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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[335]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:28:23 ID:VL8Z4LzM A:「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。 鈴仙「――よし、いこう! いこうぜ、みんな!!」 チームメイト「「「「「 お う ! ! ! 」」」」」 鈴仙は気の利いた演説を色々考えた結果、結局何も思いつかなかったので、 勢いに任せて全力で号令をかけるだけにした。 それに対し、ルナティックスメンバーも全力で応えてくれた。 鈴仙にとっては、それだけで充分だった。そして――。 ***** 〜妖怪の山モリヤスタジアム・フィールド〜 実況「……さあ〜! 試合開始まで残り5分に迫ってきました、 幻想郷サッカー史上最大にして最高の大一番! 全幻想郷選抜大会の決勝戦! 王者・博麗連合2015対! 挑戦者・永遠亭ルナティックス!! 幻想郷中は勿論、冥界や旧地獄、天界、更には外の世界をも巻き込んだ、前代未聞の大規模大会! 全16チーム、スタメンだけでも計176名もの有名無名選手が集ったこの争いの頂点が! 今! この場にて決まるという歴史的局面! ここに集まった約一万もの人間、妖怪、妖獣、神霊、神、その他種族! あなたがたこそが、その歴史の証人となるのです!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」 実況「――さあ……そして! 今選手が入場してきました! 幻想郷の頂点を争う22名の登場です! まずは先に、永遠亭ルナティックスのスターティングメンバーを紹介いたします。 FWに鈴仙選手と佳歩選手、MFにパスカル選手、永琳選手、てゐ選手、中山選手。 DFに慧音選手、妹紅選手、霞選手、つかさ選手。GKの輝夜選手がキャプテンですが、 実際は鈴仙選手がゲームキャプテンとして動くようです。 DFをペナルティエリア側に詰め、MFをダイヤモンド型にした、4−4−2の布陣で戦います。 次に選手を個人別に見ていきましょう!!」
[336]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:30:06 ID:VL8Z4LzM 実況「――まずはFWの鈴仙選手! 彼女は今大会にかけて大きく成長した新進気鋭のストライカーで、 これまでに12ゴールを挙げ、レミリア選手に次いで得点王争いで2位につけています。 彼女の持ち味は何と言っても、仲間と力を合わせたコンビシュートの爆発的威力! 今日の試合の見所は、鈴仙選手達のスーパーシュートが、森崎選手にどこまで通用するかになりそうです」 鈴仙「(ううっ。改めてこう紹介されると照れるっていうか、緊張するなぁ……。でも、やるしかない――のよね)」 実況「佳歩選手は鈴仙選手の相棒として名を馳せ、これまでも小回りの利いたドリブルやシュートを活かし、 ルナティックスにおけるセカンドストライカーの地位を確固たるものとしています。 聖徳ホウリューズ戦では、『真実の友情』の発動役としても活躍した事もあり、彼女も要警戒選手の一人です!」 佳歩「(私がただのウサギAだった時から、遠くまで来ちゃったなぁ。……でも、これがゴールじゃない。スタートなのよ!)」 実況「この試合、トップ下として登録されたのはパスカル選手です! 一見すると意外な人選にも見えますが、彼の特長はFW・MF・DFなんでもこなせるプレーの柔軟さ! 『オールドタイプ』とも称される視野の広さも相まって、司令塔としての仕事をキッチリこなしてくるでしょう!」 パスカル「(こんな紹介されてるのをディアスに知られたら、腹を抱えて笑われそうだが。いい土産話にもなりそうだ)」 実況「右サイドハーフとして暗躍するのは、皆さまご存じの天才・八意永琳選手です! 圧倒的なドリブル突破力に万能的な能力値、そして月のファンタジスタたる独創的な動きで、 博麗連合の攻撃をどこまで食い止め攪乱してくれるか、今からその活躍が楽しみです!!」 永琳「(……色々と考えるべき事もあるけれど。今はとりあえず、この試合を楽しませて貰いましょうか)」 実況「左サイドハーフを守るのは、これまた曲者の因幡てゐ選手! MFとして万遍無く高い能力と高いパス力は勿論厄介ですが、彼女は鈴仙選手の超必殺シュート、 『インビジブルデューパー』の発動役としても有名! 試合の隠れたキーパーソンです!」 てゐ「(隠れた実力者的な扱いは好きだけど、ちょいと目立ちすぎちゃったかなぁ。なんてね)」
[337]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:31:27 ID:VL8Z4LzM 実況「ボランチを任されたのはやはりこの人、中山選手です! 今大会での出場回数は守矢みらくるず戦と聖徳ホウリューズ戦の2回のみと少ないですが、 その圧倒的な実力の高さは皆さまご存じのとおり! 霊夢選手との頂上対決の行方が気になるところです!」 中山「(森崎、見ていろよ。俺が選んだ道を。俺が切り開いた運命の結果を)」 実況「ディフェンスラインの指揮役として活躍するのは、上白沢慧音選手! バランス良く高いDF能力と冷静で的確な判断力で、最終ラインの統率には定評があります。 今日の試合、博麗連合からの失点を防ぐには彼女の力が必要不可欠でしょう!」 慧音「(統率力への評価は嬉しいが、裏を返せば実戦での実績が少ないという事だ。今日は実戦でも活躍したいが……さて)」 実況「ブロッカーとして近日、大きな評価を得ているのがCBのつかさ選手です。 ガッツに溢れる『ソウルブロック』や『顔面ブロック』で、幻想郷の強豪選手のシュートを防いで来た彼女。 必殺シューターが非常に多いこのチームにおいて、つかさ選手のブロックはまさしく生命線です!」 つかさ「(Dちゃんと一緒に出られなかったのは気がかりだけど。……見ていてね、私のガッツを)」 実況「藤原妹紅選手は幻想郷きっての弾き返し屋! これまで様々なダイレクトシュートをクリアして来た彼女はまさしく、空からの敵を決して逃さぬ無敵の不死鳥です! オーバーラップやセットプレイからのミドルシュートにも優れているため、要所要所での活躍に事欠かないでしょう!」 妹紅「(長く生きて来て、こういう俗世的なスポーツには枯れたと思ってたが。中々どうして、サッカーはこうも奥深い)」 実況「4人目のDFは因幡霞選手! 全体的にオールラウンドな能力値を持ち、 これまでもルナティックスのポジションの穴を埋めて来ましたが、最近になりパスの精度を中心に急成長! 最終ラインからの『ピンポイントパス』は、ルナティックスを救う、一発逆転のトリガーとなるかもしれません!」 霞「(今日の私達の勝率は……ちょうど50%。勝つか負けるか分からないけれど、それが勝負だもの、仕方ないね)」
[338]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:33:15 ID:VL8Z4LzM 実況「そしてゴールキーパーを務めるのは蓬莱山輝夜選手! セービングにあたり他人の助けを得ている、一対一で不利になるとゴールを投げ飛ばすなど、 熱心なサッカーファンからは碌な評判を聞かない彼女ですが、実力と人気は一流! 単なるマスコットではありません!」 輝夜「(なんか私の紹介だけ酷くない……? いや、事実なんだけどさ、ほら、もっと言い方があるって言うかぁ……)」 実況「そして……博麗連合の方も準備が整い、今選手が入場してきました! 博麗連合は準決勝の時と同じく、ハクレイタイプを軸にした4−3−3の陣形で勝負を挑みます。 FWには魔理沙選手、小町選手、そして一段下がったウイングの位置に針妙丸選手。 MFにはキャプテンの霊夢選手、衣玖選手、アリス選手。DFには萃香選手、天子選手、中里選手、玄爺選手。 GKにはあの森崎有三選手が入るようです!」 ――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 鈴仙「うわっ、歓声が更に三割増しになった! ……やっぱり、人気の面では博麗連合には負けるわねぇ」 中山「観衆は何だかんだで強者を好むからな。何、気にする事は無いさ。きっと試合終了後には評価がひっくり返ってる。 ……さ。選手の紹介でも改めて聞いておこうか」 実況「GKの森崎選手は外界から連れられて来た人間ですが、 キーパーとしての実力は外界でもナンバーワンであり、現に幻想郷においても吸血鬼や鬼など、様々な強豪を下してきました! また、ドリブラーとしても世界トップレベルであるため、オーバーラップによる攪乱も馬鹿にはできません!」 森崎「(本当はもっと褒めちぎって欲しかったんだがな。ま、これも試合が終わるまで辛抱だな)」 実況「玄爺選手は博麗連合に昔から所属する由緒正しきブロッカーです。 過去最高とも言えるメンバーを加えた、今回の博麗連合において彼の実力は最下位ですが、 それでもいぶし銀あふれるプレーで、古参のファンを喜ばせてくれるでしょう!」 玄爺「……………!」グッ
[339]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:35:56 ID:VL8Z4LzM 実況「中里選手は外界では絶滅した、ニンジャという種族の生き残りです。 分身、変わり身、縮地……様々な忍術を活かした器用なプレーは博麗連合にとって、縁の下の力持ち! 永遠亭ルナティックスは今日の試合、彼の動きにどこまで着いてこれるでしょうか!」 中里「(外の世界でスポーツ忍者となる夢こそ敵わなかったでゴザるが。こうして森崎とまたサッカー出来るのは、僥倖でゴザった)」 実況「天子選手は天界からの参戦です! 天人特有の固さを活かしたディフェンスも脅威ですが、 オーバーラップからの強烈なミドルシュートもまた、彼女の恐ろしさであります! また、性格的にも中々の暴れ馬という事もあり、博麗連合の攻めの起爆剤となる事は間違いないでしょう!」 天子「は? 私を馬なんかと一緒にしないで欲しいわね。馬鳥だったらギリ許すけど」 実況「博麗連合のDFに立ちはだかる大きな壁。それこそがCBの萃香選手でしょう! 準決勝戦でも見せた強烈なカウンターシュートは勿論の事ですが、クリアやタックルなど、その他守備についても本職顔負け。 更には森崎選手が体力切れとなった際のGK出場の可能性についても気になります!」 萃香「(さーてと。鈴仙……だったけか。お前のシュート、どれだけのモンか見せて貰うよ)」 実況「3名の精鋭を並べる博麗連合のMF。左サイドハーフを務めるのは衣玖選手です。 ボランチが本職の彼女ですが、空気を読んだ独特のパスには定評があり、 影のゲームメイカーとして活躍出来るポテンシャルは十二分に秘めております!」 衣玖「(この試合が終わったら、溜まってた有給でも消化しましょうかね……)」 実況「反対側、右サイドハーフを守るのはアリス・マーガトロイド選手! 彼女の人形細工のように緻密なパスやパスカットは勿論ですが、 オフサイドトラップやファストブレイクなど、様々な戦術でもルナティックスを苦しめてくれるでしょう!」 アリス「(フフフ……この大会で知名度を上げて、そして……友達を100人作るのよ!)」
[340]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:38:45 ID:VL8Z4LzM 実況「中央にどんと陣取る、博麗霊夢選手についてはもはや説明不要でしょう! 絶対的な万能性を持つ幻想郷のスーパーシューティングプレイヤーたる彼女は既に、 5ゴール6アシストと圧倒的な実績を残しております。彼女は――強い!!」 霊夢「(「強い」……かぁ。昨日の準決勝でも思ったけれど。強いって一体何なのかしらね)」 実況「ハクレイタイプでは、MFとFWの間に選手がウイングとして入り、そのポジションの選手が 攻撃面で大きな役割を果たすと言いますが……そのウイングとなったのが、この少名針妙丸選手です! 小さい身体に大きなパワーを秘めたプレーで、ルナティックスの守備を切り刻んで駆逐していく事が期待されます!」 針妙丸「小さいけれど、舐めて貰っちゃ困るんだからね!」 実況「不動のポストプレイヤーとして、静かな人気が出ている小野塚小町選手。 元々はパスとミドルシュートを兼ね備えたバランス型のFWでしたが、今大会でプレースタイルを大きく変えました! その結果が吉と出たか凶と出たかにつきまして、これまで彼女が5アシストもの実績を上げ、 アシストランキングでパチュリー選手、霊夢選手に次ぐ2位にランクインしている事から読み取れるでしょう!」 小町「(ふああ……森崎が寝たりしたら、あたいも隠れて添い寝させて貰おうかな。眠いし)」 実況「そして最後に紹介するのは……幻想郷の元祖ストライカー! パワー溢れる必殺シュートで、多くの人妖の心をわしづかみにして来たスーパーヒーロー! 霧雨魔理沙選手です! 先日の試合では、シュートを撃って倒れるという素振りも見せましたが、 元気に入場しているこの様子を見ると、今日も『ファイナルスパーク』に期待が持てそうです!!」 魔理沙「(なけなしの素材をはたいて、半ば禁呪めいた痛み止めを打っといたからな。……ま、試合終了までは持つだろ)」
[341]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:39:56 ID:VL8Z4LzM 鈴仙「(魔理沙……やっぱりあんたも試合に出るのね。今日の試合が、自身のサッカー生命の終了を告げるとしても。 あんたは一瞬でも、閃光のように輝き続ける事を選んだ……と、いう事かしら)」 アナウンスによる紹介が終わると、観客達の歓声は更にもう一段階大きくなる。 キックオフまで、残された時間は本当に僅かとなっていた。 そしてそんな中。最後に紹介された魔理沙の決然とした視線を、鈴仙は食い入るように見つめていた。 自分がもし同じ立場だったら、彼女のように強く居られるだろうか、鈴仙には自信が無かったからだ。 魔理沙「………」 スッ……。 その際、視線がたまたま合った事が理由だろうか。 そして、コイントスをする為、霊夢と輝夜がそれぞれセンターサークルへと向かったのを見計らって、 魔理沙は鈴仙に一歩歩みより、こう口を開いた。 魔理沙「……よう、うどんげ。悪いけど今日の試合、お前には負けて貰うぜ。 チームとしての勝敗は勿論、FWとしての戦いにおいても、な」 鈴仙「……いきなり、ずいぶんなご挨拶ね」 魔理沙「悪いな。だけど、お前と違って私は色々と忙しいんだよ」 いつも通りの不敵で皮肉っぽい攻撃的な笑みを浮かべる魔理沙だったが、 彼女がそうも今日勝ちたがる理由をおぼろげに知っていた鈴仙は、 決して彼女が安い挑発や罵倒の為にそう振る舞っている訳では無いと知っていた。 鈴仙「(魔理沙……)」
[342]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:44:34 ID:VL8Z4LzM 鈴仙は魔理沙とそこまでは親しく無いが――ライバルとして、掛けるべき言葉が全くない訳は無い筈だ。 そう思って、鈴仙は言葉を選びつつ……魔理沙に対してこう答えた。 A:「私にも目標がある。負けられないのは、こっちだって同じよ」闘志を籠めて返す。 B:「私はあんたほど強くないかもしんない。だけど、負ける気は毛頭ないわ」強気に返す。 C:「……深くは突っ込まないわ。ただ、良い試合にしましょう」あくまで試合だと言う。 D:「あんたが森崎有三ね、負けないわよ!」魔理沙を無視して森崎に話しに行く。 E:「ガチョーンっ!」一発ギャグで相手のペースを崩す! F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[343]森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:46:27 ID:8bplPLSg A
[344]森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:46:58 ID:rCLYxtPM A
[345]森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:48:50 ID:VtMbEXd2 Fそう、がんばってね
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0ch BBS 2007-01-24