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【続クロスナイツの】森崎の聖戦16【中央突破】
[211]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/28(火) 23:58:57 ID:??? スペード、クラブ→ ここはお願いします、お姉様。私は、森崎さんに合流します! ティルテュ「ええーっ?! 一人でだいじょうぶなの?」 デュー「そうだよ! 行くならみんなで行った方が…」 エスニャ「いえ、自分の身は自分で守れますし…魔法で飛んでいけば、私一人の方が 早く合流できるはずです。それに、クロード様の護衛も大切な任務ですから! お姉様、デューさん! お願いしますね、ぶいっ!」 ばさっ! …ふわっ。 デュー「あ…窓から?! あぶないって!」 ティルテュ「そっか。エスニャ…気を付けて…」 返答を待たずに、エスニャは塔の窓から勢いよく飛び降りる。 その身体は淡い風に包まれ、自然な速度でふわりと着地する。 エスニャの飛行能力はそれほど長時間持続するものではなく、海を渡ることができるほどではない。 それでも要所要所を飛行でショートカットすれば、彼女の健脚とあいまって、さほど時間をかけずに オーガヒル砦まではたどりつけるはずだ。 それをよく理解しているティルテュは、エスニャを強く引き止めることなく、妹の思うがままにさせる。 しかし、その表情は晴れやか…とは言い難い。 ティルテュ「あたし、あの子のお姉ちゃんやってて、ほんとうに…いいのかな?」 クロード「アーメン…ソーメン…ボクツケメン…」 ※エスニャが森崎と合流すべく出発しました。わりとすぐに合流します。 ※ティルテュとエスニャの友好度が少し上昇しました。
[212]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 00:01:46 ID:??? 〜オーガヒル サッカーグラウンド〜 森崎「来たのかよ…こんな時に…」 ほぼ1年ぶりの戦。いつかは来るものと覚悟していたが、 せっかくの勝利を台無しにして襲い来るとまでは予期できなかった。 森崎「とにかくみんな集まれ! あと、シャナンはディアドラの様子を…」 グラーニェ「シャナン様なら、既に向かわれていますわ。 森崎さん、ついにこの時が…来てしまいましたわね」 森崎の言葉を遮り、グラーニェが力強く告げる。 見れば、彼女は既に白銀の甲冑姿に着替え、自身の愛馬に騎乗していた。 彼女の声に、動揺の色は見えない。 森崎「準備万端といった感じだが…知っていたのか? 王妃さん」 グラーニェ「ええ。必ず今…とまで、確信を持っていたわけではありませんけれど。 その可能性は非常に高い、と考えていました」 ラケシス「お義姉様…?」 若島津「……」 シルウィス「……」 声が上ずり気味のラケシスと、表情を変えない若島津・シルウィス。 その差がどこから来るかといえば、語るまでもないだろう。 フィン「(隊長も、若島津殿もシルウィス殿も…知っておられた。 知らなかったのは、私とラケシス王女様と…あとは?)」 シルヴィア「うええ…戦争なんて、くだらないよ…」 レヴィン「(ちっ! だからシャガールなどと、和平などと…!)」 ホリン「…血が騒ぐな」
[213]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 00:03:23 ID:??? グラーニェ「森崎さん、私は行きます。エルを…止めなくては。 シルウィス、若島津さん! お力を、貸してくれますね?」 シルウィス「聞かれるまでもないわ。貴女との最後の契約…果たさせてもらうわ」 若島津「…わかった」 森崎「おい、ちょっと待てよ! 一応ここのリーダーは俺だ、まずは作戦を…」 ラケシス「お義姉様! 私も…! 私も、連れて…!」 森崎とラケシスが慌てて、グラーニェたちを引き留める。 いざ戦ともなれば、全体の統率が鍵となる。独断行動はえてして、良い結果を生まない。 しかし… グラーニェ「…行きましょう。馬と船は用意してあります。こちらに…はあっ!」 シルウィス「ごめん、森崎君。生きていれば、この埋め合わせは…いつか」 若島津「すまない、王女…!」 グラーニェはそれだけ言うと、馬を駆り、船着き場へと駈けていく。 シルウィスと若島津もそれに続き、グラウンド外れの木へと走る。 そこには、グラーニェの手配した軍馬が2頭。 ぱからっ、ぱからっ… 皆の制止もむなしく、3人はあっという間に視界から消えていった。 おそらく船着き場にも、すぐに出立できるように船を用意してあるのだろう。
[214]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 00:04:59 ID:??? ラケシス「ああっ…待って! 待ってよっ! 私も…私もっ!」 レヴィン「落ち着け、王女! 船着き場までの距離を考えれば、徒歩では追いつけねえ!」 ラケシス「追いつけなくてもかまいません! 少しでも早く、次の船を見つけて… マディノまでたどりつければ、馬も見つかるはずです!」 フィン「ラケシス様、マディノも戦火に巻き込まれている可能性があるんですよ! 単独行動は危険です、行くならば皆と一緒に!」 ラケシス「それならなおさら、私だけでもお義姉様を止めに向かわなければいけません! お義姉様は、エルト兄様と…そんなことのために、私はここにいるんじゃありませんっ!」 試合終了間際にみせた、あの冷静な判断力はどこへやら。 ラケシスは甲高い声で、通っているようで通っていない理屈を喚き散らしている。 森崎「あーもう、みんな落ち着けって! ここは俺が何か言ってやらねえと収集つかねえな。 俺だって、シグルドやアイラのことが不安でしょうがねえってのに…とにかく、王女さんは…」 まずは、この場をとりまとめなければならない。 人を統べることの難しさを、改めて痛感する。 そんな森崎は、ある人物の姿が周囲から消えていることに、気づいていなかった。
[215]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 00:06:56 ID:??? ★オーガヒルメンバー 能力値表 LV(EX) MHP 力 魔 技 速 運 守 魔防 22(20) 50 19 12 22 18 23 23 13 森崎 キーパー 16(30) 50 16 *1 21 18 17 16 *1 フィン ランスナイト 16(50) 48 17 *1 23 19 *1 17 *3 ホリン ソードファイター 12(60) 43 19 10 20 21 *8 26 13 ラケシス マスターナイト *8(90) 38 *2 12 15 20 *9 *7 10 レヴィン バード *1(70) 28 *3 *0 *4 12 *6 *1 *5 シルヴィア ダンサー *9(50) 35 11 13 *9 12 14 *7 14 エーディン プリースト 14(60) 42 21 *0 23 22 *8 15 *9 ブリギッド スナイパー 19(--) 48 22 *6 23 23 *3 23 13 グラーニェ デュークナイト 15(70) 46 16 *0 16 15 *5 18 *0 若島津 カラテキーパー 16(60) 41 16 *1 26 26 14 18 *5 シルウィス スナイパー ☆どうしますか? A わかった、好きにしろ! 命だけは粗末にするんじゃねえぞ! B 一人で行くのは危険だ。他に何人か連れて行け! 一緒に行くキャラ名も、以下から(最大3名)明記してください。 下記以外のメンバーは選択できません。 森崎、フィン、ホリン、レヴィン、シルヴィア C ブリギッドたちとの情報交換が先だ! 状況を把握してからでも遅くない、今は待て! D その他、何かあれば明記してください。 ※グラーニェ隊は基本的に、エルトシャンの部隊を目指して進軍します。 ※C選択時も、後からグラーニェ救援部隊を編成することは可能です。 その場合、A・Bと比較して合流は遅くなります。 2票完全一致で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[216]森崎名無しさん:2015/04/29(水) 00:12:27 ID:8+5MOdqs Dむ?翼がいないぞ・・・?そういえばディアドラの様子は・・・ まさかとは思うけどここで翼が拉致?
[217]森崎名無しさん:2015/04/29(水) 00:29:26 ID:ddfrHkRA >>216
[218]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 20:10:27 ID:??? Dむ?翼がいないぞ・・・?そういえばディアドラの様子は・・・ 森崎「よく見たら二人とも能力値表にいねえじゃねえか! まあ翼の野郎はどうでもいいが…様子を見に行ったシャナンは…お、きたきた」 砦の一室で休んでいるはずのディアドラが、妙に気にかかる。 ハーフタイムでは聞きそびれていたが、彼女は目を覚ましたのだろうか? 思いを巡らせる間もなく、シャナンがこちらへと駆けてくる。 ずいぶんと息を切らせているようだが… シャナン「はあはあ…たいへんだよ、みんな! ディアドラが、どこにもいないんだよ!」 森崎「なにィ?!」 ラケシス「ディアドラ…が?」 シルヴィア「ええっ?! セリスは…セリスはどうしたの?」 突然の報に、いまにも駆け出しそうだったラケシスも思わず、シャナンの方を見やる。 ディアドラと親しかった彼女の表情に、さらなる動揺が重なる。 シャナン「はあ、はあ…セリスは平気だよ。砦の救護班のひとりが預かってるって。 で、その救護班の人に聞いたんだけど、セリスを預けにきたとき、 ディアドラが…翼と一緒にいたみたいなんだ」 森崎「はあっ? あの野郎がディアドラと…なんでだ?」 レヴィン「つまり、ディアドラは今、翼と一緒だと?」 シャナン「うん、その可能性が高いと思うんだ。というか、一緒にいるというより…」 フィン「翼殿が、ディアドラ様をどこかに連れて行ったと? しかし、どうして?」
[219]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 20:13:20 ID:??? さらにややこしくなる事態に、混乱を深める面々。 そんな彼らのもとへ、心強い助けが到着する。 エーディン「森崎さん! 遅くなりました!」 ブリギッド「おーいキャプテン! 聞いてるか? シャガールの野郎がついに動いたってよ!」 森崎「ああ、聞いてる聞いてる! ちょうどいいところに来てくれたぜ、まずは情報交換だ! 状況を整理しないと、何も動けやしねえ。こっちは…」 海賊とはいえ、真剣勝負をした仲だ。 森崎は躊躇することなく、これまでに得た情報をブリギッドに話す。 ブリギッド「ディアドラが?! そりゃてえへんだ…だけど、この島はそこまで広くねえ。 船着き場の数も限られているから、島をくまなく探せば見つけられるかもしれねえぜ。 で、オラのほうだが…おい、来いよ!」 ブリギッドに促されて登場したのは、アグスティとマディノの兵士が一人ずつ。 それぞれ森崎に手紙を届けようとして、海賊砦にたどりついたらしい。 彼らの報告により、アグスティとマディノを狙う部隊の情報をおおまかに把握する。 そしてブリギッドからは、ブリギッドがエーディンと姉妹であったこと。 メング達、サッカーの助っ人に来てくれていた面々はすでに帰したことを聞く。 森崎「そうか、やっぱ姉さんだったのか。よかったじゃねえか、エーディン」 エーディン「ありがとうございます。森崎さんはじめ、皆様にはご心配をおかけして… ですが、それを喜び合っていられる状況では…」
[220]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2015/04/29(水) 20:15:53 ID:??? ブリギッド「そうだな。まずこの砦だが…まあ心配はねえだろう。ピサールとドバールが 留守を任せろと言ってくれてるし、そもそもシャガールの野郎がこんな 海賊島を欲しがるとも思えねえ。オラは、森崎たちに加勢するぜ!」 エーディン「ありがとう、お姉様。もちろん、私も戦います!」 森崎「来てくれるのか、ありがてえ! えーと、ブリギッドは弓兵…なんだよな?」 ブリギッド「そうなるんかな? このイチイバル、実戦で使ったことはねえけどな… 以前は剣で戦ってたから、一応前衛やれねえこともないぜ?」 森崎「ふうん…まあ、伝説の武器持ってんだから、後衛で弓を撃たせた方が たぶん強いんだろうな。さて…ブリギッドを含めて、動けるのは8人か」 グラーニェたちの離脱に加えて、ディアドラと翼の失踪。 残っている人数は案外、多くない。 フィン「まずはマディノへの救援でしょう! アーダン殿が救援に向かっているとはいえ まだまだ人数が少なすぎます!」 ラケシス「それも大切ですけど…お義姉様のことも…それに、ディアドラも…!」 レヴィン「王女、気持ちはわかるが、3部隊に分けられるほどの人数じゃねえ。 ディアドラの件に関しては、翼がついているならむしろ安心じゃねえのか?」 森崎「う…いや、それは…」 ホリン「…………」 シルヴィア「うーん…どうかなあ…」
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0ch BBS 2007-01-24