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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[696]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 22:46:54 ID:??? 更新再開します。 >>695 妖夢の章を書くにあたって本スレのリオカップ編を改めて読み返してたんですが、 実はキーガンさんって、フラメンゴ戦でジェトーリオやカルロスのシュートを止めるまでほぼ空気だったんですね…。 あとはサントス戦でリベリオ君のバナナシュートを止めたくらいです。
[697]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 22:49:40 ID:??? C:「……それが何? だから彼らを弱者として侮っても良いと?」 私はせめてもの反抗として、吐き捨てるように翼君にそう言ってやった。 それは、私自身がかつて弱者だったが故にした、単なる同情かもしれなかった。 ――しかし、結果として私の反抗は徒労に終わった。 ……ニコッ! 翼「それは違うよ、魂魄さん。彼らもサッカーに命を賭けてるんだ。 そんなライバル達を侮るなんて、するわけないよ」 翼君は不機嫌になるでもなく、冷やかに無視するだけでも無く――笑った。 成程確かに、その純真な笑顔からは蔑みとか傲慢とかとは無縁に見える。 そして、その笑顔は余りに真っ直ぐ過ぎるが故に、他のどんな感情よりも恐ろしかった。 翼「俺はむしろ、悲しいと思ってるんだ。彼らだって俺や魂魄さんと同じくらい努力しているのに、 何時まで経っても低レベルなサッカーから、どうしても抜け出せない。……本当に可哀想だと思ってる。 ……だけど、石崎君と再開して気付いたんだ。それを救うのが、俺の仕事なんだって」 翼君の表情から、僅かな陶酔が生まれた。それは貧しく病める者達に施しを与える聖人のようだった。 翼「俺は、事実として弱い彼らを救って……つまり、励ましてあげる必要があると思うんだ。 がんばれ、がんばれって。君たちでも俺みたくサッカーを愛すれば、きっと上手くなれるぞ……って。 だから魂魄さん、誤解しないで。俺はパルメイラスを侮ってるんじゃないんだよ。 むしろ使命感に燃えてたんだ。俺が、可哀想な彼らに、正しいサッカーを教えてあげなきゃ……って!」 妖夢「………」
[698]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 22:51:12 ID:??? 翼君が演説を終える。チームメイトはシン、と静まり返っていた。 無理も無い。彼の考えは歪んでいると、その場に居た誰もが知っていたからだ。 翼君一人が、磔にされても尚正義を訴えるイエスの如くに輝いていた。 石崎「翼……。昔はここまでじゃなかったのに。やっぱり、森崎が消えた穴は、俺だけじゃあ……」 私の隣で石崎君が、無念そうにそう呟いていた。 彼は選手としての大空翼を復活させた立役者だったが、人間としての大空翼を復活させるには至らなかったようだった。 妖夢「……森崎、有三」 その人物の名を私は情報として知っている。彼が大空翼にとってどれだけ大きな存在だったか、という事も。 ……そして私は現実として知っていた。森崎有三を失った大空翼は今も尚、内心にどす黒い狂気を抱えている事を。 ***** ――その後、ミーティングは恙なく終わった。 一度は狂気を見せていた翼君も、こと実際のサッカーになると恐ろしく真面目な性格をしており、 ホワイトボードの図を何度も指差しながら、冷静で的確な判断をチームメイトに下していた。 翼「――試合自体は、まっすぐ攻めていっても問題無いと思うな。 いつも通り魂魄さんがボールを運んで、自分で決めるかストラットに送るかで迷わせるのも効果的だし、 俺が中盤でボールキープした上で、俺のミドルシュートを起点に攻めて行くのも悪くないと思う。 新田やマウリシオのサイドアタックも有効かな? 逆に今日の試合は攻勢になるだろうから、ボランチのバビントンが頑張って攻める必要は無いと思うよ。 ただ、守備は少し気を付けた方が良いかもね。 多分ネイのサイドアタックが中心に飛んで来るとは思うけど、それに対処する為に逆サイドが空いては目も当てられない。 基本的にはネイはドトール。サトルステギはアマラウ。そしてトニーニョのミドルシュートは石崎君が対処すれば、 大体は何とかなると予想してるけど……その辺りは、レナートの活躍にもよるかな?」 レナート「なにィ(闘志)」
[699]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 22:52:55 ID:vntwtxBc 翼君が語った分析と対処法には非の打ちどころが無く、レナート君がなにィと鳴いた以外は特段の反論も出なかった。 ロベルト監督も、無表情のままにコクリと頷くとそれ以上は発言しない。 ……そしてそれは、ミーティングの終了をいつも暗示していた。 妖夢「(試合開始まで後僅かだが時間がある。今の内に誰かと話しておくべき事はないか……?)」 私は基本的にこのチームでの馴れ合いは嫌っていたが、必要がある話なら別だ。 試合開始までの僅かな時間を利用して、私は誰かに声を掛けるべきか否かについて少しだけ考えこみ――。 A:……誰かと話をする事にした。(交流したいキャラを選んでください。例:A 翼) B:……交流など不要だ。試合を待とう。 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *交流できるのはサンパウロFCのメンバー+ロベルトのみとします。具体的に誰が居るかは>>686を参考にしてください。
[700]森崎名無しさん:2016/01/25(月) 22:54:15 ID:9jLfzJhM A 石崎
[701]森崎名無しさん:2016/01/25(月) 22:58:44 ID:O0qHCEB2 Aストラット
[702]森崎名無しさん:2016/01/25(月) 23:01:03 ID:3XhazhBw A新田
[703]森崎名無しさん:2016/01/25(月) 23:06:35 ID:pN8aR41M A新田
[704]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 23:48:01 ID:vntwtxBc A新田 妖夢「(――サイドアタックの際には、後ろのSHとの連携が必要になるな。 新田君と少し打ち合わせておこうか)……新田君」 新田「あ、はい! どうしましたか、姉御!」 純粋に戦術的な面から声を掛けただけなのに、 新田君はご主人様に呼ばれた子犬の如く、まっしぐらに私の方へとやってきた。 本当に分かり易い奴だ。……かつての私も、人の事が言えないけれど。 妖夢「別に。少し戦術的な面で打ち合わせが必要と思っただけだ。具体的には……」 ――私は新田君と数点、事務的な打ち合わせを行った。 そこに全くの他意は無いにも関わらず、彼はキラキラ目を輝かせて、 私の一挙手一投足を見逃すまいと必死にしている。 妖夢「……ぷっ」 何となく、その光景が面白くって。私は少しだけ噴き出してしまった。 外見で言えば、新田君は小柄と言えど私よりも大きくて、体つきもしっかりしているのにも関わらず。 そうやって私なんかに付き従っているのが本当に面白かったのだ。 新田「あ、笑いましたね。俺の事」 妖夢「ごめん、ごめん。……やっぱりどうにも、こうして懐かれるのに慣れていなくって」 新田「え? 姉御ってその……幻想郷ってトコでも超プレーヤーじゃなかったんですか!? だから俺みたいに、こうやって嫌でも着いて来るような奴って結構居たんじゃないかって……」 妖夢「…………えっと。それは……」
[705]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/25(月) 23:50:21 ID:vntwtxBc 新田君に不意にそう聞かれて、私は少しだけ口をつぐむ。 私は力を手に入れる為に過去を。愛すべき主人や親友を捨てた。 そして、ハイパーカンピオーネ計画のトップ――豊聡耳神子の命で私はこの地に来て、大きな成長を遂げた。 ……しかし、その詳しい事情を彼らは知らない。 とりわけ新田君がこのチームに来たのはそれから大分後だ。だから彼は、強い私の姿しか知らない。 ……子どもらしい虚栄心が、私に正直に話す事を躊躇わせていた。 妖夢「――そう言う新田君は、どうして私をそこまで慕うの?」 だから私は折衷案として、話題を逸らす事にした。 私の問いかけに新田君は顔をかあっと赤くして――それっきり、私への疑問は無くなってしまったようだ。 本当に直情的で一本気な子なのだろうと私は思った。 新田「えっと、それは……」 それでも新田君ははぐらかさずに素直にその理由を教えてくれた。 彼が話した内容は――。 先着1名様で、 ★新田と妖夢の関係→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→新田「そうだ! 新技思いつきました! バビントンさんが蹴ったボールを姉御が打ち返して、 その跳ね返りを更に俺がねじ込む! これぞ新技『真実のファルコン』です!!」 ハート→新田「その……貴女は。俺の、憧れなんです……」 ダイヤ→新田「貴女は、皆が思っているよりも優しくて強い人だからですよ」 スペード・クラブ→新田「貴女は、俺が目指したい選手像そのものなんです!」 クラブA→新田「何というか、ポスト魂というか。隼魂を感じたからです! 今度からシルバーファルコンって呼んでいいですか!?」
[706]森崎名無しさん:2016/01/25(月) 23:51:35 ID:??? ★新田と妖夢の関係→ クラブ8 ★
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0ch BBS 2007-01-24