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【歴史は】俺inキャプ森9【繰り返す】
[894]森末(仮):2015/04/05(日) 01:39:59 ID:??? シュナイダー「俺に回せ、ミューラー!」 ミューラー「ふん!」 ブォオンッ!! ビュウーンッ!! ビクトリーノ「あ、し、しまった!」 このショッキングな事態に誰もが驚きを隠せないでいる中、唯一冷静でいれたのはシュートを止めた張本人であるミューラー。 そして、ミューラーが止める事を信じ、 彼が壁を取り除くよう告げた時にもその通りにするようメンバーに言い含めたシュナイダーだけである。 ミューラーの太い腕から投げられたボールは凄まじい速度で前線にいるシュナイダーの下まで届けられ、 慌ててウルグアイメンバーも止めに向かうも、 シュナイダーはあっさりと彼らを抜き去るとGKとの一対一から華麗にドリブルゴールを決めた。 その後、試合は西ドイツの一方的な展開となった。 壁無しでの近距離からのフリーキックであっさりとゴールを阻まれた事でビクトリーノは強いショックを受け、 動きに精彩を欠き全くいいところがなかったのだ。 そのウルグアイを相手に西ドイツは容赦なく攻め続け、後半に入ってからはマーガスのヘディングで4点目。 5点目はシュナイダーを囮としたカルツの一対一からのドリブルゴール。 とどめにはシュナイダーのファイヤーショットで6点目。 終わってみれば6−1、圧勝と言う以外に他ないスコアを叩き出し、こうして西ドイツ対ウルグアイの試合は終わったのである。
[895]森末(仮):2015/04/05(日) 01:41:02 ID:??? 大会得点王ランキング 10ゴール シュナイダー 5ゴール ビクトリーノ 4ゴール 板野、ナポレオン 3ゴール ストラット、マーガス 2ゴール ディアス 1ゴール 岬、政夫、反町、カルツ、ランピオン 大会アシスト王ランキング 5アシスト マーガス 2アシスト 岬、ピエール、ランピオン 1アシスト 松山、三杉、次藤、和夫、沢田、バンビーノ
[896]森末(仮):2015/04/05(日) 01:42:21 ID:??? 実況「試合終了〜っ! なんという事でしょうか、西ドイツ! ウルグアイに圧勝!! 一時は同点の危機かと思われた場面もありましたが、途中出場のミューラーくんが見事なファインセーブ! その後も堅守を見せ1点も許さなければ、西ドイツ自慢の攻撃陣が怒涛の勢いで追加点を重ね、なんと6得点! キャプテンのシュナイダーくんは4得点を上げ、これで2桁! 大会通して10得点の大活躍です!! これは大会得点王の座はほぼ手中に入れたと言っていいのではないでしょうか!? 優勝+得点王+MVP、三冠王に向け皇帝シュナイダーくん正に驀進中です!!」 ワーワー! ワーワー!! 観客「すげぇ……こりゃ西ドイツが優勝だ」「シュナイダーがいて負ける所が想像できない!」 「強いて言うなら点の取り合いならって所だろうが、あのキーパーがいちゃな……」「中盤も盤石だ!隙が無い!!」 この圧倒的な強さでウルグアイを下した西ドイツを見て、観客たちの多くは改めて戦慄をした。 攻撃力、支配力、そして守備力。全てにおいて彼らは一流と呼べるレベルにある。 ウルグアイという強国を大差で下したこのチームこそが、優勝を手中に収めるのだろうと予感めいた思いを抱いていたのだ。 シュナイダー「(見たかい父さん母さん。 マリーお兄ちゃん凄いだろう、10得点だぞ。 でもまだまだこんな事で満足はしないからな。 優勝、得点王、MVP。 全部取って世界一のお兄ちゃんになってみせるからな。 マリーの自慢のお兄ちゃんは世界一になるんだ。 なれたらほっぺにちゅってしてくれてもいいんだぞ。 ハグもしてくれていいんだぞ。 ああ、マリー。 見ていてくれたかいマリー?)」 因みに観客たちがそのような思いにいた頃、シュナイダーは1人フィールドで西ドイツにいるマリーに思いを馳せていた。 当のマリーは両親をどうにか誘い、『ランピオンにあわよくば会う為』にフランスに渡ろうとしているという事を、 この時の彼はまだ知らない。
[897]森末(仮):2015/04/05(日) 01:43:31 ID:??? 松山「改めて見ると、西ドイツはやはり強いな……」 中里「唯一の弱点であった守備力も、あのGKが出てきた事によって消えたと言って差し支えなかろう」 若林「……デューター=ミューラー。 なるほど、思い出したぞ」 高杉「若林さん、知ってるんですか?」 そして、全日本Jrユースの面々もこの結果を受けて西ドイツの脅威について再認識する中。 普段は寡黙な若林が不意に口を開いた事で周囲の視線はそちらに向けられた。 若林「当時は眉唾物の噂だと思っていたんだが……以前、聞いた事がある。 西ドイツには幻のゴールキーパーがいて、そいつは普段山で修行をし一切姿を見せないという。 だが、その山のふもとであるプロのチームが練習を行っていた時、 レクリエーションとしてその麓の村とミニゲームをする際にそのキーパーが参加をしたんだ。 結果、最初は遊び半分でプレイをしていたプロたちも途中からは本気で攻め立てる程のセービングを見せ、 しかし結局1点も取れなかったキーパーがいるという」 滝「も、もしかしてそれが……」 若林「俺の記憶が確かならば、そのキーパーの名がデューター=ミューラーだった筈だ」 若林の口から放たれた言葉は、とてつもなく現実離れをした話である。 幻のキーパーという単語だけでも胡散臭いというのに、普段は山に籠っているだの、プロを相手に零封しただの、 とてもではないが信じられるものではない。 実際、若林自身もそれを信じていた訳ではないのだ。だが、思い出してしまった。 あのミューラーのプレイを見た後では、常人離れした普段の生活もプロを相手に零封をしたという事も頷けてしまうのである。
[898]森末(仮):2015/04/05(日) 01:44:36 ID:??? 政夫「(俺達のスカイラブが通じるか? いや、自信を持つんだ。 ヘルナンデス相手にも通じたんだ!)」 新田「(俺に出番はあるんだろうか……折角板野さんに面倒を見て貰ったのに、このまま終わるのは嫌だけど……)」 反町「(あれだけの巨体、俺のトクシックインパクトで狙いをブレさせれば……無理かなぁ。 速かったもんなぁ、あいつ)」 来生「(まぁ俺なら余裕余裕。 それより今日の試合はそろそろ俺の出番来るよな?)」 板野「(ミューラーから点を奪えるのは恐らく本当に限られた人だけだろうな。 間違いなく、俺の出来が勝敗に直結する)」 この時、若林の言葉を聞きながら全日本の名だたるストライカーたちは思い思いに感想を抱いた。 自分ならばどうゴールするか、果たして自分がゴール出来るのか、そもそも自分に出番はあるのか。 迷いは尽きず、簡単に答えは出せないが、今はその答えを探す時間ではない。 見上「西ドイツ対策はそこまでにしておけ。 まずは今日の試合、フランス戦の事を考えろ。 さぁ、ミーティングに向かうぞ」 全日本メンバー「「「はいっ!!!」」」 西ドイツ対ウルグアイの試合が終わり、続いて第二試合。 全日本対フランスの試合の開始時刻が、刻一刻と近づいていたのである。
[899]森末(仮):2015/04/05(日) 01:45:43 ID:??? >>890 乙ありです。 判定はありませんが、本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
[900]森崎名無しさん:2015/04/05(日) 01:46:42 ID:??? 乙です。ランピオンの死亡フラグが着々と進んでるwやはり地獄兄弟
[901]森崎名無しさん:2015/04/05(日) 10:13:01 ID:??? ラモーン「もうだめだ…おしまいだぁ…!」
[902]森末(仮):2015/04/06(月) 02:07:30 ID:??? 西ドイツとウルグアイに入れ替わるように控室へと向かった全日本Jrユースは、 いつも通り見上の第一声からミーティングに入った。 見上「よし、みんなきけ。 ではこれより今日のスターティングメンバーを発表する。 フォーメーションは3−4−3だ。 まずFW。 左に板野、右に新田、右ウイングに滝!」 板野「はい!」 新田「!! は、はいっ!!(スタメン! とうとうスタメンに選ばれた!!)」 滝「はい(出番が来たか……それにしても来生は使われないのか?)」 まず見上は今日のフランス戦におけるスターティングメンバーを発表。 FWの部分が告げられた所でレギュラーは確定的であり、かつ事前に監督と話をしていた板野は淡々と発表を聞くだけだったが、 野心に燃え出番を求めていた新田は必要以上に気合の入った返事をし、 滝は自身の起用を喜びながらも選ばれなかった来生に一抹の不安を抱く。 来生「(ふふ〜ん、なるほど、今日も俺は温存策か。 まあ秘密兵器だしな)」 滝「(……あの顔は全く危機感を覚えてねー顔だな)」 なお、その際ちらりと来生に視線を向ければ彼は能天気に鼻をほじっており、滝は呆れかえったという。 見上「次にMF。 OMFは左に松山、右に岬。 DMFは左に山森、右に井沢だ」 松山「はい(ボックス型か。 山森の守備力は不安だが井沢とのダブルボランチなら安心だな)」 岬「はい(ピエールやナポレオンと極力マッチアップをしていい勝負を繰り広げたいね。 その方が後々便利だし)」 山森「は……はい!(俺がスタメン? 夢じゃないのか……)」 井沢「はい!(よし、スタメンに選ばれた。 今日も必要とされる仕事をこなして見せる)」
[903]森末(仮):2015/04/06(月) 02:09:00 ID:??? 次に発表されたMFの中では、唯一スタメン級とは言えない山森の起用に山森自身が驚いていた。 しかし、多くの者達は松山・中山というそれぞれ本職がOMFとDFである彼ら以外がボランチをするのならば、 井沢の他には適正的に考えて山森以外にいないと考えていた為にさしたる驚きは無かったという。 見上「DFは中央に寄せ、それぞれ左から早田、中山、次藤とする」 早田「へい(3バックか。 この形だとサイドの守備がかなり弱いがいいのか?)」 次藤「タイ(イタリア戦じゃ土台役くらいしか出来んかったばってん、今日の試合こそは活躍せんとな)」 中山「はい(頂点まであと2つだ……)」 DF陣については、殆どレギュラーが確定している者達がいる為に特に大きな反応は無かった。 何より、次に発表されるポジションが誰に決まるかという方に注目が集まっていたのもある。 見上「最後にGKは……」 若島津「…………」 若林「…………」 見上「若島津だ」 若島津「! はいっ!!」 若林「…………(何故だ。 あのアルゼンチン戦の失点が悪かったとでもいうのか? それとも、まさか見上さんはこの俺が若島津にすら劣っていると言うつもりなのか!? キャプテンとして云々ではない、GKとしてすら……劣っていると言うのか!?)」 そして発表されたGK――今日の試合ゴールマウスを守るのは、若島津健であった。 見上の発表を受けて若島津は声は荒立てず……しかし、芯のしっかり通った声で返事をし、 逆に若林は拳を強く握りしめながら、かつての恩師である見上に複雑な感情の籠った視線を向けた。 だが、その若林の視線を知ってか知らずか、見上はあくまでも無表情のまま戦術の説明に取り掛かる。
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0ch BBS 2007-01-24