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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[123]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/05(日) 19:05:56 ID:Sp+SD2e2 B:いや、今考えても仕方ない。とりあえずこのままで行こう! 鈴仙「(……いや、今考えても埒があかないわ。 とりあえず、あの子がどこまでやれるのかを、しっかりと見ておかないと……)」 鈴仙はフォーメーションについて特段指示を出さない事にした。 そしてその代わり、次のフリーキックにおける動きについて再確認を行う。 鈴仙「(今は後半の7分。負傷した左SHの石田が帰って来るには後数分程ある。 その上、聖徳ホウリューズは『和を以て尊しと為す』の布陣を解いているから、 左サイドは割とがら空きな気がするけれど。その辺りは、流石に読まれているような気もするわね。 相手が補強選手でゴリ押しするつもりなら、こっちは意表をついた作戦で騙し打ってやりたい気もするけれど。 何か良い策とか、ないかなぁ……)」 奇しくも状況は先程の小田の反則時と似ている。 キック位置はセンターサークル付近、周囲にはMF、やや前方には鈴仙と佳歩のFW。 聖徳ホウリューズは神子がやや左寄りになっている以外は、概ね当初の布陣通り。 そんな中、ルナティックスがこのフリーキックで突くべき方法は……。 A:ここは王道だ。左サイドのてゐに渡し、ドリブルで突破してもらう。 B:ここは正道だ。中央のパスカルに渡し、真正面をドリブルで突破して貰う。 C:ここは速攻だ。ロングフィードを挙げて貰い、FWは前線でゴールを狙う。 D:ここは挑戦だ。右サイドの永琳に渡し、こころの実力の程を確認する。 E:ここは奇襲だ。左サイドのてゐに渡す……と見せかけてパスカルとのワンツーで中央を突破する。 F:ここは閃光だ。自分(鈴仙)が直接ゴールを狙う。 G:ここは遅攻だ。このまま中盤でパスを回して時間を稼ぐ。 H:その他 自由選択枠 鈴仙のガッツ:970/970 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[124]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:08:18 ID:fiujzmjc A
[125]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:11:26 ID:W52DZMXQ F
[126]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:13:32 ID:A5Lk3fI6 D 行ってみる
[127]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:16:23 ID:wdMm4L2E F 感情を爆発しろ!
[128]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:20:06 ID:aM0Fgo2U F ハイリスクなのは分かっているがガッツがあまっているのが勿体無いし。 普通に攻めてもゴール前にはタックル特化の岸田がいるしダイレクト打とうにも クリア特化の大丸がいる以上、普通にシュートは打てないし撃つのもありだろう。
[129]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:23:49 ID:??? キックオフと違って最初から敵陣に味方がいるからねじ込みにも期待できるし 案外ありな気がする
[130]森崎名無しさん:2015/07/05(日) 19:30:13 ID:W52DZMXQ F
[131]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/05(日) 22:49:52 ID:Sp+SD2e2 F:ここは閃光だ。自分(鈴仙)が直接ゴールを狙う。 鈴仙「(一体どうすれば良いんだろう。左サイドからの突破は読まれている筈だし、 だからと言って中央突破は、神子の危険性は勿論、早速あの秦こころが攻めて来る可能性が高い。 だったら、いっその事……!)」 この膠着した状況下で、鈴仙はふと、とある恐るべき作戦を思い立ってしまった。 この作戦には確かに、成功すれば今までの展開も、これからの脅威をも、一気に帳消しにしてしまう力がある。 パスカル「――お。何か思いついたのかい、レイセン」 鈴仙「あ、うん。ちょっとね……実は」 鈴仙はまず、近くに居たパスカルにその作戦を告げる。 鈴仙「――実は、ここからシュートを決められないか。……って、そう思うんだけど」 パスカル「……え? ここから……!?」 パスカルの声が俄かに揺らいだ。大声を出しては相手に聞かれて作戦に障るから、 その音量は控えめだったが、明らかに戸惑いが見え隠れていた。 しかしそれでも、鈴仙はひるまず頷き続ける。 鈴仙「たぶん、流石の聖徳ホウリューズも、ここからいきなり私が蹴って来るとは思わないと思うの。 やるとしても、破れかぶれの中央突破か、裏を掻いてのワンツー突破かとか。その程度としか考えていないと思う。 ……だから、ここで一気にシュートを撃てば、確実に相手の虚を突く事ができるかな、と思って」 パスカル「……まあ。確かにキックオフシュートと違って、蹴り方にしてもフェイントを使えるし、 FWやMFを上げておけば、ねじ込みを狙う事も出来るかもしれない。 そう考えてみれば、案外下策でも無いかもしれない……のか?」
[132]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/05(日) 22:51:48 ID:Sp+SD2e2 そして、落ち着いて考えれば下策では無いかもしれぬとパスカルは思い直し、 翻って佳歩や永琳、中山など他の選手にも意見を募り始める。 中山「――ハイリスク・ハイリターンだな。成功すれば貴重な1点だが、失敗した場合は、 前半戦のように相手に中盤を支配された挙句、最後の最後に、 得点力のある選手にボールが渡り、そのままゴールされ敗北……という可能性も捨てきれないが」 永琳「あとは……失敗した場合の人気の低下は免れないでしょうね。 かなり目立つプレーを堂々とやるワケだから。ただ、成功したら逆に人気が沸きそうだけど」 佳歩「私は良いと思います。その代わり、私もねじ込みでサポートしますから」 鈴仙「……じゃ。決まりね」 幸いに、他のチームメイトからの反対意見も出なかった。 それ故に、鈴仙は自分で提案しつつもやはり緊張して来て、深く息を吐いてから、フリーキックの位置へと向かって行く。 鈴仙「(見てなさい、豊聡耳神子。パチュリーさん達に佳歩。そして観客や岬君をも食い物にして、 今も汚く勝利を目指そうって言うのなら。 ……私だって自機っぽく、アンタ位やっつけてやるんだから!)」 ***** こころ「ねえねえ、最初はどんな表情で行けば良いかな?」 神子「そうだな。――いきなり『希望』で行くというのは……?」 こころ「ふざけるな! そんな事出来る訳が無いだろう! あれには準備というか溜めが必要なんだ!」 神子「あっ、そう(無邪気かと思えば、唐突に激昂する。……我ながら、本当に面倒な面を作ったものだな)」
[133]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/05(日) 22:53:04 ID:Sp+SD2e2 鈴仙が次のフリーキックでシュートを撃つ事に決めたのと同時期、 聖徳ホウリューズも新しく入場した選手と簡単な打ち合わせを行っていた。 フィールドに入ってからも空気を読まずに激昂したり悲しんだり、子どものように無邪気に笑ったり。 無表情に様々な感情を入れ替えるこころの扱いに辟易しながらも、神子はまず、このような指令を出した。 神子「(……永遠亭ルナティックスは恐らく懲りずに、しかし堅実に中盤での戦いを挑んで来るだろう。 ならば、中盤で戦いやすいスタイルで行くべきか)――まずは『哀しむ飛蝗の面』を使いなさい」 こころ「バッタのお面ー? 縁日で大量生産されてる?」 神子「そうじゃない。……まずは、タックル力と中盤の制圧力の補強が必要なんだ。やれるね?」 こころ「まあ――別に良いけど」 スッ……。 こころ(哀)「……どぉせ私なんて、生きる価値も無いゴミクズだからね。 はぁ……道士様は良いよなぁ。人気者で、皆に慕われていて……」 神子「(……幻想郷にやって来た、『希望』の力を持つ選手の面を再現したは良かったが。 ……こいつは、我ながらもう少しどうにかならなかった物か)」 神子はこころに、ハチマキを付けた幸薄げな少年の面を被らせる事にする。 こころは嫌がりながらもその面を選んで頭に付けると、たちまち地獄が似合う少年のような雰囲気を醸し出す。 ――そしてこの変化こそが、鈴仙が憂慮し、神子が彼女を最終兵器とした所以である。 彼女には、被ったその面に応じて、その選手の特長を最大限コピーすると言う特殊な「才能」を持っていた。 神子「(まあ、良い。さあ、心せよ永遠亭ルナティックスよ。 お前達は今から、これまでに出会った過去の強敵に。――そして果てには……最大の味方に苦しめられるのだからね)」 *こころの被る面が『哀しむ飛蝗の面』に変わりました。以降、面が変わるまでこころの能力・必殺技は松山とほぼ等しくなります。 (一部再現していない部分もあります)
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0ch BBS 2007-01-24