれるや否や、 目にも留まらぬ速度でアルゼンチン守備陣を吹き飛ばし。 ガルトーニ「ぐ……はあああああっ!?」 GKのガルトーニはまともにセーブに向かう暇も与えられぬまま弾かれ。 バギャガガンッ!! ドゴォッ!! ピ、ピピィーッ!! ストラット「よーし! やったぞ、みんな!!」 ディアス「ば……馬鹿な……」 距離がどうした、DFがどうした、GKがどうしたと言わんばかりの破壊力を見せて、アルゼンチンゴールへと突き刺さった。 前半開始、僅か5分。 奇しくも丁度昨日の日本戦、ディアスが1点目を入れた時と同様の時間帯だったという。 イタリア 1−0 アルゼンチン
[594]森末(仮):2015/02/21(土) 01:43:33 ID:??? 本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
[595]森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:43:45 ID:??? イタリアに先制されたらもうアウト、乙でした
[596]森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:06:40 ID:??? 乙です イタリアは4点差以上つけようとしてくるだろう、踏みとどまれるか?
[597]森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:11:08 ID:??? アルゼンチンはとにかく攻めなくてはいけない、イタリアは引いて守って放り込むだけでいい 真地獄の方程式。何点差がつくんや…
[598]森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:16:18 ID:??? ポストプレイを防ぐのを諦めてストラットに集中マークがつくと今度は乱費怨の意外に上手い足元のプレイが炸裂する 現実のドイツブラジルと同じ7−1位? 新人記者「大っきくてウマいんです」
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0ch BBS 2007-01-24