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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[806]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/21(火) 00:41:59 ID:??? …と、言った所で今日の更新はここまでにします。 >>801 乙ありがとうございます。 もうちょっと爆発させれば良かったかな、とも思っています。
[807]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/21(火) 23:47:07 ID:5xxKxztU 反町「……」 反町は暫くぼうっとしたまま、立ち尽くしていた。 この試合が彼に与えた肉体的・精神的疲労はそれだけに耐えがたいものだった。 ピエール「………」 視界には、恐らくは自分と同じような面持ちで佇むピエールと。 早苗「はぁぁ……。負けちゃった。勝てると思ってたんですけど」 普段通りの様子であっけらかんとした風に見える早苗、そして……。 アリス「(これってユニフォームを交換する的な流れのアレよね……? ユニフォーム交換を経て、私達は真のライバル(トモダチ)になるのよね……?)」ワキワキ 反町「(アリスさんは何か楽しそうで羨ましいなぁ……)」 いつでもどこでもユニフォームを脱ぐ準備をしているアリスさん位しか居なかった。 ちなみにこの試合にユニフォームは無いため、果たして彼女が何を交換する気でいるのか不明である。 この中で、反町が一番興味を抱いていたのは――今回の試合の元凶でもあるピエールだった。 反町「(俺は……何も知らない。この試合に隠された思惑も、それに巻き込まれた人の考えも……)」 反町は結局、彼がどんな目的で動き、目的を果たせず敗北した今、どんな事を思っているのかを未だ知らない。 試合前、金持ちは良くないと呟いた意外に、その思いを汲み取れる材料が無い。 だからこそ、彼と一度、話をしてみたいと思った。
[808]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/21(火) 23:48:54 ID:5xxKxztU 反町「(けれど、どんな風に話しかければ良いのか、戸惑ってしまうな……)」 そしてそこで、反町自身がピエールと深い付き合いをしていない事に気付く。 どんな風に声を掛けて、どんな事を話せば良いだろうか。 暫く考えたり、周囲の様子を見渡したりもした結果、反町が取った行動は――。 A:「どうだピエール。これが俺達の愛の勝利だ!」愛をアピールする。 B:「良かったら、俺達ともトモダチにならないか?」ピエールとトモダチになる。 C:「…………」敢えて言いたい事を語らない。それでピエールも分かってくれる筈だ。 D:ピエールも大事だが、それより早苗さんと話をしよう! E:そんな事より、この試合大活躍のアリスさんを胴上げだ! F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ※円滑な進行のため、日を跨いで入った投票についてもカウントします。
[809]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/22(水) 00:09:14 ID:??? 今日はちょっと疲れたので、投票があっても更新はここまでにします。
[810]森崎名無しさん:2016/06/22(水) 00:23:27 ID:l5o6hXSw C
[811]森崎名無しさん:2016/06/22(水) 00:56:20 ID:YujgJ59M B 乙なのです! 今日からお前も友達だ!
[812]森崎名無しさん:2016/06/22(水) 02:11:59 ID:gV8fK69Y E 見せつけてやるぜお前の見たがってた友情ってやつをよォ!
[813]森崎名無しさん:2016/06/22(水) 09:07:03 ID:CKCNlWlg C
[814]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/23(木) 00:47:51 ID:3ryHKINg C:「…………」敢えて言いたい事を語らない。それでピエールも分かってくれる筈だ。 反町「(……いや。雄弁が必ずしも良いとは限らない。俺は、俺らしくいよう)」 反町は言いたい事を言わなかった。 反町「(普通の漫画とか小説の主人公だったら、ここで熱血に、ピエール横っ面を叩いてやったのかもしれない。 あるいは、仲間と一緒に和解を求めるのかもしれないし、説教をしてみせるのかもしれない。 ――だけど、それを俺が今ここでやる必要は無い。誰かが、代わりにやってくれる)」 反町が至った境地は、一見してこれまでの小市民然とした事なかれ主義と変わらない。 しかし、その内心において大きく異なる。権力や周囲の雰囲気に萎縮し、やむなく言いたい言葉を封じるのではなく、 今の彼は、確固たる自信の下、言いたい事を敢えて言わない事を『選択』していた。 そして、そんな反町の選択は正しかった。 ナポレオン「テメェ、どの面下げて突っ立ってるんだ、ああん!?」 バシイッ! ピエール「……ハハ。悪いな、ナポレオン。俺は少し、どうかしていたようだ」 ナポレオン「どうかしていただと? ふざけんなよオイ。お前がちょっと気を違えたくらいで、 意味不明な試合の片棒を担ぐなんてあり得ねえんだ。どういう事情かは敢えて訊かないでやるがよ。 もうちょっと仲間に相談でもしたらどうだったんだ!?」 ピエール「だったら。俺が相談していたら助けてくれてたかい、ナポレオン?」 ナポレオン「バーカ。誰がテメエなんて助けるか。悩みなら自分で解決しろ。それが不良の世界の常識だ。 ――ま。暫く練習に付き合ってやる位なら、したかもしれねえがな」
[815]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/23(木) 00:50:12 ID:??? ピエール「ナポレオン……、ありがとう」 ナポレオン「感謝される覚えなんてねぇ! ……が、まぁ。そのツラに免じて、今日の事は水に流してやるよ」 ナポレオンはピエールの横っ面を叩いて、不器用ながらも彼自身の寛大さを見せた。 アモロ「……ピエール、ごめんね。僕が気付いてあげられなかったばっかりに……」 ピエール「アモロ……それに、ボッシとルストも」 ボッシ「そうだ、悪いのはピエール、お前だぞ。せめてどうして、こんな試合を組んだのか。 その理由を説明してくれない事には納得できないな」 ルスト「ま、折角試合に勝てたんだ。教育方針もこれまで通りってなワケで。 ……試合後はノーサイド。またトモダチやろうぜ、ピエール」 アモロとボッシ、そしてルストはピエールと近しい間柄から、揃って彼に和解を申し立てた。 アリス「そうよ皆! 全ての人がボールくんとトモダチになるべきなのよ! そうすれば皆が仲良しになるの!! ハッ!? それで思いついたんだけど、 世界中の人が皆でサッカーをすれば争いは無くなり、世界が平和になるのでは……? 皆! サッカーしましょう! サッカーは自由よ! ヒャッホーーーーッ!!」 ピエール「アモロ、ボッシ、ルスト……皆。ありがとう。俺はこれから、皆に全てを話そうと思う。 俺の信頼できる、かけがえのないトモダチ、として(後ろの方で何か女性の叫び声が聞こえるな……誰だろうか)」 アリスさんは熱血的な説教を試みていたが若干ピントがずれていた上、 肝心のピエールが今仲間との和解の最中だったため、全く相手にしてくれなかった。 ……が。彼女もまた、反町とは別の気付きをこの試合で得たようであり、その表情は何時になく充実していた。 反町「(――ほら。俺はここで、皆を見守っていればいよう。こうする事で、場はきっと柔らかくなる。 言いたい事を言うのは、また別の時で充分だ)」
[816]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/23(木) 00:53:09 ID:??? ……と、言った所で今日の更新はここまでにします。 >>811 乙ありがとうございます。最後は皆トモダチになります。 和を大事にするフランスユースの誕生ですね。 >>812 Eだったら分岐でアリスさんがスキル・絶対に自信を喪失しないを覚えていたかもしれませんね。 それでは、本日もお疲れ様でした。
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0ch BBS 2007-01-24