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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[819]森崎名無しさん:2015/03/26(木) 23:12:31 ID:+gfHsWp+ B
[820]森崎名無しさん:2015/03/26(木) 23:14:18 ID:6arQ+DlI A
[821]森末(仮):2015/03/27(金) 01:04:32 ID:??? >A.「国内選りすぐりのメンバーを集めたチーム。 そのチームを純粋に率いてみたいと思ったんだ」 ============================================================================================ 板野がキャプテンになろうと決意した理由、それは純粋にこのメンバーを率いてみたいと思っていた事が所以だった。 元々、若林は知らない事であるが板野はキャプテン翼とキャプテン森崎のファンである。 ふらのに転入した当初、全国大会で強敵たちと出会った時、海外へと出て様々なライバルを目にした時。 彼はいつも、心の底から感動を覚えていた。 そんな彼が、魅力的なメンバーの多い――。 多数の実力者がいるこの全日本というチームを率いたいという思いを抱いたのは、極自然な事と言えただろう。 板野「勿論それに伴う責任だってあるし、不安もあるけど……。 でも、やっぱり今はキャプテンマークをつけられて良かったって思いの方が強いな。 (森崎みたいには出来ないけど、指示を出したりって楽しいし)」 若林「……なるほどな(やはり、甘ちゃんではあるようだ。 だが、馬鹿ではない……)」 そして、この板野の純粋な思いを見て若林は板野に対する考えを多少修正した。 今までの彼の中での板野の認識は、実力はあるが子供っぽすぎる――というもの。 この時板野が出した答えも、若林の感覚では到底信じられない程陳腐で子供っぽいものだった。 だが、馬鹿ではない。 裏表のない板野のその性格を好んでいる者は立花兄弟をはじめ多数いるし、 何よりしっかりとした考えを持っているというのは先ほどの若林への反論から考えても明らかである。 甘く、幼稚で、ともすれば頼りなく見えるがその心中には一本筋が通っている。 若林の板野に対する改めた評価は、そういったものだった。 若林「(そして、俺もガキか……見る者が見れば、コイツよりもそう見えるかもしれん)」
[822]森末(仮):2015/03/27(金) 01:05:36 ID:??? 対して、若林はどうか。彼は自問自答をした。 誇りが高く、意地っぱりであり、やや自意識過剰とも言える面も目立つ若林だが、彼は頭が悪くは無かった。 自身を鑑みるだけの知性だけはあった。 純粋に強いチームを率いてみたいという板野に比較し、若林もまた強い自分こそがキャプテンになるべきだという考え。 これもまた、決して大人びた考えだとは言えないと彼は自覚をしていた。 いや、もしも本当に自分が強いというのならばまだマシである。 しかし、実際には――彼は自身の力を疑いたくは無かったが、若島津と大差が無いという事も理解していた。 これでは単に幼稚であるだけではなく、実力は無い癖にお山の大将を気取りたがっているだけと見られてもおかしくないという事を。 もしもハンブルグ戦で3失点という屈辱を受けていなければ。 もしも若島津が急速なパワーアップを果たし、彼との実力差について危機感を覚えていなければ。 恐らくは若林もここまで自身の言動、行動などを振り返る事は無かったかもしれない。 だが、少しずつ冷えた頭で若林は理解しようとしていた。 ハンブルグ戦後、自身の力が若島津と大差が無い事――自身の正GKとしての座が至極不安定である事に気づいた時から遅れる事幾日。 自身には実力だけではなく、キャプテンとして相応しい度量なども足りぬという事に。 若林「………………」 板野「あの……若林?」 若林「俺はもう寝る。 お前もさっさと部屋に戻るんだな」 板野「あ、うん……」 それからしばらく――立ち尽くす自身を心配する板野を制し、若林は去って行った。 その背中はいつも通り大きく、背丈の小さな板野からすれば羨ましくなる程の体格。 ただ、この時ばかりは……その背中も、どこか小さいように板野からは見えてしまうのだった。 ※若林の板野に対する感情が 若林→(大敵)→板野 になりました。
[823]森末(仮):2015/03/27(金) 01:07:36 ID:??? そして、次の日がやってきた。 全日本Jrユースが予定通りの時刻にスタジアムに向かうと、そこには既に多くの観客たちや取材陣が詰めかけていた。 いよいよ大会も大詰め、準決勝――しかも今日行われるのは優勝候補西ドイツとビクトリーノというストライカーを擁するウルグアイ。 ダークホースという言葉ではもはや片付けられない程の成績を残してきた全日本と地元フランスの試合である。 注目度は前日の比ではなく、日本のメンバーは時折地元民に声をかけられながらバスから降りはじめていた。 フランスサポーター「お、ニホンの選手だぜ!」「本当だ。先頭のは……ニホンのストライカーの9番か」 「東洋の国がよくやったよ。準決勝進出で満足してもらわないとな」「ハハハ!今日負けても泣くんじゃないぞ!」 早田「あぁん? なんだなんだ? どいつもこいつも上から目線で見下しやがって」 中里「拙者たちが負けるのが前提のような口ぶりでござるな……」 岬「彼らはフランスを応援してるからね、仕方ないよ」 ただ、その声が日本を応援するものではなく――むしろこれから負け試合に挑む者達を憐れむ、 或いは嘲笑うようなものだったのは言うまでもない。 板野「(わかってた事だけどやりにくいなぁ。 あれ?)我那覇さん、菊地さん!」 響「はいさーい!」 これに板野は内心辟易しながらも、ふと視線を横に向けた。 するとそこにはここまで応援に来てくれていた響や真、そして彼女たちの付添であるプロデューサーの姿があり。 板野が声をかけるのと同時に響は元気に手を上げて挨拶を返し、近づいてくる。 板野「もしかして今日も応援してくれるんですか?」 響「もっちろんだぞ! 折角準決勝まで上がったんだもん! ここまで来たら決勝進出、それに優勝しかないぞ! その為にも自分、完璧に応援するからな!」 真「(正直な話、ここまで滞在が長くなるとは番組側も思ってなかったみたいだけどね……。 プロデューサーも予定外の事でスケジュールの調整に苦労してるみたいだし)」 プロデューサー「帰ってもいいだろ?ママが心配するんだ」 真「いや、帰らないで下さいよプロデューサー」
[824]森末(仮):2015/03/27(金) 01:09:07 ID:??? 板野が聞いてみると、響は何故か胸を張りつつドヤ顔で応援をすると返答。 隣にいるプロデューサーは頭をかいてどこか参ったというような仕草をしていたが、 響達にとってはスケジュールよりも全日本の応援の方が大切らしい。 真「(まあどれだけ滞在が伸びてもあと2日だけだし、調整はプロデューサーに任せよう) 今日も頑張ってね、みんな! 響も言ってたけどここまで来たら優勝しかないよ!」 石崎「でへへ……はい、頑張ります!」 高杉「任せてください!!」 井沢「(……だから、なんでここまで出番が皆無のお前たちが一番に返事をするんだ)」 アイドル2人の応援を受けて1番に反応を示すのは、やはりとも言うべきか石崎と高杉の両者である。 彼らの態度に呆れながらも、しかし他の者達もアウェーの中で僅かでも応援してくれる者の存在がいる事には喜んでいた。 当然、板野もである。 板野「(こうやって応援してくれる人がいるのは素直に嬉しいな。 さて、何か言っておこうか?)」 A.「あまり派手に応援しない方がいいですよ。 日本がフランス国民の恨みを買っちゃいそうなんで」 B.「任せてください、今日の試合も必ず勝って見せます!」 C.「任せてください、今日の試合も必ずゴールを決めてみせます!」 D.「危ないから今日の所はホテルでじっとしてた方がいいんじゃ……襲われるかもしれませんよ」 E.「我那覇さん達の為にも、必ず勝ってみせます!」 F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[825]森崎名無しさん:2015/03/27(金) 01:09:52 ID:TCSWUfNc A
[826]森崎名無しさん:2015/03/27(金) 01:10:02 ID:mdLbjeiY B
[827]森崎名無しさん:2015/03/27(金) 01:10:47 ID:OQ7Mk90o B
[828]森末(仮):2015/03/27(金) 01:10:53 ID:??? 本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
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0ch BBS 2007-01-24