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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[769]森崎名無しさん:2015/11/27(金) 21:26:07 ID:??? いつもお疲れ様です。 それにしても、「博麗戦が終わったらスピーチ原稿は俺に任せろー」 などと思っていた私の姿はお笑いでしたw 毎日毎日どんな展開になるか、今森崎版で一番楽しみにしています。
[770]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 01:44:37 ID:??? こんばんは、更新しよう…と思ったのですが、今日は帰りが遅かったので、明日にしようと思います。 明日も夜から用事があるので、お昼から夕方まで更新出来たらな、と考えています。 >>768 乙ありがとうございます。 ストーリーがダレないよう色々考えていたつもりだったので、そう言って頂けると嬉しいです。 >>769 労って頂きありがとうございます。 優勝スピーチについては…すみません、すっとばしてしまいました(爆) 大会後の余韻を味わってもらう為にも、スピーチは入れた方が良かったかもですね…。 楽しみにして頂いて本当にありがたいです。お蔭で毎日、適度に楽しく書かせて頂いております。 それでは、皆さま、また明日宜しくお願いします。
[771]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:29:54 ID:lcTHLfNs 〜大会19日目・午前・固定イベント〜 【嵐の前の静けさ】 〜永遠亭・居間〜 鈴仙「……おはよう」 てゐ「おはよ、鈴仙。新聞見た? 何だか色々カオスってるよ、これ」 昨日あれだけの事がありながら、鈴仙は規則正しい時間に目覚めた。 習慣の恐ろしさに鈴仙は戦慄しつつも、てゐが魅せてくれた新聞に目を通す。 そこにはルナティックスの優勝と鈴仙のMVPを称える記事で埋め尽くされて…はおらず。 鈴仙「――【博麗大結界、崩壊】。【流入する外界のテクノロジー】。【妖怪の権威はどうなる】。 【天魔を中心に緊急警戒態勢発令】。【ヒューガー、商機狙う】。【八雲の大妖、乱心か?】 ……あ、【大会はルナティックス優勝】」 霞「他の新聞も同じ感じです。サッカーに関する記事は殆どありませんでした。 これまで百数十年間保たれて来た結界が崩壊したとなれば、当然の事だと思うんですけど」 ウサギC「ふ〜ん。でもさ、ほんとにけっかいはほ〜かいしたの〜?」 佳歩「ホントだと思う。さっき空を飛んでみたら、殆どはいつもの竹林だったんですけど。 遠くの地平に、見覚えのない建築物が幾つも建っていて」 中山「――話を聞くにそれは間違い無く、外の……俺達の世界の高層ビルだった」 つかさ「私達の幻想郷は、一体どうなるんでしょう……」 ウサギD「つかさちゃん、怖いよぉ……」
[772]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:31:18 ID:lcTHLfNs 幻想郷はいよいよ本格的に、サッカーどころの騒ぎでは無くなっている様相だった。 今はまだ目に見えた実害は表れていないようだったが、 外界――今やそう呼べるかも疑問だが――の住人達が、この地の存在に気づくのは時間の問題に思えた。 鈴仙「……そう言えば、次の大会の話については?」 パスカル「いや。そこは間違い無く敢行されるようだ。 これより半年後、この幻想郷に世界中のサッカー選手を集めて、世界大会を開催する。 そして、幻想郷も選抜選手を集めてその大会に参戦するという旨が、改めて新聞に書いてあった」 霞「私の調査によると、およそ人里の人間と周囲の妖怪達全てが認知出来る手段で、 その事は周知されているようでした。……八雲紫は、本気のようです」 輝夜「……アレ? でも、結局その『幻想郷選抜』って誰になったのよ?」 朝食の カレーパン を食べながら、外界発祥らしい板状の画面を眺めていた輝夜が不意に口を開く。 永琳「――幻想郷選抜は、先の大会結果を見ながら、今から2日後。 大会開始から数えて21日目の朝に発表されるそうよ」 永琳がそんな輝夜に口を挟んだ。そして即座に鈴仙に対して言外の視線を向けた。 鈴仙はそれで、昨夜永琳と交わされた事務的なやりとりを思い出す。 鈴仙「――(……昨日の夜、私が道を決めた後に師匠から示された、旅立ちの日。 それは、全幻想郷選抜メンバーの決定日だった。師匠の話では、 私がこうしている間にも、スカウトが内々にメンバー候補との調整を行っているらしいけど……)」 鈴仙は自らの判断で道を進む決意をしたが、 その周囲には依然、鈴仙が知らない多くの人物が携わっているようだった。 *第二部で鈴仙の仲間となるプロジェクト・カウンターハクレイのメンバーは、 第二部開始直後に、プレイヤーにより選定されます。(鈴仙が積極的にスカウトする必要はありません)
[773]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:32:58 ID:lcTHLfNs 〜大会19日目・午前・特別イベント〜 【鈴仙と秋姉妹。永遠の秋夢特訓!?】 ??「すみませーん! 鈴仙さんいますか〜!?」 大会優勝後の朝でありながら、社会情勢の大きな変化もあり、どうにも盛り上がれない永遠亭の面々。 その重苦しい空気をぶち壊すかのように、カラっとした秋晴れのような声が鳴り響いた。 鈴仙「……え、私!?」 永琳「……行って来なさい、ウドンゲ」 永琳に促されて、鈴仙は玄関へと向かった。 ガラリと戸を開けると、声の主は鈴仙にハグせんばかりの勢いで飛びついて、 穣子「れいせ〜ん! 私達にサッカー教えて〜!」 ――と、突然にも程があるお願いをして来た。 *** 鈴仙「……成程ねぇ。こっそり特訓して上手くなって、反町君に追いつけるような選手になりたいと」 静葉「ええ。二人だけで特訓をしていても、どうしても上手くいかなくて。 ……恥ずかしいのだけど、私達には他に頼れる人も居ないから」 穣子「それに、今は天狗も河童もみ〜んなてんやわんやだし。 天狗は絶望的な意味で。河童は希望的な意味でだけどね」 鈴仙「成程ねぇ……天狗としては、これまでの封建的な社会の危機だし。 逆に河童としては、偉そうな鬼や天狗の支配を抜け出して、自由に外界の技術を研究できるんだから。 今回の一件にしても、色々な層が出て来て混乱するのも当然か」
[774]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:34:14 ID:lcTHLfNs 静葉「ウフフ……終わりよ。世界の終わりなのよぉ……?」チャキッ 穣子「死なないでぇー、お姉ちゃん!?」 静葉「……あら。このカッターナイフは護身用よ? 結界の崩壊即ち世界の終わりと思って、暴徒化する妖怪が出て来るかもしれないじゃない」 穣子「なーんだ、良かった。それなら安心だね!」 鈴仙「(カッターナイフで護身を図る神様って……)」 鈴仙達はとりあえず場所を変え、永遠亭横の特設サッカーコートに移動した。 普段の茶番を交えながら、秋姉妹は特訓の理由や、妖怪の山の事情を話してくれるのだが、 肝心の二人にはどうにも緊張感が無いようにも思える。 ――しかし、それは穣子の次の言葉で打ち消された。 穣子「――このままだったら、天狗に保護されてた一樹君も、どうなるか分からないじゃない」 鈴仙「……え」 元気いっぱいの穣子の表情が突然暗くなる。静葉も儚げな笑顔を崩さぬままに頷き続けた。 静葉「先の大会結果。そして結界の崩壊により、これまで幻想郷中に溜まっていた 人間や弱い妖怪達の鬱憤は、爆発しようとしているわ。 八雲紫を含め、幻想郷を守り続けた賢者達は次の大会で全幻想郷チーム優勝さえすれば、 かつての幻想郷の秩序が再確認され、全てが丸く収まると考えているようだけど……。 ――彼女達は、その間に発生する争いや犠牲については、恐らく何も考えていない」 穣子「それでも、人々に大きな影響を与えるサッカーが上手だったら、 弱い神様や人間でも、ある程度は一目置かれるかもしれない。 ――少なくとも、ヒドイ扱いを受けたりって事は減る。だから、私達は上手くなりたいの。 自分達は勿論、これまで言いたい事も言わずに私達を支えてくれた、一樹君を守るためにも……!」
[775]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:35:32 ID:lcTHLfNs 鈴仙「二人とも……。そんな気持ちがあったのね。知らなかったわ、ごめんなさい」 鈴仙は思わず頭を下げる。そして、これまで大きな展望を掲げてはいたものの、 秋姉妹達のように、今実際に苦しみ奮闘している幻想郷の住人の存在を失念していた事を恥じた。 鈴仙「――分かった。私も練習に付き合うわ! ……でも、具体的にどんな事をして欲しいの?」 穣子「えっと、そのぅ……」 静葉「大変厚かましいお願いなのは承知だけど。鈴仙には、私達を二人をコーチングしてくれたら嬉しいの」 静葉と穣子は申し訳なさげにそう申し出る。 静葉「私達はオータムスカイラブを起点とした、爆発的なプレーに長けているわ。 でも、基本的な総合力が低すぎるせいで、ハッキリ言って今の幻想郷サッカーには着いて行けてない」 穣子「スカイラブ無しの個人の実力はもっと悲惨だよ。一応私はブロックが得意で、お姉ちゃんはパスが得意だけど。 ――永遠亭の名無しだったウサギさんにも負けてるよぉ……」 鈴仙「(つまり、単体だったら静葉さんは霞以下。穣子はつかさ以下なのね……)」 しかし、話を聞くに二人の問題は切実であるように鈴仙は感じた。 確かに、これから先二人が幻想郷サッカー界で活躍するには、もうひと押し、あるいはふた押しが必要となる。 静葉「――でも。鈴仙も折角の時間を自分の特訓に使いたいわよね。 それなら、私達も無理にコーチングを求めたりはしない。邪魔はしないから一緒に練習してくれるだけで良い。 もしくは、私達の内どっちか一人を重点的に見てくれる、という方法にして貰っても良い。 ……お願いしている立場だもの。やるかどうかは鈴仙にお任せするわ」 鈴仙「は、はい……」
[776]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:44:47 ID:lcTHLfNs 鈴仙はそう言われて迷った。どういった方法で、この二人と練習を積むべきか。 鈴仙「(――秋姉妹は幻想郷の中では下から数えた方が早い弱小選手。 だけどその分、全幻想郷選抜は勿論。その下位組織のリアル・幻想・セブンに選ばれる可能性すら低そう。 だからもしも、ここで二人を鍛えておけば。後々、私が率いる事になるプロジェクト・カウンターハクレイの一員として、 彼女達は活躍してくれるかもしれない。そう言った意味では、ある意味先行投資にもなるかもだけど……)」 鈴仙は少しだけ考えて、こう申し出る事にした。 A:鈴仙も秋姉妹と一緒に特訓する。(通常通りの特訓メニューです) B:鈴仙も一緒に特訓しつつ、穣子を重点的にコーチングする。(静葉は通常通り、穣子の成長度増、鈴仙の成長度は減) C:鈴仙も一緒に特訓しつつ、静葉を重点的にコーチングする。(穣子は通常通り、静葉の成長度増、鈴仙の成長度は減) D:鈴仙が秋姉妹二人をコーチングしてあげる。(鈴仙は成長しませんが、秋姉妹二人の成長度が増) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *成長度増(減)とは、「普段の特訓時の判定を基準に、結果表が一段階上に(下に)なる」事を指します。 *特訓時のルール・判定テーブルは、http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1440515816/106を参照。 なお、特訓時において、52を越える能力値については成長しません。 (これまで通りのルールですが、久しぶりの特訓なので再掲しました) *鈴仙の能力値・必殺技は>>2を参照。秋姉妹の能力値はマスクドですが、傾向としては http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1381414268/839で、全能力を+2した感じです。
[777]森崎名無しさん:2015/11/28(土) 15:46:39 ID:GviWbOt2 D
[778]森崎名無しさん:2015/11/28(土) 15:47:20 ID:a58xCKuc D
[779]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 16:05:08 ID:lcTHLfNs D:鈴仙が秋姉妹二人をコーチングしてあげる。(鈴仙は成長しませんが、秋姉妹二人の成長度が増) 鈴仙「(――秋姉妹は成長の余地がありまくりだけど、逆に私自身の成長は伸び悩んでる。 だったらここは、二人をコーチングした方が良いのかもしれないわね)……分かったわ。 それなら私が、二人の特訓を見てコーチングしてあげる! ……腕は保障しないけどね」 静葉「……本当に良いのかしら? 私達に恩を売っても、焼き芋位でしか返せないけれど」 穣子「事実だけど悲しいよ、お姉ちゃん……。私達一応神様って体なのに……」 鈴仙「(体って……)――ま、まあ。折角だし時間も惜しいじゃない。さっさと練習始めましょ!」 色々な意味で寂しげな二人の背中を叩いて、鈴仙は明るく特訓を主導し始める。 そして――。
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0ch BBS 2007-01-24