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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[614]森崎名無しさん:2016/06/04(土) 21:38:30 ID:??? 穣子はもう前に配置しちゃっていいよね もしスカイラブでポストプレイ出来るならそれでアリスさんかナポレオンに落とす あるいは多分ノーマークというところをNERATTE秋の大三角を打つももいいかも
[615]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:41:10 ID:xzJA8fMk >試合について 点差は1点差になってますし、まだ逆転の芽はあるので続行します。 ただ、ここで更に失点し2点差になった場合はゲームオーバーにしようかと思います。(再開地点は投票で決定) ゲームオーバーにする際は、なるべく判定時にその旨書き入れるようにします。 >>610 本スレでもトクシックインパクトに強烈なシュート補正は付いてなかったので、 必殺シュートには乗らないこととします。 >>612 これは恥ずかしい……得点チャンスでしたね(汗) >>614 スカイラブでできるのはタックル、パスカット、ブロック、クリアですね。
[616]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:42:34 ID:xzJA8fMk ★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )=68★ ★マルシャン→ブロック 52 ( ダイヤ9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=58 フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤJ )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=64★*減衰! =4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。 ★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )+(減衰-1)=67★ ★中西→パンチング 59 ( ハートQ )( 4 + 3 )+(突っ張りディフェンス+3)=69★ ≦−2→生徒会ボールに。 バシュルルルル……ッ! 反町「(しまった! 狙いを定め過ぎて力が入り切らなかった……!)」 反町は蹴り終わった直後、シュートの失敗を自覚した。 先程決まる筈だったシュートを枠外にしてしまった事実は、彼を必要以上に臆病にしていた。 狙いを定める事を意識しすぎて、パワーとシュートコースの鋭さが疎かになっていたのだ。 フェルベール「確かに精度は凄いが……これではシュートではなく、パスだ!」 バッ! ……バチイイッ! 中西「ようしナイスや! これなら……そらァ!」 ドンッ、バチイイイン!! 反町「くっ……!」 それ故、反町のドライブシュートは軌道を読まれたフェルベールによって、その残された威力すらも減衰され。 ゴール前に仁王立ちした中西の突っ張りによって、完全に防がれてしまう結果となった。 ボルン「ヘヘッ、残念だったな。……それっ、ミサキ!」 バシュウウウッ!
[617]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:44:50 ID:xzJA8fMk 実況「ボールをフォローしたボルン選手、そのまま前方へとボールをクリア! これには先程のワンツーにより陣形を乱したピエール選手、早苗選手に代わって、 比較的手の空いていた岬選手がフォローに向かいます!」 岬「……僕はかつて、自分の知恵や立ち回りが馬鹿らしく思える位に優秀な人物の下で働いて来た。 そこでは色々な経験をした。煮え湯を飲まされた時もあって、考え方を改めた事も多かった。 だけど、それでも決して変える気が無い考え方が一つある。それは……」 静葉「――『人間の感情とは即ち、損得勘定の上に成り立っているに過ぎない……』かしら? それなら、ここまでの貴方の一連のプレーを見ていて理解出来たわ」 岬に並んでボールカットへと向かうのは、先ほどの得点チャンス時に、やや後ろ目の地点で待機していた静葉だった。 ふと独り言ちた岬の言葉に応じながら、彼女は最後の可能性を捨てずに走っていた。 岬「正解さ。……ただ、ひとつ誤解をしないで貰いたいのは、決して僕は人の感情を軽視している訳じゃない。 僕は君たちの怒り、悲しみ、そして『愛』とやらが厄介な代物であると理解しているし、それを馬鹿にする気持ちも一切ない。 あくまで、その感情っていうのは、皆が思う程そんなに綺麗な物じゃないと言いたいだけさ」 静葉「……私を揺さぶっているつもりかしら?」 岬「まあね。君達が言う反町君への『愛』やら『信仰』とやらも、きっとそうなんじゃないかと思って。 結局は、自分を良い気分にさせてくれる。自分の神格を確固たるものにしてくれる……。 そうした即物的な利益のやり取りこそが、愛や信仰の真実の姿じゃないかってさ。 ――ねえ君。正直に言ってごらん。……二回もゴールを外した反町君の動きを見て、君。ガッカリしたんじゃないかなぁ」 静葉「……!」
[618]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:48:09 ID:xzJA8fMk 静葉は理知的で冷静な神だった。それに加えて元々の信仰不足も相まって、 彼女は無意識的にも意識的にも、物事について打算的な考えを持っていなかっただろうか。 例えば、反町が自分を好いてくれれば、自分への信仰が困る事は無い。 更には、そんな反町が活躍してくれれば、自分への信仰はもっと集まるのではないか……と。 その仮定の上で言えば、反町の不振を見た静葉は、彼に対して失望の念を抱いてしまい――。 穣子「一樹くーーーーーん! チャンスはまだまだこれからだよーーーーっ!」 静葉「(――あの何も疑う事を知らないような純朴な声は……穣子!)」 ――そんな時に、岬に向かって必死に駆けていく穣子の姿が見え、静葉の黒い思考は中断された。 オータムスカイラブをするには、距離が離れすぎているが、単身カットに行く事ならできる。 そう思ったらしい彼女は持ち場を離れ、岬の放つパスコースに遠くから割り込もうとしていた。 そして同時に、静葉は理解した。何故反町が、この妹に対して惹かれているのか、その理由を。 静葉「……私達の感情が、損得勘定で揺り動かされるようなものであるならば。 それは決して、感情とは呼べない。貴方が恐れる必要のある、怒りとか悲しみは起こり得ない。 当然、それを貴方みたいな第三者が分析して、その正体が損得勘定であると解釈する事はできる。 ――だけど、それはあくまで筋の通った解釈に過ぎない。真実とは限らない。 今、私が――私達がこうして動いている事の全てを証明できるとは、限らない……!」 バッ! 静葉は黒い感情を覚えてしまった自分への後悔を胸に、大きく飛んだ。 妹には負けてしまうだろうが、今からでも負けたくないと思った。 穣子「私達だって、一樹君だって、他の皆だって全知全能の神様なんかじゃない。 悪い所は沢山あるし、困ってしまう事だって沢山ある。 だけど、互いの悪い所は認め合って、決して否定なんてしちゃいけない。 互いに困っている時は、手を取り合わなくちゃいけない。 ――それが愛なんだよ。互いを信じあう、本当の信仰の心なんだよ……!」
[619]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:49:30 ID:xzJA8fMk 穣子はやはり、静葉よりも大きく飛んでいた。そして何より美しかった。 ――岬はあの姿を見てもまだ、彼女の愛を損得勘定の織りなす幻想と嘲笑うだろうか。 だとしたら……彼は本当に可哀想だと静葉は思った。最もらしい理屈に埋もれ、本質を見誤っていると思った。 ジョルジュ「勝手に熱くなってる中悪いが。俺達もいるぜ!」 ブラボー「所詮数合わせにしかならねぇだろうが、俺達の気持ちだって本物だって事、分かってくれよな!」 何時の間にかフランスで得た仲間達が加勢に来てくれた。 これで岬が前線の美鈴にまでパスを出すには、合計4人のパスカットを越えなくてはならない。 岬はこれ以上の言葉は不要と、その内心を悟られぬようなポーカーフェイスのままで――。 岬「……決めるよ。『グリーンカットパス』だ!」 グワァァッ、バシュウウウウッ! ――彼なりの信念を籠めたパスをもって、静葉達の言葉に応じてみせた。
[620]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:51:18 ID:xzJA8fMk 先着3名様で、 ★岬→グリーンカットパス 56 (!card)(!dice + !dice)=★ ★静葉→パスカット 52 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+2)= ジョルジュ→パスカット 48 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★ ★ブラボー→パスカット 48 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+2)= 穣子→パスカット 52 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★ MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→美鈴、パスキャッチ。しかしまだ終わらない! =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (ピエールがフォロー)(カイエがフォロー)(ボッシがフォロー) ≦−2→レジスタンスボールに。 【補足・補正・備考】 静葉のマークがダイヤで「フォールカット(+2)」が発動します。 穣子のマークがダイヤで「オヲトシハーベスター(+2)」が発動します。
[621]森崎名無しさん:2016/06/05(日) 01:54:10 ID:??? ★岬→グリーンカットパス 56 ( ダイヤ8 )( 5 + 3 )=★
[622]森崎名無しさん:2016/06/05(日) 02:05:42 ID:??? ★静葉→パスカット 52 ( スペード9 )( 4 + 3 )+(人数補正+2)= ジョルジュ→パスカット 48 ( クラブ9 )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=★
[623]森崎名無しさん:2016/06/05(日) 02:12:02 ID:??? ★ブラボー→パスカット 48 ( ハート9 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)= 穣子→パスカット 52 ( ハート6 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=★
[624]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 02:36:20 ID:xzJA8fMk ★岬→グリーンカットパス 56 ( ダイヤ8 )( 5 + 3 )=64★ ★静葉→パスカット 52 ( スペード9 )( 4 + 3 )+(人数補正+2)=61 ジョルジュ→パスカット 48 ( クラブ9 )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=60★ ★ブラボー→パスカット 48 ( ハート9 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=61 穣子→パスカット 52 ( ハート6 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=62★ バシュルルルルッ、バシュッ……! 静葉は飛んだ。ジョルジュも、ブラボーも、そして穣子も……、 鋭く地面スレスレを飛び、その後芝の抵抗力を活かして思いがけぬバウンドを描くパスを目指して必死に飛んだ。 その動きはまさしく恐るべき執念に裏打ちされており、岬は最初、誰かが完全にカットしてしまうのではないかと内心焦っていた。 しかし――。 穣子「ダメ。後一歩で届かないよぉ……!」 スカッ。バシュルルル……パシッ。 美鈴「やった! 届きましたよ、ボール!」 岬「(――そうだ。やはり僕の信念の方が強かったんだ……!)」 ――しかし、岬の方が技術において彼女達を上回っていた。 パスは誰にも触れられる事も無く美鈴の下へと届いた。 彼らの執念に心を揺り動かされかけていた岬は、想定通りの展開に胸を撫で下ろしつつ、その後の展開を見守った。
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0ch BBS 2007-01-24