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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[679]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/17(月) 00:40:24 ID:??? ……と、言ったところで力尽きたので、今日の更新はここまでです。前半終わりませんでした…(泣) 明日で時間が取れれば前半戦は終わりそうですが、仕事が忙しいかもしれません(汗) 皆様、本日もお疲れ様でした。
[680]森崎名無しさん:2015/08/17(月) 01:41:50 ID:??? 乙です 余計な指摘かもしれませんが、オフサイドは パスを受け取った時ではなく、蹴った瞬間で判断されます つまり小悪魔がパスを上げたそのときに、レミリアがオフサイドラインより前にいること その上でレミリアがプレーに関与したときにオフサイドが取られます ※プレーに関与するとは、パスを受けとることはもちろん、 相手の体や視線を遮ることなども該当するようです なので、小悪魔がパスをしてから、アリス達がディフェンスラインを上げて、 レミリアをオフサイドの範囲に置いても意味がないのです。 むしろ、レミリアをフリー状態にすることになりかねません。 小悪魔がパスをする前に、ディフェンスラインを上げて レミリアをオフサイドの範囲に置く必要があります。 逆にパスを上げたときにレミリアがオフサイドの位置にいなければ、 その後ディフェンスの裏に走り込んでボールを受けても、オフサイドになりません。 一方、パスを上げたときにレミリアがオフサイドの位置にいた場合、 戻って博麗のディフェンスを追い抜いてボールを受けてもオフサイドを取られます。 長文失礼しました この描写を見ると、小悪魔がパスしてから アリスがディフェンスラインを上げるよう指示を出しているように見えたので 的外れや勘違いでしたら申し訳ありません。
[681]森崎名無しさん:2015/08/17(月) 02:22:04 ID:??? 追記 本スレの以下の場面、アルシオンのパスの部分がよく分かると思います。 キャプテン森崎43 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1319375285/37-38/
[682]森崎名無しさん:2015/08/17(月) 03:08:29 ID:??? Xだと受け取ってからオフサイド判定だからね 勘違いしてる人って割と多そう 実際俺も試合やwikiで確認するまでそうだと思ってた ゲームから入る知識ってあってるのも間違ってるのもあるから大変よ
[683]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/18(火) 00:32:33 ID:9hOAKfHs 更新再開します。 >>680-681 乙とオフサイドについて教えていただきありがとうございます。 すみません、今の今まで完全にボール受け取ってからオフサイド判定だと信じ込んでいました…。 このスレでは、多少の現実との齟齬は『こまけぇことは(ry』で済ませていましたが、 アリスやらパチュリーが恥ずかしい事になるので、今回はちょっと描写を変えたいと思います。 >>682 私のことですね(爆)Wまでだとオフサイド自体無かったですし…。 スレを始めるにあたって、色々試合やらルール説明を見て勉強してたのですが、良く分かってなかったみたいです。 テクモ版キャプ翼風サッカーを中心にしつつも、あまりに現実のサッカールールを無視し過ぎないようにはしたいと思います。 ※オフサイドのルールミスを踏まえて。 昨日更新分のうち、>>676-678を無かった事にして、そこの修正版から更新していきます。
[684]>>676修正版@鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:34:06 ID:9hOAKfHs ポーンッ、……パシッ。 小悪魔「――き、来た。もう一度、チャンスが」 パチュリー「……時間が無い。そのまま前に出しなさい、小悪魔。 『オフサイドトラップ』の危険はあるけれど、成功率は五分と五分。 私が成功しそうなギリギリの位置をレクチャーするから、そこを狙って」 小悪魔「わ、分かりました。……パチュリー様を信じます!」 タッ……! 実況「ボールをフォローした小悪魔選手、今度は長距離のパスに向け大きく足をしならせる! 霊夢選手とパチュリー選手が揉み合った隙を突いた、レミリア選手への縦ポンが狙いか! ですが……!」 霊夢「……アリス!」 アリス「分かっているわよ、霊夢!」 スッ……! 実況「ですが、元々霊夢選手のワンマンチームでは無く、 それぞれのポジションに一流クラスの選手が勢揃いしている博麗連合は焦らない! 霊夢選手に代わり、第二のゲームメイカーであるアリス・マーガトロイド選手が指揮を執ってサインを出す!」
[685]>>677修正版@鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:35:08 ID:??? アリス「(……ロングパス。ゲームを司るパチュリーは霊夢と同じく、 さっきまでの混戦の影響で身動きが取れていない。だったら、ここは……)――皆!」 サッ……! 衣玖「(アリスさんからのサイン。これは……)了解です、ラインを上げましょう」 タッ! タタタタタッ……! 天子「あー、あれね。勝つべからざるは守るなり、勝つべきは攻むるなり……って奴。 あれって、『攻撃は最大の防御なり』ってだけ覚えてる奴が多いけど、 実際は『負けそうな時はちゃんと守っとけ』とも言ってるのよねー」 萃香「何言ってんだ。負けそうな時は飲んで忘れる! これに限るでしょ!」 中里「(拙者は足が速い。ご婦人方と足並みを揃えるよう、少し手加減しなくては)」 玄爺「………」 博麗連合のDF陣はアリスが出したサインにより、最終ラインを大きく上げ始めた。 これは間違いなく『オフサイドトラップ』――最前線のレミリアをオフサイドライン上に取り残す事を企図した計画的なもの。 その証拠として、彼女達の足並みはまるで軍隊の行進のように綺麗に整っていた。 アリス「(幻想郷にサッカーが流行った時、私は流行に乗り切れなかった。 だけど今は、皆との話題作りの為に研究した戦術がある! どうかしらパチュリー。今の私のサッカー戦術は、貴女にも負けていない筈よ……)」 森崎「(――脳内で留まっていたアイツの戦術を、実戦化する為に尽力したのは俺だけどな。 自分で教えりゃ良いのに、勿体ぶるから練習に苦労したぜ)」
[686]>>678修正版@鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:36:16 ID:??? アリスの戦術眼。そして博麗連合の統率の取れた動きは、確かに優れていた。 オフサイドトラップの成功率は原則五分五分ではあるが、 今回に限ってはスカーレットムーンズの分が悪い事を、パチュリーは認識していた。 昔のような、理論家で頭でっかちな彼女であれば、ここは素直にアリスの勝ちを認め退くべきシーンだった。 ……しかし。 パチュリー「(本にある理論では、ここは攻めるべき局面では無い。 だけど……ここ最近の慌ただしい日々のせいで。私は、何というか……往生際の悪さというか、馬鹿になったみたい。 だって、こうしている今だって、敗北の可能性を考慮せず、勝利の可能性を積み上げる事にしか目が無いのだから)」 厄介な友人の影響か。成長しつつある友人の妹の影響か。 はたまた、自分の事をマスターと頼ってくれる、馬の骨も知らぬお人良しのためか。 パチュリーは、博麗連合の見事なオフサイドトラップを見てもなお、 自分が小悪魔に与えた指示は正しく、それにより、自分達の攻撃は成功すると信じていた。信じる事にした。 だから彼女は、小悪魔がボールを蹴り抜くよりも、審判の笛を確認するよりも先に。 チームメイトに対して、こう指示を出す事にした。 パチュリー「――皆、上がりなさい。 ……『ファストブレイク』よ!」 ―――パチュリーの号令は、紅魔スカーレットムーンズによる、前半最後の猛攻撃の開幕を告げる狼煙となった。
[687]ここから今日更新@鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:37:25 ID:??? レミリア「そうだパチェ。あんたも中々分かって来たじゃない! ……それっ!」 バァァァッ、グルウウウンッ! ……グワァァァァァァッ……バシュウウウウウウウウッ! ギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ! ―――――――ダダダダダダダダッ! 偉そうな上に得意げな女の子の声。 地面が揺れる程の大ジャンプ、そしてムーンサルトで回転させた脚が空を切る音。 ……そこからコンマ数秒で、トップスピンが強烈に効いたパスの音。 更に数秒後、大人数がドカドカとフィールドを駆け上がる音。 様々な種類の音が連続してフィールドに響き渡り、その土埃とも合わせて観客達は混乱し逆に静まる。 しかし、彼らが暫くしてフィールドを見ると、その状況は劇的に変化していた。 バシッ! バシッ! バシッ。 ――バシュウッ、バシッ! ポムッ。タタタッ……! 霊夢「……スカーレットムーンズが大挙して上がっている。しかし試合は切られる様子が無い。 ――私達のトラップは、どうやら不発に終わったみたいね……」 アリス「……そ、そんな! 確かにあの時。 小悪魔がパスを蹴り出した時、レミリアは間違い無くオフサイドラインの後ろに居た筈なのに……!」 レミリア「バーカ。この私の脚力を舐めて貰っては困るわね。これでも軽く、月を一周できる位には鍛えてあるのよ! (――突然大声出したパチェと、一気に駆けだした皆に審判が気を取られて無かったら、 ギリギリオフサイド取られてたかもしれないけど……黙ってよっと)」
[688]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:38:58 ID:??? スカーレットムーンズはDF、MF、FW。タレント選手、中堅選手、名無し選手。 その全ての選手が連続のパスワークを繰り返しながら、 ガンガンという音が聞こえて来そうな程に激しくラインを上げて行く。 博麗連合が弄した『オフサイドトラップ』が柔の戦術ならば、紅魔が放った『ファストブレイク』はまさしく剛の戦術。 今回はハッタリも戦術として含めた、パチュリーやレミリアの豪気が勝利を招いた。 レミリア「一旦渡すわ。フランにでも繋げて!」 バシュッ……。 メイド妖精F「はい! ……えーいっ!」 グワァッ、バゴオオオッ! 衣玖「――それっ! ……ああ、ダメでした」 天子「今あんた、手抜いて無かった? 流石に妖精メイドのパスだったら取れてたでしょ」 衣玖「いやーその。何だか脳裏にサイコロを振り続ける男の姿が浮かんでしまい、調子が出なくなって……」 天子「どういう原理よ……」 ――そして、前半ロスタイムを迎えるより1分早く、スカーレットムーンズは最高の攻撃チャンスを得た。
[689]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/18(火) 00:40:10 ID:??? フラン「よーし。今度はちゃんとシュートするんだから!」 バイタルエリアには、今しがたボールを得たフランドール・スカーレット。 狂気を制御しつつある彼女は、真に純粋な瞳で今回のチャンスを心より喜んでいた。 咲夜「(万一敵陣にボールが渡れば、私はそれを直ちに刈り取る。そして……ここで決める)」 そこから後方、ゴールから30メートル程の位置には十六夜咲夜。 もっとも、彼女のロングシュートの威力は距離などに影響しないのだが。 パチュリー「(――『フォトシンセシス』があるとはいえ、正直、最後まで持つか厳しいわ。 だけど――この試合は落としたくない。例えこれが、私の人生最後の試合になったとしても……!)」 フランドールの隣には、今回の攻撃成功に大きく寄与した紅魔の司令塔。パチュリー・ノーレッジ。 悲壮な決意を胸に抱きながら、ねじ込み及び零れ球のボールキープに備える。 レミリア「(――ユーゾー・モリサキ。お前は本当に面白いやつだ。この幻想郷で今一番面白いと言っても良い。 そして、そんな面白いヤツに真正面から戦って勝つなんて……それ以上の娯楽が、この世にあるのかしらね?)」 そして、ゴール前には紅魔を統べる永遠に幼き紅き皇帝、レミリア・スカーレットが立つ。 今度は失敗しない。最高のレッドサンで森崎からゴールを奪い、借りを返す。これこそが彼女の目標だった。
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0ch BBS 2007-01-24