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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[317]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:15:38 ID:??? 穣子「あっ! れいせ〜ん! きたよ〜〜!」 静葉「やっぱり、挨拶だけじゃあ名残惜しくって。……家財を質に入れてまで、応援に来たわ」 反町「(うう、今月も赤字だァ……)」 鈴仙「(家財を質に入れないと、チケットすら買えないんだ……。結構安かった気もするけど)」 ウサギが書いてある旗を振りながら、穣子は鈴仙に再度エールを送ってくれた。 元々妖怪の山麓に在住する彼女達にとって、モリヤスタジアムへ観戦に行くのは容易だった。 ……観戦する為のチケット代等を払えるかについては、困難もあったが。 矢車「お前、今俺を笑ったな?」 里人A「ひ、ひいいいっ!? 笑ってませーんっ! 俺達はただ談笑していただけで……」 矢車「談笑、だと……? ――ま、眩しいんだよ、お前は!!」 さとり「勇儀さん、ボディに一発入れといてください」 勇儀「ウス!」 グワッ、ドゴオオオオッ! 矢車「ぐわーーーーーっ!」 空「ほら見てお燐! あれが等速直線運動って言うんだよ! 矢車さんが一定の加速度で移動してるから、グラフを使えば変位だって一発で分かるよ!」 お燐「それは文系なあたいへの嫌がらせかい? ……っと、あ。病院のお姉さんだ〜。がんばれ〜」
[318]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:16:53 ID:??? 鈴仙「お疲れさま、お燐。……相変わらずあんたの所はマイペースねぇ。あんた含めて」 地霊殿サブタイレイニアンローゼスのメンバーもまた、チームで試合観戦へと向かっていた。 消し飛ぶ矢車を尻目に、どんな局面でも変わらぬ彼女達旧地獄の住民の騒ぎっぷりに辟易としつつも。 さとり「ふふ……」 鈴仙「(さとりさん、笑ってる。いつもは陰険なジト目しかしてない癖に……)」 さとり「――そこ。心の声が五月蠅いですよ」 鈴仙「しゃ、喋ってないのに理不尽っ!?」 ――変わる事の無い彼女達の気楽さに、ほんの少し妬ましさを感じる鈴仙だった。 パチュリー「……残念ね。決勝では感動的な師弟対決をしたかったのだけれど」 鈴仙「私も残念です(パチュリーさんの言う「感動的な」ってのが、どんなのか気になるけどね……)」 レミリア「私には貴女達が通る運命がとっくに見えてるんだけど。 それを言ったらツマラナイから敢えて隠しといてあげるわ」 咲夜「あの、お嬢様。今日の試合がどうなるか分からないのなら、先にそう仰った方が……」 レミリア「う、うるさいわね! ……オホン。兎に角、今日の試合、期待してるわ」 鈴仙「はい、ありがとうございます」
[319]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:18:00 ID:??? レミリア「ま、私としては霊夢にも活躍して欲しいんだけどね。どっちを応援するか、本当に悩ましい試合だわ」 鈴仙達が控室に入る前、最後に声を掛けてくれたのはパチュリーとレミリアを中心とする、 紅魔スカーレットムーンズのメンバーだった。 後一歩で惜しくも決勝戦を逃れた彼女達だったが、それに対する悔しさ等の感情は既にない。 負の感情を引きずるよりも、新たな楽しさに夢中になるべきだ。 それはレミリアらしい、ある意味では潔い強者の理論だった。 ――そして、鈴仙以外にもかつてのライバルと交流を深める者も居た。 チルノ「おい、そこのノッポ兎! あたいの弟子を名乗るからには、絶対負けんじゃないわよ! 白黒の『ファイナルスパーク』なんて、全然大した事無いに決まってるんだから!」 つかさ「――勿論よ。貴女から教えて貰ったガッツの力で、どんなシュートも防いでみせるから」 里人@「慧音さん、妹紅さん。貴女がたも頑張ってください。 貴女は永遠亭ルナティックスの頼れる壁であると同時に、我ら人里の住民にとっても希望の星なのですから」 慧音「勿論だ。……子ども達の希望となれるよう、精進する(――とは言うが。 今日の対戦相手はこれまで以上の強敵。果たして、今の私の力でどこまで行けるか……)」 妹紅「竹林でならず者同然の生活をしていた私に職と立場を与えてくれたのは、 人里の皆の理解と協力もあってこそ。今日は、恩返しのつもりで試合に臨みますよ」 慧音「(妹紅は妹紅で、凄い優等生的な台詞を喋っているが……。 ――人里の皆に、普段の妹紅と姫君との会話を聞かせたらどう思うだろうか)」
[320]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:21:40 ID:??? カグヤファン「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」 輝夜「だーーーっ! アンタ達は一体私の何だって言うのよ!? 私が一体何か悪い事をしたって言うの!?」 カグヤファン「おれならとれたな」 輝夜「何を!?」 カグヤファン「サイクロンでこい! カグヤ!!」 輝夜「撃てないよ!! 通用しないドライブシュートすら撃てないよっ!?」 ボール「カグヤ キミハマチガッテイルヨ ブルノガ タダシイヨ」 輝夜「間違いしかないよっ! ブルノさんとか、存在自体が間違いだよ!?」 てゐ「あのー、お師匠様。姫が嫌がってるんですけど、放置して良いんですかい……?」 永琳「……輝夜にも、良いお友達が出来たみたいで。 私としては寂しいけれど、下手に保護者が干渉する訳にもいかないし…」 佳歩「(こ、この方……! 人の心の機敏をイマイチ分かり切っていない……!?)」
[321]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:22:50 ID:??? 来生「ヒャッホーーーっ!」 スーッ、トン。ツーーーーーーッ ウサギC「す、すごい……! あのひと、ぼーるにのってどりぶるしてる……!」 ウサギD「す、凄いかなぁ……?」 ヘルナンデス「(くそっ。どうしてキスギはああも小さい女の子にモテるんだ。うらやまし……いや。ダメだ。 これ以上その事を考えたら、俺が、俺で無くなってしまうような。そんな気がする……!)」 ピエール「……はてさて。本当に面白い場所だな、ここは」 パスカル「ああ。練習設備や環境は正直、クラブチームよりは劣ってはいるが。 ――それでも、ここで過ごした半年は俺にとっていい刺激になったと思う」 早苗「ピエールさんっ! お喋りしてないで手伝ってくださーい! 人手アンド人手が足りないんです〜っ!」 ピエール「ああ分かった、すぐ行く!」 タッ…… パスカル「(――確かピエールって、守矢みらくるずのサッカーの助っ人として呼ばれたんだったよな。 ――何で試合が終わったのに、普通にボランティアとして働いてもいるんだ……?)」 諏訪子「(いやぁ、ピエール君って人選は結果的に絶妙だったねぇ。 サッカーの実力は勿論だけど、お人好しだから雑用とかでもこき使い易いし)」
[322]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:24:13 ID:??? 藍「あれ、君。良いスカウターを持っているね。自分で作ったのかい?」 霞「えっと、その……(これって、藍さんがかつて爆発させたスカウターを改造したんだったっけ。 怒られないかなぁ……)」 中山「――ああ、これは河童のバザーで売っていたのですよ」 藍「ほう、河童の……(彼が中山政男か。噂通りの品行方正な好青年だが……。 ――彼は果たして本当に、紫様のおっしゃる通り、幻想郷の秩序を破壊する異変の首謀者なのか?)」 霞「(中山さん、本当に頼りになるなぁ……)」 これまで出会った数多もの幻想郷の人妖が、その結果はどうあれ、 この大会の決勝戦について只ならぬ興味を示していた。 そんな楽園の未来を映すべき、未曽有の大一番たる試合が始まるまで、 時間は一時間と残されていなかった。 〜永遠亭ルナティックス控室〜 永琳「ゲームキャプテンは、今回も鈴仙。貴女に任せるわ」 鈴仙「……はい」 試合開始直前の最終ミーティング。 大まかな陣形や作戦について既に打ち合わせていた鈴仙達永遠亭ルナティックスは、 各選手の動きについて再確認を行い、最後に永琳が従来通り鈴仙をゲームキャプテンとして指名した所で終わった。
[323]森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:25:05 ID:??? カグヤファン「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」 ドールマン「カグヤのどこかにあたってくれ〜〜っ!」 漫画で発見した期待の(でくの棒的な意味で)大型新人も追加しておきますね
[324]森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:29:41 ID:??? 乙です 永琳「あの子が今さらあなたの奇行程度で惑わされるとでも?」 輝夜「それはイナバの経験を過小評価し過ぎね」 てゐ「私達を人間の常識程度でとらえてもらっては困るね。気が遠くなるほどの年月、あの手この手でいたずらしてきたからね」 佳歩「ぷるぷる……」 矢車「あいつ(鈴仙)、やはり地獄を見てきたか……」 中山「……」(同情の眼差し) ブルノ「俺には敵わないけどな!」 鈴仙「分かってるなら自重してください!」
[325]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:29:48 ID:dQNJ5iYo 輝夜「ホントは私がキャプテンなんだけどね。ゲームキャプテンって言うけど、 イナバなんて実質的キャプテン代理に過ぎないんだからねっ!」 てゐ「はいはい」 負け惜しみなのか自己アピールなのか、どちらにも取れない輝夜の念押しがあり、 チームは入場まで残り15分を持て余すのみとなった。 鈴仙「(……最後に何か、言っておきたい事はあるかな。 ――折角私が実質的キャプテンなんだし、 皆を締めるような一言でも言っておいた方が良いわよね。うーん。どうしようかな……)」 微妙に気まずい静寂の中、鈴仙はそれを打ち破るかのように、仲間達に向かってこう言い放った。 A:「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。 B:「私はまだ弱い。だけど、皆を信じる事ならできる。だからお願い、力を貸して!」ヒロインっぽく。 C:「私達の勝利は確定的に明らか。だから自信を持って全力でぶつかるのよ!」強気にいく。 D:「博麗連合は個々の力は強いけれど、チームワークなら私達の方が上よ!」チームワークを強調。 E:「永遠亭ルナティックス出撃! 月見の準備をするのよ!」敢えて笑いを取る。 F:「幻想郷サッカーの伝統を凌辱するわよ!」凌辱発言! 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[326]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:32:18 ID:dQNJ5iYo …と、いったところで一旦ここまでです。続きは投票が入り次第、また夕方〜夜ごろに再開します。
[327]森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:33:48 ID:+hrKhmNw A
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0ch BBS 2007-01-24