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鈴谷の夜のエンジンはヌメヌメした甲板ニーソ
[922]健全な名無しさん:2015/05/23(土) 21:24:08 ID:??? 2
[923]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 21:42:55 ID:??? 現実的に考え、扶桑たちに取り付きスイッチを起動させるのは至難の業だ。 明石の予想が正しかったとしても、スイッチの位置は大鯨たちにはわからない。 だとすれば、そのスイッチは本人に押してもらうのが一番だ。 大鯨「…重量バランスを崩します!」 明石「わっかりました!」 香取「そういうことであれば…。艤装のどこか一か所の隅に攻撃を集中させましょう。 一撃でバランスを崩すことは出来ませんが、反復することで…」 秋津洲「やるしかないかも…!」 あきつ丸「動いている的の一か所に当て続けるなど…難しいでありますな」 明石「深く考えなくてもいいですよ。要は四隅のどこかに過重量を掛ければいいわけですからね」 狙うは艤装の左下と決め、更に扶桑と山城への距離を詰める。 主砲のレンジでは既になく、攻撃は速射に優れる副砲へ切り替わる。 山城改二「ええいっ…!沈め、沈めえええええ!!!」 ドォンドォンドォン!! 明石「っぐ…!まずいですね…。主砲は装弾、発射までにインターバルがありましたが…!」 まるゆ「よ、避けきれません…!」ゼェゼェ 香取「いえ、一撃一撃の威力は下がっています!貰っても終わりでは!」
[924]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 21:49:30 ID:??? 大鯨「そうです…!ひるんでいる暇はありません!砲撃を開始してください!!」 秋津洲「や、やってやるかもー!!!」 ドムドム 扶桑改二「効きはしないわ…」 必死に攻撃を避けつつ、豆鉄砲のような砲弾で反撃を始める艦隊。 扶桑と山城、高い装甲を誇る戦艦姉妹は避ける必要さえない。 攻撃など効かないと、その砲弾を受け続ける。 思えば、それが慢心。 グラッ 扶桑改二「…?」 僅かにバランスが崩れ、揺れる。それが脅威と誰が思おうか。 それ以前に彼女らは冷静な精神状態ではない。 目前の敵を打ち砕いてやろうと、揺らいだ艤装。その砲塔から砲弾を放ち―― ドォォォン! …グラァッ! 扶桑改二「えっ……なっ…!?」 山城改二「扶桑姉様!?」 明石「…かかった!」
[925]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 21:53:38 ID:??? バランスの崩れた砲で、更に後ろへの反動。 僅かな揺れは大きな崩壊へと繋がる。 明石の予想通り、扶桑にはバランスの崩れた艤装を起こす力がない。 何もしなければ、このまま沈む。 扶桑改二「(こんなっ……!一体どうして…!不幸…)」 山城改二「姉様!艤装の!艤装の解除を…!早く!」 その事実を知っているだけに、山城は慌てて扶桑を助けようと飛び出す。 しかし…。迫る彼女の沈没を救える距離に彼女はいない。 ただ手を伸ばすだけだ。 扶桑怒りのテーマ→!card クラブで艤装解除の前に主砲ぶっぱ 他で艤装解除
[926]健全な名無しさん:2015/05/23(土) 21:55:07 ID:??? 扶桑怒りのテーマ→ スペード7
[927]健全な名無しさん:2015/05/23(土) 21:55:07 ID:??? 扶桑怒りのテーマ→ クラブA
[928]健全な名無しさん:2015/05/23(土) 21:55:29 ID:??? 扶桑怒りのテーマ→ スペード2
[929]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 22:05:47 ID:??? 扶桑は気付かなかった。 己の敗北が明石たちの計算の果ての必然であったことを。 偶然、あくまで自身の艤装の整備ミスによる不幸だと片づけてしまった。 最後の一撃など脳裏に浮かぶはずもなく、安易に艤装の解除を行う。 扶桑改二「ごめんなさい、山城…」 山城改二「姉様……よくもっ、姉様を…!」 艤装を解除し、戦線を離脱する扶桑。 怒りに大鯨たちを睨みつける山城。 その姿は。 香取「戦場で激情は禁物…!駆け寄る貴女は、隙の塊です!」 あきつ丸「明石殿の言う通り…やるのであります!」 戦いにあるまじき、大きな隙。 大鯨「いきますっ…!!」 明石「私の砲が…まさか役に立とうとはね!」 山城改二「そんな豆鉄砲で、この私が沈むわけが…!」 集中砲火を受け、僅かによろめく山城。 ダメージと扶桑・時雨の離脱で彼女は更に怒りを増していた。
[930]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 22:13:59 ID:??? 山城改二「許さない…!吹き飛ばしてやる!」 距離など関係ない。 主砲を撃ってやろうと、山城は構える。 揺れる。 その状況が彼女に飲み込めていたのか。 ドォォォォォォォン!!!! 轟音と共に、山城は海中へ沈んだ。 呆気ない最後。 明石「………はぁ…。何とか二人片付きましたね…」 まるゆ「あ、あの…最後のは一体?」 明石「ああ。扶桑さんは副砲でバランスを崩したでしょう? より反動の大きい主砲なら、そんなもんでは済まないって事ですよ」 秋津洲「…怖いかも……」 あきつ丸「しかし、相手がこちらの意図に気付かなくてよかったでありますな」 大鯨「不幸だったというのが、彼女たちの敗因だったんでしょうかね…」 もし、不幸が重なったと認識していなければ…。 山城はこちらの意図に気付き、慎重に戦っていたかもしれない。 そうなれば、こちらに勝ち目はなかっただろう。
[931]戦う明石さん ◆2pV1gRdG.o :2015/05/23(土) 22:22:28 ID:??? 「あらあら、結構やるじゃない。もう艦隊の半数よ?」 「ええ。それでこそ、私たちも全力で戦えるというもの」 だが。 重ねて言うが、大鯨たち戦えない艦隊に休息はない。 感想戦をしている暇などありはしないのだ。 扶桑姉妹に任せろと言われ静観していた二隻が、とうとう動き出す。 香取「! いけません!」 大鯨「ぜ、全艦散ってください!!!」 陸奥「それじゃあ……まずは挨拶から始めようかしら!!」スッ 長門型の一隻にして、ビッグセブンに名を連ねる大戦艦。 長門型戦艦2番艦、陸奥。 大鳳「装甲空母の本当の力…見せてあげます!」ガシャ 技術の粋を集めた傑作空母、翔鶴型に更に改装を重ねた装甲空母。 大鳳型装甲空母1番艦、大鳳。 二人の暴威は、先までの航空戦艦姉妹を越える。
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0ch BBS 2007-01-24