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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】
[459]森崎名無しさん:2015/12/21(月) 22:29:00 ID:??? 河童は陸上だと水中ほどの力が発揮できなさそうなのが難点 なんでにとりとワカサギはサッカーやってるんだろうw
[460]森崎名無しさん:2015/12/21(月) 22:39:19 ID:??? 後他には古明地姉妹か、強選手ではないけど特殊すぎるからバランスがなあ というか誘えそうな選手がだいたい姉妹で人数がパンクしそうだぜ
[461]森崎名無しさん:2015/12/21(月) 23:05:29 ID:??? パチュリーって駄目?代表での立場的に本来難しいのは間違いないけどすごく仲いいから強奪狙い ちょうど現実だとストーブリーグの季節だから、そっち方面でも勝負
[462]森崎名無しさん:2015/12/21(月) 23:40:07 ID:??? そのうち能力公開見てみたいね。できれば大会で対戦してない妖精とかも含めて 妖精の能力を公開するのはよぅせぃ
[463]森崎名無しさん:2015/12/21(月) 23:46:59 ID:??? あんまり要請するのもよくないよ フェアにーいかなくちゃ
[464]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:35:15 ID:??? 更新再開します。 >メンバー選択について 姫様やパチュリーのような強豪選手も、鈴仙との仲の良さによって加入は可能ですね。 全日本よろしく幻想郷もFWが多くなりがちなので、上手くバランスを取った人選は大事だと思います。 (FWを加入させて、後でMFやDFに転向させる事も勿論可能ですが) >能力値公開について 遅くなっててすみませんが、肝心のメンバー選びまでには公表します。 妖精チームや命蓮寺チーム等、第二章で当たらなかったチームについても、 第一章の時と比べて変更している箇所もあるので、できれば公開したいと思っています。
[465]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:36:48 ID:??? ***** 実況「……さあ! ここでお待ちかねの表彰式です! 大会委員長の何某氏より、トロフィーと表彰状の授与がありますので、 キャプテンは壇上へとお上がりください!」 ワァァァ……! みとり「ほ、ホントに私で良いの? 何にもしてないのに、恥ずかしいよ……」 勇儀「何言ってるんだい。お前はあの……何とかワカサギとかのシュートを1発防いだじゃないか。 あのシュートは、ただの雑魚には止めれん。お前さんに勇気と力があったからだ」 鈴仙「勇儀さんの言う通りよ。こういう時なんだし、胸を張らなくちゃ。……にとりも見てるしね」 みとり「……! わ、分かった。私、行くよ!」 スッ……タッ、タッ、タッ……。 実況「旧都オーラカのキャプテン、河城みとり選手が壇上へと上がりました。 緊張しているのでしょうか、足がガクガクと震えていますがそれでも健気に胸を張り、 手練れのベテラン天狗から賞状とトロフィーを……受け取りました!」 ワァァァ……! パチパチパチ…… 鈴仙「(みとり嬉しそうね。良かった良かった。……歓声が寺子屋のお遊戯会レベルなのは、ちょっと寂しいけど)」
[466]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:39:08 ID:??? ――かくして、第×回幻想郷ブリッツボール大会は終わった。 旧都オーラカの優勝に、ライバルだった霧の湖エイブスのキャプテン。プリンセス・ワカサギことわかさぎ姫も、 最初は悔しそうな素振りを見せていたが、最後にはみとりをライバルと認めて自分から歩み寄った。 小町は鈴仙の会話以来、誰も姿を見ていないとの事だったが、日ごろのルーズな行いのせいで、誰も気に留めてはいなかった。 そして、鈴仙や周囲の仲間が一番気に留めていた、あの二人はと言うと……。 みとり「……久しぶりだね、にとり」 にとり「何だよ。相変わらず辛気臭い顔だね、……姉さん」 みとりとにとりの二人は、大会が終わってもぬけの殻と化したスタジアムにて語らいでいた。 二人ともお喋りな性格ではないため、間には度々重苦しい沈黙が流れるも、 それすらも懐かしく、心地よい風に二人には思えた。 みとり「……私。これまで自分自身の殻に籠っていた。 不義の子として生まれた半妖の私は、自分なんていなくなってしまえば良いだなんて思って。 それで、旧都で細々と過ごしていたんだけど……。それで良いのか? 自分がしたい事は何か? ――そんな風に自問自答する内に、辿り着いた答えがブリッツボールだったんだよ」 にとり「そんなに思いつめなくても良かったのに……」 みとり「今にして思えば、そうだったと思う。にとりには、今まで迷惑をかけたね。 ……でも。私、鈴仙の……旧都オーラカの皆のお蔭で変われた」 にとり「分かるよ。姉さんも、何だか……強くなったよね。セコイ商売続けてる自分が恥ずかしくなっちゃうよ」 あははと笑うにとりの横顔を見て、みとりは決意をした。自分の夢を叶えるならば今しかない。 みとり「(……これからは、光の中で暮らそう。周りの目は怖いけれど……気にするもんか。 ブリッツボールで教えられたみたいに。私は、自分の力を使って、自分らしく胸を張って生きるんだ!) ――ねえ、にとり。これからは二人で……」
[467]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:41:04 ID:??? ……二人で、たまには仕事をして。たまにはブリッツボールをして、一緒に暮らそう。みとりはそう言おうと思っていた。 姉妹水入らずの穏やかな生活を送ること。それこそが、みとりが今大会に託した夢だったから。 引っ込み思案でとびきり臆病な少女は今、その夢を叶えようとしていた――が。 にとり「あ、そのことなんだけど」 みとり「……え?」 にとり「これ、見てよ」 ――スッ。 ……流れが変わったような気がした。それは確信だった。 そのみとりの確信を裏付けるかのように、にとりは一枚の紙切れをみとりに手渡した。 そこには、こう書いてあった。 〜死んでも死ぬ気で働きます お客様のありがとうが私の給料〜 (株)ヒューガー 総務部 やりがい創出日々の暮らしをイキイキ課 グローバルコンクルーシブマネジメントエクゼクディブクリエイター 河城 ニトリ
[468]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:45:05 ID:??? みとり「にとり……えっと。何、これ……?」 にとり「私、就職するんだ。もう内定も貰ってるし、 内定を取り消したら、罰金100万円もしくは5年以下の懲役だから……」 唖然とするみとりに対し、にとりは申し訳なさげにこう言った。 内定とか懲役とか、聞き慣れない単語を聞いて戸惑うみとりを置いて、にとりは名刺の内容について教えてくれた。 にとり「――ほら。幻想郷と外界との結界が壊れたってニュース、地底にも届いてるだろ? それで早速、前々から繋がりのあった外界の大企業が就職を「あっせん」してくれてさ。 いやー。やっぱりこれからの時代は資本主義だしさ! 私もいっちょ、外界に繰り出して一儲けしようと思ったんだよね。 あ、大丈夫大丈夫! 仕事内容もなんか……クリエイターとか言ってたしさ。 創造的な仕事は河童の得意分野だから、きっと楽しく働けると思うし! うん!」 みとり「う、うん。それは……良かったね」 にとり「まあね。んで、どうもこの職場がグローバルで、世界的らしいから……。 私、早速明後日から外国に飛ばないといけなくって! あ、外国ってのはね、外界とは違うよ。 幻想郷があって、外の世界があって……そこの、更にもっと外の世界だよ!」 みとり「……う、うん。うん。やっぱりにとりは凄いなぁ」 みとりはにとりの言っている意味がイマイチ理解出来なかったが、二つだけ何となく分かった事があった。 一つは、明後日から始まる外界での暮らしを、にとりはきっと楽しみにしているということ。 そしてもう一つは――。 みとり「(……にとり。やっぱりまだまだ忙しいんだね。 二人で腰を落ち着けて、幻想郷で暮らすのは……まだまだ先になるのかなぁ)」
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0ch BBS 2007-01-24