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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[288]森末(仮):2015/03/09(月) 01:46:44 ID:??? こうして……少なくとも表面上はいいムードで全日本メンバーが引き上げる中。 イタリアメンバーはといえば先ほどの失点以上に気落ちをしていた。 それも仕方がないと言えば仕方がないだろう。 ここまで何度か攻め込むのを試してみても、ランピオンは佐野によって封じられて上手く行かない。 防戦一方になるしかなく、せめて1点差のままハーフタイムに逃げて仕切り直しをしようと思っていた矢先の失点。 2点差になったのはあまりにも痛く、彼らの表情が暗かったのは言うまでもない。 ヘルナンデス「くっ……(いつまでも失点の事を引きずっていてはならない……が、なんといって鼓舞すればいい。 ここまでこちらが攻撃に成功出来ていないのは事実。 シュートも、あのストラットのキックオフシュートを打てただけなんだ)」 キャプテンであるヘルナンデスは倒れ込んでいた体を起き上がらせながらも、 しかし、どうやって一同を鼓舞したものかと頭を悩ませていた。 彼の中では再び失点を――しかも止められたはずのシュートを相手にしたという事は大きなショックとなっていたが、 それ以上にキャプテンとして一同をまとめ上げ奮い立たせなければならないとも自覚をしていた。 だが、奮い立たせるにも要因がいる。 ここからイタリアが勝つには最低3点が必要……同点にするだけでも2点は必要なのだ。 にも関わらず、こちらは全く攻め込めていないのだ。 こんな状況で頑張ろう、早く1点を返そう、と具体的な案も無く言っても一同に浸透する筈もない。 よってヘルナンデスはあえて口を閉ざし、妙案が無いかと考え込むが……当然そんなものが都合よく思いつく訳もなかった。 ジェンティーレ「(ヘルナンデス……ええい、くそっ!)」 バンビーノ「(こうなったらランピオンを使わずにとにかく人数をかけて攻撃するしか……。 ただ、俺があのディアスを止めた10番を相手に敵うのか?)」
[289]森末(仮):2015/03/09(月) 01:47:52 ID:??? そして、いつまでもヘルナンデスが黙っていれば不安は伝播していく。 ただでさえ今日の試合、彼とジェンティーレが不調の為に劣勢を強いられているのがイタリア。 それに加えてヘルナンデスまでもが気落ちをしてしまっては、不安に思わない筈もない。 ここに来て、イタリアは一気に窮地に陥りかけていたのだが――救いは意外な所から現れた。 ランピオン「みんな、聞いてくれ。 あの20番(佐野)の空飛ぶカットだが……恐らく、もう何度も使えない筈だ」 ヘルナンデス「……なんだって?」 ストラット「どういう事だ、ランピオン」 ここで口を開いたのは、ポストプレイヤーとしての実績は確かなものがあるものの、 あまりチーム内で目立つという事が無い……どちらかといえば地味と言えるランピオンであった。 彼がこの状況で珍しく口を開いただけでも一部の者達は驚いていたのだが、その話の内容を聞いて更に驚愕をした。 今まさにイタリアを苦しめている日本の守備が、やがて限界に来るであろうと聞かされて驚くなという方が無理である。 一体どうしてそれがわかるのかと問われたランピオンは、先に見た次藤と佐野の疲れを指摘。 そこから更にあれだけの大技ならば足にかかる負担も尋常ではない筈という推理も披露した。 ランピオン「多分、あの時の様子……それに今さっきまで動き回っていた事とハーフタイムでの回復を考えると、 後半は飛べて3回といった所じゃないか。 しかも、他の行動をなるべくとらないでな」 ストラット「3回か……多いな」 ランピオン「だから、後半からはボールを奪われる事を恐れずにあえて俺に目がけて何度も放り込んでくれ。 早めにあいつをダウンさせる事が出来れば仕事が出来る」 バンビーノ「でも、仮にダウンさせて意味があるのか? 最悪あの双子が戻って飛ぶ事もあるだろうし、 土台役だってもう1人いた筈だろ」 ヘルナンデス「いや……少なくともあの双子が守備に参加するならありがたいくらいだ。 失点の脅威が減る」
[290]森末(仮):2015/03/09(月) 01:48:53 ID:??? 佐野達が疲弊しきるのに時間がかかる事、次藤が疲弊しても代わりがいる事などの不安要素こそあったものの、 それでも彼らを疲れきらせる事のメリットは大きい。 ヘルナンデス「よし……みんな、とにかく攻めろ! ストラット、バンビーノ、ランピオン。 後半まではロスタイムを含めて5分あるかないかだろうが、なんとか押し込んでくれ! 1点をもぎ取れればこの試合、勝ちが見えてくる」 バンビーノ「わかった。 なんとかやってみる!」 ストラット「全員攻撃をしてもノーリスクだ。 試す価値はあるな」 ジェンティーレ「ならば俺も上がっておこう。 奪われても即座に俺が奪い返してやる」 こうしてイタリアは、息を吹き返す事に成功した。 果たして彼らの理論が的を射たものだったのか、そもそも理論通りに上手く行くのか。 仮に上手く行ったとしても同点――そして逆転が出来るのか。それらはまだ、わからない。
[291]森末(仮):2015/03/09(月) 01:50:04 ID:??? 実況「さぁ前半28分、日本が2点のリードを得て再びイタリアのキックオフとなります。 残り時間が少なくなってきた今、果たしてイタリアはどう出るのでしょうか?」 カルツ「遮二無二になって突撃かねぇ。 失敗しても時間的に反撃はされんだろう」 マーガス「時間は……精々5分といった所か。 成功する可能性は低そうだが」 ピエール「先ほどはストラットがいきなり打ったが、今度はどうするかな?」 ナポレオン「DFの所で止まってしまいましたからね。 ゴールを狙うなら当然近くから打とうとするでしょうが」 ピィーッ!! バシッ バムッ! ストラット「よし、行くぞニホン! ここからが本当の勝負だ!!」 ズダダダダダーッ!! 板野「(打って……は来ないか! でも、ストラットがそのままボールを持って来たな)」 やがて審判の笛が鳴り、イタリアのキックオフで試合再開。 少ない時間の関係上、無駄なボール回しなどは一切せず。 ストラットはボールを持つや否やそのまま中央を走り一気に突破を図る。 またもキックオフシュートをするかもと思っていた板野はホッと安堵をしながら、 ドリブルならば対抗出来るとすぐさまストラットに向けて走り出した。
[292]森末(仮):2015/03/09(月) 01:51:06 ID:??? 実況「ストラットくん、そのままボールを持って走り込む! これは中央突破を狙うつもりか!? しかし、当然これには日本もチェックに行きます! すぐさま板野くん、立花兄弟が囲んだァ!!」 和夫「そうそう簡単に通れると思うなよな!」 政夫「(とはいっても俺達はスペース埋めるくらいしかできねぇけどな)板野、頼むぜ!」 板野「(ストラット……ドリブルはそこまで上手くない筈だけど、それはあくまでシュートと比較してだ。油断できない!) 行くぞ、ストラット! 勝負だ!!」 ストラット「(今日の試合、俺は殆ど何も出来ていない……なんとしてもここを突破しないと!)どけ!」 先着2名様で、 ★ストラット→ドリブル 58 (!card)(!dice + !dice)=★ ★政夫→タックル 53 (!card)(!dice + !dice)+(人数差補正+1)= 和夫→タックル 53 (!card)(!dice + !dice)+(人数差補正+1)= 板野→タックル 57 (!card)(!dice + !dice)+(人数差補正+1)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→ストラットが中央突破に成功! 更にそのまま突き進む! =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ランピオンがフォロー、ランピオンと松山で競り合い、松山がフォロー) ≦−2→全日本ボールに。
[293]森崎名無しさん:2015/03/09(月) 01:51:16 ID:??? ★ストラット→ドリブル 58 ( ハート6 )( 1 + 6 )=★
[294]森崎名無しさん:2015/03/09(月) 01:51:24 ID:??? ★ストラット→ドリブル 58 ( JOKER )( 2 + 4 )=★
[295]森崎名無しさん:2015/03/09(月) 01:54:30 ID:??? ★政夫→タックル 53 ( ハート8 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)= 和夫→タックル 53 ( クラブQ )( 5 + 5 )+(人数差補正+1)= 板野→タックル 57 ( ハートJ )( 4 + 6 )+(人数差補正+1)=★
[296]森崎名無しさん:2015/03/09(月) 01:55:55 ID:??? 板野君は守備がんばるね
[297]森末(仮):2015/03/09(月) 01:58:03 ID:??? 描写忘れですがゴルバテくんは控えメンバーのマルコくんと交代していたという事にしてください。 本日も短いですがここで区切らせていただきます。それでは。
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0ch BBS 2007-01-24