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【やっぱりこの人】私の巫女様12【たらしです】
[35]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/13(月) 00:18:14 ID:??? ___ ,r'ニニニヾヽ、 / \ //ニニニヽ、 ("´ ̄ ̄ヾ)) /_____\ ((/ ̄ ̄`゙`) | 、ィ_ノと)' |/-━ ━-\| (つ(_,,ア |!三浦 大輔 i| ` イ_/ ./ -=・- -=・- \. \_Y |! 「オッシャー! いくで!!」 .ヽ、 ' ( / `゙(__人__)'" \ / ` / \ \l i| |! l/ / l|l \ \ 、i|,/⌒ヾ、|!;, / / |l \ ヾ `ー一'´ ィ / i ヾ、 ``"´ / ゚ |! Y ィ |! 。 ,. ' 、/ ヾ ´ ' ` ゚, i!`| ゜、l! i|!; ゚ ゜ 。 ヾ从ソヾ、, ;;ソ'人゚;,ィ~;;へ、ィヘ;;´ンy∧从/∨ゞ〆´ ,., _..〆 ..:::ソ ..:_::ノ .::j .:::ノ`ソ´::ゝ .::::...ヽ _.:::` 彼の一声で、どこか弛緩していた諏訪浜イレブンが引き締まっていく。 少なくとも、彼がキャプテンとしてチームを掌握していることに疑いはなさそうだった。 弘世 菫 「センターバック、と言う括りでは長野で一番警戒している選手だ。 高い技術、粘り強い1対1……攻守にスキがないぞ。 やや高さに不安はあるが、諏訪社にそれを活かせる選手が居ないのがな……」 鎌瀬 一 「ハハハ、僕ならドリブルで抜けるね!」 守社 早居 「私だって出来ますよ、それくらいはね……ククク」 ジェシー・メイビア 「いや、それはユーたちだから出来るだけでは?」 (と言う事は"ミス・ジーニアス"もドリブルで仕掛けられるのか)
[36]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/13(月) 00:44:10 ID:??? 実況 「対する諏訪社のディフェンスを紹介していきましょう! ここ数試合やや崩され気味ですが、守りの堅いチーム! その理由はこのディフェンスラインにあります!」 弘世 菫 「……GKがヒドイ上に、FWも守備に興味が無いと来た。 必然ディフェンダーが良くなきゃ"守りのチーム"なんて呼ばれないさ」 実況 「剣道部から転向した異色すぎる経歴! 左センターバック "サムライディフェンダー" 橘 風華!」 橘 風華 「"剣術部"なんですけどね……」 黒崎 明堂 「オマエ、プレーに一言も言及されてないじゃないか」 プークスクス 橘 風華 「そりゃ活躍してませんしね、当たり前なんじゃないですか?」 明堂さんが笑いをこらえながら風華さんを煽りますが、 どこ吹く風という対応……。 決勝の実況なのに、プレーに言及がないってのはどうなんでしょう。 鎌瀬 一 「選手というよりは、女の子としての評価が高そうだよね」 ジェシー・メイビア 「清純そうな長い黒髪、小さい体躯、分け隔てない態度はミーも好きだ」
[37]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/13(月) 00:57:46 ID:??? 池田 華菜 「諏訪社はおっかない奴ばっかりだったけど、アイツだけは優しかったし!」 福路 美穂子 「そうね、彼女はいい人そうだったわ」 深堀 純代 「……」 コクコク 有栖 桃子 「ふーちゃんいいわねー、目立ってるじゃない。 ちくしょー、これならもっとか弱いアピールしとけばよかったわ」 実況 (選手としては目立つところはないけど、 雑誌とかでの人気は高いんだよな……ま、そりゃ絵に描いたような "ヤマトナデシコ" って感じだしそうもなるか」 隣りに座る"弘世 菫"とはまた違う、より女性らしく守ってあげたい"ヤマトナデシコ"。 選手として取り上げるとこはなくとも、 なんとか取り上げろ――と頼まれていただけにコールにも力が入る。 実況 「右センターバックの"黒崎 明堂"さんとともに諏訪社の中央を固めます! か弱くとも、頭脳で補うプレーが身上! この試合ではどう守るか注目です!」 フィールドに満ちる、生暖かい感じの声援を聞いて首を傾げるものも居たが。 黒崎 明堂 「……か弱い? 風華が?」 クビカシゲ
[38]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/13(月) 02:04:54 ID:??? 実況 「左センターを守るのはこの人、何度も長野のFWを沈めてきました! この人もまた異色の経歴、空手部出身だ! "諏訪浜のエアマスター 黒咲 明堂"!」 ザワ…… ザワ…… 黒咲 明堂 「くくっ、嫌われたもんだね」 橘 風華 「嫌いじゃないんでしょう? それが」 黒咲 明堂の紹介と共に、ざわつくスタジアム。 "宮永 咲"を破壊した前節のプレーはまだ記憶に新しく、 ブーイングに至らないまでも、ヒールとしての立場を確立してしまっていた。 黒咲 明堂 「ナメられてるよりは、恐れられてた方がやりやすいもんさ。 ――だろう?」 橘 風華 「むやみに敵を作るのは感心できませんけどね、私は」 黒咲 明堂 「お前みたいな八方美人、私はやりきれる気がせんな」 橘 風華 「"やれ" と言われれば出来る、そんな明堂さんが嫌いじゃないですよ」 黒咲 明堂 「褒められてもやらんぞ、猫かぶりなんて奴はな」
[39]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/13(月) 02:34:22 ID:??? 今日はここまで 試合まだーってなってる?
[40]森崎名無しさん:2016/06/13(月) 20:05:01 ID:??? 晴れ姿ですからね。
[41]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/14(火) 22:51:51 ID:??? その後も橘 風華のいいところ探しのような実況が続こうか―― と言う所で、彼女が狙いすましたかのように"待った"をかけた。 弘世 菫 「諏訪社の強さは、彼女抜きにしては考えられないんじゃないか? "得点女王"剣立 一馬の得点パターンは"サイドからのクロス"が9割を占める。 そして諏訪社は、クロスボールを入れられた本数が驚異的に少ない。 ――わかってるだろう、諏訪社は"サイドが強い"チームだ。 それを、右サイドを、一人で支配している選手がいる」 もったいぶるように、弓を引き絞るように、意図的に間を置く。 ________________________________ ,. / ∠`ヽ 、‐= 、 / / / `ヽハ / // / '. / |─+ ミl / l| 弘世 菫 / .:,′ |_|_イイ |_ ' 「"諏訪社のシャープシューター" .′ | |《ん_ミ`¨¨`jハ_` | "右サイドの支配者" i | | ゞ-' ィ=r、`|_|! ……君代 命だよ」 | |└┬ー┘ ヒソ/ ′ | .′ | ' : | | l | l 小 _ i | | l | | | ト、 ` 人___| .′l | | | 丶. イ . / l| l | | | r‐ ´ l|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 弘世 菫の言葉と同時に、ドヨッ……と観客席が揺れた。 主にその出処は"諏訪社の対戦校"だったが。
[42]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/15(水) 00:06:14 ID:??? 鎌瀬 一 「結局僕ら、彼女のパスを1度も防げなかったね! ……ま、僕のドリブルは通用したわけだけど!ヒーローだからね!」 ハハハ! 守社 早居 (一度も抜けなくて悪かったですね……!) ウギギ ジェリド・メサ 「アイツ、次は汚名挽回だ!」 花真瀬中の面々が笑い、リベンジに燃え。 池田 華菜 「アイツ化けモンだったし!」 フギャー 福路 美穂子 「こらっ、人をそんな風に言ってはいけないわ華菜」 メッ 池田 華菜 「ご、ごめんなさい!」 文堂 星夏 「いや、でも抜ける気しなかったですよあの人」 池田 華菜 (……あれ? もう一人バケモノが居た気がするけど……誰だっけ?) ――みぃ♪ ――キヅケー
[43]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/15(水) 02:01:36 ID:??? 直接試合をした以外にも、君代 命に注視しているものが居た。 有栖 菜々子 「君代ちゃんは才能あると思ってたけど、 こんなMostro(怪物)に育つなんてねぇ〜……」 どこから持ち込んだのか、 色とりどりの果物を齧りながら零すのは"壊れた天才"有栖 菜々子。 赤、黄、白――甘い香りと弾ける色彩が、彼女を飾り立てる。 有栖 菜々子 「私の"ロングパス"をちょーっと違うけど継承してくれたし、 もう私のサッカーはおしまいなのかもしれないわねぇ〜……」 ドリブルは桃子ちゃんに託したしねぇ、とボロボロの足を見ながら思う。 もう体を動かすことは諦め、勉学に専念する時が来たのかもしれないと。 無理やり痛みをごまかさずとも、自分のようなプレーが出来る後輩がいる。 正直、もう少し教えたいことは――いや教えられることはあったが。 もう、自分が出る幕ではないと――しんらいのめでみていた ローマ 「彼女がアリスのチームメイト……のキャプテン? 身体はよく締まっているけど、小さくて頼りない感じね。大丈夫かしら」 懐疑的に見るのはローマ。 プレーを見ていない以上、外見で判断するしか無いので仕方ないが。 ――それでも、使い込まれたしなやかな身体までは見逃していなかった。 ローマ 「日本の選手に期待はしてないけど、アリスを下に持つ実力があるか確認してやるわ」
[44]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/15(水) 02:05:50 ID:??? 今日はここまでりん しぶりんりん
[45]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2016/06/18(土) 20:08:16 ID:??? 弘世 菫 「この試合はサイド支配権の奪い合いになるだろうな。 諏訪浜のストライカー "村田 乙女" も、 諏訪社のストライカー "剣立 一馬" も、 クロスに合わせるのが大きな得点源となっている。 1本でも多くクロスを上げて、1本でも多くクロスを止めることが重要だ。 そこで出てくるのが諏訪社のエース "君代 命"だ。 高いキック精度が魅力だが―― 私と違って足が速いから、1対1を攻守に渡って苦にしない強さがある。 命は私と同じく "シャープシューター" と呼ばれているが、 私が定点狙撃を得意とする "長弓兵" だとすれば彼女はさながら――」 実況 「あ、あの弘世さん?」 (アダ名が同じだから親近感でもあるのか? スゲー食いつきっぷり、放っておいたら終わらない……終わらなくない?) 心なしか、いやハッキリと執着している。 早口で "君代 命" を褒め上げる姿は、冷静沈着で知られる "白糸台のシャープシューター" "SSS" とは思えなかった。 実況 (とにかく話題をそらさなきゃ……) 「え、えー諏訪浜のGKは谷繁! 大矢監督が育て上げた守護神です、 ハンドリングの上手さが高い安定感を物語ります! 半端なシュートではボールを零させることすら困難です!」 弘世 菫 「……ああ、キャッチングが上手いGKは攻めっけの強いチームには助かるだろうな」
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0ch BBS 2007-01-24