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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[346]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/25(土) 23:20:32 ID:Ii816nv+ ★屠自古→ガコウジサイクロン 62 ( クラブ7 )( 6 + 3 )=71★ ★中山→ブロック 52 ( クラブ2 )( 2 + 1 )=55★*吹き飛び! ★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ハートK )( 3 + 1 )+(バランス崩し-2)=63★*吹き飛び! ≧2→屠自古のガゴウジサイクロンがルナティックスゴールを突き破る! ブンッ、バギュルルルル………。ドゴオオオオオオッ! 中山「ぐわぁぁーーーっ!」 聖徳ホウリューズの職人的FW・蘇我屠自古が高いボールに動きを合わせたその直後、 天が落ちて来たような轟音が鳴り響いた。 一度拡散した雷の妖力を一点に集中させ、ゴールへと叩き付ける彼女流のダイナマイトヘッド ――『ガゴウジサイクロン』は、ブロックに長ける中山すら木端のように弾き飛ばして輝夜に迫る。 輝夜「な、中山さんがアッサリやられるなんてどーいう事よ……! もうだめよ、おしまいよぉ……!?」 しかし、今の輝夜には屠自古が長い時間を掛けて磨き上げたシュートを受け止めるだけの精神的余裕が無かった。 バランスを崩した上、これまで活躍し続けて来た中山が、永琳が、あるいはほかの仲間達が。 悉く聖徳ホウリューズの前に打ち破れる姿を見た彼女は、唯一の自慢でもある図太いメンタルを喪い掛けてしまっていた。 そのため、屠自古のシュートにも輝夜は全力でセーブに向かう事ができず……。 カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! バギイイイッ!! 輝夜「あじゃぱーーーーーーー!?」 ボンッ! ―――バシュウッ!! ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 屠自古「……ふん。汚い花火だ」 輝夜の全身は屠自古の放った雷の矢に貫かれ爆発四散。 ゴール前に残ったのは、ネットを突き破り地面に突き刺さった黒焦げのボールのみだった。
[347]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/25(土) 23:22:06 ID:Ii816nv+ 永遠亭ルナティックス 1 − 2 聖徳ホウリューズ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 12ゴール レミリア 11ゴール 鈴仙 9ゴール フランドール、射命丸 8ゴール 魔理沙 7ゴール 勇儀 6ゴール 来生、屠自古 5ゴール 星、諏訪子 4ゴール 森崎、神子、反町、霊夢 3ゴール 早苗、謎の向日葵仮面 2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬 1ゴール 妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳 影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト パチュリー、霊夢 5アシスト 小町 4アシスト てゐ、神子 3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ 2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス 1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、 衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅
[348]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/25(土) 23:24:46 ID:Ii816nv+ 実況「ゴーーーーーーーーーーーーーール! 決まった、決まりましたぁ!! 後半21分、蘇我屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』が、永遠亭ルナティックスのゴールを突き破った〜〜! これで試合は1−2! 1−2で聖徳ホウリューズのリードです!! 永遠亭ルナティックスはこれで絶体絶命。残り僅か15分余りで2点をもぎ取らなくては、勝てなくなりました!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」 「これは面白い試合になってきたな!」「ルナティックス、負けちまうのか!?」「神子様バンザーイ!」 「ですよねー」「ですよねー」「ですよねー」「ですよねー」「いや、今のは姫様頑張ってただろ!?」 てゐ「ひ、姫様がきたねぇ花火になっちゃったよ〜!?(……ていうかこれ、サッカーだよね?)」 永琳「心配しないで、てゐ。姫様は殺しても死ぬようなお方じゃないわ」 妹紅「そ、そうだよ! 輝夜を殺すのは私なんだからさ!」 ウサギB「み、みなさん、落ち着いてください!? サッカーで人が死ぬわけ無いじゃないですか!」 慧音「ウサギBの言う通りだ。……あと妹紅、危うい発言は審判に目を付けられるから……、痛ッ!」 つかさ「け、慧音さん……!? 足、血が出てる……!」 中山「なんてザマだ。俺が、もっとしっかりしていれば……」 パスカル「(やっぱり、俺にはトップ下なんて務まらないのか……?)」 ――ゴールを決められた永遠亭ルナティックスは阿鼻叫喚の状態だった。 失点のショックもさることながら、勝てる筈の勝負を何度も落とした事への後悔。 壮絶に吹っ飛ばされた輝夜、負傷した慧音、自責の念に囚われる中山やパスカル達……。 かつてないピンチに、一度は戻ったルナティックスの士気は、再び落ち込もうとしていた。
[349]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/25(土) 23:27:42 ID:Ii816nv+ 鈴仙「(……お、終わりなの……? やっぱり、私はここで終わっちゃうの……?)」 そして、その中で一番精神的に参っていたのは――鈴仙だった。 これまで気丈にチームキャプテンとして作戦を練り、仲間達のメンタルをケアして来た彼女だったが、 しかし、今回の試合に限っては、その全てが裏目に出てしまっている。 ……無論、これまで鈴仙は決して無謀な戦略を敷いて来た訳では無い。 客観的にこの状況を見ていれば鈴仙の責はほぼ無く、不幸の積み重ねである事は明らかである。 鈴仙自身も、理屈ではそうだと分かっていた。 鈴仙「(――でも。それが何なの? 仮にどうしようも無い理由だったら、負けても良いの? そんなの……嘘よ。優しい嘘。周りは結局、本音では結果を望んでいるもの。 頑張ったから、運が悪かったから、相手が悪かったから……。 皆はきっと、そう言ってくれるだろうけど、……こんなにも最悪の状況が続いたら、皆、呆れちゃうに決まってるよぉ……!)」 ――ただ、それでも鈴仙の心はまだ弱かった。 永らく結果を出す事を求められる軍人の世界で生きてきた鈴仙にとって、 今の展開は鋭く鈍く鈴仙の精神を抉り傷つけていく。 もちろん、これまで一選手として結果を出せずに傷つく事は多々あったし、 中山の出会いから強くなった鈴仙は、これを乗り越える事も出来ていた。 ……しかし、実質的キャプテンに今こうして振りかかる重責については、 明らかに今の鈴仙が担うには重荷過ぎた。 当たり前だ。人は――妖怪や玉兎でも――変わる事は出来るかもしれない。 しかし、その為には本来膨大な時間が掛かる。 鈴仙「(師匠。やっぱり私は無理です……。プロジェクト・カウンターハクレイだか、 リアル・幻想・セブンだか、私なんかに勤まる訳ないんです……!)」 絶望的状況を前に、かつての逃げ出し癖が蘇って来た。 パスカルに出会い自身の弱さを知り、中山に出会い自身を変えたいと決意した鈴仙。 紆余曲折もあったが、概ね順調に成長して来た中訪れた最悪の状況に、彼女の心は折れ掛けていた。
[350]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/25(土) 23:32:05 ID:Ii816nv+ ……スッ。 鈴仙「……?」 ……だが。 そんな鈴仙に対しても一人、手を差し伸べる者が居た。 俯きながら地面に零れる涙を隠していた鈴仙を優しく撫でる小さな手。 はっとして正面を向くと、そこには……鈴仙が良く知る少女と、その後ろにもう一人。 合計二つの姿があった。それは――。 先着1名様で、 ★ルナティックスの希望→!card★ と書き込んでください。数値で分岐します。 JOKER→輝夜「……コンビプレイの練習をしよう、妹紅」妹紅「え? 今からだと間に合わなくね?」鈴仙関係無かった。 ダイヤ・ハート→佳歩とてゐの二人だった。 スペード・クラブ→佳歩とパスカルの二人だった。 クラブA→謎の向日葵仮面「か、勘違いしないでよね。アンタを凌辱して良いのはこの私だけなんだから!///」 伝説の超人・ヒジリー「カグロットさんのペットォ……?」鈴仙「やっぱりもうだめよ、おしまいよぉ……!」 *このイベントは、試合前に推理で佳歩の疑心を解いた事へのボーナスイベントです。 なので、(JOKER・クラブA以外は)必ず判定に佳歩が入っています。
[351]森崎名無しさん:2015/07/25(土) 23:32:52 ID:??? ★ルナティックスの希望→ ハート5 ★
[352]森崎名無しさん:2015/07/25(土) 23:33:10 ID:??? ★ルナティックスの希望→ JOKER ★
[353]森崎名無しさん:2015/07/25(土) 23:34:35 ID:??? おしい!
[354]森崎名無しさん:2015/07/25(土) 23:41:41 ID:??? ルナティックヴォルケイノは幻想となって消えたのだ・・・
[355]森崎名無しさん:2015/07/26(日) 00:20:03 ID:??? マリグナントツインが... どのみちオーバーラップできる森崎みたいなドリブル強者じゃないと無理だが...
[356]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/26(日) 01:21:08 ID:foqzWuj6 ★ルナティックスの希望→ ハート5 ★ ダイヤ・ハート→佳歩とてゐの二人だった。 佳歩「……鈴仙さま」 鈴仙「――佳歩。どうしたの、私を笑いに来たのかしら……?」 鈴仙に手を差し出したのは……佳歩だった。 この試合、鈴仙との2トップとして出場し続けて来た佳歩は、 悲しそうな、しかし希望を捨てきれぬ表情で、鈴仙を見つめる。 佳歩「えっと。あの、その……わ、わたし……」 佳歩は何かを言いたげにしている。 顔を僅かに赤らめ、恥ずかしそうに視線を動かして、必死に勇気を振り絞ろうとしているが、 鈴仙にはその意図はイマイチ伝わらない。 てゐ「あのね鈴仙。佳歩はね、『鈴仙さまってどーせ、「自分のせいでチームが負けそうだー」 とか思って今ごろプチ鬱状態になってるんでしょー? 被害妄想強すぎだよねープププ』 ……って言いたくて来たんだよ。 でもやっぱり一応上司だし、面と向かっては言い辛くって……」 佳歩「ち、ちがいますっ! 私はただ、鈴仙さまを励ましたくって……!?」 そして佳歩の後ろに居るてゐは、そんな不器用な二人を取り持つ為に来てくれたらしい。 てゐは嫌味っぽいニヤニヤ笑いをしながらも、それは自分を心配してくれる時のニヤニヤ笑いだと鈴仙には分かった。 そんな中、佳歩は真摯な表情に変わって鈴仙にこう告げる。
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0ch BBS 2007-01-24