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【全国への】私の巫女様Ⅹ【険しき道のり】
[591]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/24(月) 22:55:09 ID:??? H 明堂さんのおもちを掴ませてみる ―――――――――――――――――――――――――――――――― チャ・ザ神 （例えばですけどぉ、黒咲嬢のおもちを掴ませてみるとか） 君代 命 （ええ……？ それセクハラ、いや逆セクハラになりませんかチャ・ザ神様？） チャ・ザ神 （逆セクハラってなんですか、セクハラはセクハラですよ命ぉ） 君代 命 （セクハラの自覚あった……！） チャ・ザ神 （まぁまぁ命、ほら黒咲嬢が煽りに行きましたよ） 君代 命 「えっ」 ｸﾙ さっき宮永さんに喧嘩を売っていた明堂さんが、 足取りも軽く須賀さんに近づいていく……あー嫌な予感しますね。 黒咲 明堂 「須賀って言ったか？」 ｵﾏｴﾀﾞ ｵﾏｴ 須賀 京太郎 「はい、そうですけど」 ｴｯ ｵﾚ
[592]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/24(月) 22:58:16 ID:??? 原村さんに連れられていた須賀さんを呼び寄せ、会話をはじめましたね……。 ああっ、原村さんの表情が怖い！ 黒咲 明堂 「あんなピンクのお澄まし女を追いかけるより、 わるーいおねーさんと遊ばないか？ ん？」 ﾆﾔﾆﾔ 原村 和 「ピンクのお澄まし女って私ですか」 ｲﾗ 須賀 京太郎 「和……」 ｽｯ 原村 和 「……」 ﾑｰ 原村さんがすかさず食って掛かる所を、須賀さんがブロック。 不満そうですが原村さんも、突っかかるのをやめましたね。 須賀さんが明堂さんに向き直り、口を開きました。 須賀 京太郎 「なんて言えばいいのか……和は俺の "憧れ" なんだ、だから……」 ﾃﾚﾃﾚ 宮永 咲 「……」 ﾑｽ ←遠くから様子をうかがっている それをムスッとした顔で見る宮永さん。 ……この学校、人間関係が大分面白いことになってませんか？
[593]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/24(月) 23:03:02 ID:??? チャ・ザ神 （命がそれを言いますか） 君代 命 （だってアレ、絶対面白いですよ！） ﾜｸﾜｸ チャ・ザ神 （命の周りもだいぶ、面白いんですけどねぇ） ﾆﾔﾆﾔ そうですかね……あ、明堂さんが動いた！ 黒咲 明堂 「あんな高潔女についてても、良いことないぞぉ？」 ｽﾞｲ 須賀 京太郎 「いや、そりゃ和とは付き合ってみたいけどそう云うのじゃないっていうか……」 黒咲 明堂 「わかってるんだぞ？ 私の胸元に目線が行ってるのは……ほれ」 ﾊﾟｼ 須賀 京太郎 「！？」 ｴｯ 明堂さんが須賀さんの手をとって―― 黒咲 明堂 「大サービスだ、お代はタダでいいぞ！」 ｸﾞｲｯ 自分の胸元に持っていった―――っ！？
[594]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/24(月) 23:05:35 ID:??? 先着1名様で ★どうなる京ちゃん→!card★ JOKER → 須賀「うわぁ！？」 ｸﾞﾗ あっ ダイヤ → 原村「何をしているんですか貴女は！！？」 カットされた！ ハート → 「むにゅ」 しっかり揉んだ！ スペード・クラブ → 須賀「うわわわぁ！？」 振り払った！ クラブA → 咲さん「……」 ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ 掴み取ってる！？
[595]森崎名無しさん：2015/08/24(月) 23:06:06 ID:??? ★どうなる京ちゃん→ スペード4 ★
[596]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/25(火) 00:11:49 ID:??? ★どうなる京ちゃん→ スペード4 ★ スペード・クラブ → 須賀「うわわわぁ！？」 振り払った！ ―――――――――――――――――――――――――――――――― 強引に手を取り、自分のたわわなおもちを触らせようとする明堂さん。 女性としては大柄な明堂さん、元空手部だけあってパワーも十分。 明堂さんの思惑通り、おもちをバッチリ味合える――はずでした。 須賀 京太郎 「うわぁっ！？」 ﾊﾞﾁｨｨ！ 黒咲 明堂 「なっ！？」 橘 風華 「へぇ」 （明堂さんのホールドを外した。 しかも捻りを使わない純粋な力で……ふぅん） 明堂さんの手を振り払うと、そそくさと逃げてしまう須賀さん。 ……金髪でモテそうな外見なのに、女性への免疫がないんですかね。 原村 和 「貴女一体、何を考えて……！」 黒咲 明堂 「あーあー、本気じゃなかったよ実際に触らせてないだろう？」 原村 和 「……なんて女！」 黒咲 明堂 「真面目に生きるなんて、くだらないぞ？ くくっ」
[597]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/25(火) 00:25:54 ID:??? 原村さんに睨みつけられながら、スタスタと戻ってくる明堂さん。 ……相手のキャプテン、竹井さんに喧嘩を売られたお返しと言わんばかりの 宮永さん、原村さんへの煽り……さすが明堂さん、なかなか出来ることじゃないですね。 黒咲 明堂 「命、白目剥いてるぞ」 君代 命 「誰のせいだと思って――」 ｳｶﾞｰｯ！ 黒咲 明堂 「くくく、私のせいだな」 ｼｰ 唇に人差し指を当てるジェスチャー……これは "静かに" ？ そのまま私の唇に指を添えてこれは……間接キス！ 黒咲 明堂 「須賀とか言うあの男、GKとしては知らんがすごい身体能力だぞ。 私のホールドを技術も何もなく振り払ってる……ま、パワーは私より上だね」 ｸｸｸ 君代 命 「あれ？ それって……」 橘 風華 「諏訪社中の誰よりも、身体能力があるってことになりますね。 いやぁ、女性だらけのチームですから何時か起こると思ってましたけど」 君代 命 「……うそぉ！？ なんでそんな人が "清澄中" なんて聞いたこともないチームにぃぃ！？」
[598]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/25(火) 00:30:07 ID:??? 君代 命 「……うそぉ！？ なんでそんな人が "清澄中" なんて聞いたこともないチームにぃぃ！？」 響き渡る私の悲痛な叫び。 その叫びは観客席にも届いていて……。 観客席の人たち（男性） （我々も、それが分からないから来てるんだよ！！ なんで須賀 京太郎くんは、サッカーなんて始めてしまったんだかコレガワカラナイ！！） 観客席の人たち（女性） （私達だって気持ちは同じなのよ……長野代表だったのよ彼女！？ 未来の日本代表、いや五輪代表選手だってはしゃいでたのよ――宮永 咲には！） ……頭を抱える男女たちにも、届いていた。 //今日はここまで。
[599]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/26(水) 00:16:10 ID:??? こうしてはいられないと攻撃陣を呼び寄せ、"須賀 京太郎" の身体能力について話しました。 有栖 桃子 「ふぅん、アイツそんなに身体能力高いんだ。 けど "スイーパーシステム" なんて時代錯誤なフォーメーションやってるうちは楽勝よ。 あのピンクおもちちゃん（＊原村和を指す）の左右にぽっかり開いたスペース、狙い目よね」 菱型 咲夜 「やはりそういうことね。 なら、あのスペースに飛び込んで行った方がいいのかしら」 有栖 桃子 「ま、狙い目よね。 フリーにさえなってりゃ、命ちゃんが必ずパスを通してくれるわ。 あとは私達の仕事よ、任せときなさい！」 剣立 一馬 「クロスボールさえあげてくれれば、私が叩き込んでみせます！」 南波 一枝 「必ずや守備網に風穴を開けてみせます。 ……あっちの "片岡 優希" とは因縁もありますしね」 ﾌﾌﾌ 有栖 桃子 「頼んだわよ南波ちゃん、それに得点女王サマ！」 （贅沢は言えないけど、あと1人は得点力のあるFWが欲しかったわよね。 菱型先輩は頼れないし――私もシュートを練習しとくべきだったかしら） ﾊｧ 攻撃陣は "スイーパーシステム" の弱点である、 両サイドバック裏のスペースを突くようですね……私もそこを狙ってみますか。 スキがあれば、剣立先輩にアーリークロスもあげたいですね――。
[600]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/08/26(水) 00:26:14 ID:??? -Side Saki- 竹井 久 （ちぇ、須賀くんの能力バレちゃったかしら？ ま、咲のエンジンがかかってるし何とかなるでしょ） 清澄中学校のキャプテン、竹井 久。 実は彼女、小学生時代は名の売れたMFであった。 ただしその時は―― "上埜 久" だったのだが。 とある事情から苗字が変わり、環境は激変し――彼女はグレてしまった。 しかしそれでもサッカーへの気持ちを捨てず、"染谷 まこ"、"内木 一太"等とともに待った。 竹井 久 （なんでかしらね？ "悪待ち" ――すればするほど、いい結果になっちゃうのよね私って） ﾆﾔ 待って、待って、待って――"原村 和" "片岡 優希" "宮永 咲" "須賀 京太郎" 。 有望――すぎる1年生たちを得て、大会に乗り込んできた経歴があった。 竹井 久 （まだまだ楽しみたいし、負ける訳にはいかないのよね―― 君代 命、諏訪社中。 アンタたちには "来年" があるじゃない。 来年頑張りなさい、全国に行くのは私達―― "清澄中学校" よ） 眼前に居るのは、かつてないほど気合の入った"宮永 咲"。 憧れの "原村 和" に叱責され、デレデレと話を聞く"須賀 京太郎"。 タコス（メキシコの料理）を齧る "片岡 優希"に、相手チームを油断なく見つめる"染谷 まこ"。 竹井 久 （全国にさえ出れれば、引退が伸びる！ あと1月、2月あれば1年生達が全国クラスの怪物にまで伸ばせる――そうすれば全国でだって勝てるのよ）
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0ch BBS 2007-01-24