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【飛び出せ】ミサト監督の挑戦6【次世代】
[932]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/16(金) 05:50:27 ID:??? >>928 乙感謝です! 我留間位ですかね…戦略家になれそうなのは…。 バチスタもなれない事はないのでしょうが…ねぇ?w 皆様、新スレタイ案ありがとうございます。 新スレタイは、>>931さんの 【イイ男達の】ミサト監督の挑戦7【守護者】に決定します。 皆様、良いスレタイ案、本当にありがとうございました!
[933]森崎名無しさん:2015/10/16(金) 05:52:53 ID:??? 完日王音戦のキーパーソンは、良くも悪くもブッキさんだよねw
[934]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/16(金) 19:58:36 ID:??? >>933 確かにw 誰か、スタンド使いはひかれあうといった。 それと同じように、引かれ合う存在があった。 ゲンドウ「……。」 鉄仮面「……。」 まるで申し合わせたように、隣に座る二人。 長谷川「(すげぇや、ゲンさん!あの仮面相手に平常心だよ!)」 おでんの屋台。そこに日本酒を片手に良い気分になろうとしたらこのザマだ。 ゲンドウ「(こ、怖い怖い怖い怖い!何、こいつ!鉄仮面って!)」 鉄仮面「(怖い怖い怖い怖い!何、こいつら!クローン人間?!)」 鉄仮面は、ゆっくり仮面の下部を開ける。 とりあえず、今はおでんを楽しもう。折角の屋台だ。屋台を楽しみたい。 ゲンドウも、またガンモに辛子をつけた。 筋骨隆々の鉄仮面と、夜なのにサングラスを外さず、全く同じポーズで構えるゲンドウと長谷川。 鉄仮面「(ふええ……ベラ、パパ怖いよぉ…)」 どこかのSPか何かだろうか?何れにせよ怖いにも程がある。 ゲンドウ「(シンジ……パパが死んだら、お前のパパは勇敢だったと覚えていてくれ…)」 この変態コスプレ野郎が、掛かってきたら…。自分などひとたまりもない。 結局、最後まで同じようなペースで食べ…全く同じタイミングで日本酒をあおり… 鉄仮面、ゲンドウ「お御馳走様。おあいそを。」 と言い、お互いを見る羽目となる。 鉄仮面、ゲンドウ「(目が合ったーーーーッ!)」 勘定を済ませて走り去る三人。 銀時「……ありゃなんだい?オヤジ。」 オヤジ「さぁてね。引かれ合うんじゃないですかい?」 銀時「マダオ同士ねぇ……って、あの黒眼鏡帰ったら俺のお勘定!」 オヤジは、やれやれと首を振った。 オヤジ「アンタも立派なマダオさ、旦那。」 *ゲンドウが鉄仮面と出会いました。
[935]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 09:46:16 ID:??? 鉄仮面「はぁ……はぁ……一体何だったんだ、あいつは…。」 鉄仮面が息を切らす。 鉄仮面「確か…この辺りだったはずだよな、シーブック君と、ベラの家は。 思い切りアポ無しの訪問になってしまったが、私とて人の祖父…。孫を見る権利はあろう。」 ぐい、と汗を拭い、背筋を伸ばす。 駆け落ち同然に飛び出した娘は、今は市井のパン屋として働いているようだ。 幸いにして評判が良く、他店より修行の男も来ているらしい。 アノーベーカリーという小さなパン屋だ。こっそり援助しようとしたが、散々に怒られた。 鉄仮面「……全く、女とは度し難い。」 小市民として日々の僅かな幸せが、セシリー、シーブックの幸せだ。 そこに全く気付かない鉄仮面。十二分にマダオである。 啓人「それじゃ、今日は終わりだね。」 東京V1969の10番…松田啓人。彼は今、アノーベーカリーで住み込みで修行中だ。 実家の松田ベーカリーの業務拡張に伴い、他のパン屋の経営を学んでいる修行の身だ。 セシリー「啓人くん、お疲れ様。明日試合だし、あとはゆっくりしていて。」 啓人「ありがと。お言葉に甘えるよ。あ、シーブック。ついでに赤ちゃんをお風呂にいれとくね。」 シーブック「助かるよ、ありがとう。」 アノーベーカリーは、今日も一日平和であった。 啓人が店の奥に行き、シーブックとセシリーはコーヒーを淹れて椅子に腰掛ける。
[936]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 09:57:18 ID:??? シーブック「啓人が来てくれて、本当に助かるなぁ。」 セシリー「そうね。東京Vの選手さん達も来てくれて、繁盛してるし。 他にも宣伝効果があって、地元にも定着してきているからね。」 草の根活動と、セシリーの腕前もあり、アノーベーカリーは繁盛している。 ここで業務拡張しないのは、セシリーの意向だ。 あまりに手を拡げ過ぎても良い事はない。それからだ。 セシリー「あと10年先を見ないと。欲をかいて失敗したら、目も当てられない。」 セシリーはそう言うと…シーブックを見る。シーブックは苦笑し… シーブック「分かってるよ。今夜は頑張ります。」 セシリー「明日の東京V1969の試合で、沢山パン種を仕込まないといけないからね。 頑張って、パパ。」 セシリーが身を乗り出し、シーブックの顔に顔を近づける。 シーブックはそっと、セシリーの金糸のような髪に触れようとした時… …外に乱反射する銀色の物体を発見した。 シーブック「なんとぉっ!?」 セシリー「きゃあああ!」 その乱反射する銀色の物体は、既に戸締りしてあったアノーベーカリーの出入り口に立ち… 自動ドアのガラスに手を掛けた。 セシリー「や、やめろーっ!私達の城を壊すなーッ!」 シーブック「30年ローンがぁぁぁぁ!」 慌てて自動ドアを開け、事無きを得る。 二人は肩で息を吐き、鉄仮面を見た。
[937]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 10:14:35 ID:??? セシリー「……何しに来やがったんですか?遺伝子情報上のお父様?」 セシリーは、毒気100パーセントの笑顔を見せ、特別濃いコーヒーを渡す。 鉄仮面「いや、孫が生まれたと聞いたものでな。一目この目で見たい、と…」 優雅にコーヒーを啜る鉄仮面。内心は胃の痛みに耐えるばかりだ。 シーブック「あ、あのー…コスモバビロニアのお仕事は…? ザビーネが泣きながら電話してきていますが…」 鉄仮面「有給を申請した。その位の権利はあるだろう。」 いや、指導者にそんな権利ねーよ、とシーブック、セシリーが内心突っ込む。 鉄仮面「で、孫はどこにいる?」 セシリー「入浴中です。なのでお帰り下さい。」 セシリーの言葉に、鉄仮面が首を垂れる。 鉄仮面「……そうか。しかしながら、二人目の孫も近いようだな、ベラ。」 その言葉に、セシリーがティーカップを投げる。鉄仮面に当たり、派手な音を立てたティーカップは、粉々に砕けた。 鉄仮面「(な、何で?!小粋なジョークではないか?!)」 内心ビクビクしながら、鉄仮面はゆっくり立ち上がる。 鉄仮面「不粋だったな。今が不在というなら、出直すとしよう。 これはつまらないものだが、土産だ。受け取るがいい。」 セシリー「いりません。」 鉄仮面の紙袋。それには沢山の赤ん坊用のおもちゃに、現金だ。 鉄仮面「……全く度し難い。あって困るものでもなかろう。この掘っ立て小屋のローンも、これがあれば軽減されるだろうに。」 シーブック「お帰りはあちらです。ブン殴られないうちに、お帰り下さい。」 鉄仮面「(怖い怖い怖い怖い怖い怖い!なんでこんなシーブック君怒ってるの?!) 出直す、と言ったはず。では、また。」 鉄仮面が店から出る。 セシリー「シーブック!塩撒いて!」 シーブック「ああ!」 鉄仮面「(ど、どうしてこうなった?!)」 鉄仮面は、一人悲嘆に暮れたのであった……。
[938]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 10:34:17 ID:??? 公園のブランコには、あのクローン人間の片割れがいた。 しかし、ここに腰掛けたい気分だけに、無視を貫きブランコに腰を下ろす。 キィ…キィ… 軋む音が夜の闇に響き、公園に集まる若人達はブランコの一角に近寄ろうともしない。 勇気ある若者が近寄ろうとすると…黒服達が来て排除にかかったのだ。 肩書きは、司令と最高責任者の二人。だが。 単なるマダオだ。 若人達は、サッカーに興じている。 ゲンドウ「……ふっ。シンジのほうが上手い。」 ゲンドウはそう言うと、僅かに顔を綻ばせた。 鉄仮面「サッカー…?」 我知らず、鉄仮面の口から出た言葉。 ゲンドウ「球技の一つだ。……私の息子がやっている。」 鉄仮面「……そうか。」 キャッチボールや、サッカーに興じる若者… 鉄仮面「私も、いつか娘とこうした事をしてみたいものだ…」 鉄仮面の脳裏に、笑顔でキャッチボールをする娘が浮かぶ。 ゲンドウ「……失礼を承知で聞く。子と不仲なのか?」 鉄仮面「詮無い事を。……不仲だ。あなたはどうなのだ?」 ゲンドウ「……不仲だ。」 鉄仮面「……失礼をした。」 ゲンドウ「いや……それは互いだ…。」 お互いの目が合う。そして…男達は分かり合った。 どちらからともなく立ち上がり、ガード下へと向かう。 屋台に座り、愚痴を言い合う二人は…どこから見てもマダオのそれであった。 ゲンドウは、鉄仮面にアルバトロス対完日王音のチケットを渡す。 鉄仮面「ゲンドウさんの息子さんか。見てみたいものだ。」 ゲンドウ「カロッゾさんの娘さんのパン屋か。行ってみよう。」 ……こうして、ゲンドウの飲み仲間は増えたのであった……。
[939]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 12:37:19 ID:??? ゲンドウ「(最近ついてるなぁ。長谷川といい、カロッゾさんといい、仲良くなれそうな人に多く会う。)」 アノーベーカリーでパンを買い、足取り軽くゲンドウはネルフに向かう。 一つ試食をさせて貰ったが、実に美味しい。そして若夫婦も愛想よく、良い店だった。 冬月「碇、パンを買ってきたのか?」 ゲンドウ「ああ。お前も食え。」 冬月「では失礼して…。うむ、美味い。」 コーヒーを片手に、和やかに仕事が始まる。現在のネルフは、武力勢力から社会勢力にシフトしてきている。 何とか悪名を断ち切り、次世代の為の組織とするに当たり、やはり軋轢はつきものだ。 冬月「碇、ガラパゴスの現状を聞いたか?」 ゲンドウ「いや。」 冬月「ラクス一派が、ガラパゴスの経営に入ったらしいな。ティターンズは手を引きつつある。」 ゲンドウ「そうか。…ガラパゴスも大変だな。」 ラクス一派…蔑称、ラクシズ。テロリストの一派であり、世界の実権を握る事を野望としている。 ゲンドウ「しかし…何故ラクシズが?ガラパゴスなど取るに足りんだろう。」 冬月「敵情視察も兼ねているのだろうな。 彼女らにとり、大切なのはスポーツでなく実権…そのスポンサー狙いだろう。」 ゲンドウ「……嘆かわしい事だ。」 家庭ではマダヲでも、職務ではそうでない。ゲンドウは溜息を吐くとコンソールを見た。 冬月「ラクシズが経営をする、というならば、遠からずガラパゴスは壊滅するだろう。 奴らは世界のイナゴだ。食い尽くした後に何も残さん。武力のみのシーマ艦隊のほうがまだマトモだ。」 ゲンドウ「……対抗勢力は無いのか?」 冬月「ムーンレィスか、コスモバビロニアだろう。」 冬月はマヤに指示し、ムーンレィスのギム・ギンガナムを映す。 冬月「ギンガナムは、地上に足掛かりを欲している。コスモバビロニアもな。」 次に映る、コスモバビロニアのカロッゾ・ロナを見て…ゲンドウは腰を抜かしそうになるのを耐えた。 冬月「カロッゾ・ロナ。コスモバビロニアの指導者だが… 彼が何故地上に足掛かりを作ろうとするのかは分からん。選民思想の強い団体と聞くが。」 冬月は頭を捻る。
[940]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2015/10/17(土) 12:47:19 ID:??? ゲンドウ「(…カロッゾさんの娘さんの為、か。)」 カロッゾ自身、娘に対する愛は溢れている。 今回の孫に会いに来た、というのは、ラクシズの接近を見るのも目的だったのだろう。 アノーベーカリーの中は、サッカーのグッズで一杯だった。 背番号10の選手のサポーターなのか、サイン色紙やユニフォーム、写真が飾ってあり、サポーター以外でも楽しめるよう 他のチームの選手のサインもあった。 ラクシズが接近していれば、ガラパゴスの選手のサインもあっただろうが、幸い無かった。 カロッゾはさぞ胸を撫で下ろした事だろう。 ゲンドウ「(どうしたものか…)」 ゲンドウは悩んだ挙句、出した結論は… 『2』票にて。 A 長谷川を使いに出す B 冬月にカロッゾの事を相談する C カロッゾに直接コンタクトを取る D ラクシズの内情を洗うよう、指示する E 自らラクシズに乗り込む F 長谷川を連れてラクシズに乗り込む G カロッゾ、長谷川を連れてラクシズに乗り込む H その他
[941]森崎名無しさん:2015/10/17(土) 12:59:28 ID:sfzkuz0I D
[942]森崎名無しさん:2015/10/17(土) 13:09:29 ID:5cCN+WbU D
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0ch BBS 2007-01-24