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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[231]森崎名無しさん:2016/04/27(水) 21:26:25 ID:??? 今年でハルヒ1期放送から10年という衝撃よ
[232]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:15:51 ID:??? >>230 乙ありがとうございます。 神様っぽくて秋姉妹っぽいかなと思ってました。 >>231 私もハルヒ出た当時は恥ずかしいくらいハマってましたね…。10年間色々ありました。
[233]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:17:04 ID:??? ざわざわ……ざわざわ…… ――そして自由時間が全て終了し、残すは後片付けのみとなり、 反町と穣子が自分達の出店に戻ると、そこには一波乱が起きていた。 ピエール「――一体なぜ、こんな事をしようとしたのか。理由を言ってみろ」 アリス「……………」 野次馬と化したクラスメート達の輪に入って様子を見てみると、 この騒ぎの中心はピエールと……アリスさんだと言う事が分かった。 反町「(なぜここでアリスさんが……? 普段は休み時間でも基本机に突っ伏して、 他人とコミュニケーションを取る事のない彼女が、どうして……?)」 いぶかる反町だったが、周囲のひそひそ話を聞いていると大よその筋が分かってきた。 ピエール「……一体何故、皆で頑張って稼いだ売り上げを盗んだ?」 アリス「そ、それは……?」 穣子「えっ、ええっ? アリスさんが売り上げ泥棒? あんなにしっかりして賢いアリスさんが泥棒なんて、絶対あり得ないよぉ!」 ルスト「――いや、申し訳ないが。彼女は間違い無くクロだ」 反町の隣で話を聞いていた穣子は野次馬ながらアリスさんを擁護するも、 そうした擁護は的外れだと、クラスメイトのルストは教えてくれた。
[234]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:19:07 ID:??? ルスト「犯行の一部始終を見られていた。本人はトモダチの儀式がどうこう言ってて、気付いてなかったみたいだがな」 反町「それは確かなのか?」 ルスト「複数の目撃証言がある。そう簡単には覆らないだろうさ」 穣子「そ、そんなぁ……」 ルストは嘘をつくような奴ではない。恐らく彼がこう言い切るならば、アリスさんのクロは間違い無いのだろう。 反町と穣子は暫く、一時昼食を共にしたクラスメイトの非行に嘆く事しかできないでいたが――。 不良A「ククク……」 スッ……。 穣子「か、一樹君、アレ!」 反町「(あれは……不良だ!)」 クラスメートを中心とする野次馬の中に数名、この場には相応しくない恰好の連中が居る事に穣子は気付いた。 不良B「クク……」 スッ……。 不良達は叱責されるアリスさんを一瞥すると、スッとクラスメート集団から離れて、 彼らのアジトがあるとされる校舎裏へと逃げていく。 統率の取れた彼らの行動に不可解さを感じた穣子は、 穣子「……追いかけようよ。あのひとたち、アリスさんの事について、何か手がかりを握っているかも!」 タッ!
[235]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:20:57 ID:??? 反町「あっ……! み、穣子さん!?」 反町を置いて、単身不良達が逃げた校舎裏へと走り去ってしまう。 勿論反町も、ワンテンポ遅れてではあるが穣子を追いかけるも、 最近のハードワーク特訓で鍛えられた穣子の足腰は意外と強い。 やがて反町は穣子の姿を一旦は見失ってしまい――。 穣子「きゃ、きゃあ〜〜っ!?」 反町「み、穣子さん!?」 ――そして、反町は校舎裏から響く、穣子の悲鳴を聞く事となってしまった。 *** ナポレオン「……へぇ。良い女を見つけたと思ったら、お利口さんのコレだったとはな。 意外……って訳でもねえな。如何にも無垢な坊ちゃんが好きそうな、芋臭い女だ」 穣子「い、芋臭いって失礼だよ! これでも毎日、スイートポテトの匂いがする香水つけてるもん!」 反町「……み、穣子さん!?(スイートポテトって、まさに芋じゃないか……!?)」 校舎裏では、いつか聞いた噂通り、フランスユースのエースストライカー・ナポレオンを中心とする不良集団が、 穣子を捕らえて反町を待ち構えていた。 穣子は手下の不良に縛られてぎゃあぎゃあ抵抗してはいるが、威勢に反し、拘束が解ける様子はない。
[236]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:30:30 ID:??? 反町「一体どうして……。どうして、こんな事を!?」 ナポレオン「この女を捕まえたのは見せしめの為さ。別に誰でも良かった。 ただ、文化祭をメチャクチャにしてやりたかっただけだ。 ――臭い色恋沙汰、臭いクラス友情。そんなモンをぶっ壊すのが、俺達の最終目標だからな」 反町「くっ……何て奴だ! もしかして、アリスさんの売上金盗難騒動も……!?」 ナポレオン「当たり前だ。俺達不良グループが仕掛けた。アイツ、お金を盗んだらトモダチになってやるって言うと、 目を輝かせてウキウキしてたぜ。ま、それは良いけど、あんな簡単に捕まるとは予想外だ。 あれじゃ、ゲーセンでゲーム出来ないじゃねぇかよ!」 ナポレオンに合わせて周囲の不良達が小役人染みた笑いを漏らす。 反町は言いたい事を言わずにいたが、それでも穣子の窮状やアリスさんの無念に想いを馳せると、 得体の知れない怒りが否が応にもふつふつとこみ上げて来る。 しかし不良達はそんな反町を気にも留めず、彼らの周囲に転がっていたボールを転がしながら嘲笑する。 コロコロ…… ナポレオン「それも傑作だったぜ。あのアリスさんとか言う女が『トモダチ』って言って抱えてたんだ。 ボールはトモダチぃ? それがこのスクールの教えって言うなら、ちゃんちゃらおかしいぜ!」 ポーン! コロコロ…… 反町「……!」 ボールは反町の方に転がって来た。反町はそれを見て――思わず、普段の彼ならば絶対に取らない行動に出た。 タッ! グワァァァッ! 穣子「か、一樹君!?」
[237]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:36:50 ID:??? 反町は片手を床に付けたまま上体を浮かし、低くバウンドするボールに動きを合わせた。 狙いは決まっている、あの不良達のリーダーの頭だ……! ナポレオン「ああん? 単なるマジメ君だと思ってたが、意外とやるじゃねぇか、面白い!」 そんな反町に対し、ナポレオンは初めて心から楽しそうな表情を見せた。 そして彼はいつも退屈を紛らわせるのと同じように、反町のシュートに対して自分もシュートで返す事にした。 ナポレオン「丁度良い。今ここで証明してやるぜ! 俺達の真剣と、テメエらのぬるま湯のどっちが上かをなッ!」 バァッ! グワアアアアアアアアアアアアアッ! 不良C「こ、これは……ボスの『ノートラップキャノン』だッ! フランスジュニアユース選手権以降、全く見せないでいた事の大技がここで見れるなんて。 ボスは間違い無く、このソリマチというヒョロい少年に対して本気で挑んでいる……!」 不良D「ボスのダイレクトシュートはフランス一だ! 日本人の、しかも冴えないFW風情に負けるか!!」 穣子「(……ううん。そんな事は無い。一樹君の『ポイゾナスオーバー』の方が、 技術が完成されてる分、威力は上。そして一樹君の制空能力はナポレオン君を上回ってる。 だから、勝負はきっと……!)――一樹く〜〜ん! 頑張れ〜〜!!」 周囲では不良達と穣子が互いの信じる者を応援する中。 反町「うおおおおおおおおおおおおおっ!」 ナポレオン「くたばれぇぇぇぇえええええっ!!」 ……なし崩し的に秀才は、眼前の不良と全力で衝突する羽目となった。
[238]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/28(木) 01:38:54 ID:+kgSeyN2 先着2名様で、 ★反町→ポイゾナスオーバー 62 ( !card )( !dice + !dice )=★ ★ナポレオン→ノートラップキャノン 61 (!card)(!dice + !dice)=★ と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。 【シューター】−【ブロッカー】 ≧2→反町の勝ち! ナポレオンは一歩後ずさる。 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。勝負は引き分けに。 ≦−2→ナポレオンの勝ち! 反町はナポレオンに競り負ける。 【補足・補正・備考】 反町の「ポイゾナスオーバー」には吹飛係数5が存在します。 ナポレオンの「ノートラップキャノン」には吹飛係数3が存在します。 反町はスキル・秋ジスタによりダイスの合計が2の場合12に、3の場合11になります。 ―――― ……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 本日もお疲れ様でした。
[239]森崎名無しさん:2016/04/28(木) 01:40:10 ID:??? ★反町→ポイゾナスオーバー 62 ( クラブJ )( 5 + 6 )=★ 今こそGTO時代の杵柄を見せるときだ!
[240]森崎名無しさん:2016/04/28(木) 01:49:27 ID:??? ★ナポレオン→ノートラップキャノン 61 ( スペード10 )( 3 + 2 )=★
[241]森崎名無しさん:2016/04/28(木) 01:55:01 ID:??? 言いたいことは言えなくても殺る時は殺る
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0ch BBS 2007-01-24