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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[42]森崎名無しさん:2016/07/02(土) 19:41:05 ID:ZRiR7pJ6 B
[43]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/02(土) 20:04:19 ID:jfy5S9VE B:スルーフラグ(15/20) 鈴仙「そういや、スルーの練習が暫くほったらかしになってたわね。 自主練としてもやりやすいし、ちょっとやってみようかしら」 鈴仙は効果的なスルーの方法を模索してみることにした。 先着1名様で、 ★鈴仙のスルー練習→!dice★ と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在15ポイント)
[44]森崎名無しさん:2016/07/02(土) 20:21:15 ID:??? ★鈴仙のスルー練習→ 5 ★
[45]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:42:41 ID:9TZvDKbw ★鈴仙のスルー練習→ 5 ★ →5ポイント獲得、フラグ回収! タタタッ、ブン、ブンブンッ! 鈴仙「……よし。これね! 月の軍隊で鍛えたスニーキングテクニックを活かした、見事なスルー! 『玉兎スルー』……とでも名付けておきましょうか」 鈴仙は短期間ながら効果的な練習に取り組み、強力なスルー技を習得する事に成功した。 *鈴仙が「玉兎スルー(スルー+3)150消費」を習得しました。
[46]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:45:04 ID:??? ドンドンドン、ガチャッ! アヤソフィア「鈴仙さーん! た、大変、大変。大スクープですよ!!」 ――自主練習を終えた鈴仙がビジネスホテルの私室でくつろいで居ると、 珍しく血相を変えたアヤソフィアがドアを蹴破り飛び込んで来た。 鈴仙「……何なのよ、突然。今日大会は休養日だってのに」 アヤソフィア「知ってますよ、その位。だから私、サントスFCの非公開練習に忍び込んで情報収集してたんです。 でもそしたら、何か……もう。――兎に角、このビデオを見て下さい!」 面倒がる鈴仙を尻目に、アヤソフィアは勝手に鈴仙の部屋にあるビデオデッキに、 自分が持参したテープを押し込んだ。 鈴仙「……まぁ。敵チームの情報を知っておくのは確かに重要だけどさ。 だからって、そんなに慌てなくても――って。 な、ななな……なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」 鈴仙は不満たらたらだったが、やがて流れてくる映像を見ていると、 アヤソフィアの狼狽っぷりの理由がハッキリと分かった。 ブラウン管の向こう側には、こんな光景が繰り広げられていた。
[47]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:46:36 ID:??? ***** ザガロ「ちゃあーーーーっ!」 まず最初に映ったのは昨日も人外じみたシュートを放っていたザガロだった。 ただし、今彼が見せているのはあの『ビッグバンイール』では無い。 グワァァァァ、バシュッ! バシュバシュバシュバシュバシュッ!! 空中に滞空して、連続して回転しオーバーヘッドの体勢でボールを蹴り続けている。 それだけでも滞空時間とか連続してボールを蹴り続けるとか言う意味では充分に凄いが、 特筆すべきはその際に溢れている高密度のエネルギー波だった。 アヤソフィア「連続エネルギー波……いや、一応サッカー風に言うと『連続オーバーヘッド』、 という所でしょうか。あれだけ無駄撃ちしてるんで、コスパは悪いでしょうが、 地上シュートだけじゃない、ってのは厄介ですよ」 鈴仙「ねじ込みのリスクが大きいものね……。特に今の時点だと、頼れる壁が穣子しかいないから。 ブロック失敗からのねじ込みで、アレをされると厳しいと思うわ」 アヤソフィア「そうですねぇ。後は、これと比べたら派手じゃないですが、 強引だけじゃない『華麗なドリブル』とか、ウナギのようにヌルっとした動きでボールを刈り取る 『イールタックル』なる技も覚えてまして。この辺りも結構厄介かと思われますね」 エネルギー波云々のくだりはもはや突っ込む気力が無いにしても、 これは確かに昨日までには無かった主軸選手の情報である。 そして、次に映った情報はこれ以上に重要な、かつメチャクチャなものだった。 アヤソフィア「さあ、次が問題のコイツです、ディエゴ・デ・オリヴェイラ・セウジーニョ! 通称ディウセウ君ですが、彼のプレーはザガロ君以上ですよ、色んな意味で」
[48]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:50:23 ID:??? ディウセウ「うりゃあああああーーー!」 ――そう紹介されたディウセウは画面上で大きな叫び声を上げて飛翔していた。 一体何事かと思って見てみると、高いセンタリングに対しシュートに向かっているようだった。 ゴオオオオッ……バリバリバリバリバリッ!! ディウセウ「キャー! ノー! ンー! ヘーッ!」 ザガロにも負けない気を周囲にばら撒きながら、 ディウセウは空中で身体を弓なりにしならせてヘディングを試みて――。 ディウセウ「ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! 気を一点に集めた超強烈なエネルギー砲が、サントスの練習場に突き刺さった。 鈴仙「ふむん……大ジャンプからの強烈なヘディングか。 確かに凄い威力だけど、そこまで慌てる程じゃないんじゃないの?」 ――が、様々な修羅場を潜り抜けて来た鈴仙は、この程度の技で驚かない。 威力としてもザガロの『ビッグバンイール』と比べて劣るようだし、 エネルギー波が云々とかについても、落ち着いて考えてみればこの位やってみせる選手など、 幻想郷の内外にゴロゴロ居る。この程度のパワーインフレ等慣れっこだった。 アヤソフィア「甘いですね。私だってこの程度にスクープにはしませんよ。 第一、ディウセウ君のかめ……もとい『キャノンヘッド』は元々有名な大技。 問題なのは、この次のプレーですよ」
[49]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:53:09 ID:??? そう言って流れて来たのは、今度は通常の実戦練習の光景だった。 ディウセウのポジションはCBで守備の要。昨日見た大人しそうな大柄の少年と並んで、 ザガロへのセンタリングを防ぎにパスカットしようとジャンプしていたのだが……。 ディウセウ「それっ!」 フワーーーーッ、 バシイッ! 鈴仙「え……?」 ――ディウセウは、空を飛んでボールをカットした。 大ジャンプでは無い。実際に『空中を飛翔して』、ボールをカットした。 アヤソフィア「……これは、彼がスウェーデンの科学トレーニングで身に着けた『舞空術』だそうです。 流石に毎回毎回は飛べないっぽいですが、調子が良いとこうして最大30秒間、空中を浮遊できます」 鈴仙「……こいつ、妖怪か何か?」 アヤソフィア「そう思って戸籍やら家庭状況やら色々調べました。普通の人間でした。 純粋に、スウェーデン式トレーニングが彼の体質に合致していたと。そう思うしかないですね。 あっ、ほら! 次見てください、次!」 そう言われて画面をもう一度見てみると、ディウセウはカットしたボールをキープしていた。 体格の割りに器用なドリブルで、並み居るタックラーを回避する腕前は中々だったが、 他に特筆すべき技術は無く、精々が中の上程度の実力。と、思った矢先に――。
[50]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:54:55 ID:??? グスタポ「喰らえ、ディウセウ!」 ズザアアアアアアアアアアアアッ! ディウセウ「――お。こりゃあ中々マズいな! それっ!」 タッ! シュピンッ! ……タッ。 鈴仙「き、消えたっ!? 消えるフェイントとかそんなんじゃなく、物理的に消えた!?」 グスタポ「畜生、後少しだったのに!」 ディウセウ「へっへへー。わりいな!」 ごく当然の如くに言葉を交わし合うチームメイトとは真逆に、鈴仙は腰を抜かしていた。 アヤソフィア「スウェーデンのヤードラット地方に古くから伝わる技術らしいです。 どうやら、仲良くなった科学トレーニングの技術スタッフから独学で勉強したとか」 鈴仙「一体どんな国なのよ、スウェーデンって……」 映像はまだ少しだけ続いていた。 場面は代わって自主練習。ザガロとディウセウが互いにぶつかりあうシーンだった。 ボールとかも無いので、もはやサッカーとあまり関係なかった。(強いて言えばフィジカル練習か)
[51]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/07/03(日) 13:56:43 ID:??? ザガロ「いくぞディウセウ!」 ディウセウ「うおおおお〜〜〜っ!!」 バリバリバリバリッ! バギイッ、ドゴオッ! 秒間に数十連発のラッシュが繰り広げられる中、鈴仙はディウセウが時折赤いオーラを纏う事に気付いた。 そして、そのオーラがある時、ディウセウの戦闘力はザガロを圧倒していた。 これまた先の舞空術レベルにおかしい現象だったが、これに似た現象に、鈴仙は覚えがあった。 鈴仙「全幻想郷選抜大会で見せた、森崎の不可解なファインプレー時も、こんなんだったような……」 アヤソフィア「察しが良いですね、鈴仙さん。ですけど、森崎有三の本気程に、 ディウセウ君の身体能力の向上は緩やかです。大体素の戦闘力から1.5倍から4倍程度かな。 私はこれを勝手に、かいお……『ブラジル王拳』と名付けました」 鈴仙「酷いネーミングね……」 アヤソフィア「だって、他に良いのが思いつかなかったですもん。 文句あるなら、鈴仙さんから何か出して下さいよう」 鈴仙「うーん……。短時間に限り自らの身体能力を向上する技だから。 ――『百倍神拳(ワンハンドレットパワー)』とか、どうかしら」 アヤソフィア「……もう二度と、鈴仙さんのネーミングセンスには期待しない事にします。 というか、なんで100倍にインフレしてるんですか」
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0ch BBS 2007-01-24