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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[853]森末(仮):2015/03/29(日) 01:35:23 ID:??? 板野「(多分西ドイツが勝つんだろうけどな……ビクトリーノとシュナイダーの時点で、多分格は違うし。 ……そういえば、この試合で"アイツ"が姿をようやく現すんだっけ?)」 そして、その中で板野だけはこの試合の結果を明確に予想していた。 知識として、決勝に上がるのは西ドイツだろうと知っていたのである。 よってこの時板野が気にかかったのは、今日の試合どちらが勝つかではなく――。 今日の試合で姿を現す、西ドイツJrユース最後のメンバーである。 板野が視線を移らせ、目的の人物を視認する為に西ドイツベンチへと向けると、そこにいたのは……。 板野「(えーと、西ドイツのベンチは……あ! あれが……!!)」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ミューラー「………………」 板野「(ミュ、ミューラーだ!! 鋼鉄の巨人! 練習じゃなくて修行をするキーパー! ミューラーだ!!)」 ミューラー「………………」 ギラッ! 板野「うっ!(ひぇっ、今こっち睨んだ……?)」 ベンチへと視線を向けた瞬間、板野はすぐにその存在に気づく事が出来た。 彼が大きいというのも確かにあるが、それ以上に圧倒的なまでの威圧感が彼にはあった。 遠く離れている筈の板野が、彼がちらりと視線をそちらに向けただけで怯んでしまう程に。 デューター=ミューラー。 本編においても原作においても、全日本を苦しめた大男が、そこに確かに座していた。 板野が注目している事を知ってか知らずか、彼はその右手に持ったボールを……。
[854]森末(仮):2015/03/29(日) 01:36:39 ID:??? 先着1名様で、 ★ミューラーは普通の筈→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→サインを書いて観客席に放り込んだ。 ミューラー「ミューラーのサインなんて価値ないって言われるくらい書いてやる」 クラブA→置いてトイレに行ったらしばらく帰ってこなかった。 ミューラー「(道に迷った……)」 それ以外→パァン!ってした。
[855]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 01:36:55 ID:??? ★ミューラーは普通の筈→ ハート4 ★ ボールはトモダチェ…
[856]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 01:37:05 ID:??? ★ミューラーは普通の筈→ ダイヤK ★
[857]森末(仮):2015/03/29(日) 01:38:19 ID:??? 本日は一旦ここで区切らせていただきます。 明日は西ドイツとウルグアイの試合を描写し、フランス戦はもう少し後になると思います。 それでは。
[858]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 01:42:46 ID:??? >新田「(でも、俺ならあのキーパーからでもゴールを奪える気がする……このファルコンクロウで!!)」 なつかしい、乙でした
[859]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 02:15:27 ID:??? >ミューラー「ミューラーのサインなんて価値ないって言われるくらい書いてやる」 あれは・・・西ドイツの番長!? ブログやってそう
[860]森崎名無しさん:2015/03/29(日) 02:40:01 ID:??? 本編では明確にされてなかったけどJrユースでもGKカノーバ様か 後に世界トップクラス一歩手前にはなるんだけどまだ弱そう
[861]森末(仮):2015/03/30(月) 01:22:35 ID:??? >★ミューラーは普通の筈→ ハート4 =パァン!ってした。★ ================================================================================ パァンッ!! 板野「(うひゃああ!? 今、握力でボールを割った!?)」 ベンチに坐したまま、なんとミューラーはその右手に持っていたボールを破裂させた。 何かにぶつけてその衝撃で潰しただとか、或いは刃物で切り付けたなどという事はなく、 純粋な握力だけでボールを握りつぶしたのである。 キック力こそ自信はあるものの、手で――片手だけでボールを割る事など板野には当然不可能であり、 それは板野だけでなくこの場にいる全日本Jrユースメンバー……否、恐らくはどのチームの選手たちも出来ない事だろう。 だからこそ、一層ミューラーの馬鹿げた力に板野は戦慄し、恐れ戦くしかなかった。 ミューラー「(……何故俺がスターティングメンバーではないんだ。 これでは折角山を下りてこのチームに合流した甲斐がまるでない。 チッ!)」 パァン! ミューラー「(あんなザコを出すくらいならば俺を使えばいいものを……)」 パァン!! 因みにミューラーは板野が恐れから目を離している間にも、二個、三個と続けてボールを潰し続けた。 詳細が一切不明の師匠の指示により、クラブチームに所属する事も許されずただひたすら修行を繰り返してきたミューラー。 その為に彼は恵まれた才能と鍛え上げた実力を持ちながらも、試合というものを殆どした事がなく、 実際に試合の中でプレイをするという事に対して異常なまでに餓えていた。 だからこそ師匠から試合に出る事を許され、西ドイツJrユースに合流をした際、彼は内心では歓喜をしていたのだが……。 この試合、彼はスターティングメンバーに名を連ねておらずベンチでサブキーパーとして控える事が決定していた。 それに対して彼が怒りを覚え、苛立ちをボールにぶつけたというのも仕方のない話だろう。
[862]森末(仮):2015/03/30(月) 01:23:41 ID:??? 無論、ミューラーをベンチに置き温存をする事には理由がある。 今日の試合、ウルグアイは確かに強敵ではあるがそれでも地力ならば西ドイツの方が優位。 ならばミューラーを出さず、秘密兵器としてその存在を隠しておきたいというのが1つ。 もう1つは純粋に、ミューラーが合流したての為にDF達との連携が未だに甘いという事があった。 GKとしての実力こそ高いものの、指揮力などに関しては試合経験が殆ど無い為に低い彼に――。 しかも性格もお世辞にも愛そうがいいと言えない彼に、DF達と連携をしろという方が無理難題と言える。 ともかく、こういった事柄から西ドイツ監督のギルドはミューラーを控えとして置いていたのだが……。 パァン! パァン!! パァン!!! ミューラー「………………」 ギルド「(わ、私は選択を間違ってしまったのかもしれない……色々と……)」 割ったボールの数が2桁を越えた辺りで、ギルドは冷や汗を流し、ミューラーと距離を取りながら後悔をした。 それが今日のスタメンに対する悔いなのか、 それともそもそもミューラーを招集したという事に対する悔いなのかについては彼自身にもわからなかったが。
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0ch BBS 2007-01-24