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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[108]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/14(木) 00:14:39 ID:f/ZmiHSA アリス「(まあ今でも、学校休んでた時にオートで美化委員になってたりするし。 クラスの中心的存在と言っても過言では無い筈だけど。 ……そうよ。きっとそうあれはそう信じるのよアリス私は負けない私は都会派……)」 タタタタッ、ポーンッ。タタタッ、ポーンッ、タタタタッ……。 ――しかし、この繰り返しが数百回、数千回。……ひいては数万回に達する頃。 彼女はふと、真実に気付いてしまった。 アリス「(……これ。日本……いや、もっと言えば幻想郷……いや、更にもっと言えば。 私の家の壁でやってても、全く同じ事じゃない?)」 これまで、自分は恵まれた環境に居ると信じていた。 自分は期待されていると信じていた。友達も何だかんだで居て、何だかんだで助けてくれると思っていた。 ……しかし、今の自分はどうだろうか。 アリス「(自宅の前と全く同じ練習環境。指導教官の目は反町君や秋姉妹、フランスメンバーに。 そしてこの二週間、こんな練習をしている私を誰も助けてくれなかった……)」 ――残酷な真実に、思わず叫び出しそうになった。 かわりにアリスさんは声を押し殺して泣いた。それを慰める者はいなかった。 ……が、運命の女神はそんなアリスさんに優しく微笑んだ。
[109]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/14(木) 00:16:03 ID:f/ZmiHSA ??「あの……良ければ、僕と一緒に練習しませんか?」 アリス「え!? まさか、あなたは私のトモダチ!?」 ??「いえ、違いますけど……」 アリス「……(何で違うのよ。ここはノリでも良いし、クラスメート的な意味でも、 トモダチって言えば良いじゃないのよぉ……)」 アリスさんに、声を掛けてくれる人が居た。 カリキュラムの終了後、自主練習をしようと思って来た選手の一人が、 たまたまアリスさんが孤独な鍛錬を重ねる現場にやって来たのである。 アリスさんの運命を大きく変えた、その人物とは一体……。 先着1名様で、 ★アリスさんのトモダチ候補→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→反町「えっ、君は……(誰だっけ?)」アリス「フラグなの!? これは(トモダチ)フラグなの!?」 ダイヤ→ピエール「……アリスさんだね。君のプレーは気になっていたんだ」 ハート→ルスト「ディフェンス練習位なら、一緒に付き合うぜ」 スペード→ボッシ「俺の『ネオサーブルノワール』の実験台になってくれよ!」 クラブ→アモロ「あ、ご、ごめん。差し出がましい事言っちゃって……」 クラブA→アリス「私はここに居ても良いんだ!」ピエール「おめでとう」反町「おめでとう」 アモロ「おめでとう」ブルノ「おめでとさん」神綺「おめでとう」アリス「ありがとう」 地球の上空的な開けた場所で皆がアリスさんを祝福してくれた!
[110]森崎名無しさん:2016/04/14(木) 00:19:30 ID:??? ★アリスさんのトモダチ候補→ ダイヤ10 ★
[111]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/14(木) 00:51:50 ID:f/ZmiHSA ★アリスさんのトモダチ候補→ ダイヤ10 ★ ダイヤ→ピエール「……アリスさんだね。君のプレーは気になっていたんだ」 アリス「あんたは……学級委員の」 ピエール「その肩書で呼ばれるのは珍しいがね。 ――指導教官が、いつまで経っても君が来ないと嘆いていたと思ったら。 まさか、そんな場所で自主練をしているとはね。何かこだわりが?」 アリス「え。……ええっと。ええ。そうよ。魔女の秘術は一子相伝。決して誰にも知られてはいけないからね」 ピエール「成程、君は祖国では魔法使いとして名を馳せているんだったか。 そう言えば、そんな話をどこかで聞いた事がある。 人里に現れて人形劇を披露しては、不審者に間違えられて自警団に咎められる魔女が居る。 そんな世知辛い世の中を風刺した話で、君の名前を聞いた気がするな」 アリス「なんでそんな話が遥々フランスにまで伝わってるのよぉ……」 そんな話題を口切りに始まったアリスさんとピエールの会話は、大方の予想に反して長続きした。 貴族の社交界で鍛えられたのか、ピエールの話題は豊富かつ適切で、アリスさんを決して退屈させない。 かと言って、自分が話し過ぎる事も無く、適切なタイミングでアリスさんにも心地良く話させてくれる。 温和で聖人君子な性格も相まって、アリスはいつしか、この少年に特別な感情を抱いていた。 ピエール「……知らなかったというだけなら、次からは練習コースを指導教官に相談してみると良い。 それじゃ、俺はこれで。少し長居しすぎたが、君の繊細でテクニカルなプレーは気になっているんだ。 次は是非一度、手合わせをお願いしたい」 アリス「あ……ピエール君……(彼……自分の寮に帰ってしまうわ。言うなら、今しかないわ……!)」 ピエール「……どうしたんだい?」
[112]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/14(木) 00:53:27 ID:f/ZmiHSA ピエールとアリスは同じ場所で暫く自主練習をし、ピエールが先に帰った。 アリスは胸の高まりを隠さず、女性のように美しく、獣のように逞しいピエールに対し……こう告白した。 アリス「あ、あの……私と、トモダチになってください!」 ……アリスは思う。恋愛とは実に贅沢な行為であると。 恋愛をするためには他者と適切なコミュニケーションを取る事が必須条件であるが、 恋を謡い愛を説く奴らは、世界中の人類全てがその能力を等しく兼ね備えている事を信じて疑わない。 違うのだ。世界には自分のように、まずはトモダチ作りから始めなくてはならない、 恋愛で言う所の「必須条件」とやらを兼ね備える事に、大変な苦労をしている人種が存在する。 そして残念ながらアリスさんは、「必須条件」とやらを兼ね備える事に大変な苦労をしていた。 要するにアリスさんは、ピエールに対して恋愛だとか、そんなレベルの高い感情を抱く余裕が無いのである。 ピエール「(愛の告白じゃないのか……まぁ、それならそれで、困る訳だが……)」 ピエールは顔を真っ赤にしたアリスの顔を見つめながら、暫く呆気に取られていた。 しかし数秒後、彼は再び柔和な笑顔を取り戻すと、アリスに対してこう返答した。 ピエール「……俺達は同じクラスメートだろう。その時点で、俺はクラスの皆が、俺のトモダチだと思っているよ。 だから、君もそう思えば良い。そう思うだけできっと、君は孤独じゃなくなる」 ピエールは、そう言って踵を返し――そして去っていった。最後には再び、アリスさんとボールが残された。 アリス「(……ピエール君。私でも話せて仲良くなれそうと思ったけれど。 やっぱり彼はダメだわ。レベルが高すぎて、対等に付き合える気がしない……。 というか何よ。魔女の技術って。テンパってるのがバレバレじゃないのよぉ……)」 そして、先程の会話の脳内反省会をするにつれ、 ネガティブな思考に切り替わって行くアリスさんは気付いていなかった。 こうして過去の些事に拘り、他害的な妄想に囚われがちなその思考パターンが、 自身から多くのトモダチを遠ざけている事に……。
[113]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/14(木) 00:55:39 ID:??? *アリスのパスカットが+1されました。54→55 *アリスがパスカットフラグを回収し、「ムーンサルト上海(1/4でパスカット+4)」を習得しました。 (上海人形カットの発動率は1/2から1/4になります) *アリスのドリブルが+1されました。52→53 *アリスがドリブルフラグを回収し、「頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)」を習得しました。 (都会派なドリブルの発動率は1/2のまま据え置きです) *アリスのタックルが+1されました。50→51 *アリスがタックルフラグを習得しました。 *アリスのブロックが+1されました。50→51 *アリスさんがピエールと仲良くなったかもしれません。 ―――――― ……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 人気投票と平行して本編を更新のつもりでしたが、 最近想像以上に忙しいため、申し訳ないですが本編を優先してやっていこうと思います。 ガッツリ時間が取れた時にでも、人気投票は更新再開するつもりです。 それでは、本日もお疲れ様でした。
[114]森崎名無しさん:2016/04/14(木) 17:35:26 ID:??? コーチいたのかよ!行けよ!
[115]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/15(金) 00:08:43 ID:??? こんばんは、地震があったようですが私は無事でした。 ですが描写に手間取っているため、今日は更新をお休みします。 >>114 アリスさんは恐らく終業のチャイムが鳴ると同時に教室を出てこっそり練習していて、 コーチもどこに居るのか分からなかったんだと思います。(こじつけ) 明日はイベントパート2回目となりますので、また投票等してくだされば幸いです。
[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/16(土) 02:05:46 ID:??? 〜イベントフェイズ・その2〜 【出会い深まる秋】 教官「えー、であるからして。近年のサッカーにおけるサイドアタックの意義と重要性について。……ピエール君」 ピエール「はい。サイドアタックはスペースの確保という点で意義があります。 近年のサッカーにおいて、中盤のゲームメイカーによる試合運びは必ずしも機能しない。 ピッチ全体を使ったサッカーをするという意味で、サイドアタックは戦術として欠かせません」 教官「実に素晴らしい。模範的な回答だ。――さて、次は……」 キーン、コーン、カーン、コーン……。 教官「……おっと。時間が来たようだ。それでは、午前の授業はここまでとする。日直、礼を」 ルスト「はいっ。起立、礼。……ありがとうございましたー!」 生徒「「「ありがとうございましたー」」」 反町「(――さて。昼休みか……)」 自然が彩る秋色に染まったキャンパスの一角、彼らのクラスは昼休みを迎えた。 厳格な学校生活にある心のオアシスとも呼べるこの僅か一時間余りの一時は、 たちまちに学校をわいわいがやがやと賑やかにしていった。 反町「(――今日は、誰とご飯を食べようかな。何だか、周囲が騒がしいけれど……)」 そして、賑やかな周囲に囲まれていても尚言いたい事も言えない彼・反町一樹は、 彼を取り巻き昼食に誘い出す女の子達の声に耳を傾けていた。 穣子「一樹君! 今日は私、芋料理沢山作ってきたのよ! えっと、スイートポテトに、じゃがバターに、とろろご飯に、キャッサバに……」
[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/16(土) 02:07:56 ID:??? 静葉「キャッサバは芋に入るのかしら……? ……というか穣子、幾ら私達がアスリートとは言え、芋ばかりでは栄養が偏るわ。 そこでどうかしら反町君。私とこれから、紅葉を狩って、風流な午後を過ごすと言うのは……」 早苗「なーにが風流ですかっ。ブドウ狩りとかイチゴ狩りと勘違いして、ウキウキして紅葉狩りについて行ったら、 単なる紅葉ウオッチングだと気づいてショックを受けた、幼少時の私に謝って下さい! 反町君、フランスでは常識に囚われてはいけない。ここは思い切って、私とカフェテリアで食事を……!」 ボッシ「思いっきり常識に囚われてるじゃねーか」 アモロ「でも凄いなぁ、ソリマチは。色んな女の子に囲まれてて」 ピエール「……学校生活位は、気の合う同性だけで、飯を食べたいかな」 ルスト「それも羨ましい悩みだなァ、オイ」 アリス「(この学校に私の居場所はない……。もう、あそこしか……私の心が安らぐ場所は……)」 フラリ……
[118]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/16(土) 02:09:33 ID:TS/UIhr+ 申し合わせたかのように、自然にわらわらと集まりだす男子グループと、 ベルが鳴ると同時に速やかに教室を出るアリスさんを尻目に。 反町は今日の昼食を誰と過ごすかを考えた。そして……。 A:穣子の芋料理を堪能しよう。 B:静葉と紅葉狩りをしよう。 C:早苗と食堂で プリン を食べよう。 D:男連中と仲良くご飯を食べよう。 E:あれ? アリスさんがそそくさとトイレに向かっているぞ……? F:ええい! 折角だから女子全員と屋上でご飯を食べるぞ! G:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24