※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】
[704]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/13(日) 23:24:26 ID:??? ★どうなる弘世様→ ダイヤJ ★ ダイヤ → (ずっと女同士、友達としてやり直したいと思ってたんだから) 友愛 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 弘世 菫 「そうだ、私は――君にまた逢って話をしたかったんだ」 スイと出てくるスマートフォンには、ジャラジャラとした装飾品は一切なく。 保護を目的として付けられたであろう外装は、薄紫のスミレがあしらわれた瀟洒なもの。 弘世 菫 「良ければ、連絡先を交換して欲しい。 恋人じゃなく――友人としてやり直したいんだ」 君代 命 「――喜んで!」 現代っ子らしい手際の良さを互いに見せ、連絡先を手早く交換。 彼女の真面目さはこんなところにも現れているようで、 すぐに連絡先が間違っていないかどうか、確認のメッセージが届く。 君代 命 「心配せずとも、届きますって」 弘世 菫 「わかってはいるが、心配なんだよ」 目を逸らし、隠すように彼女が何事か言ったように思えた。 けれど、私はそれを聴き取ることは出来なかったのですけど。 弘世 菫 (もう逢えないかもしれない君と、些細なミスで連絡が取れない――。 なんてことは避けたかったからな) ボソ
[705]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/13(日) 23:45:06 ID:??? ……… …… … 私が東京を出て、長野に来てから何をしていたのか。 弘世さんが西武白糸台で、2年生と1年生をまとめつつ3年生を立てる苦労。 お互いのサッカーについて――空白の期間があった分、話すことはいくらでもありました。 私が自販機で買ったコーヒーを啜り、弘世さんが 豚骨スープ を買って来て飲み。 今までの事を話しているのは、すごく新鮮で――楽しい時間でした。 「なぁ……あの2人、どっちもレベル高いな」 「長身美麗のヅカ系美人に、活発そうな中性系の取り合わせか……」 「声かけてみようぜ」 「やめとけ、ありゃ付き合ってるように俺には見えるね」 「マジか……」 弘世 菫 「む……」 君代 命 「どうかしましたか?」 観衆の目を集めていることに気づきもしない、 その無自覚さを微笑ましく思いながら、彼女を護るように席を立つ。 弘世 菫 「なんでもないさ、なんでも。 そろそろここを出ないか、ここは少し寒いよ」 君代 命 「それもそうですね」
[706]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/13(日) 23:54:24 ID:??? 少しだけ、ぶるりと震える彼女。 観客席から下りて外に出れば、それもいくらか和らいだ。 決勝戦を控えた彼女の体を冷やして、風邪なんて引かれたら悲しい。 弘世 菫 「そうだ――明々後日、決勝戦の日まで私を泊めてはくれないか?」 思い出したように、弘世さんが提案した。 泊めて欲しい――2泊3日、決勝戦の日まで。 弘世 菫 「どこかのホテルにでも泊まろうと思っていたが、君が泊めてくれるなら助かるんだ。 ――流石にホテル代は、高く付くからな」 君代 命 「私達中学生ですもんね…… 寝る所ならありますけど、私の家は神社ですよ?」 私の家が神社である――と告げると、少し驚いたような表情を浮かべる。 けれども、すぐに何か納得したように頷いて口を開く。 弘世 菫 「構わないさ、君さえ良ければ是非泊めて欲しい。 率直に言えば、私は君に助けて欲しいんだ」 君代 命 「あ、構わないですか。 そうですか……」 ムー 家が神社であると言うと、 興味を持たれるか引かれるか――そのどちらかでしたが。 弘世さんの反応は、そのどちらでもない感じで。
[707]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/13(日) 23:58:30 ID:??? 君代 命 (私が神社に住んでるって聞いて、弘世さんみたいな反応をするのは初めてですね) ちょっと考え、私が出した答えは――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― どうしますか? A 「いいですよ、泊まっていって下さい」 (決勝戦の日まで "弘世 菫" が常に同行します。 もちろん利点も多いですが、欠点も存在します) B 「申し訳ありません、決勝戦までは私の時間も欲しいので……」 (宿泊を断り、一人での行動が可能となります。 この場合でも"弘世 菫"は決勝戦まで長野に滞在します) C その他(内容も添えて下さい) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 先に【2】票入った選択肢が採用されます。 (IDが確認出来るように投票してください、それ以外ではカウントされません。
[708]森崎名無しさん:2016/03/13(日) 23:59:50 ID:hRBdVDus A
[709]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/14(月) 00:01:35 ID:??? >>702 いいよね無茶振り いいよね出来る範囲でのアレンジ ふーちゃんがガチギレしそう(ワクワク >>703 なぁに ボスの家をサイクロンで吹き飛ばされるより まだマシさ ワタシ すーみん書くの 楽しいデース! でも別人って言われるとうn……ってなる いいよねなんでも百合おじさん よくない
[710]森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:03:00 ID:mqzfUtwo A
[711]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/14(月) 00:05:55 ID:??? 即Aに決まった…… こわい……(ウォーズマン並みの感想)
[712]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/14(月) 02:06:16 ID:??? A 「いいですよ、泊まっていって下さい」 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 弘世 菫 「助かるよ。 着替えとかは元々泊まるつもりだったから、無くても大丈夫だ。 ――ああ、だが荷物を取りに行かなくてはならないか。 悪いが、少し待っていてくれるか?」 君代 命 「それを言うなら私もですよ、帰り支度をしないといけません」 弘世 菫 「なら、ここで待ち合わせをしようか」 君代 命 「そうしましょう」 私はロッカールームへ帰り支度に。 弘世さんはコインロッカーへお泊り道具を取りに。 それぞれ違う理由で別れて、同じ場所に戻る。 私が戻って来たとほぼ同時、 弘世さんが重そうにスーツケースを引いてやって来ました。 弘世 菫 「待たせてしまったかな?」 君代 命 「いえいえ、今さっき来たところですよ。 それじゃ、まずはその荷物を置きに行きましょうか――私の家に」
[713]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/14(月) 02:11:46 ID:??? 行きと同じくバス停へと歩を進める。 重そうにはしつつも、しっかりとした足取りで弘世さんも着いて来ました。 談笑しながらしばらく待てば、プォンとやって来たバス。 パシューと空気の抜けるような音と共に開いた扉に、 私と弘世さんは身を滑り込ませる。 乗客 「あ……君代 命だ」「決勝進出した諏訪社の……」 「カッコいいよな」「隣の人誰だろ?」「彼氏……じゃないな、友達?」 君代 命 「なんか、くすぐったいですね」 私のつぶやきに、意外そうな弘世さん。 弘世 菫 「決勝進出チームの主将なんだ、注目されるのは当たり前だろう。 雑誌の取材だとか、受けたことはないのか?」 君代 命 「ないですね、長野に来てからはサッパリです」 東京時代は多少なりともあったものですけどね――と付け加える。 弘世さんも長野と東京じゃ、そうも違うものか……と納得したような様子。 それと同時に、私を気遣うように言いました。 弘世 菫 「それは……苦労しそうだな。 私で良ければアドバイスするぞ、そういう対応は照で慣れてるんだ」
[714]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/03/14(月) 02:20:52 ID:??? どんなに長く話したって、都合のいい部分を切り取って記事にするだとか。 だから短く最低限に、伝えたい事を結論から話すのが良いとか。 取材を受けるに当たっての心構えを聞かされる私。 役に立つかどうかは置いておいて、 弘世さんが私の事を心配しているのは伝わってきました。 名門校の2年生、それも話を聞く限りではまとめ役――。 そんな弘世さんと関係を持てたのは、良い事だと思えます。 弘世 菫 「マスコミってのは迷惑なんだが、敵に回すともっと厄介だからな。 ……照のマスコミ対応は完璧なんだが、完璧すぎてこっちが驚くんだ」 照さん――西武白糸台の2年生エースの愚痴、いや。 仲の良さを表すような、笑い話を聞いていると不意に弘世さんが私に向き直る。 弘世 菫 「荷物を置いた後はどうする? いや――どうしたい? 私に出来る事なら手伝うよ」 真っ直ぐな目で私を見つめて、出来る限りの事をすると言ってくれる。 弘世さんのような美人にまっすぐ見つめられると、ドキドキしてふわふわする。 それをごまかすように私は天井を見上げ、バスの揺れに身を任せる。 君代 命 「ん〜そうですねぇ」 見ていなくても分かる、弘世さんの目線。 そこが熱を持つような感覚。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24