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【見上様が】見上という名将の軌跡3【見られてる】
[700]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:28:08 ID:vrRh8Ih2 ○ベルギー:総合評価C フォーメーション:3−5−2 ディフェンスタイプ:プレス チーム紹介: ラムカーネという絶対的な門番を擁するチーム。 先の試合でラムカーネが万全のイタリア攻撃陣を前半完封した姿は記憶に新しい。 しかし彼の弱点としてイタリア戦のように後半に入ると凡庸なプレーを繰り返すことが多い。 また、試合前に薬物を摂取する姿がたびたび目撃されており、ドーピング疑惑も浮上している。 チーム全体では、後ろに強力なキーパーがいる安心感からか、前線から積極的にプレスをかける守備スタイルが特徴。 攻撃は主将である11番ミャーゼンにボールが集まる。後半の守備力低下を考えると早い段階で得点を挙げたいところだ。 ○マレーシア:総合評価D フォーメーション:4−3−3 ディフェンスタイプ:カウンター チーム紹介: クスタを中心とした守備陣が徹底的に守り抜いてからのカウンターが基本戦術となるチーム。 DFのみならず中盤の選手も自陣深くに引きこもり、ゴール前を固めて反撃の機会を伺う。 練習試合でアルゼンチンのディアスを苦しめたクスタの守備能力は言うに及ばず、 他の選手達もアジアのチームにしては高いレベルのカット能力を有しており、 完全に引きこもられた場合の守備を崩すことは強豪国でも困難を極めるだろう。 反面、攻撃力は参加国でも最低クラス。何とか1点を奪い逃げ切るのが基本的な戦い方となるか?
[701]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:29:33 ID:vrRh8Ih2 山森「どちらも守備力の高いチームですけど、タイプは違うみたいですね。」 井沢「マレーシアはゴール前を固めてチーム全体で守備。 ベルギーはゴール前はキーパーに任せて前線からボールを奪いに来るスタイルだな。」 石崎「…って何だよ、おい。このベルギーのドーピング疑惑って?」 一同はグラウンド内で試合に向けた準備運動をするベルギーチームを見る。 するとゴール前にいたラムカーネが白い錠剤を取り出して服用していた。 そして錠剤を飲んだラムカーネの表情が冴え目が鋭さを増していく…。 佐野「…今、何か飲んだよな?」 山森「うん…明らかに薬っぽい何かだった。」 石崎「ふざけんな!疑惑どころか完全に真っ黒じゃねーか! あそこまでバレバレに薬をやってて、どうして失格にならねーんだよ!!」 見上「…うるさいぞ、お前達。あれはドーピングではない。」 井沢「えっ?監督、でもどう見たって怪しげな薬を飲んでますよ、アイツ。」 滝「そうですよ。アレが薬じゃないなら何だって言うんです?」 見上「……あれはフリスクだ。」
[702]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:31:03 ID:vrRh8Ih2 井沢・滝「………はい?」 見上「…お前達、それ以上の突っ込みはするなよ。 私も欧州で情報収集をしていた片桐君から聞いただけだからな。 あのラムカーネという選手、フリスクを飲むと頭が冴えて本来のプレーができるらしい。 過去に協会や関係者がドーピングを疑い、何度か抜き打ちで調査をしたそうだが、 何回やっても紛うことなきフリスクだったということだ。」 石崎・高杉「……うわあ。」 浦辺「あの見上監督。 さっき「ラムカーネが後半にどういうわけか凡ミスが目立つ」と仰ったのって、 どう考えてもフリスクの効果が切れただけじゃあ…。」 見上「知らん!奴は何故か後半に弱いだけだ! フリスクを飲めば強くなるなど、そんな冗談みたいな話があって堪るか! …それとお前達。ラムカーネに驚いているようなら、明日のジャイッチのプレーには耐えられんぞ。」 山森「…アレ以上のネタキーパーなんですか?」 見上「安心しろ。性格は真面目な男だと聞いている。」 佐野「(それって他におかしな点があるってことじゃないか…。)」 若島津「(ふ、複雑な気持ちだ…。ヘルナンデス以上の実力者があんなネタキーパーなのか…。 しかもポーランドのキーパーまでアレだとは。)」 ピイイイイイイイイイ!!
[703]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:32:39 ID:vrRh8Ih2 日本選手達が(ネタ的な意味で)ラムカーネへの衝撃を隠せない中、 開幕試合は予定時刻通りに始められた。 前半は地力に勝るベルギーが積極的に仕掛け、相手陣内で優位にシュートチャンスを伺う。 一方のマレーシアはゴール前を固め、相手の攻撃を自陣内で防ぎ続ける攻防が続いた。 新田「何て言うか…凄いですね、あのクスタって選手。 本当ならもっと他に表現する言葉があるんだろうけど、それしか感想が出てきませんよ。」 浦辺「ああ。見た感じパワー型のDFだと思ったが、 守備の隙を即座にカバーリングしてくる視野の広さとクレバーさ。 その上で個としての守備能力はパワーもテクニックもスピードもピカイチだ。 ありゃ見上監督の言うとおり、とんでもない鬼札だぜ。」 前半戦は圧倒的なボール支配率で攻め続けるベルギー。 対するマレーシアもボールを奪取したクスタを基点として何度かカウンターを仕掛けるのだが、 そのシュートはベルギーゴールを守るラムカーネの守備より阻まれる。 反町「惜しいな。今のはマレーシアのカウンターが完全にハマってたのに。」 沢田「でもベルギーの選手達は随分と余裕がありそうでしたね。 実際あのラムカーネってキーパーも簡単にボールを止めてました。」 若島津「(…後半は知らんが、これは少なくともマレーシアは前半に点を獲れんな。 相手のシュートが大したことないから気づかんかもしれんが、 あのキーパー、恐ろしい反応の速さに加えて完璧なセービング技術だ。 あれ程のレベルだとは…。監督が俺に「奴を観察しておけ」と言った理由がよくわかる。)」 浦辺・若島津「(そしてクスタ/ラムカーネのプレーにはまだ余裕がある。全く底が知れない化け物だ。)」
[704]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:34:27 ID:vrRh8Ih2 相手がともに攻撃面にそれほど長けていないチームだったため、 クスタ、ラムカーネともにそのポテンシャルの全てを見せたわけではなかったが、 彼らの実力を若島津や浦辺を始めとした全日本の選手達は十分に理解する。 そして双方とも堅い守備に阻まれて前半は決め手がなく0対0のままハーフタイムに入ったのだが、 後半戦は優位に試合を進めていたはずのベルギーが攻め手を緩める。 中盤でのパス回しを交えて時間をかけ、前半に比べて消極的な攻撃に切り替えたのだった。 それに対してマレーシアは無理にボールを奪いにいこうとせず、 前半と同じくゴール前の守備を固めたままのカウンター戦術を維持する。 政夫「意外だな。格上のベルギーの方が後半戦もっと果敢に攻めていくと思ったのに。」 和夫「そうだね兄ちゃん。前半あれだけ攻め込んでたベルギーが後半は不思議な程大人しいよ。」 見上「(…多分これはベルギーの予選リーグ突破を狙った戦略の一つだろうな。)」
[705]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:35:30 ID:vrRh8Ih2 @ピッチ上 ミャーゼン「(問題ない。想定の範囲内だ。A組は西ドイツが圧倒的な強さを持つ。 仮にマレーシアに接戦勝ちして、西ドイツと引き分けてもあとは得失点差勝負。 その場合、西ドイツがマレーシアから大量得点して1位通過する公算が高い。 ならばいずれにせよ西ドイツ戦は勝つしかない。マレーシアに大差勝ちできるなら良かったが、 でなければ、後半極端に守備能力の落ちるラムカーネが失点するリスクを考えて今日は引き分け狙い。 そして次の西ドイツ戦に競り勝って予選リーグを突破する。 これが元々話し合っていた作戦だからな。」 クスタ「(…そうベルギー陣営は考えているのでしょうね。 ですが、それは私達にとっても利害の一致するところ。 勝率の低い格上2チームを連続して下しにかかるよりは、 ここは引き分けて西ドイツとの乾坤一擲の勝負にかける方がリーグ突破の可能性は上がるでしょう。 貴方達の目論見に乗らせてもらいますよ。)」 ラムカーネ「(飽きた。そんなことよりおうどんたべたい。)」 ベルギーとマレーシア、双方のリーグ突破に向けた戦略が一致したのだろう。 後半は両者ともに積極的な仕掛けを行うことはなく、淡々と試合時間が流れていく。 こうしてフランス国際Jrユース大会の開幕戦は大きな見所もなく0対0で終了したのだった。
[706]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:37:14 ID:vrRh8Ih2 @予選リーグB組第1試合 試合会場 ベルギーとマレーシアの開幕戦が引き分けに終わったの同時刻、 別会場で開催されていたイタリア対ポルトガル戦の試合もまた決着していた。 スバアアアァァ!! ピッピッピイイィィィ!!! 実況「強い〜!イタリア圧倒的です!ランピオン君の本日3得点目のゴールで4対0! そしで同時にホイッスルが鳴り試合終了ーー!! イタリア対ポルトガルの試合は4対0でイタリアの完勝!! 攻撃力不足を指摘されていたイタリアですが、戦前の懸念を完全に払拭する勝利を収めました!」 シャラーナ「くそ…完全に術中に嵌った。」 カルネバーレ「よっしゃあ!ナイスシュートだ!ランピオン! やはりお前が戻ってくると空中戦の強さが段違いになるな!」 ランピオン「ああ任せとけ!今日は互いに点を獲れたからな!俺達FWのコンビでイタリアを優勝に導くぞ! (そうだ…「アイツ」の不在による得点力不足など言わせない! このコンビで点を獲ってヘルナンデス達が守り切る。残った俺達がイタリアの強さを証明するんだ!)」 マンチーニ「(チームとして4対0の大勝。個人としても2アシストできた。 最高の滑り出しだな。だが次のアルゼンチン戦が正念場だ。次の試合も勝利に貢献するぞ!)」
[707]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:39:01 ID:vrRh8Ih2 @観客席 パスカル「元々のレギュラーだったランピオンの活躍が目立つけど、 序盤でイタリアが想定外の組み立て方をしたことが効いたな。 てっきり10番のコンティが軸になると思ったが、序盤はあのマンチーニって奴がゲームメイクをしやがった。 それでポルトガルの守備陣が混乱したことが、イタリアの先制点に繋がったぜ。」 ディアス「ハン!それでも攻撃は大したことねえよ。所詮ランピオン頼みのチームさ。 それ以上に厄介なのは守備陣だな。ヘルナンデスを中心に異常なレベルで統率が取れてやがる。 ポルトガルが4失点したのもあのDF陣に攻撃が完全に阻まれて、 焦って前がかりになった所できれいにカウンターを決められたことが原因だしな。」 パスカル「確かにな…。大丈夫なのか、ディアス?」 あのイタリアのDF陣の堅さは、崩すのに相当骨が折れるぞ。 さらに後ろにはヘルナンデスまで控えてるんだからな。」 ディアス「ハッハァ!誰に向かって言ってるんだよ、パスカル! 次の試合を楽しみにしてろよ。イタリア伝統のカティナチオ。 このディアス様が完璧に打ち砕いて、天才には組織の守備なんて意味がないことを見せつけてやるよ!」 こうして予選B組の試合はイタリアが守備の堅さを見せつけるとともに 当初出場を危ぶまれていたランピオンの見事なハットトリックによりポルトガルを4対0の大差で破ったのだった。
[708]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:40:31 ID:vrRh8Ih2 ----------------------------------------------------- 【予選リーグA組第1試合 結果】 ベルギー 0−0 マレーシア 得点者:なし アシスト:なし ----------------------------------------------------- ○予選リーグA組 成績表 勝ち 負け 引分 勝ち点 得点 失点 得失差 ベルギー 0 0 1 1 0 0 0 マレーシア 0 0 1 1 0 0 0 西ドイツ 0 0 0 0 0 0 0
[709]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:42:28 ID:vrRh8Ih2 ----------------------------------------------------- 【予選リーグB組第1試合 結果】 イタリア 4−0 ポルトガル 得点者:イ:ランピオン(3)、カルネバーレ アシスト:イ:マンチーニ(2)、コンティ、フレッド ----------------------------------------------------- ○予選リーグB組 成績表 勝ち 負け 引分 勝ち点 得点 失点 得失差 イタリア 1 0 0 3 4 0 +4 ポルトガル 0 1 0 0 0 4 −4 アルゼンチン 0 0 0 0 0 0 0 大会得点ランキング 3ゴール ランピオン 1ゴール カルネバーレ 大会アシストランキング 2アシスト マンチーニ 1アシスト コンティ、フレッド
[710]見上とかいう名監督:2015/10/04(日) 14:44:38 ID:vrRh8Ih2 ―ここでちょっと休憩。 これからポーランド戦のスタメンを決定していよいよ本番が始まりますが、 先に海外キャンプ終了後の全日本選手データと、 佐野が勝ってきた雑誌のポーランド評、見上様の戦力分析、最新のチームデータを張っておきます。 マッタリと出場選手をご検討ください。 〜サッカー雑誌評〜 ○ポーランド:総合評価C フォーメーション:4−4−2 ディフェンスタイプ:カウンター チーム紹介: 典型的な堅守速攻型のチーム。堅守を誇るGKのジャイッチが守り、 俊足マッハーが素早いカウンターを仕掛けるのが基本的な戦術となるだろう。 守備はDFはおろかMFもペナルティエリアー内を固めることが多く、 遠目から撃たせたシュートをジャイッチがセーブしてカウンターに繋げていく。 攻撃はほぼマッハー、トリプルのFW2人に頼り切る。マッハーのスピードが注目されるが、 もう一方のトリプルも強烈なシュートを持っており、フリーにするのは危険な選手だ。
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0ch BBS 2007-01-24