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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[896]森崎名無しさん:2016/02/13(土) 23:30:09 ID:??? サルサノさん人気すぎィ!
[897]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 01:53:56 ID:eWdRcQZ2 *書き忘れてましたが、妖夢の『未来永劫斬・改』には吹き飛び係数2があります。 結果にて修正します。 ★妖夢→未来永劫斬・改 63 ( クラブ7 )( 2 + 5 )=70★ ★ブランコ→ブロック 51 ( クラブ8 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=59*吹き飛び! アレクセイ→ブロック 51 ( クラブ3 )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=55★*吹き飛び! ★ミラ→ブロック 50 ( ダイヤ7 )( 1 + 4 )+(人数補正+2)=57*吹き飛び! キーガン→ブロック 52 ( ダイヤ6 )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=64★*吹き飛び! ★サルサノ→パンチング 55 ( クラブ8 )( 5 + 5 )=65★*吹き飛び! ≧2→妖夢の未来永劫斬がパルメイラスゴールを切り裂く! カッ! カカカカカカカッ、ドカッ!! シュートを放った瞬間即時に、私は同程度の蹴りをボールに対して叩きこむ。 一秒間に16回。ブラジルでの修行で身に着けた脚力と瞬発力を持って放たれたそれは、 かつての『未来永劫斬』には無い強烈なパワーを含んでいた。 ブランコ・アレクセイ・ミラ・キーガン「ぐわああああああああーーっ!」 ドゴン! バゴッ、ドガバギドゴッ!! ――パルメイラスのDF陣は例外なく吹き飛ばされた。 パルメイラスで随一のブロッカーであるキーガンですらも、それは同じだった。 私のシュートは、彼らが防げる次元を大きく超えていた自負があった。 サルサノ「き、奇跡よ……!?」
[898]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 01:55:06 ID:eWdRcQZ2 サルサノはもはや、奇跡に頼るしか無かった。 先程のような枠外を期待しつつ、目を閉じてパンチングに飛び出す。 幸運にも方向は正しかったが、方向が正しいだけだった。 ドゴオオオオオオオオオオッ! 実況「サルサノ選手、ふっとばされた〜〜〜!!」 ――爆音と共に、実況が彼の健闘の結果を短く告げる。 ……見る間でも無く、決まっていた。 ――バシュッ! ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! サンパウロ 2 − 0 パルメイラス
[899]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 01:56:08 ID:eWdRcQZ2 実況「決まった〜〜! ゴ〜〜ル! サンパウロFCが後半早々に2得点目! ゴールを挙げたのはサンパウロ期待のストライカー、魂魄妖夢選手! 前半の立ち上がりでは不安もありましたが、後半では持ち直しました!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」 「ヨーム! ヨーム!」「良くやったー!」「次はストラットだー!」「いや、ツバサだ!」 妖夢「……良かった」 私はゴールを喜ぶ事よりも、失敗しなかった事について、内心で胸を撫で下ろしていた。 完璧な選手には失敗などあり得ないのだから、本来は胸を撫で下ろす事もしないだろうが、 ……私はその点、まだ弱かった。 翼「魂魄さん。漸く本調子になってくれたね。 前半戦は正直心配だったけど、やっぱり俺の思い過ごしのようだったよ」ニコッ 翼君が私に近寄り、朗らかに手を掲げたため、私は事務的にハイタッチをした。 妖夢「――申し訳ない。これからは精神的なコンディションについても注意していく」 翼「そうだね。これからリオカップまで戦いは長いんだ。もう、二度と同じ事はしないようにね」 ニコッ。 翼君は、普段通りの瞳孔が開ききった狂気の笑みで頷きかけて。 ……キックオフ前、最後に彼はこう告げた。 翼「さ。魂魄さんが大丈夫なのは確認できたし。……これからは、俺もちょっとは目立っても良いかな」
[900]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 01:59:07 ID:eWdRcQZ2 ***** ――ピイイイイイイイッ! ……キックオフ前の発言を、翼君は見事に実行してくれた。 2−0となったパルメイラスのキックオフ、ネイが左サイドを切り込もうとするが、 それを翼君が私のポジションにまで割り込んで来てカット。 翼「さーて。俺もゴールしたいけど……まずはストラットかな?」 タタタタッ、バシュッ! ストラット「遅すぎだぜ、ツバサ!」 グワァァァァァッ! ……グルンッ! バシュウウウウウウウウッ! サルサノ「――これが、才能の壁というのか……!?」 そのまま私そっちのけで左サイドを駆け上がった翼君が、 ストラット君に高いセンタリングを出して、ダイレクトに『オーバーヘッドキック』。 これにはサルサノは飛び出しで対応したけれど、ストラット君のキック力は私以上。 彼は呆気なくもボールを掴む事ができず、そのままゴールネットを揺らす羽目となった。 サンパウロ 3 − 0 パルメイラス
[901]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 02:00:32 ID:eWdRcQZ2 ――ちなみに、ストラット君はここから更にもう1ゴールを挙げた。 後半12分に、ネイとトニーニョが自慢のパスワークで中盤を突破するも、 最終ラインをどうしても越えられず、ドトール君のタックルでボールを奪われてからだった。 ドトール「……バビントン。頼む!」 バシッ……! バビントン「分かった。僕なりにやってみるよ!」 ゲレーロ「――させん! ここで止めてもう一度ネイ達に繋いでやる!」 タタタタッ……! バビントン「……それっ!」 グワァッ、バゴオオオオッ! ――ドトール君はバビントン君にボールを繋ぎ、 バビントン君は後続のゲレーロを抜いてロングパスを放った。 咄嗟に放ったパスだったけれど、その精度は高くてゲレーロは追いつけない。 果たして、そのパスの受け手となったのは――ストラット君だった。 ストラット「よし! ここで決めてやるぜ!」 グワァァァァァァッ………!
[902]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 02:01:33 ID:eWdRcQZ2 ストラット「くらえ、『メガロゾーンシュート』!!」 バッ……ドゴオオオオオンッ! ギュゥゥゥウウウウウウウウウウウウン……ゴオオオオオッ……! 実況「お〜〜〜っと! 後半13分! ここでストラット選手が漸くその主砲を放つ! 妖夢選手の『未来永劫斬・改』にも負けない威力を誇る、超ロングレンジ対応型高速弾丸シュート! ファンからはその巨大なゴール圏内を指して『メガロゾーンシュート』とも呼ばれているそれが、 ゴール前30メートルから、パルメイラスのゴールへと放たれました〜〜!!」 ……ドゴオオオオンッ! ズバシュンッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! ――そのゴールが決まったのは、もはや確認するまでも無かった。 多少の距離があろうとなかろうと、彼が本気のシュートを放った時点で パルメイラスに幾らDFが居たとしても意味が無い。 僅か1点しか挙げられなかった前半戦が嘘であるかのように、私達はあっさりと4点目を決めた。 サンパウロ 4− 0 パルメイラス
[903]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 02:03:34 ID:eWdRcQZ2 トニーニョ「喰らえ、『ドライブシュート』!」 バシュウウウウウッ……! 石崎「ぶべらっ!」 ポーンッ! 翼「アハハハハッ! 駄目だなぁ、トニーニョ。石崎君程度のブロックに防がれてるようじゃ。 これだとお客さんが、ドライブシュートって案外大した事ないシュートなんだって、勘違いしちゃうよ? ――ほら、見てごらん。俺位になると、ドライブシュートと言ってもこんな事が出来るんだよ」 タタタタタタッ……グワァァッ! バシュウウウウウウウウウッ! ギュルルルルルルッ……ズバァァァッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ! トニーニョ「――ボールの回転軸が斜め方向のドライブシュート……か」 翼「正確には、360度どの方向でも撃てるんだけどね。俺はこれを『フライングドライブ』と名付けたよ。 トニーニョ君もドライブシュート使いだったら、せめてこの位は出来てから自慢するようにしようね?」ニコッ トニーニョ「悔しいし、得意技をけなされては腸が煮えくり返る思いだが……負けている以上、反論できんな」 サンパウロ 5 − 0 パルメイラス
[904]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 02:05:40 ID:??? ストラット君の2ゴール目は例外的に目立たなかった翼君だったが、 ここから先はまさしく獅子奮迅、一騎当千の働きぶりを見せていた。 彼はまず、捨て蜂に放たれたトニーニョ君のロングシュートをフォローすると圧倒的なドリブル力で前線へと上がり、 自分がブラジルで新たに習得した大技――『フライングドライブ』を発表して1ゴールを挙げると。 サトルステギ「えーい! これ以上舐められて堪るか! 『ダイナマイトヘーッド』!」 グワァァッ! バギイイイイイイイイッ! ドゴオオオオオン! 翼「はぁ〜あ。俺は舐めてるんじゃなくて、憐れんでいるんだよ」 サトルステギ「だったら尚更だ。俺はお前なんかに憐れまれる筋合いはねぇ!」 翼「そうかな? それじゃあ、試しに筋合いでも作ってみようか」 グワァァッ! ――ガギイイイイイイイイイイイイイイイイイイン! ――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! サトルステギ「!? え……? お、俺の、シュートが、弾かれ……!?」 翼「……『カウンターシュート』。世界でもトップクラスの才能を持った一握りの選手しか出来ない大技だよ。 ――でもさ。ほら、憐れだろう? 如何にも俺の大技の実験台にしかなれない君ってさ」 ――ズバァァァァァァァッ! ピピィイイイイイイイイイイイッ!! サトルステギ「……マジかよ」 翼の発言と、弾かれたシュートが自陣のゴールネットに収まった時のホイッスルを聞いて。 能天気なサトルステギですらも狼狽せざるを得なかった。 サンパウロ 6 − 0 パルメイラス
[905]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 02:11:02 ID:??? ――と、いう事もあり。 私が次に活躍出来たのは、後半戦も残り10分程度。 試合は6−0で既に片が付き始めたような時間帯となってしまった。 新田「うおおおおっ!」 ダダダダダッ! バゴオオオッ! 実況「新田選手強引なドリブルで、サンパウロのSBを突破! 既にバイタルエリアに居る妖夢選手にチャンスを繋ぎます!」 新田「――どうしますか、姉御」 妖夢「そうだな……」 前半戦に引き続き、パルメイラスもしっかりとボールを繋いで粘っていた。 ただし、前半戦とは違い積極的にパスカットやタックルに出るサンパウロに対し、 彼らは遅れをとる事が多かった。それは主に翼君のハッスルした活躍にもよるけれど、 総合力的な意味においても、我々サンパウロは他チームよりも優れているという自負があった。 妖夢「(あと1点を入れればハットトリック。しかし……守りが強いな)」 トニーニョ「(――これ以上、失点はさせない……!)」 守備的な布陣を敷いていたパルメイラスは、MFのトニーニョまでもがクリアに行ける体制を整えている。 彼の空中センスはブラジル代表でも有数であるため、彼の存在は私にとって厄介だった。 妖夢「(……取り合えず、ここは全力で行くしかない!)」 サルサノ「……ゴクリ」
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0ch BBS 2007-01-24