※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
[582]森崎名無しさん:2015/03/19(木) 23:31:12 ID:??? リベリオ君はやめてあげるんだ...
[583]森崎名無しさん:2015/03/19(木) 23:33:44 ID:??? こ、これでドイツ戦のぶんの狂気度稼げるから…(超震え声)
[584]森崎名無しさん:2015/03/19(木) 23:34:24 ID:??? この選択肢もお願いします(ゲス顔) 朝起きたらとなりで中山さんが寝ていた。 私は死ぬほど嬉しかった。何せ夢にまで見た中山さんだ。 処女の私にもついに彼氏が出来て幸せに暮らしていける。 そしてマイホームを買って子供をつくって毎日幸せな生活をする。 そんなことを一瞬にして考えた。 でも、中山さんは「森崎はどこ?森崎どこにいるの?」 って言うんだよ。私のことは見向きもせずに。 そのとき分かったんだ。中山さんは森崎と幸せになるべきだって。 だから私は一緒に森崎を探してあげた。 やっぱり中山さんの笑顔は私に向ける笑顔より森崎に向ける笑顔のほうがかっこいい。 私は二人が幸せになってほしいと願いながら立ち去った。 そんな夢を見た。 起きてとなりをみた。 中山さんの抱き枕があった。 目から涙がこぼれた
[585]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:23:34 ID:??? こんばんは、今日も更新を始めていきます。 >>578 乙ロットありがとうございます! >>579 フリーザ様の新形態見たんですが、確かに微妙ですね…。 最終形態でシンプルになっちゃった以上、これ以上の変化となると難しいのでしょうが…。 >>580 ご意見ありがとうございます。 予定をキャンセルは少し厳しいので、とりあえず早めて、21時半くらいに開いて頂けるようにします。 それか、私を気にせず初めて頂けるのであれば、これまでとおり19時ごろ開始にしようと思いますが、どうでしょうか。 名目はスレの二周年ですが、私が居らずとも、森崎板の人たちで楽しめる場が出来ればそれはそれでと思いますし。 ご意見頂ければ幸いです。 >>581 ところどころ鈴仙が僕っ娘になってるのが私的にツボでした。 >>582 長視「赤月下(インフレアドムーン)」かな? >>583 代償に、色々なものを喪いますね… >>584 突っ込みどころが多すぎてヤバいですね…w凄く笑いました。 誰か中山さんの抱き枕作ってくれませんかね……。
[586]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:24:37 ID:??? ……ワアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「さあ! いよいよ両チームが出て来ました! 審判の変更という思わぬ事件もありましたが、後半戦は予定通り開催される見込みです!」 鈴仙「(――さあ。一体どう来るのかしら……!?)」 佳歩「(こんな肝心な時に、怪我で満足に動けないなんて……!)」 ――そして、後半戦は程なく開始となった。 鈴仙を始めとする永遠亭ルナティックスは、守矢みらくるずが弄した何らかの策が見えず、 未だ同点であるにも不安と緊張を隠せない。 早苗「(……今のまま勝っても、それは神奈子様達のお力のお蔭。 私が霊夢さん以上に優秀なトップ下であるという証明にはならない。――もっと、頑張らなくちゃ)」 神奈子「(さーて、準備は万端だ。 ――悪いが勝たせて貰うよ、永遠亭ルナティックス)」 ――その一方で、守矢みらくるずはいつも通り全力感がにじみ出る早苗を除き、 全体的に余裕が漂っているような気がする。 審判のアドバンテージを捨ててまで、彼女達は何を得たのだろうか。 鈴仙達にはまるで見当のつかないまま。 ――ピィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 実況「さあ! 後半戦開始のホイッスルが鳴りました〜〜!! 前半のワントップから打って変わって、後半は3トップに変えて来た守矢チーム! 守備を捨てて攻めに走ったようにも見えますが、果たして吉と出るか。それとも凶と出るでしょうか〜!?」 実況の普段通りの無責任に暢気な煽りとは裏腹に、 ルナティックスにとって、これまでで最も苦しくなるであろう、地獄の後半戦が始まった。
[587]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:25:45 ID:??? ※これから後半5分まで、無判定にて試合が進行します。 ガッツの消費はありませんが、5分経過によるガッツの自然回復(+20)もありません。ご了承下さい。 諏訪子「それっ、行くよ!」 スタタタッ……ブ ン、ビュウウッ! 鈴仙「くっ……!(単にテクニックがヘンなだけじゃないわね。この神様……普通に、上手い!)」 まず切り込んだのは、左サイドのウインガーに移った諏訪子だった。 鈴仙の決して悪く無いタックルをも軽々と自慢の『手長足長さま』で潜り抜け、 その足でてゐをも受け流して易々とバイタルエリアに入ると。 諏訪子「……さあ、ブラジル仕込みの鰻の旨さ、見せてやりなよ、ザガロ君!」 バシュウッ! 慧音「(自分で決めず、人形に撃って貰うだと………)――! 危ないつかさ、構えろ!」 つかさ「!? は、はい!」 偽ザガロ「……俺に指図するな! ぬおおおお〜〜〜〜〜っ!!」 グワァァアアッ、バギュウウウウン! ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!! 実況「あ……こ、これは……!! これはシュートです!! 人形H選手? による、鰻の全身のように曲がりくねった、しかし威力も籠ったこれはパワーシュート! グンと勢いを伸ばして、ルナティックスのゴールへと向かっていきます〜〜!!」
[588]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:26:45 ID:??? ギュウウウウウウッ……バギイィィィッ!! つかさ「きゃ、きゃあっ!?(――迂闊な! まさかさっきまで案山子に過ぎなかった人形が、これ程の威力のシュートを……!? 威力だけなら、成長した佳歩ちゃんの『ラビットテイル』にも匹敵していたと言うのに!?)」 慧音「――『三種の神器・鏡』ッ!」 ブンッ、バチイイッ!! 諏訪子が切り込み、偽ザガロはそのままグラウンダーから、強烈な鰻型変化シュート――『ダブルイール』を放つ。 油断したつかさをも軽々吹っ飛ばしたこのシュートは、幸いにも技を発動させた慧音により弾かれるが、 ボールは未だPA内高空に残る。 そのシュートに食らいつく影があった。 守矢みらくるずの人形F――では無く。 遥かオランダより神奈子が呼び寄せた強力なポストプレイヤー、ヨハン・レンセンブリンクのコピーは、 背丈の差で本来までの高度では無いにしても、それでも充分高すぎる位置で大きく状態を捻り。 偽レンセンブリンク「――決める」 グルンッ! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ、バシュウウウウウウウウ………ッ!! パチュリー「(あれは……。高空と低空との違いはあれど、私の『サイレントセレナ』に似た形の技! さしずめ『ハイパーオーバーヘッド』とも称すべき大技を、たかがオートマトン如きが……? ――あり得ないわ)」 観客席のパチュリーが思わず唸る程に精度の籠ったオーバーヘッドキックが放たれる。 地面スレスレの位置で大きく横に逸れる偽レンセンブリンクのシュートは、 流石に先程の偽ザガロの『ダブルイール』や、諏訪子の『御射軍神さま』には一歩及ばない。 しかし、永琳の助けの及ばない輝夜のゴールを揺らすには充分な水準の威力を持って、 ルナティックスゴールの右隅に決まろうとしていた。 輝夜「……そ、そんなモン――えーりんが許すモンですかーーーーーっ!?」 ギュンッ! バシイイッ!
[589]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:27:56 ID:??? ――そのため、このシュート自体は永琳の助けを借りた輝夜ならば、難なく受け止められる程度だった。 しかし、輝夜が仕事をしても後が続かない。 輝夜はこの後、早速ボールを前線の鈴仙へと投げ渡したのだが。 ピエール「はぁぁぁぁっ!」 フライハイト「雨が降らずとも、天然芝に含まれる水分を摩擦で蒸発させれば、雨雲ができ、いずれは雨が降る。 食らうが良い……この俺の『ハイドロプレンタックル』」 ズザアアアアアアアッ、ズザアアアアアアアアアアアアッ!! ―――バチイイイッ!! 鈴仙「ぐっ……!(う、上手い。左のボランチ! 基礎技術では流石にピエール君に軍配が上がるけど。 それでも、この芝の滑りを活かした長距離タックルは――私の『アイドリングウェーブ』なんかよりも上ね!)」 一見手薄になったDF陣とは裏腹に、守矢の中盤の底は圧倒的に強化されていた。 ピエールとダブルボランチを務める人形は、ピエール程では無いが充分過ぎる程に上手い。 この二人による波状攻撃には、鈴仙も諦めざるを得なかった。 ボールは中盤へと戻り、妹紅が競り合いに向かうが届かない。 やがてボールを拾った人形Gと思われる選手(偽三杉)はボランチの永琳と対峙し――。 偽三杉「……………」 永琳「(行動を大幅に制限されているとは言え、彼は油断できなさそうね……)」 偽三杉「ここだ!」 ギュンッ、バシュウッ、シュピィィィッ!! 永琳「(――とは言え、油断のし過ぎもミスを招く。今回は、彼にしてやられたかしら)」
[590]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:29:00 ID:??? 実況「あ……あお〜〜〜〜〜っ!? 凄いです人形G……? 選手! 前半戦の機械のようなドリブルとは違う、まるで生き物のように有機的で前衛的なボールキープ ――『芸術的なドリブル』を魅せてくれました〜〜〜!!」 あの永琳すらも、三杉の才能と技術を受け継いだ人形には太刀打ちできない。 そうして詰められたボールは、諏訪子、偽ザガロ、偽レンセンブリンクの周囲を往ったり来たり。 たまにつかさや慧音、輝夜が渾身の力でボールを零しても、そのまま早苗にフォローされてしまう。 後半戦が始まってから5分間。永遠亭ルナティックスは碌にボールに触れられていなかった。 鈴仙「(そ、そんな……! どうして!? 前半と後半で違いすぎるでしょ!? まさかここまで、相手が強化されてるなんて……聞いてないよぉ!?)」 神奈子「(まぁー、ちょっと予定よりも強かったかもねぇ。ぶっちゃけ)」 偽レナート「俺の出番はまだかー!? ブラジル最強クラスのパンチングを持つこの俺の出番は!?」 偽沢木「……あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ?」 偽レナート「なにィ」 鈴仙は焦りつつも、しかしこの局面を打開する良い手段が思いつかない。 未知の相手に対処している以上、具体的な手立ては取れないし、抽象的な激励も通用しない。 ――間違い無く、手詰まりの状況だった。
[591]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:30:06 ID:??? 偽ザガロ「うおおおお〜〜! 消し飛べ雑魚共!」 ドドドドドドド……バギイイイッ!! ウサギD「きゃ、きゃぁあああ〜〜っ!?」 実況「ああ〜〜〜っと、偽ザガロ選手、ウサギD選手を遥かフィールド外へと吹っ飛ばした!! これは『強引なドリブル』でしょうか!? 基礎力だけならば早苗選手にも匹敵する、凄い突破力だ!」 永琳「(ここまでは、私が先にウドンゲに言った通り。私達は、守矢みらくるずに敗北する――このままでは。 ……そう。このままでは……ね)」 パスカルのタックルが早苗のパスに躱され、つかさと慧音が偽三杉の『華麗なドリブル』により突破され。 今こうしてボールを受けた偽ザガロにより、ウサギDが遥か遠くに吹っ飛ばされ。 ――いよいよルナティックスのゴールを守る者が輝夜しか居なくなった時、鈴仙は絶望した。 鈴仙「(……やっぱり、やっぱり駄目なの? ……これまで練習して、チームで上手くなって行って。 ――それでもこうして、より高い才能で塗り固められた壁が出てくると、手も足も出ないの? だったら、私が今までやって来た努力って一体……?)」 守矢が具体にどんな手を使ったのかは、良く分からない。 今ハッキリと分かるのは、鈴仙がこれまで積み上げて来たものが、 いとも簡単に崩され掛けているという残酷な事実のみ。 鈴仙「(――友情とか努力とか色々言ってて、それで勝ててたけれど。 それは単に運が良かったか、案外大したことないチームと当たれていただけだったのかな……)」 今まで張り詰めていた糸が切れたように、鈴仙はフィールドに膝を突いてしまう。 審判を買収したり、裏技で才能ある選手を呼び寄せられる者が報われる現状に、鈴仙は耐えられなかったが。
[592]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:31:07 ID:??? 鈴仙「(……あれ。おかしいな。ホイッスルの音が、聞こえないや)」 鈴仙はここで漸く異変に気付く。 これまでルナティックスを圧倒し、ゴールは寸前という場所まで来ていた筈の守矢みらくるずが、 この期に及んでまだ得点出来ていない。 一体どうしたのか、姫様が今度はゴールを地核にでも埋め込んだのかと鈴仙は振り返ると。 鈴仙「……えっ? あ…………あれ…………………は?」 ――そこには、まるで幻想のような光景が広がっていた。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24