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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[617]森崎名無しさん:2016/01/21(木) 23:27:35 ID:??? いっそ敵のドリブラーはお通ししてさとりの一対一で処理するよか
[618]森崎名無しさん:2016/01/21(木) 23:29:33 ID:??? 最大の弱点は競り合いかもね。
[619]森崎名無しさん:2016/01/21(木) 23:47:53 ID:??? チーム事情によりDF日向を通り越してエムタイファイターと化す星、これじゃサガットだ!
[620]森崎名無しさん:2016/01/21(木) 23:54:36 ID:??? さすが仏教、肉体派揃いだ。ヒジリーもいるし
[621]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:46:06 ID:??? ***** 〜魔界〜 魅魔「……まぁ。ざっとこんな所だよ。どうだい、少しは楽しませられた自負があるのだけれど」 神綺「――へぇ。あんたも色々苦労してたのね。地底の妖怪に土下座だなんて」 魅魔「うっさいね。どうしてそういうトコを引用してくるかなぁ。 もっと他にもあっただろ、あたしが機転を利かしてアリスを勧誘した事とか、 サッカー知識をフル動員させて、あのパチュリー・ノーレッジを口説き落とした事とか。 えっと、他にも……まぁ、良いか。あたしもこれだけ喋って、疲れたし喉が渇いたよ」 ――長々とした苦労話を終えて、魅魔はどっかりと備え付けのソファに腰を下ろした。 そして部屋付きのメイドを気安く呼んで、 グレープフルーツジュース を要求する。 魔界の神である神綺が市井に出て仕事をする際に使われる、 この豪華な執務室のあらゆる全てを、魅魔は知り尽くしていた。 魅魔「あたしが現役を引退して、ここに移住してから早十年近くだ。 久しぶりの幻想郷を楽しむヒマすら無かったよ」 神綺「それはそれは。しっかりと働いてくれたみたいね。本当に嬉しいわ〜」 魅魔「勘違いするな。あたしは単に、あんたと利害が一致しているから動くのみ。 ……だったけど。やってく内に色々と熱くなったトコがあるのは否めないかもねぇ」 神綺も神綺で、自室で思う存分くつろぐ魅魔の姿を見て何も咎めはしない。 彼女にとっても、この夜色の悪霊はここぞと言う場面で頼れる仕事人として。 あるいは単純に気の合う友人として、欠かせない存在と言えた。 コンコン……ガチャッ。
[622]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:47:15 ID:??? メイド「……魅魔様。グレープフルーツジュースを持って参りました。――それと、その……神綺様」 神綺「――何かしら、夢子ちゃん?」 夢子「はい……報告したい事がございます」 神綺「そう。……言って」 それから数分後。夢子と呼ばれたメイドは魅魔が要求した飲み物と共に、 主であり創造主である神綺にある一報を伝えに来た。 神綺は澄ました笑顔のままメイドの報告を待つ。夢子は一瞬の間の後に、神綺に対してこう言った。 その言葉はナイフのように短く。しかし鋭利な意味を持って魅魔と神綺の耳朶に突き刺さった。 夢子「――森崎有三が。……つい今しがた、意識を取り戻しました」
[623]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:48:46 ID:??? ***** 〜幻想郷外の集落〜 魅魔「(森崎有三……そして、彼の相棒として破滅の道を進んだ、あたしの愛すべき馬鹿弟子。 この二人の存在は間違い無く、このプロジェクト・カウンターハクレイにとっても重要になる。 ……それが良い意味なのか、悪い意味なのかは分からないにしてもね)」 ――そして時間は、鈴仙達プロジェクト・カウンターハクレイのメンバーが始めて集結する直前にまで進む。 魅魔はこの集合場所へと一足先に着いてから今まで、その前日に交わした、神綺との僅かな語らいを回想していた。 それは僅かな世間話と、これまでの自分のスカウトマンとしての英雄譚。そして狂王の復活。 短いながらも様々な思い出が頭をよぎる中、彼女は一人、また一人を集まって来るメンバーに挨拶をする事にした。 佳歩「よ、宜しくお願いします!」 つかさ「……やるからには、全力でやります」 てゐ「あ、鈴仙は別行動だから、後で来るよ〜」 魅魔「ああ、分かった。てゐは兎も角、後ろの二人。そこまで畏まらなくても良いよ。 (――永遠亭ルナティックスの兎妖怪トリオ。因幡てゐ、つかさ、そして佳歩。 彼女達は鈴仙の忠臣でもある。FW・MF・DFとして、それぞれの良き潤滑油となれば良いが)」
[624]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:50:10 ID:??? アリス「よ、良かった! ドッキリじゃなかったのね……!?」 魅魔「ああ、ドッキリじゃないさ。アリス・マーガトロイドよ」 アリス「あ、えっ!? ………コホン。――ハッキリ言って烏合の衆、ってイメージだけど。 まあ、貴女が監督なんだから。そこそこ期待してるわよ」 魅魔「(これでクールで都会派に締めたつもりなのかねぇ……? ――ま、これでもアリスは新チームではトップクラスの実力を持つ。 上手い事手綱を握って、司令塔として役に立って貰わねばならん)」 慧音「……しかし驚いた。まさか、貴女までもが参加するとは。 新チームに入った暁には、是非人里の貸本屋でも流行っている、 『パチュリー戦術』を直々に教授して貰いたい」 パチュリー「ああ。『敵の誘いには絶対のるな!!』とか、『円は直線を包む』とかの奴ね。 良いわよ。これから貴女が私を賢者と崇め、その弟子となる事を誓うのならば」 魅魔「……おやおや。珍しい組み合わせだね(上白沢慧音とパチュリー・ノーレッジか。 この二人は理知的な性格の上、戦術に対する理解も明るい。 ミーティングでは、彼女達の意見が主軸となり、戦術が組まれて行くだろう)」
[625]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:51:20 ID:??? お燐「さっとりさま〜と、海外旅行〜♪ 経費も丸ごとアッチ持ち〜♪ ――あれ。さとり様。いつも通りに顔色が優れませんね。まさか未だに矢車くんの事引きずって……?」 さとり「……ふざけないで、お燐。私がどうして、あんな男に未練タラタラだったりしますか。 彼は私以上に最低で最悪で愚かで劣悪で……」 お燐「そんなテンプレみたいなミエミエな態度取っちゃって。さとり様、本当にショックなんですねぇ……」 魅魔「火焔猫燐と古明地さとり。地底の主従コンビか。期待しているよ! (彼女達はこのチームの切り札だ。サイド限定で圧倒的なドリブル力を持つお燐。 そしてPA内では無類の強さを誇る古明地さとり……彼女達をどう運用するかが、 そのまま試合の勝敗に繋がると考えた方が良いだろうね)」 穣子「一樹く〜ん。ほっぺに焼き芋のカスが着いてるから取ってあげるね!」 反町「(ちょ、ちょっと穣子さん、近いって……!)」 静葉「そうよ。最近貴女、反町君が否定しない事を良い事にやりすぎじゃないかしら……?」チャキッ! 反町「(静葉さんも、カッターナイフで一々牽制するの止めてください! ああ、穣子さんが押すからナイフの先っぽが当たって、当たるーーっ!)」 魅魔「………(こいつらはシカトで良いかな。――とは立場上言えないが。 反町一樹と秋静葉、そして秋穣子のトリオは爆発力に長ける事は確かだ。 普段の安定したプレーと、適時の爆発的なコンビプレー、トリオプレー。 幅広い局面で使える選手だから、大事にしてやらないと。……爆発して欲しい気も、ちょっとするけどね)」
[626]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:54:59 ID:??? 星「ですから、仏教は全てを救うのです! にとりさん、貴女ですらも念仏を唱え、修行をすれば救われるんですよ!!」 にとり「だーっ、うるっさいなー! 私は宗教なんかに興味ねーんだよ!」 星「最初は皆そう言うものです! ですがにとりさん。貴女も一度命蓮寺のセミナーに来れば変わります! 私達は決して、カルト宗教なんかじゃないんです!! この幻想郷の事を、真剣に思っているんです!!」 ナズーリン「……カルト宗教ほど、自分達はカルト宗教じゃない! ……って主張するんだよね。 ご主人、勧誘するにももう少しいい方法を考えようよ……」 魅魔「おいおい、喧嘩は良しなよ、寅丸星と河城にとり――って、アレ。見ない顔が居るね」 星「ああ。えっと……これは、その」 ナズーリン「待って、私が言う。――頼む。私にはご主人が心配過ぎるんだ。 こんな成金で天然で世間知らずの少女が海外に出たら、本当にどうなるか分からない。 選手としてで無くても良い、兎に角私を同行させてはくれないか?」 魅魔「ふむ……飛び入りの入団希望者か。選手としては喜んで採用したいけれど、ウチは厳しいよ? (――と、やや牽制しておいたら、相手の方から飛び込んでくれるだろう)」 ナズーリン「! ……あ、ああ。大丈夫だ。どんな困難でも、ご主人と一緒に乗り越えて見せる!」 星「な、ナズーリン……うるうる……」 にとり「なーにがうるうる……さ。――べ、別に見せつけられて悔しいってワケじゃないもんね!」 魅魔「(よしよし。これは良い棚からボタモチだ。多彩なブロック技とパスに長けたDFは、 いつだって喉から手が出る程欲しかったしね。寅丸星もこれでより満足だろう。 彼女もパワー型FWとして、幅広いポテンシャルを持っているから活かしたかった所さ。 GK兼DFの河城にとりとも、何だかんだで上手くやってるような気がするし。 必要に応じたDF転向もあっても良いかもしんないね)」
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0ch BBS 2007-01-24