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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[677]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 01:03:29 ID:??? 〜宣伝コーナー〜 中西「鈴仙奮闘記第二回人気投票、今も実施中や! 今日はワイにも出番があったからなー、今頃300票位入っとるで!!」 幽々子「あら。中西君ったら大張り切りね。私は皆がこの場を通じて楽しんでくれるなら、何でも良いわ〜」 リリカ「私達はそんな悠長な事言ってらんないよ! 私達にも愛の手をー!」 ルナサ「……て、てをー……何か、恥ずかしいな」 メルラン「アレ? でも考えてみたらさ。私達が自分の心の中で1位だと思ったら、 それはつまり、私が実質的に1位って事じゃない! やった〜! 私1位だ〜♪」 藍「……と。世の中の全員がそう思えれれば楽なのだが、 そうはならないから、人気投票というものはあるんだろうな」 橙「でも。色んな人の気持ちが、コメントや投票を通じて見えるのって素敵ですよね! 皆違って皆良いですよ、藍さま!」 妖夢「(……私は、この場に入っても良いのだろうか。一度主に背を向けた自分が、 こうした明るい場に戻って来る事は、許されないと思う……けれど)」 幽々子「妖夢〜。貴女もこっちに来て宣伝しなさいな。この場はメタ空間だから、 ここで何を言って何を喋っても平気よ。 別に『あやや、私はフランちゃん! 応援してウサ!!』とか言っても、今なら怒られないからね〜?」 妖夢「怒られなくても、そんな事言いませんって。――でも、それなら。今は少しだけ、前みたく居させて下さい……。 (――そして。また頑張ろう。私は、私の物語を続ける必要があるのだから……)」 〜投票は以下のURLから〜 http://capmori.net/vote/vote41/bbs.cgi
[678]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 13:48:37 ID:??? 乙なのです 三章も楽しみにしています。 早苗さんから漂う不憫オーラ 藍「早苗……私の妹になれ」 早苗「却下♪」 全く関係ないけどなぜかブラジルでポストプレイヤーとして開花して、 「あれぇ?」といいながら、大活躍する鈴仙ちゃんの夢を見た
[679]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 14:17:57 ID:??? >そして大事な穣子さんと静葉さんの為にも、俺は成長するんだ! ……できればFWとして ――反町は―― 2度とFWへは戻れなかった…。 MFとDFの中間の選手となり永遠にフィールドをさまようのだ。 そしてFWで出たいと思っても出れないので ――そのうち反町はシュート練習をやめた
[680]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 23:37:14 ID:??? 乙です。 なんか、仲間の海外修行にレミィと愉快な仲間たちが立ちふさがるフラグがw
[681]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:38:16 ID:??? こんばんは、今日は意外と時間が取れたため、 とりあえず序盤のプロットはそこそこ上手い事整理できました。 なので第三章オープニングについて、冒頭だけ書いてみようと思います。 >>678 乙ありがとうございます。 楽しみにして頂いて本当にありがたいです。活力になります。 早苗さんは地獄堕ちする前に自己解決しちゃうタイプだと思います。 パスと競り合いも高いですし、選択次第ではポストプレイヤーになる道もあると思います。 >>679 究極ディフェンシブフォワード生命体の末路は哀しいですね…
[682]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:43:50 ID:??? 〜19XX年11月 ブラジル・グアルーリョス国際空港〜 ――ゴオオオオオオオオ…………ッ。ガッ、ガガガガガガガガガガッ! パチュリー「……着いたわね」 ジェット機が無事地上に着陸し、けたけましい車輪の音がBGMとして鳴り響く中。 パチュリー・ノーレッジは気だるげにそう呟くと、読んでいた新聞を畳み、 エコノミークラスの狭い座席から窓の外を眺めた。 出立に先立ち小悪魔から仕立てて貰った薄紫色のブラウスに、濃紺色をした七分丈のパンツ。 外界の少女風の出で立ちでパチュリーがこのブラジル・サンパウロの地に降り立ったのは、 チーム発足後、彼女に選手兼コーチの地位を与えた魅魔の命による物だった。 「ハイパーカンピオーネ計画の核である、魂魄妖夢の視察に行って来い」 自身のイタリア研修中に与えられたその命令は、ハッキリ言ってパチュリーにとっては不快なものだったが、 一方で彼女自身も気にならない訳では無かった為、最終的にはその命令に承諾。 イタリアから遥々12時間のフライトを経て、こうしてブラジルの地に辿り着いたのである。 パチュリーがこの無茶な命令を承諾した理由は二つあった。 パチュリー「(私は――紅魔スカーレットムーンズは、かつて聖徳ホウリューズに辛酸を舐めさせられた。 紅魔の一員だった私は強い借りを感じていると共に、知識を追求すべき魔法使いとしての私は、興味を持っていた。 豊聡耳神子が企む計画――ハイパーカンピオーネは、一体どのような形の力を望むのか。 個人として強いサッカー? 組織を活かすサッカー? あるいはその両立? ……いずれにせよ、きっと彼女達は、私達のチーム……リトルウイングズには無い、全幻想郷選抜にも無い。 また別な意味での「力」を示してくるのでしょうけど)」
[683]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:46:28 ID:??? その理由の一つは、ハイパーカンピオーネ計画に対する純粋な興味。 魔導とは即ち知を求むる道。魔法使いとして首席に名を連ねる以上、自分は全てを知りたかった。 そして、もう一つの理由はより明快だった。 パチュリーが読んでいたのはサンパウロ州で出回る地方紙だったが――その一面見出し。 かつての魂魄妖夢を知る者ならば間違い無く全員が、その内容に大きな驚きと興味を持つに決まっているからだった。 パチュリー「(――魂魄妖夢。何故貴女がここまでレベルアップしたのか……。まずはこの試合、この眼で確かめさせて貰うわ!)」 中身はもう覚えたと、パチュリーは新聞の記事を座席にポイと投げつけ、 そのまま飛行機を降りてタクシーを手配し、スタジアムへと向かった。 ……置き去りにされた新聞の一面見出しには大きなフォントで、こう書かれてあった。 『サンパウロの新しいエース・魂魄妖夢! ここまで5試合連続でハットトリックを達成!』 キャプテン森崎 外伝 「鈴仙奮闘記」 第三章 プロジェクト・カウンターハクレイ 海外修行編 ――オープニング 妖夢の章――
[684]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:50:12 ID:??? 〜サンパウロFCホームスタジアム・ロッカールーム〜 ??「姉御! ねぇ姉御ったら、起きて下さいよ!」 妖夢「……ぁ。済まない、少し意識が飛んでいたようだ」 ――私が目を覚ますと、眼前では幼さの残る長髪の少年が、私の肩をポンポンと叩きながら呼んでいた。 私は瞼に移る夢の残骸を脳裏から消し去りながら、目を僅かに開いて少年に対してこう言った。 妖夢「悪いね、新田君」 新田「いえいえ。俺、姉御が信じられない程の特訓をこなしているって事、知ってますから! 悪いと思ってるなら、またシュート練習でも見てくださいよ!」 妖夢「――また考えておく。……それより、ミーティングだろう? 急ごうか」 軽く眼を擦りながら彼と会話を交わし、私はそのまま立ち上がる。 彼は――新田君は同じこのサンパウロFCのチームメイトであったが、 何故か私の事を姉御と慕い、こうして気に掛けてくれており――私もまた、その好意に甘えていた。 私は新田君に軽く会釈をすると、ロッカールームに備え付けてあるホワイトボードの前へと向かった。 ロベルト「……集まったな。では、本日の練習試合――パルメイラス戦のミーティングを始める」 そこではサングラスを付けたひげ面の壮年男性――ロベルト本郷が、 既に集まっていた他のチームメイト達を集めて指揮を執っていた。 彼は私の所属するチームの監督だった。
[685]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:52:26 ID:??? ロベルト「――パルメイラス戦については……よし、翼。お前に話をして貰う」 翼「はい、……分かりました」 彼はいつも多くを語らない。チームメイトの自主性・自立性を重視する彼は、 ミーティングの指揮を常に選手に対して行わせる。 それも、一部の特定の選手やキャプテンに対してでは無い。 彼は大体平等に誰かを指名し、こうして説明をさせていた。 ……若干、かつての主の無茶振りを想起させられるが、理不尽では無い分出来た人物だと思う。 きっと彼は既に、この試合の全てを見通しているのだろう。私はそう信じている。 ??「な、なぁ。大丈夫なのかよロベルト……監督。パルメイラスは、翼にとって……」 ――しかし、今回においてはやや特別な事情があった。 先程の新田君や、今ロベルト監督に指名された翼君とも違う、 丸刈りにした日本人の少年が怯えたような声色と表情でそう進言していた。 翼「――大丈夫だよ、石崎君。俺はもう、悩んでいないから」 石崎「ほ、ホントかよ。……だったら、良いけどさ」 彼の名は石崎了。このチームでキャプテンを務める大空翼の大親友だった。 最近チームに入ったばかりの私には詳しい事情は良く分からないが、 彼は私に先んじて渡航してチームに入り、大空翼の失調を回復させる為に大きな役割を果たしたらしい。 ……選手としての実力は、お世辞にも高いとは言えないけれど。 翼「――では、パルメイラスと対戦するにあたっての傾向と対策について説明します」 翼君は優等生じみた声でそう宣言してから、ホワイトボードに何かを書き始めた。 それは、敵チームであるパルメイラスFCの陣形予想図と、それを受けた翼君による、 この試合での私達の陣形案だった。ホワイトボードには、こう書かれてあった。
[686]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:53:26 ID:??? −−@−− @サルサノ −−C−− Cキーガン −BDA− Bブランコ Dアレクセイ Aミラ −−−−− F−−−E Fゲレーロ Eリンコン −G−I− Gネイ Iトニーニョ −−−−− −H−J− Hサトルステギ Jオルヘス パルメイラス 4−4−2 サンパウロ 4−3−3 −−−H− Hストラット −J−−− J妖夢 −−I−− I翼 F−−−E F新田 Eマウリシオ −−G−− Gバビントン −−D−− Dドトール A−C−B Aリマ Cアマラウ B石崎 −−@−− @レナート
[687]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:55:01 ID:??? ストラット「……いつも通りの布陣だな」 日本、あるいは南米出身の選手が目立つ中、 退屈気にそう呟いた、たった一人の西欧系の金髪の少年――チェザーレ・ストラット君。 彼は表面上は詰まらなそうにしているけれど、特別不満があるようには見えなかった。 一見乱暴そうに見えるけれど、本当の彼は誰よりも紳士だから、私は彼の事が結構好きだったりする。 マウリシオ「ヘイ、ニッタ! 今日の試合も左サイドにボールが集中しそうだけど、負けるんじゃないぜ!」 新田「ふん、言ってろマウリシオ! 今日こそお前には負けねえぞ!」 右サイドに配置されたマウリシオ君。彼はこのチームの中でも年少だ。 石崎君より少し遅れて、『ツバサ・ヴァイキング計画』により、 このチームに加入した新田君とは年が同じらしく、いつもこうやって突っかかっている。 ……たまに一緒に練習している姿を見るから、本当に仲が悪いワケでは無さそうだけど。 バビントン「まぁまぁ。二人とも。試合前に喧嘩は良くないよ? それに、僕達は手柄じゃなくて、あくまでもチームの為に動かないと」 新田君とマウリシオ君の喧嘩を仲裁するのは、いつもこのバビントン君の役目だった。 色白で長身の彼はアルゼンチン――ブラジルのお隣の国だ――出身。 常に物腰穏やかで優しい彼は好きだけど、ストラット君と比べると少し頼り無い側面もあると思う。 ドトール「……パルメイラスが相手か。モリサキが居ないならば楽勝とは思うが――注意しなくてはな」 アマラウ「果たして俺の『コンドルクリア』の出番が来るかなー? さっさと前で止めててくれよ、ドトール!」 顰め面で冷静な表情をしているドトール君。 ドトールというのは彼の父が医師(ドトール)だから着いた渾名らしいけど、彼は実はこの渾名はあまり好きではないらしい。 それでもチームの内外でこの呼び方が定着してしまった以上、彼も明確には否定していないが。 笑い顔で軽薄な表情をしているアマラウ君。お調子者な節のある彼だけど、そのクリアの実力は間違い無く本物。 ドトール君と並んで、ブラジル代表DFの座はほぼ内定していると言う声すらある。
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0ch BBS 2007-01-24