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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[31]森崎名無しさん:2015/03/02(月) 23:14:47 ID:??? そういえば森崎って立花兄弟相手にピンゾロ出して失点したことあったなw
[32]森崎名無しさん:2015/03/02(月) 23:15:24 ID:??? >>31 あー、そのせいかw
[33]森崎名無しさん:2015/03/02(月) 23:37:22 ID:??? 新スレ乙です! 2連続でスレタイ採用されて嬉しいです!
[34]森末(仮):2015/03/03(火) 00:48:44 ID:??? >A.「やった〜! 立花、ナイスシュートだよ!!」 立花兄弟に抱きつき喜びを表現する ====================================================================================== ガバッ! 政夫「おわっぷ!」 和夫「きゅ、急に飛びつくなよな〜」 板野「えへへ、ごめんごめん」 この時板野は真っ先に――誰よりも早く、立花兄弟のゴールを祝福した。 突如飛びかかられた事で立花兄弟は思わずたたらを踏み文句を言うも、その顔はやはり笑顔。 自分たちが信頼をするキャプテン――しかも自分たちに新技のヒントを与えてくれた者から、 手荒く祝福されて喜ばない筈もない。 板野「これで相手はかなり苦しくなるぞ! 本当にナイスシュートだよ!」 和夫「へへへ、まあこれくらい俺達なら朝飯前だぜ!」 政夫「正直言えばあのいけ好かない高慢ちきなDFの上からゴールしたかったけどな。 ま、ゴールしちまえば同じさ!」 板野・和夫・政夫「「「イエーイ!」」」 パチンッ!
[35]森末(仮):2015/03/03(火) 00:50:20 ID:??? 彼ら3人は固まり、揃ってゴールを喜びながらハイタッチを交わした。 互いに競争をする相手とはいえ、素直にゴールを喜べる板野の度量の深さにその信頼に応えようとする立花兄弟。 元々子供っぽい板野に対し、立花兄弟達も決して精神的には成熟しているとは言い難い。 それが上手く作用したのかはわからないが、彼らは非常にウマが合った。 背の低さもあってか一見すれば立花兄弟が双子から三つ子に増えたかと思われる程、 この時の彼らは同じ表情で笑い合っていたという。 政夫「(自分が決められなくて悔しいだろうに、それでも一番に俺達のゴールを喜んでくれるんだよな)」 和夫「(やっぱこいつは大物だぜ。 松山達も悪くないけど、やっぱこいつがキャプテンの方が俺達も嬉しいや)」 板野「(なんだか立花兄弟といると楽しいんだよな。 松山や石崎、新田とは違う感覚だ。 なんていうんだろう……素直に御互いを認め合える……そんな感覚がするよ)」 ※板野の立花兄弟に対する感情が 板野→(友達)→立花兄弟 になりました。 ※立花兄弟の板野への好感度が+1されました。
[36]森末(仮):2015/03/03(火) 00:51:36 ID:??? その後、松山らが駆け付け全日本メンバーが立花兄弟の先取点を喜ぶ一方。 イタリアJrユースはといえば気落ちをしていた。 全日本の得点力の高さ、強さについては彼らも既に知っていた。 一部を除いて、必要以上に己の実力を過信せず――強敵だと考えた上で、戦いに挑んでいた。 にも関わらず、ここまでイタリアは試合を完全に支配され攻め込まれ、挙句に失点をしてしまったのだ。 ゴルバテ「ヘ、ヘルナンデス……大丈夫か?」 そして、矢面は当然のようにゴールキーパーであるヘルナンデスへと向かう。 パーフェクトキーパーとして名を馳せ、ヨーロッパNo.1キーパーとの呼び声も高い彼。 その彼がこれ程早くに失点をしたのは昨日のアルゼンチン戦でもそうだったが、その際はあくまでもPK。 正面からの、真っ当な意味での勝負でヘルナンデスが負けたというのはイタリアメンバーにとって久方ぶりに見る光景だった。 よって、彼らがヘルナンデスのメンタルを心配したのも無理からぬ事である。 だが、ヘルナンデスは彼らが思う程に弱い人間ではなかった。 ヘルナンデス「……大丈夫だ。 それよりすまないみんな、ゴールを守りきれなかった」 バンビーノ「いや、悪いのは俺達だ。 中盤で完全に押し込まれてる……こっちはまだシュートが0本どころか、 まともに攻撃すら出来てないんだ。 ヘルナンデスが謝る事じゃない」 ランピオン「おいおい、責任の所在を追求してる場合じゃないだろ」 ストラット「そうだな。 ここからどうするか……それを決めた方が建設的だ」 ヘルナンデス「ああ、そうだな」 ゴールを割られた事で少なからずプライドを傷つけられながらも、ヘルナンデスは冷静だった。 一同に謝罪をした上で、ここからどうやって同点に追いつくか……逆転をするかを考える。 もしもこのチームがヘルナンデスしか主要選手がいないワンマンチームならば、ここで彼は諦めてしまっていたかもしれない。 しかし、違う。このイタリアにはストラットとランピオン、頼れるFWが2人もいるのである。
[37]森末(仮):2015/03/03(火) 00:52:45 ID:??? ヘルナンデス「(ジェンティーレは……治療はもう少しかかるか。 だが、20分には帰ってくるだろう。 すぐにボールを奪われても、こちらはジェンティーレが戻ってきた状態で守備につける)」 ちらりとヘルナンデスがベンチへと視線を向ければ、そこにはあからさまにシュンとしているジェンティーレの姿。 流石に傲慢で高飛車な彼でも、この失点が自分の不注意による怪我が起因となっているという事を自覚しているようである。 ジェンティーレがゴール前にいてくれれば、まだシュートを防げたのかもしれないのだから。 無論、たらればを言っても仕方ない事なのでヘルナンデスは特に彼に文句を言う訳でもなく、 改めてここからどう攻めるかについて考え始める。 ディモス「問題はあの20番(佐野)の空飛ぶカットだな。 あれがあるだけで、ランピオンが無効化されちまう」 ストラット「ならバンビーノを中心として地道に攻め上がるしかないんじゃないか?」 バンビーノ「……ニホンの10番はディアスを止めた程の実力者だ。 俺で抜くのは少し分が悪いと思う」 ヘルナンデス「(こちらの攻め手が使えないというのは大きな痛手だな。 問題はどうやってストラットに打たせるかだ。 打つ所まで持って行ければ、ストラットなら決めてくれる筈なんだが……)」
[38]森末(仮):2015/03/03(火) 00:53:46 ID:??? やはりイタリアとして、ネックとなるのは佐野の存在である。 カウンターを狙ってのフィードをカットされ、 そもそも競り合わせて貰えないとなってはランピオンの存在意義は半減以下。 ストラットもマークをつけられている以上使いづらく、バンビーノが攻め上がるというのも松山を考えれば難しい。 ヘルナンデスは苦虫をかみつぶしたかのような表情でしばらく思案を続け……ため息を吐くと、一言だけ指示を出した。 ヘルナンデス「(上策を使えないなら、中策を使うしかないな……)ストラット」 ストラット「? なんだ?」 ヘルナンデス「キックオフと同時に行け、既に前半を半分も過ぎてるのに一本も打てていない。 体力を余らせるのは勿体ない」 ストラット「いいのか? 相手はシュナイダーのファイヤーショットを止めていたキーパーなんだぞ?」 ヘルナンデス「防がれればその時だ。 みんなも一斉に攻め上がれ、とにかく押し込んで混戦にするんだ。 決まればそれでよしだしな」 ストラット「わかった、やってみる(フリーの状態から打てるとなるとそれなりにはこっちに利があるが……遠すぎるからな)」 ランピオン「入り乱れればあのスカイラブとかいうのは使えないだろうからな、了解だ」
[39]森末(仮):2015/03/03(火) 00:54:51 ID:??? 実況「さぁ、立花兄弟の超アクロバティックサッカーによる得点の熱気から未だに冷めやらぬスタンドですが……。 フィールドでは既に両チームがポジションに散り、二度目のキックオフに備えています。 イタリアとしてはなるべく早く追いつきたい所。 その為にも昨日の試合、ハットトリックを達成したチェザーレ=ストラットくんに期待が持たれますが、 この試合ここまでイタリアのシュート本数は0。 シュートどころか上手く攻め込めていません。 まずはシュートチャンスまで持っていく、それが重要となる局面ですが果たしてどうなるか!」 ピィーッ!! バムッ! ストラット「よォし! みんな、走れーっ!!!」 イタリアメンバー「「「「おおおおおおおおおおおおーっ!!!!」」」」 ダダダダダダダーッ!! 板野「うええっ!? な、なになに!?」 小池「なんだ!? あいつら、全員攻撃でも仕掛けるつもりか!?」 松山「(なだれ攻撃……違う、単に突っ込んでるだけにしか見えない。 これは……)! そういうことか!」 岬「みんな、気を付けて! 打ってくるよ!!」 そして審判の笛が響き、イタリアボールでのキックオフ。 と同時に、ボールを持ったストラットが高らかに声を張り上げるとイタリアメンバーが一斉に全日本陣内へと突っ込んだ。 その無謀とも思える動きに全日本は動揺をするものの、一部の者達は狙いに気づいた。 ランピオンは突っ込み、MFも前がかりになり、DFもラインを上げる中。 センターサークル付近に残ったストラットが、その右足を振りかぶっているのが見えたからである。
[40]森末(仮):2015/03/03(火) 00:55:51 ID:??? 実況「な、なんとぉ!? これはストラットくん、いきなりシュートの体勢!! ロングシュートだァァァアア!! ゴールまでの距離は50mはあろうかという程に離れていますが、しかし! 昨日の試合でも遠く離れた位置からゴールを決めていたストラットくんです、不可能では決してありません!!」 カルツ「おいおい、やぶれかぶれか? そんな焦る時間帯じゃあるまいに」 シュナイダー「いや、そこまで悪い策ではない。 零れ球となればそのままおしこめる。 日本が完全に防いだとしても、上がれていない状態ならばカウンターにはなりにくい」 マーガス「無駄に体力を腐らすならここで打っておこうって事か」 板野「キ、キックオフシュート……(ストラットってなんだかそういうイメージが強いなぁ、なんでだろ) ま、政夫、和夫! 俺達はカウンターに備えて逸れるぞ!」 政夫「お、おう! 流石に俺達じゃ役にたたねぇもんな……」 松山「(サイドから駆け寄って間に合うのは……中山と早田か。 佐野は零れ球に備えるみたいだな)」 次藤「ふん、わしがとめたるタイ」 中山「佐野、お前は無理するな! ボールが零れた際のフォロワーになってくれ」 早田「へん、俺がマークしてるからって無茶な真似しやがって。 決めれるもんなら打ってみやがれ!」 若島津「(今の俺にそんな馬鹿みたいなロングシュートが通用すると思うな! 来るなら来てみろ!)」
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0ch BBS 2007-01-24