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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[567]森末(仮):2015/03/16(月) 01:23:58 ID:??? 類稀なるディフェンスの才能に、恵まれた環境でそれを磨き、 更には傲慢な性格が相手への負けられないという闘争心を加熱させる。 特にこの時のジェンティーレの板野に対する敵愾心を存分に発揮しており、 正に『魂』を込めた――技術に更に感情を上乗せするかのような情熱的なブロックで答えた。 バゴゴゴォオオンッ!! グボォオオオッ!! ジェンティーレ「ぐぶっ……が……!」 ヘルナンデス「ジェンティーレ!!」 ボールと人体、2つが激突した瞬間――とても人体が出してはいけないような音が響きながらも、 ジェンティーレは吹き飛ばされる事なく、脂汗を流しながら懸命に堪えた。 それは傍目から見ればシュートが止められたようにも見え――思わずヘルナンデスは歓喜の声を上げる。
[568]森末(仮):2015/03/16(月) 01:25:00 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? 実況「とっ……とまっ、た? 止まったのでしょうか!? なんという事だ!! ジェンティーレくん、板野くんのバーストマグナムを止めたァァアアアアッ!! 弾くでもない、吹き飛ばされるでもない! なんとなんと! その胸で押し止めましたァ!! 2点を失っても尚、やはり堅いイタリアの壁!! イタリア、ピンチを脱したー!!」 観客「うおおおお!やったぜ、イタリア!」「さぁ、こっから反撃だー!!」「さっさと蹴りだせー!!」 「ええい、決まらないのか!」「流石に堅いな!」 マーガス「とんでもない威力のシュートだってのに、あれでも決まらないのか」 カルツ「うちにもあんなDFがいてくれりゃあなぁ」 シュナイダー「(気のせいか? 少し、ジェンティーレの様子がおかしいようだが……)」 アモロ「ひ、ひええーっ! どっちも化け物だよ! シュートを打つ方も守る方も〜!!」 ピエール「(……明日はどちらが出てきても、相手のFWにとっては楽に感じられる試合だろうな)」 真「あちゃ〜、決まらないかぁ。 打った瞬間、ボールも見えない凄いシュートだったんだけどな」 響「……違うぞ、真」 真「え、何がさ?」 響「自分、この大会が始まる前に、番組の為に中学大会の時のビデオとかをちょっと見て勉強したんだ。 そしたら、見つけたんだぞ。 今のこの状況――ふらのと比良戸戦で似たような事が起こってるんだ!」 真「……中学大会で?」
[569]森末(仮):2015/03/16(月) 01:26:13 ID:??? トリノ「やった! 流石ジェンティーレ!」 バサレロ「見たか! そう何度も失点を重ねる俺達じゃないんだ!!」 そして、再びフィールド――イタリアゴール前では、 イタリアメンバーがジェンティーレのファインプレイを称賛する声が上がり、一気に息を吹き返そうとしていた。 一方で日本のメンバーはといえば悔しそうに歯噛みをし、自陣に戻ろうとしていたのだが、 たった2人。この状況でもボールを止めた――かに見えるジェンティーレと、 その胸に突き刺さるようにして未だに『ひしゃげている』ボールを見つめる者達がいた。 シュートを打った張本人である板野住明。 その板野の1番の理解者とも言える松山光の2人である。 松山「(違う……まだだ! この板野のバーストマグナムは……!)」 板野「…………」 ジェンティーレ「ぐ……がっはぁ……!?(なんだこのシュートは!? 重い、だけではない! これは!?)」 ヘルナンデス「ジェンティーレ、どうした!?」 ジェンティーレ「(いかん! いかん! いかん!! これでは、このままでは!!)」 ズッ…… ズズズ…… ズズズズズ……!! ストラット「馬鹿な!? ジェンティーレが……」 バンビーノ「押されている!? もしかして、まだ……!!」 板野「貫けェエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」 ジェンティーレ「ぐっ……ああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」 イタリアDF「えっ、あっ!?」「な、なんだとおおっ!?」「ぐぎゃああっ!?」 ヘルナンデス「そんな!? ば、ばかな……がはっ!?」 バゴゴオオオオオオオオオオオオンッ!! バギャアアアアアアアアアアアアンッ!! ズバァアアアンッ!! ボゴォッ! ギュルギュルギュル……
[570]森末(仮):2015/03/16(月) 01:27:14 ID:??? それは実に単純な話だった。 一見すれば止めたように見えたジェンティーレであったが、その実、完全にボールをトラップしていなかったというだけの話。 というよりも、突き詰めて言えば――板野の放ったバーストマグナムが、 異常な程の『加速力』と『伸び』を備えていたからこそ起こった現象だろう。 かつて中学大会の対比良戸戦においても、板野は一旦次藤にマグナムシュートを止められたように見えながらも、 そのあまりの威力によって次藤の身体ごと押し、ゴールを上げたという過去がある。 この事実から見てわかるように、元々板野のシュートの性質として一度止まったように見えても威力が殺されにくいというものがあった。 そして、そのマグナムシュートに、多田野の助言を聞き入れて加速力と伸びを極限まで追求したのがバーストマグナムである。 初速よりも終速の方が速く、重く、何より前に突きだし上昇しようとする特性を持つこのシュート。 一旦トラップしたように見えても、そこから実際に威力を押し殺すのは難しく。 ジェンティーレはそれでも耐えた方であったが、怪我の影響もあってか最終的には跳ね飛ばされた。 何より驚くべきは、ジェンティーレがあれだけ時間をかけてシュートが全く威力を殺されないままゴールを襲った事だろう。 当然他のイタリアDF陣は為す術もない。 ヘルナンデスもまた、慌ててセーブに向かうが動揺の為かはたまた純粋なる力不足か、 今度は止める事も出来ずあまりにもあっさりと吹き飛ばされた。
[571]森末(仮):2015/03/16(月) 01:28:25 ID:??? シィイイイイイイイン…… 結果、ジェンティーレがボールを止めたように見えた30秒後。 一度は止まったかに見えたボールはイタリア守備陣を完全に壊滅させ、ゴールネットを突き破り、 その先にある看板に当たり――それを凹ませてから、ようやく止まった。 これには思わず場内も静まり返る。それも当然だろう。 何度も繰り返すが、一度は止まった筈のシュートがゴールに突き刺さったのだから。 ピ、ピィイイイイイイイイイイイッ!! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!! その静寂が破られたのは、いち早く冷静に返った審判がゴールを告げる笛を鳴らした瞬間である。 このあまりにも超人的としか言えないゴールを見て、観客たちはこの試合最高の歓声を送り、 電光掲示板に灯る『2』の数字は静かに『3』へと切り替わったのだった。 日本 3−0 イタリア
[572]森末(仮):2015/03/16(月) 01:29:47 ID:??? 大会得点王ランキング 6ゴール シュナイダー 4ゴール 板野、ビクトリーノ、ナポレオン 3ゴール ストラット 2ゴール ディアス、マーガス 1ゴール 岬、政夫、反町、ランピオン 大会アシスト王ランキング 3アシスト マーガス 2アシスト 岬、ピエール、ランピオン 1アシスト 松山、三杉、次藤、和夫、沢田、バンビーノ
[573]森末(仮):2015/03/16(月) 01:31:22 ID:??? 実況「きっ……き、決まったああああああああああああああああああああああああ!? なんというシュート! なんという現象!! なんというハイレベルな攻防だああああああああっ!!! 一度は止まったかに見えた板野くんのバーストマグナム! 一度は防いだかに見えたジェンティーレくん!! しかし、しかし、なんという事か!? 板野くんのシュートは死んでいなかった! 尚も威力は残っていた!! 止めたかに見えたジェンティーレくんが耐え切れず吹き飛ばされ、そのままイタリア守備陣は崩壊!! 3−0! 3−0です!! 全日本、ここに来てエースストライカーの一発でとうとう3点差に引き離したァァァ!!」 観客「なんだ今のシュートは!?」「止まったのに、それでもゴールに入るとか反則だろ!?」「いや、止まってなかったんだ!!」 「どうして決まったんだ!?」「とにかくすげぇ!」「なんであんな奴がニホンなんかにいるんだ!?」 「だからニホンは強いんだって!」「マジで強いぜ! イタリア相手に3−0かよ!?」「どうなってんだ!?」 ワーワー! ワーワー!! ワーワー!!! 実況、そして観客たちは蜂の巣を突いたかのようにざわめき、混乱に陥る。 ここまでの試合を見て、そして以前のアルゼンチン戦を見て、彼らも日本の強さについては知っていた。 全体的なチーム力も高く、このまま行けば決勝トーナメントに進出するのも堅いだろうとも思っていた。 だが、この板野のシュート――バーストマグナムの威力だけに限って言えば、間違いなく今大会最強の威力である。 西ドイツの皇帝、シュナイダーでもない。フランスの大砲、ナポレオンでもない。南米の黒豹、ビクトリーノでもない。 そして、この試合に出場している――イタリアのエースストライカー、ストラットでもない。 もしかしたらこの大会、少なくとも点を奪うという事に関してだけを言えば、彼こそが最高のストライカーなのではないか。 目の肥えた観客たちがそう思い、混乱をするのは仕方のない事と言えた。 そんな観客たちのざわめきを聞きながら、ゴールを決めた板野はといえば――。
[574]森末(仮):2015/03/16(月) 01:32:28 ID:??? A.「どうだ、ジェンティーレ! ヘルナンデス! これが俺のバーストマグナムだ!!」 ビシッと勝利宣言だ!! B.「やった〜! 決まったぞ、ばんざーい! ばんざーい!!」 全身を使って喜びを表現した。 C.「何がカティナチオだ! ポストの方がまだマシだよ!」 ポストの方がまだマシだぜ! D.「岬、ナイスパス。 今日は絶好調だね」 岬のアシストを褒める。 E.「(そういえば我那覇さんいるかな? 約束通りゴール決めたけど)」 観客席にいる響にガッツポーズをとる F.「大丈夫、ジェンティーレ? 怪我とか痛めてない?」 ジェンティーレを気遣った。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 >>532-534 乙ありです。 そうですね。今回に限ってはダイスがあらぶった結果でしょうか。 ランピオンにパスが通らない、ストラットが中々打てないまでは予想をしていましたが。 ただ最後に板野くんが決めきれて、書いている方としてもなんとか格好はついたなという感じはします。 アルゼンチン戦が松山にとっての10番対10番でのスポットライトが当たる試合なら、 イタリア戦は板野くんがジェンティーレやヘルナンデスという世界屈指の壁を崩せるかの試合のつもりで設定していましたので。
[575]森崎名無しさん:2015/03/16(月) 01:33:01 ID:W9kn/rkI A 粉砕!玉砕!大喝采!
[576]森崎名無しさん:2015/03/16(月) 01:34:40 ID:HrOAthII F
[577]森崎名無しさん:2015/03/16(月) 01:34:53 ID:whH4aPCA A
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0ch BBS 2007-01-24