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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[241]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:23:59 ID:O8bUNuM2 G:妖怪の山ふもとに行き、焼き芋を無料で買いつつ秋姉妹達に会う。 鈴仙「――そういえば」 鈴仙はふと、ポケットに突っ込みっぱなしになってくしゃった紙切れを取り出した。 鈴仙「そういや、大分前の新聞にクーポンがついてたけれど。 これ、ぜんっぜん使ってないわね……」 それは秋姉妹(と反町)が妖怪の山ふもとで経営している焼き芋店の、無料チケットだった。 可愛い絵柄の静葉と穣子が笑顔で「来てね!」と言っているのが微笑ましくも涙ぐましい。 というか今もちゃんと経営しているのだろうか。地上げ屋さんとかに脅されてないだろうか。 そんな不安もあり、久しぶりに旧友と語らいに行きたい気持ちもあり、鈴仙は空を飛んだ。 ***** 穣子「落ち葉焼き〜〜芋! おいも〜〜〜♪」 静葉「は〜やくしないと……ウフフ……いっ……ちゃうよぉ……?」チャキッ 穣子「いっちゃだめぇ、お姉ちゃん! ていうか刃物でお客さんを脅しちゃ捕まるよぉー!?」 反町「(静葉さんのこのキャラ、もう治ったっていう設定じゃなかったか……?)」 鈴仙「――良かった。まだやってたのね、このお店」
[242]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:25:06 ID:O8bUNuM2 鈴仙の不安は、結論から言えば半分杞憂だった。秋姉妹の焼き芋屋は未だに存続していた。 ただし、さつま芋のシーズンであるにも関わらず、客はほぼ不在だったため、 「まだ」存続しているだけに過ぎないのかもしれないが。 穣子「もぉー! 久しぶりに来てくれたと思ったら。鈴仙って冷たいのね!」 静葉「まぁまぁ穣子。折角好意でやって来てくれたのだから。……おいくつですか?」 鈴仙「……あー。と言っても。私はチケットを使いに来ただけなのよね」 鈴仙はそう言って、くしゃくしゃになった新聞の切れ端を二人 ……いや、後ろで言いたい事も言えずに黙っている反町を含めると三人に突きつける。 秋の神々二柱と交際しているにも関わらず、彼はどこまでも謙虚だった。 穣子「あ! それまだあったんだ! 良いよ〜! ……はい、どうぞ!」 そうしている間に、穣子は元気よく鈴仙に焼き芋を一つ手渡してくれた。 流石に無料なだけあって、サイズは慎ましやかだったが文句は言えない。 そんな鈴仙に対し、間髪入れずに静葉は流暢にセールストークを始める。 静葉「……宜しければ焼き芋、他にも買っていきませんか? 滋養強壮、虚弱体質の改善にも繋がる、当店の栄養満点焼き芋。 身体の弱い子が食べたら、体力やフィジカルが、ほんの少しだけ強くなる! ……かも、しれないわよ?」 穣子「あくまでおまじない程度だけどね〜。鈴仙みたくタフな子が食べても、あんまし意味無いかも……」 反町「(買わないにしろ、俺達と雑談でもいいぞ! ……とか、明るく言えた方が男らしいのかなぁ)」 鈴仙「(ワイワイガヤガヤ……ってのは主に反町君のせいで違うけれど。 この三人。本当に仲良さそうで良いわねぇ……何と言うか、永遠亭のウサギ達並に癒しだわ。 ――静葉さんがたまにチャキって来そうで怖いけど)」
[243]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:28:19 ID:O8bUNuM2 静葉は三人の中でも特に親しげな様子で鈴仙に歩み寄り、 穣子も静葉程では無いが、素の性格もあって鈴仙に対してフレンドリー。 三人の中で、反町だけが一歩退いた様子で様子を見ているが……特段敵意がある訳でも無さそうだ。 鈴仙は三者三様の醸し出す雰囲気に若干気圧されながらも、三人に対してこう申し出た。 A:追加で焼き芋を買いたい。(更に買う個数で分岐)※焼き芋1個… 2 00円 B:三人と仲良く雑談したい。 C:「オータムスカイラブ」の原理について、話を聞きたい。 D:博麗連合に関する情報について、話を聞きたい。 E:三人に対し、最近何か変わった事が無かったか、話を聞きたい。 F:反町は結局静葉と穣子どっち派なのか、話を聞きたい。 G:その他 自由選択枠 鈴仙の所持金:1770 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *焼き芋(おいしい。食べたらガッツや競り合いが増えるかも?)を1つ入手しました。 *秋姉妹と反町の評価値がやや上がりました。
[244]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:31:57 ID:O8bUNuM2 ……と、言ったところで中途半端ですが、今日の更新はここまでです。 焼き芋については、一回につきひとつしか仲間に渡せない、という風にしたいと思います。 なので、安いからと言って7個も8個も買っても、逆に余ってしまうかもしれません。 明日はこのイベントを終わらせて、いよいよ決勝戦のミーティングに移ろうと思います。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[245]森崎名無しさん:2015/09/17(木) 00:33:14 ID:AHRUZGV+ なんだろう、この三角関係刺激しまくってギスギスさせまくって大変なことにしたい自分がいる G焼き芋は冷めるとまずくなる、この場で食べる
[246]森崎名無しさん:2015/09/17(木) 00:44:51 ID:DtFpwKZk B 乙です 決勝戦後も第三章に入るまでは狂気度使えるかな? 仮にドイツ戦はどういう扱いになります? やっぱり脳内試合はなしかな?
[247]森崎名無しさん:2015/09/17(木) 01:43:49 ID:0l12ms56 B
[248]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:40:39 ID:TcPu/oe2 こんばんは、更新していきます。 >>245 原作設定的にもありえそうですけど、たぶん大丈夫です。たぶん。 >>246 乙ありがとうございます。 狂気度等のパラメータは第三章で廃止されますが、それまでは有効です。 決勝戦〜第二章完までは2日分猶予があるので、狂気度が溜まれば脳内試合は可能です。
[249]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:41:56 ID:TcPu/oe2 B:三人と仲良く雑談したい。 鈴仙「……ところで。妖怪の山FCは今どうなってるのよ。 新聞を見る限りじゃ、例のブン屋(射命丸)が失脚してチームはクビ。今後外界へ追放予定! ……とか、色々穏やかじゃない雰囲気だったけれど」 穣子「天狗達の詳しい事情なんて、私達には良く分からないよ。 でも確かに、前よりも練習が楽しく無くなったなぁ。惰性でやってる感じっていうか」 静葉「元々天狗や河童や神々とか、色々な立場の人達を集めたのは、 射命丸さんの顔の広さと求心力もあったから。 今は副キャプテンの姫海棠さんが頑張って纏めようとしているけれど、正直、彼女じゃ力不足ね……」 反町「(実力的な意味で、俺にもキャプテン選出の声が上がったけれど。断ってしまったんだよなぁ……)」 焼き芋を買う気は無かったが、暫くは話を聞いていたい鈴仙は世間話を始める事にした。 我ながら若干セコい気もしたが、神が良いからか、単に能天気なだけか。 静葉達は何も言わずに雑談に付き合ってくれた。 穣子「実はさ。私達にも夢があるんだよね〜。――ね、一樹君?」 反町「……え、えっ!?」 静葉「穣子。言いたい事を言っても良いのかどうか、反町君が困っているわよ」 穣子「む、むぐぐ〜。お姉ちゃんに大人の余裕見せつけられた〜……。 ごめんね一樹君。でもほら最近一樹君って、言いたい事はもちろん、 言いたくない事とか言っても良い事まで言わない感じだったからさ」 鈴仙「(それって言いたい事を言わないっていうか、単なる無口キャラなんじゃ……)」
[250]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:43:13 ID:TcPu/oe2 反町「……ご、ゴホン。実は、その――新しくチームを作りたいと思っていて」 鈴仙「えっ、チーム?」 ここで今日初めて反町の声を聞いた鈴仙は、その内容についても少し驚き尋ね返す。 別に無口キャラでも無い反町は、会話に三点リーダをつけすぎる事も無く、 彼の――もしかしたら彼らの目標について、ごく普通に話してくれた。 反町「妖怪の山FCは、俺の実力を正当に評価してくれて、気の合う仲間も居て。 俺が前居たチーム――東邦学園と比べても、本当に素晴らしいチームだと思っていた。 だけど一方で、妖怪の山FCは大天狗達の政治的な思惑も大きく絡んだチームでもある。 だから、チームの設備は充実していたけれど、どこか息苦しい所もあった。 ……それは皮肉にも、俺が前居たチームでも感じた雰囲気だった」 静葉「――私達はほぼフリーランスの神様だったから、それほどでも無かったけれど。 それでもきっと、ストレスを感じる選手も結構居たと思うわ。 個人個人は仲が良いとしても、仕事だとそれだけの理屈じゃあ回らないもの」 穣子「だから、こないだ話してたんだよね。 私達三人で、一樹君の『皆でサッカーを楽しむ、和を大切にするサッカーチームを作ろう!』……って」 無口で気弱そうに見えた反町は、穣子の言葉を聞いて一転、力強く頷いた。
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0ch BBS 2007-01-24