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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[753]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/24(月) 01:21:00 ID:L/uFyMJA ……と、言ったところで今日の更新はここまでです。 また、500kbと結構なところまで行ったので、今のうちに新スレのスレタイも募集したいと思います。 【】鈴仙奮闘記31【】 の形で考えて下さると幸いです。 次スレは、紅魔VS博麗戦を終わらせた上で、決勝前最後の自由行動。 そして、永遠亭ルナティックス最後の試合である、大会決勝戦へと入っていければと思っています。 >>746 一旦乙ありがとうございました。 マスター夢想スパーク封印は東方サッカーでもありますが、威力的にはそこそこですねー。 今の魔理沙の性格だったら、霊夢とのコンビプレイは難しそうですね。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[754]森崎名無しさん:2015/08/24(月) 07:12:55 ID:??? 【崩れゆく】鈴仙奮闘記31【負けず嫌い】
[755]森崎名無しさん:2015/08/24(月) 18:26:47 ID:??? 【これが】鈴仙奮闘記31【私のサッカーだ!】 【ストライカーの】鈴仙奮闘記31【条件】 【ルナティックスの】鈴仙奮闘記31【晴れ舞台】 【誰だって】鈴仙奮闘記31【譲れないものがある】
[756]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:19:57 ID:Nar5QZ/Q こんばんは、今日もこのスレで更新します。 埋めネタはしばらくやれる時間が無く、本編の更新に力を割きたいので、 容量ギリギリまでこのスレを更新したいと思います。 >>754さん、>>755さん。スレタイ提案ありがとうございます!
[757]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:21:31 ID:Nar5QZ/Q パチュリー「…………」 レミリア「………」 美鈴「………え!? 負けてる! パチュリー様が案外アッサリ負けてるー!?」 小悪魔「ぱ、パチュリー様ぁ……? 大丈夫ですか、パチュリー様ー!?」 パスワークによる敵SBの釣り出し及び、レミリアを囮にしたパチュリーによるサイド突破作戦。 0−2の現状をひっくり返す為のスカーレットムーンズの秘策…… と、思われる何かは、想像以上に案外大したことなく終わってしまった。 パチュリーは必殺のドリブルを出す前に咳き込んでしまい動きを停止。 そしてそのまま、タックルに向かって来た天子の手により思いっきり吹っ飛ばされてしまったためである。 実況「……え。え〜っと。パチュリー選手、ここでオーバーラップして来た博麗連合の左サイドバック。 天界出身の超攻撃的DF・比那名居天子選手によりボールを奪われてしまいました! パチュリー選手の実力ならば、充分に勝利出来る勝負かと思われましたが……やはりここは、前半からの疲労が祟ったか!?」 パチュリー「はぁ、はぁ、はぁ……! ゴホゴホッ!」 咲夜「パチュリー様。もしや持病の喘息が……!?」 パチュリー「この間身に付けた、喘息を封じる回復魔法――『フォトシンセシス』は少し、欠陥があったみたいね。 どうやら私の体力の低下に合わせて、魔法の効きが弱くなってしまっている……ゴホッ!ゴホッ!」 小悪魔「そんな! それじゃあ、もう試合だって続行不可能じゃないですか。 このまま続けたら、呼吸困難になって死んじゃいますよ!」
[758]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:22:50 ID:??? そして同時に、パチュリー本人による体力と魔力切れ申告も、この状況の深刻さに拍車を掛けていた。 総合力で大きく突き放されている紅魔スカーレットムーンズが逆転をするには、 霊夢と魔理沙に並ぶかそれ以上の実力を持った、パチュリーとレミリアの両方の存在が不可欠。 しかし今早くも、勝利に向かう為の車の両輪の片方は、既に壊れかけているように見える。 現にパチュリーは、咲夜にも小悪魔にも分からないように、こう静かに呟いていた。 パチュリー「そう……死ぬ。死ぬってのも――案外、悪くないかもねぇ」
[759]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:24:24 ID:??? 天子「へっへー。良い顔してんじゃない。どんよりと霧がかって、あんた達の気質とぴったり。 蛇足を為す者、終に其の酒を失えり。――お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ? ……って意味よ! ――ヘイ、衣玖!」 バシィッ! 衣玖「待ってました、総領娘様。ここは私の仕事時ですね」 ポムッ。 ……グワァァァァアアアッ……! 実況「パチュリー選手からボールを奪い取った天子選手、 そのまま近くのMFにして天子選手の実質的な世話係となりつつある永江衣玖選手にパス! そして衣玖選手、咲夜選手がタックルに近づく前にその右脚を振り上げて……!」 衣玖「これが私の仕事。『竜宮の使い遊泳弾』よ!」 ――バギュウウンッ! ゴオオオッ! 美鈴「なッ……! は、早い! そして鋭い……!」 小悪魔「ふ、ふええ……! 私の『トップスピンパス』と互角じゃないですかー!?」 衣玖「あら、勘違いしないで下さいな。今のパスは私の仕事の半分です」 咲夜「半分……? それって、どういう意味かしら?」 衣玖「良い質問ですね。残りの半分は――今からシュートに向かう総領娘様を見れば分かりますよ」
[760]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:26:35 ID:??? ニッコリと咲夜に営業スマイルを向けた衣玖は、美鈴と小悪魔を飛び越え、 絶対の自信でボールをフォローした天子の方を示した。 そこでは、天子が――『フリーでは無いが、とてつもなく安定した体勢』でボールを持ち、バイタルエリアの中央に立っていた。 天子「いやー。やっぱり衣玖のパスは最高! 精度は霊夢やアリスに劣るけど、この抜群のパスの収まり具合は誰にも真似できないわよね! さっすが『空気を読む程度の能力』なだけあるわー! 褒美に イチゴ牛乳 を奢ってやろうじゃない!」 衣玖「恐悦至極に存じます(飲み物なんかより有給が欲しいです)」 パチュリー「ゴホッ、ゴホッ……。そう言えば、聞いた事があるわね。 天界の竜宮の使いはパスの名手。彼女達によって届けられたパスは、 『アシストが付く局面で、パスを受けた者のシュート力を2分の1で1増幅させる力がある』……って伝説」 陸「何アルか、その具体的な伝説。1って何アル、1って! 後2分の1ってどうやって調べたアルか!」 天子「そんなのはどうだっていいの! 兎に角、衣玖だって霊夢とアリスの影に隠れがちだけど凄いって事よ。パスだけはね! ――と、いう訳で行くわよ……! 今度は、さっきの『気炎万丈の剣』なんかとは格が違う。マジで決める時の技なんだから……!」 ブウンッ、ザクッ! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ………!! ――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ッ!! 実況「……こ、これは〜〜! 天子選手、腰に帯刀していた緋色に光る剣――『緋想の剣』を地に突いて、 そのまま念じながらゆっくりと右脚を捻りながら上げ始めます。 すると、周囲から様々な光――これは人間や妖怪の「気質」でしょうか!? ――が、磁石のように天子選手の中へと吸い込まれていく!」 天子「天界から見れば、妖怪も人間も同じヒトに類するモノ。人類に過ぎない。 そして私は、そんな全人類の気質を集めて――緋想の天に変えてやる! 食らいなさい! ――『全人類の…………緋想、天』―――!」
[761]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:27:52 ID:??? バァァッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ! ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! ビイイイイイイイイイイイイイイイイイ………ンン!! 実況「そして……放たれた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! これは! これこそが比那名居天子選手最強のシュート! 周囲の気質をも自分の力に変えて放つ、 最強の緋い弾丸シュート! ……『全人類の緋想天』!! 気質の層が赤いレーザーのようになって、紅魔スカーレットムーンズのゴールを突き破りに向かいます!」 咲夜「……凄いシュートね。これがDFの放ったシュート? 他のチームだったら、文句なしでエースストライカーになれるわよ。勿体無い」 天子「駄目よ。他の雑魚チームなんて行ったら、この私が目立って当然になっちゃうじゃん。 私はそんなぬるま湯みたいな世界よりも、もっと生きてそこにある現実と戦いたいの!」 咲夜「そう。天人とは思えない程殊勝な、良い発言ですわね。 ……けれど、永遠を生きる天人のお遊戯と、一瞬に生きて死ぬ人間の戦いとを一緒にされては困るわ!」 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……! バァッ! グルンッ! ――――――バギイイイイイッ!! 咲夜「―――ッ!!」 天子「あらあら……。見事な反転ブロックでしたけど。それで吹っ飛ばされるのが、人間の戦い方かしら? だとすると、心底馬鹿馬鹿しいわね。特攻するだけならサルでも出来るっつーの」 咲夜「……まさか。人間は人間である限り、無為な討ち死にはしないわよ。 人間は動物と違って、仲間の死に意味を持たせる事ができるの。――ですよね、陸君?」 陸「……ああ、あんたのお蔭で見えたアルよ。 ……このシュートの目指すべきコースがァッ!」
[762]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/25(火) 00:30:05 ID:??? バァァッ! 陸「チェスト〜〜〜! 『雷斬脚』〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 ドゴオオオオオオオオオオオオッ! バギイイッ………ググッ……ポロン。 メイド妖精A「あっ……! わ、私前に蹴ります! 魔理沙さんとかが来ないうちに!」 グワァァッ、バゴオオオッ……! 天子「……へーえ。吹っ飛ばされるのを見越して、最初から威力減衰とコースの割り出しに努めたのね。 ゆゆうじょうぱぱわーって奴? ――私やっぱり、そういうの案外嫌いじゃないかも」 実況「天子選手の大型シュートは、十六夜咲夜選手のブロックと陸選手のセービングの合わせ技により防がれた! 魔理沙選手や小町選手がタックルに来る前に、 メイド妖精選手がボールを前に出し……これは幸運にも小悪魔選手がフォローに成功しました! スカーレットムーンズ、ここから逆転なるでしょうか〜〜〜!?」 輝夜(観客席)「……ねえ。今しれっと止めてたけどさ。あのシュート、わりかし強くなかった?」 霞(観客席)「最新型のスカ……シュート力測定器によると――。 シュート威力は61に衣玖さんのアシスト強化があって更にプラス1。62ポイントでした。 これは鈴仙さまの『マインドエクスプロージョン』にも匹敵する威力です」 てゐ(観客席)「(……あれ? でもそんな天人サマの最強シュートに並ぶ威力のシュートを 平然と出せる鈴仙って。ひょっとしなくても、かなりヤバい選手じゃない……?)」 妹紅(観客席)「っていうか。パチュリーって本当に大丈夫かな? まだ咳してるみたいだけど」 鈴仙(観客席)「ううーん。パチュリーさんには色々お世話になってるから、心配だなぁ…… (――でも、変ねぇ。パチュリーさんの様子について、何となく違和感があるような、ないような。 何というか……その、何かを狙っているような。それこそ、捨て身の覚悟でやるべき「何か」を……?)」
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0ch BBS 2007-01-24