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【実験室の】ライ滝第三十四話【フラスコ】
[457]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 21:47:44 ID:??? 試合を任された以上必ず勝たねばならないという意識が気負いとなってしまったのか、生田(仮)の選手達の動きは硬かった。 そして、そんな状態で優位になれる程雷門高校は甘い相手ではなかった。 吹雪「エターナルブリザーァァァァド!!」 ミライ「な、なんて威力だ!」 生田(仮)は雷門に攻め込まれ続け、 前半30分、雷門新戦力のDF吹雪がオーバーラップして放った必殺シュート『エターナルブリザード』の前に失点を喫してしまう。 敬介「強い……滝から説明は受けていたが以前とは別のチームのようだ」 光太郎「だが俺達の分まで戦ってくれているみんなの為にも、ここで負けるわけには行かない!」 しかし、この失点によって生田(仮)の闘志に火がついた。 彼らはピンチになるほどに地力を発揮するのだ。 前半こそ0-1のままで折り返すが、生田(仮)は後半から猛攻を始める。 光太郎「頼んだぞ、神!」 神「(今は不安だとかそんな事は考えない!)決まれぇぇぇぇぇっ!!」 栗田「うわーでヤンスー!?」 壁山「無茶苦茶なシュートっス!」 円堂「ぐうぅっ!? と、止め切れない!」 後半13分、光太郎のセンタリングから神の放った星砕きが雷門の守備陣を文字通り打ち砕き、スコアは1-1のイーブンとなる。
[458]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 21:48:53 ID:??? 染岡「食らえ! これが俺のワイバーンクラッシュだぁっ!!」 剣崎「ウェーーーイ!!」 染岡「なにィ」 そして後半20分、染岡の放った必殺シュート「ワイバーンクラッシュ」を剣崎がブロックし、生田(仮)はカウンターのチャンスを得る。 剣崎「頼んだ、ユウスケ!」 ユウスケ「おう! 俺の消えるフェイントで纏めてごぼう抜きだ!」 鬼道「なにっ、ボールが消えた!? どこに行ったんだ!」 剣崎からボールを受け取った剣崎は、持ち前(?)の存在感の希薄さを活かしサイドをスルスルと駆け上がり、 いつの間にやらコーナー近くまでボールを運ぶ事に成功した。 ユウスケ「光太郎さん!」 光太郎「皆の頑張りで託されたこのボール、絶対に決めて見せる! トゥア!」 円堂「うわあっ!!」 その後ユウスケからボールを受け取った光太郎がそのまま雷門のPAへと侵入。 今まで終ぞ使う機会のなかった必殺の一対一シュート「リボルクラッシュ」で円堂を貫き、遂に逆転に成功する。
[459]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 21:49:54 ID:??? 電「よし、やったぞ!」 明石「このまま押し切るぞ。アタック!」 この逆転劇に生田(仮)は沸き立ち、更にやる気を漲らせはじめる。 そして彼らはその後も良く守り良く攻め―― ゼェェェェェェェェェェェェェェェット!! 生田(仮) 2-1 雷門 雷門高校に辛くも勝利するのだった。 巧「ふぅ、何とかなったか」 闘破「連絡もなかったって事は向こうの方も大丈夫だったみたいだな。これで一件落着だ」 神(私の嫌な予感は勘違いだったのかな? それなら良かったけど……) 最初こそ苦戦したものの無事に勝利を収め、生田(仮)の選手達はやれやれといった様子で肩の力を抜く。 我夢「みんな、大変だ!」 ベンチから慌てふためいた様子で我夢がグラウンドへと飛び出してきたのはその時であった。 神「――え?」 そして、我夢から滝が重傷を負った事を聞かされた神の表情は、その場でみるみる内に青ざめていったという。
[460]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 21:51:03 ID:??? 【2年目8月、特殊フェイズ】 滝(――ん?) 目を醒ました時、滝は自分の置かれている状況を全く理解出来ていなかった。 気付いたら何故かベッドの上で寝ていた。そんな心境である。 更にベッドの寝心地も普段とは違い、天井も自分の部屋とは全くの別物。訳の分からない事だらけだ。 滝(えーっと……確か俺はショッカーの連中と戦ってたんだよな。その後……駄目だ、何も思いだせん。 とりあえず起きて状況の確認を――あれ?) 記憶が曖昧になっていた滝はひとまずベッドから起きるべく体を動かそうとするが、そこで自分の体が動かない事に気が付いた。 滝(??? なんだ、なんで体が動かないんだ……ってあれ、これ点滴の管だよな……あ) 唯一動いた首を横に動かした滝は、自分の腕に点滴の管が通っている事を知る。 そして、彼は自分が怪人の自爆に巻き込まれた事を思い出すのだった。 滝(そうか、俺はあの後意識を失って病院に担ぎ込まれたのか…… 冗談じゃないぞ、まだインハイの予選が残ってるってのに!?) 状況を理解した滝は大いに慌て始める。 何しろこの体の状態だ。どう考えても軽い怪我ではないだろう。 インターハイの予選が始まって早々に怪我で離脱など、滝にとっては洒落にならない事態である。 ――と、そこで滝は病室内になにやら人影がある事に気が付いた。
[461]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 21:52:14 ID:??? 【分岐】 先着一名様で、 【誰がいるかな?→!card】 !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します 【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります ハート→神「zzz……」 ベッドの隣の椅子で神が寝ていた ダイヤ、スペード→本郷「おお、一。気が付いたか」 本郷さんだ! クラブ→天道「この俺がクラブとは全く理解に苦しむな」 天道だ! JOKER→神「zzz……」 なんか横で神が寝ていた
[462]森崎名無しさん:2015/05/10(日) 21:53:15 ID:??? 【誰がいるかな?→ ダイヤ6 】
[463]160:2015/05/10(日) 21:53:27 ID:??? 【誰がいるかな?→ スペード3 】
[464]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/05/10(日) 22:39:43 ID:??? 誰がいるかな?→ダイヤ6 →本郷「おお、一。気が付いたか」 本郷さんだ! 本郷「おお、一。気が付いたか!」 人の気配のした方へと視線を向けると、そこにいたのは本郷であった。 病室の壁にもたれ掛っていたらしい本郷は、滝の意識が戻った事に気づくとホッとしたような笑顔を浮かべる。 そしてベッドの傍にあった椅子へと腰かけた。 滝「本郷さん……俺はあの時爆発に巻き込まれて……」 本郷「――ああ。ガニコウモルの自爆に巻き込まれ、それからお前は今まで昏睡状態が続いていた。 幸い命に別状はないし回復すれば後遺症もないようだが、それでも今までお前は三週間近くも眠り続けていたんだ」 滝「三週間……」 それなりの期間意識を失っていただろうとは思っていたが、流石に三週間というのは滝としても予想外であった。 久方ぶりに喋ったためか声を掠れさせながら、滝は本郷に次の言葉をぶつける。 行動を選択してください A:滝「インハイの予選はどうなったんですか?」 B:滝「神はいないんですか?」 C:滝「あの後ショッカーや他の組織は何か動きを見せましたか?」 D:その他 先に二票入った選択肢で続行します ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません
[465]森崎名無しさん:2015/05/10(日) 22:44:48 ID:bUVxDF2A C
[466]森崎名無しさん:2015/05/10(日) 22:47:14 ID:f65OsB/M A
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0ch BBS 2007-01-24