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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[135]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/17(日) 01:00:49 ID:??? ――キーン、コーン、カーン、コーン…… そして、午後の授業を告げるベルが鳴った。 本来は午後は実習の時間なのだが、今日は違った。 生徒主導によるホームルームの時間が設けられていたのだ。議題は――。 ピエール「――来月の文化祭。我がクラスの演題をどうするか」 反町「(文化祭かぁ……。東邦学園の時は、サッカーが最優先で。 そんな学生っぽい事はさせて貰えなかったなぁ……)」 ――フランス国立サッカースクールにおいて、学生は単なる駒ではない。 単にサッカー技術を向上させる為の育成に限界がある。 文化的活動を通して、人格面での熟成を図る事こそが、 長期的に活躍できる選手を輩出する為に重要であるとされているため、 こうして練習の合間に、通常の学生らしいイベントを企画し、運営する事が求められていた。 ……そしてピエールを主導としたホームルームが始まって、小一時間後。 反町「(最終的に残った意見は……)」 反町のクラスにおける文化祭の演題案は、以下の4つに絞られた。 ・じゃがバター屋さん ・絵画展覧会 ・お化け屋敷 ・人形劇発表会
[136]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/17(日) 01:02:15 ID:h/arxO1s 穣子「うーん。やっぱりじゃがバター屋さんが良いかなぁ」 静葉「全くの我儘だけど。私は、できれば静かなイベントにしたいわ。 ……「秋」をテーマにした、絵画展覧会とか、どうかしら。」 早苗「ダメです! 秋神教が示す常識に囚われてはいけませんよ皆さん! ここは常識に囚われず、「お化け屋敷」を選ぶ事こそが、世界の選択。守矢の選択なのです! ――え? 文化祭と言えば至極常識的? そ、そうなのですかっ!?」 アリス「……人形劇とか、どうかしら(ああ、ダメよアリス! そんな如何にも友達が少ない奴が考えそうな案を喋っても、どぉせドン引きされるだけなのよぉ……)」 ……それは、主にこの辺りの4名の意見によるところが大きかったのだが。 兎に角、中々意見が揃わず、多数決をしても投票が4分されてしまい…… ピエール「……うーむ。ソリマチはどう思うかい?」 反町「え? ええ?」 言いたい事を言えずに放っておいた結果、クラスメイトの他全員が投票を済ませてしまい……。 最終的に、反町の一票が全てを左右する事態となってしまった。 反町「(――まずいな。ここまで票が割れるとは思わなかった。 こういう時って、何となく周囲の目線が気まずいなぁ……。 でも、発言しないワケにも行かないし。どうしようかな)」
[137]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/17(日) 01:04:43 ID:h/arxO1s そして、反町が投票した先は――。 A:「じゃがバター屋さん」だ! B:「絵画展覧会」だ! C:「お化け屋敷」だ! D:「人形劇発表会」だ! E:その他 文化祭でやりたい事があれば自由に選んでください。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ――――――――――――――― …と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 明日には練習パートに入れると思います。
[138]森崎名無しさん:2016/04/17(日) 01:11:16 ID:WoTun+Vw A 乙です
[139]森崎名無しさん:2016/04/17(日) 01:12:46 ID:4yOuIf5w E 実は俺、一度ライブやってみたかったんだ 乙なのです
[140]森崎名無しさん:2016/04/17(日) 05:24:44 ID:yJqRkC7A A
[141]森崎名無しさん:2016/04/17(日) 07:27:28 ID:??? >139 公式でドラムやってたね反町
[142]森崎名無しさん:2016/04/17(日) 09:32:10 ID:??? E お化けの人形が料理を出してくれる店内に絵画が飾られたじゃがバター屋さんをやろう
[143]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/18(月) 00:28:26 ID:K+ij1i0A こんばんは、今日も少しですが更新再開します。 >>138 乙ありがとうございます。 >>139 乙ありあとうございます。そう言えばライブも楽しそうでしたね。 >>141 日向がギターやってる端っこに反町出てましたね… >>142 流石にそれは欲張り過ぎって怒られそうですねw
[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/18(月) 00:29:49 ID:K+ij1i0A A:「じゃがバター屋さん」だ! 反町「……じゃあ。『じゃがバター屋さん』で」 反町がそう宣言した途端、穣子の表情がぱあっと華やいだ。 穣子「うんうん。やっぱそうだよね! 時代は芋こそナンバーワン! 一樹君、やっぱり分かってるっ、大好きっ!!」 反町「ははは……(でも、じゃが芋って、そこまであんまり秋っぽくない気もするけど……。 芋だったら何でも良いのかな、穣子さんって……)」 反町は余計な事を言わないように、薄く微笑み返す。 この時内心では、穣子の屈託無い素朴な笑顔に心を奪われて、 ホームルームという場を忘れて、彼女を抱きしめてしまわないよう必死だった。 ピエール「……では、決まりだな。文化祭の出し物はじゃがバター屋さんだ」 パチパチパチパチ……。 反町のそんな内心の葛藤は上手く見過ごされて、ホームルームはつつが無く終了し、 生徒達はそれぞれが個人練習に向けて準備を始めていく。 穣子「――ありがとね。一樹君。私のために……」 反町「そ、そんな事無いですよ。俺だって、出店とかちょっといいなって思ってたし……」 穣子は普段の明るさを少しだけ潜めて、反町に感謝の意を告げていた。 穣子はどうも、反町は自分の為に本心を曲げて賛同してくれたのではないか、と考え、 そんな反町に対し申し訳なさを感じているようだった。 反町がそんな事は無いと否定しても、穣子は「ごめんね」と「ありがとね」を交互に繰り返して、 何というか、普段のからっとした雰囲気とは違っていて、少しだけやりづらい。
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0ch BBS 2007-01-24