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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[950]森崎名無しさん:2016/02/16(火) 23:23:18 ID:??? 乙なのです 今さらだけどオフサイドトラップどうしよう マスターとアリスが合流したら意味なし? この二人が同時にフィールドにいないことは少ないだろうし
[951]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/17(水) 00:26:59 ID:KPOJ4iDY 鈴仙「はぁ、はぁ、はぁ……」 魅魔「漸く叫び疲れたみたいだね。気は済んだかい」 鈴仙「全然済みませんよ。もう……! 冗談ですよね?」 少女が一人叫んでいても、サンパウロのスラム街は平和だった。 正確には、少女の一人二人が泣き喚いている位が、ここにとっての平和だった。 鈴仙はぜいぜい肩で息をしながら、救いを求めて魅魔の方をチラリと見るも……。 魅魔「いーや。冗談じゃない。さっきの説明通り、あんたはこれからコリンチャンスの一員となって貰う。 そしてそのコリンチャンスってのは、この場末のバーがクラブハウスで、 浮浪者のおっさんに石投げられてそうな不潔なジジイをコーチ兼監督に任命しているチームだ」 彼女は改めて、絶望的な現実を鈴仙に突きつけるのみだった。 鈴仙「なんで……なんで、こんなチームに、私が……。っていうか、そもそも本当にコレ、チームなんですか!?」 魅魔「間違い無くチームだ。間違い無くチーム登録している。これはあたしが保障するよ」 鈴仙「チームっていうなら、メンバーはどこに居るんですか!?」 魅魔「えっと。……ま、そこら辺のサッカー好きの子どもを集めれば、11人位行くだろ」 鈴仙「練習用のフィールドは!?」 魅魔「んー。……そりゃ、この狭くてごちゃごちゃしたスラム街の路上だよ。 あんたも知ってるだろうけど、アラン・パスカルとファン・ディアスはストリートサッカーから大成したんだよ。 ルールに囚われない感覚を、今ここで身に着けるチャンスじゃないか!」
[952]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/17(水) 00:29:10 ID:KPOJ4iDY 鈴仙「立派なクラブハウスは!? 経営スタッフ陣は!?」 魅魔「……馬鹿だね。クラブハウスなら、あんたの目の前にあるじゃないか」 鈴仙「あれって、ただの場末の立ち飲みバーですよね!? しかもそこら中穴とか空いてるし!?」 コーチ「失敬な。あれは地域密着型のチーム運営を目指して作った、バー一体型クラブハウスじゃゾイ! ……グヒヒ。雇ったバニーさんとワシは常に密着しとるがな。……グヒヒ」 鈴仙「あんたは話に入らないで下さい!? そして何気にお尻触らないで下さい!」 やけくそになってツッコミまくる鈴仙。それをのらりくらりと躱しまくる魅魔。 そして偶に乱入しては尻を揉んでくるエロコーチ。 狂気的な三人はこのまま狂気的を暫く繰り返していたが、 やがて埒が明かないと思ったらしく、魅魔はこう鈴仙に対して冷たく言った。 魅魔「やれやれ。あの中山政男とサッカーをしていたと聞いたから、 さぞかしハングリー精神が強いと思っていたんだが。 所詮は、八意永琳に守られた環境じゃないと、こうも泣きだすモンか」 鈴仙「……それ。挑発してるつもりですか」 魅魔「さあね」 肩を竦めてそう嘯く魅魔だったが、中山政男という単語に鈴仙の心が幾許か揺れたのは間違いない。 しかし、結論から言うと鈴仙がこのチームの所属を決定したのは、中山政男に関する事よりも、 次に魅魔が発言した事に関する事情の方が大きかった。
[953]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/17(水) 00:33:38 ID:KPOJ4iDY 魅魔「……さて。ま、あたしはそろそろここでお暇させて貰うよ。次の仕事がある事だしね。 ――それじゃ、鈴仙。頑張って借金返すんだよ」 鈴仙「え? 借金…………?」 魅魔「――感謝しな。あんたはそうやって泣き事言うに決まってる……。って、 予測したあんたの姫様からの、最後の贈り物だよ。 これを読んで、お前さんには強くなって欲しい……という願いが込められてるようだ」 魅魔は立ち去り様にポイと投げた一枚の紙。それは契約書の写しであり、そこにはこう書かれていた。 鈴仙「……我々永遠亭は、ふわたり手形の借金返済のため、鈴仙・優曇華院・イナバを、 3カ月の契約をもってコリンチャンス様に貸し出します。どうぞ好きなように使ってやってください。 ――永遠亭総合病院・理事長、蓬莱山輝夜ぁ……!? 姫様、何やってるんですか……!?」 コーチ「グヒヒ……。ま、最初の方は簡単な接客業務と皿洗いをやって貰おうかの。 ワシ専用の夜の皿洗いさんになって貰っても構わんがの。グヒヒ……」 鈴仙「せめてサッカーをさせてくださいっ!? というか夜の皿洗いって何ですか!? とりあえずなんでもかんでも『夜の』って言っとけばエロくなると思ってたら、それは大間違いですからね!?」 コーチ「サッカー……? グヒヒ……やめとけやめとけ、そんな金にならんモン。 コリンチャンスの方針は自給自足だぁ。バーで稼がん奴にゃあ給料やらんぞ」 鈴仙「それってもはや、プロサッカーチームじゃなくてただの草サッカーチームじゃないですか!? コーチ「……あーん? 聞こえんのお。最近すっかり耳が遠くなって……グヒヒ。何か言ったかぁ?」 鈴仙「――もういいです……(ううっ……師匠、姫様、皆……私、もう帰りたいです。お金無いけど……)」 ――サッカー大会で優勝し、世界を救うと意気込んでいた鈴仙・優曇華院・イナバ。 そんな彼女に待ち受けていた記念すべきファーストミッションは……スラム街でのバニーガール勤務だった。
[954]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 00:37:51 ID:??? コリンチャンスってブラジルで屈指の人気チームだよね…
[955]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/17(水) 00:38:36 ID:??? ――と、言ったところで鈴仙の章その1のオープニングはここまでになります。 明日からはいよいよ本格的に練習に入っていきます。 >>950 乙ありがとうございます。確かにスキル被りになってしまいそうですね…。 別スキルのフラグと連動させるなど、 習得に向かうのが完全なハズレ行動にならないようにはしようかと思います。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[956]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 00:39:59 ID:??? もしかして「コソソチャソス」かもしれんぞ
[957]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/17(水) 00:56:54 ID:??? すみません、気付けばレス数が結構行ってましたので、 ここで新スレのスレタイも募集しようと思います。 【】鈴仙奮闘記35【】 の形で考えて下さると幸いです。 次スレでは鈴仙の章その1をやりつつ、もしスレが余れば人気投票の結果発表をやりたいと思っています。 >>954,>>956 幾らフィクションとはいえ、実在するチームをここまでメチャクチャに書いて良いのかという所はありますが、 その辺りについては補完する為のストーリーを色々考えています。(なんで今こんなにボロボロなのか、とか) ただとりあえず、>>948で言ってたように、このスレでもかつてはブラジル1の名声(人気)を誇ったチームではあります。 >お願い 先回りしてお願いしてしまう事になりますが、拙作においては、 リアルなサッカークラブ経営とか、正確なブラジル情勢の描写は求めないで頂ければ嬉しいです(汗) 勿論そうした要素は描写の参考にはしますが、この辺りは作者の書きたい事とか好みの問題という事で、 何とかご理解頂いた上で、寛容な気持ちで読んだり参加して頂ければ大変ありがたいです。 それでは、今度こそお疲れ様でした。
[958]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 10:46:37 ID:??? 【住めば】鈴仙奮闘記35【都?】
[959]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 20:01:46 ID:??? 【名門を】鈴仙奮闘記35【再建せよ】
[960]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 22:56:29 ID:??? 【マイナスからの】鈴仙奮闘記35【スタート】 【雑草魂】鈴仙奮闘記35【がんばれーせん】 【皿洗いとサッカー】鈴仙奮闘記35【サしか共通点ないぞ】
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0ch BBS 2007-01-24