※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
ローマ。見てごらん、蝶だよ
[48]真ヒロインは私デース!:2015/05/30(土) 00:42:36 ID:??? 疲労するかな?→ 92
[49]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:07:49 ID:??? 作戦は単純。雪風の疲労を狙い攻撃する。 単純で何の捻りもない策。しかし、単純故に運の絡む要素は少ない。 大鯨はどこどこまでも信頼しているのだ。 戦闘に関しては、雪風に一方的にやられるような時雨ではないと。 雪風「し、時雨さん!?」 時雨「ふふ…。さあ、雪風!君の希望を見せてくれ!!」 ドォン! 放つ砲弾は迷いなく。 雪風は突然敵に回った時雨に動揺しつつも、確実に避ける。 そして雪風は実戦ではともかく、演習ならば時雨を撃つことに躊躇いはない。 雪風「んもうぅ!またですか、時雨さん!!」 時雨「ああ、またさ!また、君のまばゆい希望を見たいんだ!あは…あはははは! あはははははははははははははははははははははははははははは!!」 時雨はその超常的な勘で、雪風の放つ砲弾を避ける。避ける。海上を飛び跳ねる。 返す魚雷を雪風は平静な操舵でかわす。無論、放ったコースは時雨が自身の勘に従い狙った箇所。 避けた雪風もまた、自身の反応のみでかわすだけ。 そこに理はいらない。理など、互いが持つ豪運の前ではただの建前に過ぎないのだから。 雪風「扶桑さんたちが泣きますよ!」 少しばかりの怒気を発しながら、雪風が時雨に砲弾と魚雷を織り交ぜ放つ。 無論その怒気は嘘…とまではいかないが、攻撃に感情は乗っていない。 時雨「(さすがは真の幸運艦…。生まれながらにして、生きる術を理解している)」
[50]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:09:07 ID:??? 素晴らしいと賛辞を惜しまず叫び、時雨が砲弾一発を浴び吹き飛ばされる。 回避など不可能ならば、一番被害の砲弾へ突っ込む。 実行に狂気は伴なえど、時雨の行動は論理的。 時雨「フフ…!なかなか痛いじゃないか。 僕も反撃させてもらうよ!!」 ドォンドォンドシュゥ! 逃げ道は与えない。 回避不可能の攻撃を放たれれば、お返しにと同じく回避不可能の攻撃を返す。 しかし時雨は知っている。 いかに回避不能とはいえ、雪風を捉えることは出来ないと。 雪風「雪風はっ…沈みません!!」 バッ! 機関を振り絞り、砲弾を右に左に回避。一発の被弾もない。 だが、ここまでは回避不可能などではない。 真に不可能なのは、最後に放った魚雷。詰将棋のように、雪風が避け切ったその地点を射抜く。 狙い済ました魚雷は、雪風に当たる―――前に、先ほど雪風自身がまるゆ対策に浮かべていた機雷へと命中する。 ドォォォン!! 時雨「なるほど…そう来たか!さすがだよ!素晴らしい!!」 何て素晴らしい、と時雨は歓喜する。 被弾した自分など幸運には程遠い。 雪風こそ真の幸運。艦隊の希望。
[51]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:10:09 ID:??? 時雨「だけれど」 雪風「なんですか?」 時雨「僕をすぐに沈めるほどの幸運は、起きなかったようだね」ニコ 明石「…ど、どっちもキチガイじみた機動してますね……」 秋津洲「海上スキーというか、海上雑技団かも…」 幸運艦の激突に、恐れ震える戦えない艦隊。 自分たちの勝利はやはり、演習上のものだと実感する。 大鯨「……だからこそ」 香取「ええ、ここで負けたら勝てる場所などありませんから。一矢報いてやりましょう」 時間は稼げた。 時雨の消耗も激しいが、雪風もまた消耗しているはず。 行くなら、まだ時雨が戦闘続行可能な今だろうか…? ☆どうする? 1. 今です! 2. まだです!
[52]真ヒロインは私デース!:2015/05/30(土) 01:15:11 ID:??? 1
[53]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:25:08 ID:??? 大鯨「…行きましょう!」 時雨という火力が存在している今こそが最大の勝機。 明石も、 秋津洲も、 香取も、 大鯨の指示に迷いなく頷き、雪風に向かっていく。 雪風「あっ…!?」 時雨「さあ!!もっとだ!! こんなものじゃない!希望を僕に見せてくれ!」 あはははははははははははははははははははは!!!→!numnum 30以下、ゾロ目で雪風勝利 95以上で時雨反逆
[54]真ヒロインは私デース!:2015/05/30(土) 01:26:23 ID:??? あはははははははははははははははははははは!!!→ 04
[55]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 02:14:36 ID:??? 大鯨を始めとした戦えない艦隊4隻。 そして自身に砲を向ける僚艦時雨。 雪風自身は弾薬を消耗し、また戦闘により疲労している。 しかしこの程度、雪風が覆してきた死の運命に比べれば逆境と呼ぶことは出来ない。 雪風「絶対…大丈夫!」 自身を鼓舞する声は力強く。 時雨のように、自身を幸運だと彼女は思っていない。 ただ誰よりも生き残ることに真摯で、前を向き続けただけ。 そして、そんな彼女だからこそ幸運の女神は振り向いたのかもしれない。 大鯨「(う、嘘……!こんな不利な状況でも、まだ…!?)」 演習だからと諦めたりはしない。 あくまでこちらの撃破をしぶとく狙う雪風の姿に、大鯨が舌を巻く。 しかし、そのようなことを考えている余裕は次の瞬間消え去った。 時雨「うっ…!?」 先ほど受けた雪風の砲撃が、どこか機関を損傷したのか。 時雨の艤装から黒煙が立ち上り始めたのだ。 香取「そ、そんな馬鹿なっ…!?」
[56]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 02:16:03 ID:??? 目の前で起きる戦力の覆りに、香取が絶望の声を漏らす。 そして、その彼女が時雨に意識を取られている隙。 雪風は決して逃さない。鋭く放った魚雷が命中し、香取がそのまま海中に没する。 ドォォン 明石「香取さ…!」 雪風「砲雷撃戦、続行しますっ!!」 明石「うわわっ!!?」 距離を詰め、鋭く速射。 明石は何発か被弾しつつも、何とか避け大打撃は避けるが…。 それがいけなかった。彼女が避けた弾の通り道で時雨が往生していたのだ。 偶然か、雪風の眼がそれを認識していたのか。 時雨「あははははははははははは!!」 希望と希望のぶつかり合い、その最後を見届けられないのは残念。 しかし雪風の希望を目の当たりにし、時雨は大笑し被弾、その動きを止める。 明石「し、時雨さん!わ、私が避けていなければ…?」 秋津洲「あ、あわわわわわ……!」
[57]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 02:17:23 ID:??? 未だ1vs3。しかしその戦力差は大きく変わっていた。 戦力たる時雨が撃破、香取もまた魚雷の直撃を受け戦闘不能。 残るは大鯨、明石、秋津洲。 大鯨「…いくら、幸運艦だからってえ!!」 損傷を受けている明石を庇うように、大鯨が前に出る。 思えば時雨の攻撃を含め、雪風に一撃も浴びせていない。 せめて一撃はと、必死に慣れぬ砲を放つのだが……。 雪風「不沈艦の名は、伊達じゃないのですっ!!」 大鯨「ああっ…!」 砲を避けながら、距離を詰める雪風。 まるで大鯨が次にどこに撃つかわかっているかのよう。 最後の方はまさに狂乱。目蔵滅法に放つも、一発も当たりはしない。 雪風「ええいっ!」 大鯨「きゃぁ…っ…!」 ドォ…ンッ すれ違いざまに受けた攻撃。 砲撃か、魚雷か?わからない。 ただ、全身に感じる熱が自身の撃破を確かに感じさせて―――
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24