※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[847]森末(仮):2015/03/29(日) 00:10:52 ID:??? ナポレオン「キャプテン、こちらがニホンのキャプテンのイタノさんですよ」 ピエール「う、うん……」 岬「(? ピエールの様子が何かおかしいな?)板野、彼がフランスのキャプテン……ピエールだ。 僕も一度会っただけなんだけど、見ての通りナポレオン同様紳士然とした男だね」 板野「う、うん……(ピエール、思いっきりナポレオンに対して困惑した感じだな)」 もっとも、ナポレオンに声をかけられたピエール――そしてそんなピエールを見た板野も、その口調は重い。 ピエールからしてみれば相変わらずこの綺麗になってしまったナポレオンの口調に慣れず、 板野からすればそんなピエールの心中を察するに余りある状況なのだから仕方ないと言える。 だが、それでもピエールはキャプテンとしてしっかり挨拶をしなければと気を引き締め、 些か情けなかった表情を整えてから改めて板野に握手を求める。 ピエール「フランスキャプテン、エル=シド=ピエールだ。 お手柔らかに、ニホンのキャプテン」 板野「(……ナポレオンが関わらなければ本当に紳士然としてるな、ピエール。 っていうか本来ならナポレオンが関わらなくてもそういうキャラな筈なんだよな。 さて、ここはどうしよう?)」 A.「板野住明だよ。 こちらこそよろしく」 無難に対応する B.「うん。 せいぜいフェアに戦おうか。 フェアにね」 言外にホームタウンディシジョンの存在を匂わす C.「うん、でも今日の試合、勝つのは俺達だよ!」 勝利宣言をしておく D.「……なんだか苦労してるみたいだね」 同情しておく E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 >>841 乙ありです。
[848]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 00:11:15 ID:2QY2JPUE D
[849]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 00:12:04 ID:pw1nTrHM D
[850]森末(仮):2015/03/29(日) 01:31:19 ID:??? >D.「……なんだか苦労してるみたいだね」 同情しておく ========================================================================== ピエール「! わ、わかるのか?」 板野「うん……」 無難に対応をする事も出来たが、それ以上に板野はピエールに対する同情心を抱いてしまい、ついそれを口に出した。 元々、エル=シド=ピエールという男は苦労人である。 家は裕福であり恵まれているとはいえ、子供の折より友達がおらず、心の面では決して恵まれているとは言えなかった。 そういう意味では若林と似たような境遇であると言えたが、それに加えてピエールは仲間にも恵まれなかった。 具体的にはフランスメンバーの実力が、あまりにも低すぎたのである。 若林の子分である修哲トリオ、そして高杉などと比較をしても圧倒的に低すぎたのである。 そして、それに加えてナポレオンという問題児――彼はそれだけでもピエールにとって悩みの種だったのだが、 彼の心に変化が生じた結果その悩みの種は一気に成長し大木へと成り上がってしまったのだ。 まだ傍若無人であろうとも以前のナポレオンの方が、ピエールにとっては理解しやすく掌握しやすい。 だが、今のナポレオンはピエールにとって正に未知の脅威……得体のしれない存在。 何をしでかし何を言うか読めない彼の一挙手一投足に心労が溜まるのは当然と言え、 ピエールは板野の言うように相当の苦労を背負い込んでいた。 先に言ったように仲間は頼りにならないのだから、その苦労も1人で抱えるしかないのである。 板野「(あんまり詳しい事を言っちゃうとなんで知ってるんだとか突っ込まれそうだからやめとくけど……) よくわからないけど、頑張ってね。 それと、試合ではお互いそんな苦労も忘れて楽しもうよ!」 ピエール「あ、ああ! そうだな……その通りだ!!(初対面でもわかる程、苦労を背負っている顔をしていたのか。 いや、でもそれを知って尚励ましてくれるその対応……ああ、彼は良い奴だな!)」
[851]森末(仮):2015/03/29(日) 01:33:02 ID:??? ガシッ!! ピエール「今日はお互いに、いい試合にしよう!」 板野「うん!」 やがて、彼らはがっちりと握手を交わし笑みを浮かべ合った。 ピエールは、ようやく己の苦労をわかってくれる者が――例え敵対するチームのキャプテンとはいえ、表れてくれた事に感動し。 板野はその生来の優しさから、ピエールを気遣って笑みを浮かべたのだ。 そこにはこの大会始まって以来、恐らくは初めてとなる純粋な気持ちでの互いに対する好意と気遣いがあったと言えるだろう。 岬「なるほど、ナポレオンは大会が終わったらシャンゼリゼのクラブチームに移籍する予定なんだ?」 ナポレオン「はい! なるべく多くの観客がいるチームで活躍が出来たらと思って!」 岬「(大衆に気に入られるのはプレイヤーの基本だもんね)そうなんだ。 僕もパリに住んでるから、もし良かったら移籍した時は見に行ってもいいかな?」 ナポレオン「勿論ですよ! あはは、楽しみだなぁ!」 岬「(よし、ピエールに続いてこっちもパイプゲット。 人脈はあるにこした事は無いもんね)」 因みに板野達が絆を深める一方で、岬とナポレオンもまたその仲を深めていた。 もっとも、こちらはナポレオンこそ純粋な気持ちで言葉を吐いていながらも、岬の方は利己的な考えで動いていたという。 松山「(ピエールって奴もいい奴みたいだな。 中心選手がこの2人なんだ。 フランスは相当クリーンなチームなんだろうな)」 若島津「(フン、身の毛がよだつ程の甘い三文芝居だ……)」 響「(サポーターの人たちは怖かったけど、フランスの選手たちはみんないい人そうだぞ!)」 真「(ピエールくんって初めて近くで見たけど格好いいな……ああいうのを王子様って言うんだろうな。 馬とかに乗って助けに来てほしい)」 ※板野のピエールに対する感情が 板野→(苦労人)→ピエール になりました。 ※ピエールの板野に対する感情が ピエール→(良い奴)→板野 になりました。 ※岬とピエール・ナポレオンの感情が 岬→(友人)←ピエール・ナポレオン になりました。
[852]森末(仮):2015/03/29(日) 01:34:21 ID:??? その後、挨拶もある程度済んだ所でピエールたちは去って行った。 去り際のピエールの表情は、実に晴れやかなものだったという。 閑話休題。 こうしてフランスとの出会いを終えた一同は、早速そのままスタジアムに入り観客席に陣取った。 今日のこのスタジアムで行われる試合は第一試合が西ドイツ対ウルグアイ。第二試合が全日本対フランス。 全日本が試合をする以前にまずは決勝に上がるチームを決めるべく試合が行われ、 一同は明日の決勝に備えてその試合を偵察、研究する事となっていたのである。 ワーワー ワーワー 放送「さァベスト4に残った4チームによる決勝トーナメント一回戦、 その第一試合は西ドイツJrユース対ウルグアイJrユースです。 両チーム、試合前の軽い練習を行っております。 スターティングメンバーは大会初日から双方変わらず不動のベストメンバーで今日も相対します!!」 反町「西ドイツとウルグアイか……どっちが決勝に駒を進めるんだろうな」 三杉「西ドイツが優勢、と見るが……断定は出来ないな。 西ドイツはあまりにも守備が脆弱過ぎる。 少なくともGKに関して言えばウルグアイの方が若干上だろう」 新田「(でも、俺ならあのキーパーからでもゴールを奪える気がする……このファルコンクロウで!!)」 実況の言うように練習が行われる中、観客席の全日本メンバーは試合の展望について予想し合っていた。 大体の見解としては、やはり実際に戦ってその実力の高さを知ったが為か、シュナイダーのいる西ドイツが優勢という意見が多数。 しかし、西ドイツには守備力が無いという弱点もあり――。 逆にウルグアイは守備が優れているという訳ではないが、明確な弱点と言える訳でもない。 これらを考えれば、十分にウルグアイが西ドイツを下す可能性もあると言え、予想は難航を極めていた。
[853]森末(仮):2015/03/29(日) 01:35:23 ID:??? 板野「(多分西ドイツが勝つんだろうけどな……ビクトリーノとシュナイダーの時点で、多分格は違うし。 ……そういえば、この試合で"アイツ"が姿をようやく現すんだっけ?)」 そして、その中で板野だけはこの試合の結果を明確に予想していた。 知識として、決勝に上がるのは西ドイツだろうと知っていたのである。 よってこの時板野が気にかかったのは、今日の試合どちらが勝つかではなく――。 今日の試合で姿を現す、西ドイツJrユース最後のメンバーである。 板野が視線を移らせ、目的の人物を視認する為に西ドイツベンチへと向けると、そこにいたのは……。 板野「(えーと、西ドイツのベンチは……あ! あれが……!!)」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ミューラー「………………」 板野「(ミュ、ミューラーだ!! 鋼鉄の巨人! 練習じゃなくて修行をするキーパー! ミューラーだ!!)」 ミューラー「………………」 ギラッ! 板野「うっ!(ひぇっ、今こっち睨んだ……?)」 ベンチへと視線を向けた瞬間、板野はすぐにその存在に気づく事が出来た。 彼が大きいというのも確かにあるが、それ以上に圧倒的なまでの威圧感が彼にはあった。 遠く離れている筈の板野が、彼がちらりと視線をそちらに向けただけで怯んでしまう程に。 デューター=ミューラー。 本編においても原作においても、全日本を苦しめた大男が、そこに確かに座していた。 板野が注目している事を知ってか知らずか、彼はその右手に持ったボールを……。
[854]森末(仮):2015/03/29(日) 01:36:39 ID:??? 先着1名様で、 ★ミューラーは普通の筈→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→サインを書いて観客席に放り込んだ。 ミューラー「ミューラーのサインなんて価値ないって言われるくらい書いてやる」 クラブA→置いてトイレに行ったらしばらく帰ってこなかった。 ミューラー「(道に迷った……)」 それ以外→パァン!ってした。
[855]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 01:36:55 ID:??? ★ミューラーは普通の筈→ ハート4 ★ ボールはトモダチェ…
[856]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 01:37:05 ID:??? ★ミューラーは普通の筈→ ダイヤK ★
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24