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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】
[609]森崎名無しさん:2015/12/31(木) 00:31:47 ID:??? しゃべるボール「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」 輝夜「こんなボール、イナバに押しつけてやるー!」
[610]森崎名無しさん:2015/12/31(木) 00:43:43 ID:??? じゃあ寄せ書きにブルノさん追加 新チームに俺を誘えよ、後悔させないよ(キリッ) ブルノさん ↑お笑い的な意味では後悔しないだろうな レッチェ一同 サイクロンでこいレイセン メオン たいせんすることになったらおてやわらかに アモロ カグロットのうさぎぃ? ブローリン 陽一神はどうして俺をザルにしたんだろう… ドールマン 話の展開的にアルゼンチンと当たるのでどうか手加減してください(土下座) ガルトーニ
[611]森崎名無しさん:2015/12/31(木) 01:57:44 ID:??? 押し付けられたのも納得だなそれがあったら
[612]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:42:49 ID:??? こんにちは。第二章ラストの更新を始めていきます。 >>607 乙ありがとうございます。 サッカー協会なんでスゴ腕の兵士とか特別部隊くらい居てもおかしくないかなって思います。 >>608 乙ありがとうございます。一旦じゃなくなってすみません。 ブルノさんはあくまで姫様のサポーターであって、鈴仙とは無縁であってほしい存在だから… >>609 しゃべるボール君を結局あまり喋らされなかったのは心残りですね。 >>610 姫様宛ての寄書かな?
[613]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:44:10 ID:??? 〜某県・幻想郷地区手前の集落〜 ブロロロロロ……キキッ! ガチャッ! 輝夜「――さ。着いたわよ。……いやー、良いクルマ買っといて良かったわー。 まさか高さ50メートルのガケから落っこちても普通に動くなんてねー」 鈴仙「いやいや……。最後の方炎上してましたよ、あのクルマ! どうするんですか、もう……」 ――そして。様々な紆余曲折を経験しつつも鈴仙は集合場所に辿り着いた。 プロジェクト・カウンターハクレイのメンバーが初めて顔を合わせる手筈となっている、 幻想郷と外の世界の地理的な境界に位置する村落。 その入口には、果たして当初の約束通りに十数名の見覚えのある顔が並んでいた。 ??「やあ。お前さんが鈴仙・優曇華院・イナバだね?」 鈴仙「――は、はいっ」 その十数名のメンバーの先頭には、一人の女性が立っていた。 夜の帳のような色をしたローブを身に纏い、暗緑色の長髪を垂らし、 太陽をあしらった夜色の山高帽を被る彼女は、一般的な「魔女」に近いイメージだったが、 一点だけ一般的な魔女と異なる箇所があった。 鈴仙「(足が無い。……亡霊?)」 ??「――そういや。直に会うのは初めてだったか」 奇異の眼で見つめられている事に気付いたのか。 魔女は深く静かなアルトでそう呟くと、簡単な自己紹介を始めた。 魅魔「あたしの名前は魅魔。……帰る所を忘れた、しがない悪霊さ。 ――今はこの企画の一員として、スカウトマン及びあんたらの監督を担ってる」
[614]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:45:19 ID:??? 魅魔……『監督』はそう事務的な挨拶を告げると、改めて鈴仙と背後に並んだメンバーを見比べてこう宣言した。 魅魔「――さぁ。これで全員が揃ったようだ。……今日、この場に集まれる連中については、な」 鈴仙が数えるに、そのメンバーは自分を含めて15名。最大23名まで登録可とされた大会ルールと比べると数は少ない。 しかしその一名一名が真剣な顔付きをしていて――彼、彼女らが如何な決意でこの道を選んだのかが伺い知れた。 鈴仙「(私が良く知っている顔が沢山ね………)」 そして、メンバー達の多くは意図されていたか否かは知らないが、 幻想郷の住人(一部そうでは無い者も居たが)でも、とりわけ鈴仙と近しい者が多かった。 そうやって周囲を見渡していると、魅魔は改めてプロジェクトの説明を行った。 魅魔「――改めて説明しよう。プロジェクト・カウンターハクレイは、 博麗の巫女を倒し、幻想郷の秩序に一石を投じる為に編成された選手、 そしてスタッフから構成される一大プロジェクトだ。 ……だが、先に行っておくけれど。このプロジェクトはハッキリ言って無謀だ!」 鈴仙「…………」 魅魔が開口一番に放った「無謀」という単語に、鈴仙は心の中で同意した。 中山やパスカルから聞かされて。また自身がこの幻想郷で経験して来たとおり、 サッカーというスポーツで頂上を目指す事は、如何に厳しい競争である事を理解していた。
[615]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:46:36 ID:??? 魅魔「このプロジェクトではまず、アンタ達は世界各国に散らばって、現地の進んだサッカーを吸収して貰う事になる。 世界にはあたし以外の優秀なプロジェクトスタッフが常駐して、アンタ達の教育環境を確保する手筈さ。 それで大会直前に集合して合宿を行い、調整試合を行った後に大会本番を迎える。 これだけ説明すると、何ともバラ色な素晴らしい計画だと思うけれど、そう甘いと思うなよ?」 鈴仙「……まず、私達が、幻想郷とも外の世界――日本とも違う『海外』という環境の中で、潰れず周囲と上手くやって行けるか。 上手くやって行けたとして、世界の実力にこのまま着いて行けるか。 そして。世界の実力に着いて行けたとしても、それは世界で勝てる事の証明にはならない……」 魅魔の説明を補足するように、鈴仙は思わず呟くと。彼女は口元を釣り上げて感心したように続けた。 魅魔「へぇ……? 分かってるヤツも居るじゃないか。――その通りさ。 簡単にカウンターだ、博麗の巫女に勝つんだ、とは言っても。現実はそう簡単じゃない。 アンタ達はこれから、海外修行の成功という大博打に勝ち続けないと、勝負の土俵にすら立てない。 勝負の土俵に立ったとしても尚、アンタ達はラスボスラッシュ級の猛攻に勝ち続けなくてはならない。 ――あたしが言ってる「無謀」が、あながち暴言じゃないって事が。 ……これだけ聞いて逃げ出すようなヤツをスカウトしたつもりは無いけれど。覚悟しておくことさね」 監督に対して反論する者はもはや不在だった。 この女性は初対面にして監督の威厳を示すと同時に、選手のうぬぼれを打ち消し、 また自身が単に厳格なだけでなく、広い視野を持った優秀な人物である事を証明してみせていた。 鈴仙「(――安らかなゆりかごの眠りはもう終わり。師匠はそんな風に言っていたけれど……その通りみたい)」 寄せ書きが書かれたボールを抱きしめ、鈴仙は覚悟を決めて新監督――魅魔の眼を見据える。 彼女の瞳にもまた、強い意志を示す緑の炎が宿っていたが。……鈴仙は、今の自分も負けていないと思った。 鈴仙「(――私は、負けない……! たとえ、どんな事が待ち受けていたとしても……!)」
[616]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:47:43 ID:??? 魅魔「……さて。鈴仙・優曇華院・イナバ……だったかな。変な名前だねぇ」 鈴仙「は、はい。……変な名前ですみません」 魅魔「おや、悪い悪い。別に嫌味で言った訳じゃないよ。 ……先程も言ったとおり、大会開催までの、お前さんの修行先を伝えたいだけさ」 ――そんな鈴仙の強い意志を見越したかのように、魅魔は不意に鈴仙の名を呼んだ。 演説を終えた魅魔は事務的な口調で名簿と鈴仙の顔を見比べながら、 早速と言わんばかりに、鈴仙にプロジェクト・カウンターハクレイとしての第一令を告げた。
[617]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:48:59 ID:??? 魅魔「――鈴仙・優曇華院・イナバ。お前さんにはこれから3カ月間、ブラジルへと渡って貰う! そこで来年1月に開かれるサッカー大会……『リオカップ』に優勝する事が、お前の使命だ!!」
[618]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 12:50:07 ID:??? ――かくして少女は、主人公となった。 これまでの物語は、言わば目覚めの物語。 それは少女を大人にして、やがて少年を導く為に造られた茶番。 あるいは嘘で固められた庭を壊し、真実の光を灯す為の序章。 暗黒の大海に漕ぎ出す少女は、これから多くの善意と――そして悪意と出会うだろう。 しかし、彼女は決して忘れはしないだろう。これまでに得た、多くの愛すべき者達を。 これから得んとする、甘ったるい程に理想的で幻想的な、最高の結末を。 今ここに漸く――真実の物語は始まった。 鈴仙奮闘記 第一部 第二章 全幻想郷選抜大会編 完
[619]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/31(木) 13:04:11 ID:??? ……と、言ったところで今晩は出かけるので今日の更新はここまでです。 これからの更新スケジュールとしては、 @鈴仙の狂気度を使った成長イベント A第三章以降のスケジュール紹介、質問への回答 ※AとBの間に各チームの能力値を公開予定 B第二、五章(魅魔視点でのPCHメンバー勧誘フェイズ) C第三章開始! ……と、いう流れを考えています。 第三章開始前に、できれば人気投票やアンケート等のイベントが出来ればいいなと思っています。 それでは、本日もお疲れ様でした。
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0ch BBS 2007-01-24